【涙活】笑う事より効果的!泣く事でストレス解消できる2の理由
Date:2015.10.28
仕事が忙しすぎる、夫に話を聞いてほしいのに「疲れてる」とサッサと寝られてしまった、かぜをひいたみたいでダルイのに仕事を休めない、近ごろ肌の調子が悪い……などなど。
私たちの心とカラダは、日々、小さなダメージを受けています。そのストレスがたまると、ささいだったはずのダメージが大きくなり、爆発してしまうことも。
自律神経のバランスを崩してしまったり、うつになってしまうなんていうトラブルも、珍しい話ではありません。
日々のダメージを受け流していくには、ストレスをため込まずに上手に解消することが必須です。そして今、ストレス解消の方法として注目されているのが「泣く」こと。「涙活(るいかつ)」という、定期的に泣く機会を設ける活動をしているグループもあるほどです。
「泣く」とは意外なストレス解消法ですが、効果は抜群。泣くことがストレス解消につながるメカニズムや、上手な泣き方のポイントを紹介しましょう!
ストレス解消には、笑うよりも泣くほうが効果が高い!
カラダを動かすとスッキリする、音楽を聴くとイヤなことを忘れられるなど、ストレス解消の方法は人それぞれです。
「泣くことがストレス解消に効くんですよ」といわれたら、ビックリする人も多いかもしれません。「笑う」ならともかく「泣く」という行為にはネガティブなイメージがつきまといます。今以上に気分が落ち込んでしまいそうにも思えます。
でも実は、笑うよりも泣くほうがストレス解消には役立つということが、多くの実験で立証されているのです。明日に向かって前向きなやる気を引き出すには「笑う」ほうが効果的ですが、ストレス解消という意味では、「泣く」ほうが効き目があるのです。
感動の涙を流すとストレス解消になる
泣くとストレスが解消する理由を紐解く為に、まず、人はなぜ涙を流すのかということを簡単に説明しましょう。
人が涙を流す理由
涙を流す理由は簡単に別けて3つあります。
- ドライアイで目が乾くのを防ぐといった基礎的な分泌が必要なとき。
- ゴミが入ったとか玉ねぎを切って染みるなど、カラダが異物に反応したとき。
- 感情が動いたとき。
ストレス解消に効くのは3つ目の涙です。
感動すると涙が出る仕組み
では、なぜ感情が動くと、涙が出てくるのでしょう。
悲しい、悔しい、うれしい、感動したなど、感情が揺り動かされると、大脳が刺激を受けます。そして脳内にある視床下部というところに刺激が伝わります。視床下部は、「自律神経」をつかさどっている部位です。
「自律神経」というのは、寒いときに鳥肌が立ったり、緊張すると鼓動が早くなったりするなど、無意識のカラダの動きをコントロールする神経です。
そして優位になった副交感神経の働きで涙腺が刺激され、涙が出てくるというわけです。
泣くことがストレス解消につながる2つの理由
感情が動いて涙が出るとスッキリするのには、大きく2つの理由があります。
理由1 カラダが副交感神経優位の状態になる
泣くと自律神経のバランスが、ゆったりカラダを休ませる「副交感神経優位」の状態になると述べました。これがストレス解消につながる大きな理由です。
私たちのカラダは交感神経と副交感神経が、常にシーソーのようにバランスを取っているというのは前述の通り。
交感神経はカラダを活発に働かせる車のアクセルのような役割を持っています。それに対して副交感神経は、車に例えるならブレーキ役。副交感神経が優位になると、カラダはゆったりと休むモードに入るのです。
一日のうち、昼間は交感神経が優位になりアクティブに動く、夜は副交感神経が優位になりゆったりと休むというのが、バランスのいい状態です。
ところが私たち現代人は、常に時間に追われ、ノルマを気にして生きているもの。するとアクセル役の交感神経が優位の状態が常に続き、カラダがリラックスしにくい状態になっているのです。
交感神経優位の状態が続くと
- 寝つけない
- 眠りが浅い
- 肩や首がこる
- 冷え性
- イライラする
といった不調が出てきます。現代人がかかえている多くの不調は、交感神経優位の状態が続いていることも、要因のひとつなのです。
理由2 悪いものは出ていき、いいものが増える
ストレスがたまるというのは、気分がゆううつになるだけではありません。実際に「コルチゾール」など、ストレス物質と呼ばれるホルモンの量が増えるのです。
これらを排出するのに役立つのが、感動の涙。涙にはこれらのストレス物質が含まれるのです。泣けばストレス物質の量が減るというわけです。
また、うつ病になってしまうのは、脳内の「セロトニン」という神経伝達物質が減少するのが一因といわれていますが、泣くとセロトニンが多く分泌されることが実験で証明されています。ちなみにセロトニンも、カラダを副交感神経優位の状態へ導く物質です。
さらに、泣いた後には「エンドルフィン」という脳内物質が分泌されることが分かっています。エンドルフィンというのは脳内麻薬といわれるほど、ストレスや痛みをやわらげる効果が高い物質。
感動の涙を流せば、カラダをストレス状態に持っていくホルモンは減り、幸せを感じたりストレスを感じなくなる物質が体内に増えていくのです。
上手に泣くために押さえておきたい5つのポイント
泣いてストレス発散するには、ポイントがあります。失敗するとさらにストレスをためてしまう場合もあるので、コツを押さえておきましょう。
ポイント1 泣くのは夕方から夜がおすすめ
朝はカラダが交感神経優位に切り替わる時間。アクティブに動こうとしている体を副交感神経優位にするのは難しいものです。
おすすめは夕方から夜。カラダが本来持っている、夕方には副交感神経優位に切り替わっていくというリズムを活用し、スムーズに「泣き」に入ることができます。
ポイント2 泣くことをがまんしない環境をつくる
泣けばカラダは副交感神経優位の状態に切り替わります。これは、泣く直前までは、交感神経が優位の状態ということ。泣きたいのに泣くのをガマンすると、交感神経が高ぶらせることになります。
ストレス解消のためには、感情によって流れる涙を止めてはいけません。「人前だから恥ずかしい」などと思わなくて済むように、泣きやすい環境をつくりましょう。
ひとりが泣きやすいなら部屋で感動の映画を見てもいいですし、人が泣いているともらい泣きしやすいというタイプなら、映画館に足を運ぶのがおすすめです。
ポイント3 部屋を暗くする
夜眠くなるのは、自律神経が副交感神経優位の状態になっていることと密接な関係があります。暗くなると不交感神経が優位になりやすいのです。
なかなか泣けないという人は、照明を少し暗くしたり、間接照明などを用いて薄暗い環境をつくってみるといいかもしれません。
ポイント4 外の世界をシャットアウトする
たとえば部屋でひとり映画を見て泣こうとするとき。急にメールがきたり電話がかかってきて無理に涙を止めることになると、ストレスはかえって増えてしまいます。泣いているときは、感動の涙にどっぷりとつかりたいもの。
電話やメールはとりあえず音を消し、泣きやんで落ち着いてから返すことにしましょう。
ポイント5 目の腫れを防ぐ方法を知っておく
泣きながら「こんなに泣いたらあしたはまぶたがパンパンかも」などと別のことを考えてしまうと、思いきり泣けません。あらかじめ、泣いても目が腫れないコツを知っておきましょう。
泣くと目が腫れる原因は体質により人それぞれですが、泣くから腫れるというより、こするから腫れてしまう場合が多いもの。なので、泣いているときには、目をこすらないことが大事です。
また、目の周りの血流をよくしてあげると腫れ防止になるので、泣いた後は冷たいタオルで冷やしたり、蒸しタオルで温めたり、交互に冷温刺激を与えてあげましょう。
大きめのスプーン(カレー用など)を冷蔵庫で冷やしておき、まぶたに当てて冷刺激を与えながらポンポンとマッサージするのもおすすめです。
泣けるのは心が元気な証拠。泣けるうちに泣きましょう!
身近な人が亡くなるなど、つらすぎる体験をすると「涙も出ない」などということがあります。つらい体験から月日がたって、やっと泣けたということもあるでしょう。うつ病など心のトラブルを抱えてしまうと、うまく泣けないケースもあるといいます。
泣けるというのは、心が元気な証拠でもあります。
おすすめは週に1回号泣DAYをつくること。泣き上手な女性になって、日々のストレスを退治しましょう!
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