そもそも、美白美容液とは何か
美白化粧品は、シミ対策のために開発された化粧品です。
美容液は一般的に、美容成分の濃度が高いものが配合されており、その美容液に美白のための有効成分をプラスしたのが美白美容液です。
ですが美容液には、美容成分のほかにも肌をうるおす保湿成分なども含まれており、極端な話、スキンケアは美容液だけでも問題ないほど優秀な商品です。
では、美白に特化した美白美容液はどような効果が期待できるのでしょうか。大きく次の2つの効果を期待できます。
(※1)
美白美容液2大効果
1、メラニンの生成抑制によるシミ予防効果
肌にシミができる主な原因は紫外線。紫外線により活性酸素が増加し、増えた活性酸素がメラニン生成を促してしまうのです。
通常なら、メラニンはターンオーバーにより細胞とともに排出され、シミにはなりません。しかし、
「メラニンが多すぎてターンオーバーが間に合わない」
「加齢などによりターンオーバーが遅い」
などの原因で、皮膚にメラニンが残ってしまい、結果シミとなるのです。
美白美容液に含まれる美白有効成分は、メラニンの生成を促す酵素に作用したり、メラニンをつくりだすメラノサイトという細胞に作用し、生成を抑制させます。
その結果、シミができにくくなるわけです。
(※2)
2、できてしまったシミを薄くする効果
これを「メラニンの還元作用」と言います。
美白美容液の中にはこの作用を持つ成分が含まれているものもあります。
(※2)(※3)
自分の肌に合う美白美容液の選び方ポイント3つ
一口に美白美容液といっても、お店には様々な種類、様々なブランドのものが並んでいます。
その中から、自分にあったものを選ぶのは難しいですよね。
筆者も美容について勉強する前は、どれがいいのかな……なんて思いながらお店の中をウロウロしていました。
美白美容液を選ぶポイントはいくつかありますが、自分の肌の状態や悩みとマッチする商品を選ばないと、思うような効果が得られない場合もあるので気をつけましょう。
1、配合成分に注目して選ぶ
シミ対策に効果的な美白美容液ですが、これは
・シミができる前にアプローチするもの
・できてしまったシミを薄くするために有効なもの
と分かれます。
メラニン生成を抑える成分
紫外線をたくさん浴びてしまったと感じた日には、なるべくシミを作らせないようにしたいものですよね。
そんな日焼けのアフターケアとして使用するなら、メラニンの生成を抑制する働きのある成分の配合された製品を使いましょう。
例えば美肌ビタミンとも呼ばれるビタミンCはメラニン生成を阻止する働きがあります。
しかし、ビタミンCは水溶性のため肌に浸透しにくい性質があるので、そのまま使うのは効果的とは言えません。
近年では、改良されたビタミンC誘導体というものが人気で、肌に浸透しやすいため多くの化粧品に使用されていますので、ビタミンC誘導体が配合された化粧品を使いましょう。
他にも、古くから肝斑の治療に使われていたトラネキサム酸や、梨やサンタベリーなどの植物に含まれるアルブチン、麹菌の発酵過程で得られるコウジ酸や、ザクロやイチゴなどに含まれるエラグ酸などもメラニン生成を抑制するための美白有効成分です。
ただし、この日焼けのアフターケアをする際には、注意が必要です。
日焼けをして赤くヒリヒリした状態の肌には、アフターケアとしてすぐに美白美容液を使うと肌に強いダメージを与える可能性があります。
日焼けをして炎症を起こしている肌は、バリア機能が低下していて敏感肌と同じ状態になっているので、美白成分は弱った肌には刺激が強すぎると言われています。
赤く日焼けをしてしまった場合は、まず冷やして炎症を抑えることが大切です。
メラニンは紫外線を浴びてから3日ごには多量の生成が始まってしまうので、炎症が収まってからの美白美容液の使用、だいたい翌日から使用するようにしましょう。
・ビタミンC誘導体
・トラネキサム酸
・アルブチン
・コウジ酸
・エラグ酸 etc…
(※4)(※5)
シミを薄くする成分
できてしまったシミに働きかけてメラニンの還元を促す成分としては、皮膚科の薬にも配合されることの多いハイドロキノンや、L-システインなどが有名です。
特にハイドロキノンは万能な美白成分で、メラニンの生成を抑制する働きも兼ね備えています。
・ハイドロキノン
・L-システイン
・ビタミンC(L-アスコルビン酸) etc…
(※6)
2、敏感・乾燥肌の人は専用の美白美容液を選ぶのが無難
敏感肌の人はもちろん、乾燥肌の人も肌がトラブルを起こしやすい状態にあるので、刺激の強い成分が含まれた美容液は使わないようにしましょう。
美白美容液の中には、既述の通りハイドロキノンと言う有効成分が含まれているものもあります。
これは美白作用は高いのですが肌への刺激も強いのがデメリットです。
敏感肌の人は「敏感肌用美白美容液」がありますので、これを使うのが無難でしょう。
3、ライン使いできるもので揃えよう
化粧品は様々なブランドのものが出ていますが、「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」などのように一つのラインでたくさんのアイテムが出ている場合がほとんどでしょう。
もちろん、化粧品は自分の好みで選ぶことも大切ですが、せっかくシリーズでたくさんの種類のアイテムが揃っているのなら、すべて同じブランドシリーズのものを使うようにしましょう。
美白美容液を使う順番
もちろん、製品によって違う場合もあるのでまずはパッケージをしっかり確認して欲しいのですが、特に順番の記載がない場合は、化粧水をつけてから美容液、その後に乳液、クリームをつけるようにしましょう。
(※8)
美白美容液で効率的にシミケアをしよう!
美容液は、美容成分が高濃度で配合された、いわば「お肌の栄養剤」です。
そして美白作用のある美容液も基礎化粧品に取り入れることでシミの予防や改善に大いに役立ちます。
自分の肌に合わせて選んだ美白美容液で、肌悩みとサヨナラしましょう!
いつもは化粧水や乳液だけで済ませているという人も、日焼けが気になった日や、シミが目立ってきたかな?なんて気づいた時には美白美容液を使ってみるといいでしょう。
(※1)吉木伸子著「いちばん正しいスキンケアの教科書:吉木メソッドで美肌になる!」
(※2)吉木伸子著「美容皮膚科医が教える 美肌をつくるスキンケア基本ルール」
(※3)横山昭男著「近世地域史の諸相,第1巻」
(※4)吉木伸子著「美容皮膚科医が教える あこがれ「美人」の作り方
(※5)今村彰啓著「できる男のスキンケア・ヘアケア」
(※6)川島眞著「美肌の教科書~「最新皮膚科学」でわかったスキンケア84の正解~」
(※7)日本化粧品検定協会「日本化粧品検定1級対策テキスト」
(※8)鳥居志帆著「このまま30歳になってもイイですか?」