つらいワキガの原因とは?遺伝や生活習慣で悪化する!?
自分のワキから汗の臭いとは少し違った、独特の臭いがして気になったことはありませんか?
「もしかしてワキガかも?」
臭いを感じた時には、こう思った方も少なくはないでしょう。
「ワキガ」というと、「汚くしているからなる」など、誤った情報をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そこで、ワキガの原因やメカニズムなどについて詳しく紹介していきます。
原因や正確な知識を知って、適切なワキガ対策を始めましょう!
脇がにおう…「ワキガ」になった原因は?
ワキガの正式名称は「腋臭症」といいます。
ワキガは病気ではなく、生まれ持った体質です。
だからうつすことや、うつされることはありません。
また、不潔にしているからなるというものでもないのです。
そんなワキガの臭いが発生する原因をみていきましょう。
ワキガ臭に直接関係する汗がある!
汗には2種類あって、ワキガ臭に直接関係する汗と、そうでない汗があるのです。
人間が汗を出す器官(=汗腺)には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2つがあります。
それぞれから分泌される汗は成分や分布箇所などの特徴が異なります。
エクリン汗腺は身体全体に存在しています。
そして、暑い時や運動時など上昇した体温を調節するために発汗します。
成分の9割が水分で、わずかにミネラルや老廃物が含まれている汗です。
こちらはワキガ臭の直接的な原因となる汗ではありません。
ワキガ臭に深く関係するのはアポクリン汗腺から出る汗です。
アポクリン汗腺はワキの下や耳、股間など、毛が生えている部分に局所的に存在しています。
そして、ストレスを感じた時や、精神的緊張がかかった時に発汗します。
アポクリン汗腺から出る汗には水分のほかに脂質、たんぱく質、糖分、鉄、アンモニアといった成分が含まれています。
臭いを作るのは「肌の常在菌」
アポクリン汗腺から出る汗も発汗直後は臭いはしません。
では、どのようにして「臭い」へと発展するのでしょうか。
アポクリン汗腺から汗が出て皮膚や肌につくと、肌に常在している細菌がこの汗の成分(脂質、たんぱく質、糖分、鉄、アンモニアなど)を分解します。
この時に臭いが発生します。
つまり、ワキガ臭はアポクリン汗腺から出る汗を肌の常在菌が分解することで起こるのです。
汗と菌の働きが腋臭を作っていた!
ワキガ臭が発生するメカニズムがわかれば、対策の仕方も明確になります。
「アポクリン汗腺から出る汗」への対策と、
「肌の常在菌」への対策をとれば、ワキガ体質の人でも臭いを抑えていけるのです。
ワキガはほぼ「遺伝」で決まる!
ワキガは高い確率で親から子へと遺伝する“体質”です。
両親がワキガの場合には約8割、父親か母親のどちらかがワキガの場合には約5割の確率で遺伝します。
アポクリン汗腺の数・量・大きさは生まれつき決まっています。
アポクリン汗腺が少ない人もいれば、たくさんあって活動も活発という人もいます。
遺伝でワキガ体質になった人は、アポクリン汗腺の数・量が多く、その活動も活発なのです。
赤ちゃんにワキガが遺伝する確率は?
ワキガは「優性遺伝」という次世代に遺伝しやすいものです。
特に家族や親戚にワキガの人がいる場合、遺伝する可能性が高くなります。
では、ワキガが遺伝する確率は具体的にどれくらいなのでしょうか?
それぞれのケースで見ていきましょう。
自分かパートナーどちらかだけがワキガの場合
自分かパートナーの片方だけがワキガの場合は、「50%以上」の確率で子どもに遺伝するといわれています。
両方がワキガの場合
自分とパートナーの両方がワキガの場合は、子どもがワキガになる確率は「75%以上」です。かなり高い数値になります。
いつわかる?
そもそも、ワキガの臭いの元は、主に「アポクリン腺」と呼ばれる汗腺です。
この汗腺の量は、生まれつき決まっており、遺伝で「量が多い」とワキガになります。
アポクリン腺は、耳にもあります。
そして、赤ちゃんの時から耳垢が湿っているとワキガといわれています。
しかし、赤ちゃんは大人よりも水分をたくさん体に持っているので、それだけではワキガと断定できないのです。
子どもがワキガかを判断するのは、「小学校中学年~中学生の思春期くらい」を目安にしましょう。
この頃になると、アポクリン腺が活発になるので、ワキガ独特のニオイが発生しやすくなります。
「ワキガがうつった」はデマ!
解説してきたようにワキガは病気ではなく遺伝によってなる「体質」です。
人にうつされることも誰かにうつす心配もありません。
「ワキガがうつった」というのは間違った情報なのです。
例えば、ワキガ体質ではない人がワキガ体質の人からシャツやタオルを借りて、
一時的に臭いが体についたとしても、シャワーを浴びれば簡単に落とすことができます。
「ワキガ体質がうつる」ということはないのです。
もともと軽度のワキガ体質だった可能性大!
突然ワキガ臭が始まったという人は、
「実はもともとアポクリン汗腺が平均より多い体質であった」
ということが考えられます。
そして、何らかの原因でアポクリン汗腺が刺激されたことで、
汗の分泌量が増えて突然ワキガが始まったように感じることもあります。
そのアポクリン汗腺を刺激するきっかけは、以下の3つがあります。
1.思春期
アポクリン汗腺は第二次性徴を迎える思春期頃から急速に成長します。
加えて、この時期は成長ホルモンの働きが活発化し、汗や皮脂の分泌も盛んになります。
こうした理由から「遺伝でワキガ体質である」ということが、思春期以降にはっきりとわかることが多いのです。
2.脱毛
脱毛して毛が減った分、臭いがこもらなくなり、気になるワキの臭いが軽減することもあります。
しかし、逆に脱毛がきっかけで臭いがキツくなったと感じる場合もあるのです。
これは医学的な根拠は今のところありません。
ただ、ワキガ体質の人がレーザーや光脱毛の施術を受けると「臭いが強くなった」と感じることがあるようです。
3.衣類
汗かいた後のインナーや衣類をそのまま長時間着ているということはありませんか?
その場合、インナーや衣類が汗を吸収し、臭いの元となる菌が繁殖している可能性があります。
また、汗を吸った衣類などの洗濯では、洗いが十分でないと菌が繁殖している確率は高くなります。
悪化した?ワキガのにおいが濃くなったら「生活習慣」が原因かも
最近、いつもよりも体の臭いが気になったり、ワキガの臭いが強くなった気がする…。
そんなワキガの悪化を疑っている人は、もしかしたら「生活習慣」が原因かもしれません。
食生活
肉類、油っこいもの、乳製品のとりすぎは体臭を強めます。
野菜もしっかりととりながら偏りのない食生活を意識してみましょう。
アルコールやタバコ
飲酒と喫煙も体臭を強める要因になります。
しかし、急にやめることは難しいと思うので、体臭が気になった時は控えめにしてみてください。
ストレス
疲労が蓄積するとアンモニアを多く含んだ汗が出るようになります。
睡眠、運動、趣味の時間を取り入れて、肉体的疲労・精神的疲労をため込まないようにしていきましょう。
ワキガ対策の基本は「汗」か「菌」を減らすこと
以上のように、ワキガの原因は「脇汗」の種類と「肌の常在菌」、そして「生活習慣」も大きく影響しています。
これらの原因がわかれば、あとは対処していくだけ!
具体的なワキガのもとを絶つ方法を見てきましょう。
ワキガ対策製品・デオドラント剤は「制汗」と「殺菌」で選ぶ
汗対策・ニオイ対策として制汗剤やデオドラント製品が販売されています。
ワキガ臭は汗を抑え、コリネバクテリウム属のジフテロイド菌を殺菌することで抑えていくことができます。
製品の中ではワキガ対策には無香料で制汗作用と殺菌作用のあるクリームタイプのものがおすすめです。
スプレータイプは上手にふきつけられないと成分が届かず、効果が薄くなってしまいます。
クリームタイプなら直に塗るので効果も得やすいでしょう。
香りのついたタイプを使うと、ワキの臭いと混ざってかえって嫌な臭いになってしまうこともあります。
製品を選ぶ時は、ただ臭いを抑える目的だけのものではなく、
「制汗作用」と肌の常在菌に働きかける「殺菌作用」の2つがあるものにすれば効果的です。
具体的には、殺菌成分に塩化ベンザルコニウム、イソプロピルメチルフェノールが配合されているものがおすすめです。
腋臭対策において満点「クリアネオ」
さらに安全でより確実にワキガ臭対策ができるものとして、おすすめアイテムは「クリアネオ」です。
ワキガの原因である汗を抑えながら、菌を殺菌する成分が配合されています。
また、スキンケア成分も含まれているので、敏感肌の人などでも安心して使えます。
効果が長時間続くため、汗をかいても落ちにくいという点も人気です。
ワキガ?体臭?原因にあった臭い対策を
汗ばむ薄着の季節になると、ワキの臭いや体の臭いがいっそう気になりますね。
ワキガ体質なのか、体臭なのか、原因を見極めて自分に合った適切な対策をとっていきましょう。
ただし、殺菌作用のある成分のデオドラント製品を使っても細菌の繁殖力はとても強いため、
3時間程度でまた元あった数に戻ってしまいます。
外出中は面倒かもしれませんが、トイレに行く時などのタイミングで、こまめにケアをしてください。
ワキを清潔に保って、快適な生活を送りましょう!