体臭を消したい、ニオイが気になる症状・自己臭恐怖症とは
2016/07/24
どうもkogetoraです。
今日も先日からの続き、対人恐怖症・SAD(社会不安障害)についてお話していきたいと思います。
以前の記事では
まだご覧になっていない方は是非参考にしてみてください。
今回は人のニオイの恐怖症に関するお話です。
匂いというのは目に見えないのでどこまで匂いが伝わっているのか、良い匂いなのか悪い匂いなのかわからないという所が症状の原因に繋がっているのかもしれませんね。
自分のニオイが周りの人の迷惑になる、嫌われると感じる対人恐怖症とは
まず人と接する事に恐怖や緊張を感じる事は、対人恐怖症(たいじんきょうふしょう)や社会不安障害・SAD(しゃかいふあんしょうがい)等の心の病気だと言われています。
上記の2つは混同される事もありますが、実は違う症状であり、考え方、対処の仕方も異なります。
先日からの記事以降10回程に分けて症状別にお話しをして、最後にまとめ記事を作成しようと思います。
対人恐怖症とSADとの違いも最後のまとめまでご覧いただければわかって頂けると思います。
自己臭恐怖症
人にはそれぞれに匂い(ニオイ)、体臭(たいしゅう)というものがあります。
その体臭、自分のニオイが人に迷惑を掛けてしまうのではないか、人から嫌われてしまうのではないかと恐怖に感じてしまう症状を自己臭恐怖症(じこしゅうきょうふしょう)と言います。
体臭と一括りに言っても口臭、脇の匂い、頭髪、足、おなら等、様々な要因がありますよね、自己臭恐怖症とはそれを総称しているものと言えます。
症状は上記のどのニオイの場合でも起こりえます。
・口のニオイが気になって普段はマスクをしている、口臭ガム、スプレーが手放せない人。
・ワキガだと周りから言われる、噂された為トラウマに感じ人に近づく事が恐い、薄着になれない。
・顔に汗をよくかく為に髪の毛が湿りやすい、それを指摘された際に嫌そうな顔をされた → 見た目を気にしていると感じる人もいるが、自分の頭が臭いのかと感じる人もいる。この場合は美容院等でも美容師さんの表情が気になる等の症状があります。
・居酒屋等の飲食店の座敷、友人の家などに上がる際、靴を脱ぐのが恐い、玄関で靴を脱ぐ時はスプレーをしたくなる、靴はドアに近い所(外に近い方)に置きたくなる。
上記のように嫌われてしまうのではないかと感じる症状の他には、自分の行動が上手くいかない、人から好かれない等の原因が自分のニオイだと錯覚、勘違いしてしまう事があります。
勿論、人間関係が上手くいかない原因は言葉使いや表情、話の内容等かもしれません。
しかし症状が現れている場合、全て自分のニオイが原因だと思い込み更に悪循環に陥ってしまいます。
さて、よく日本人は外国人に比べて体臭は弱い方だとが言われますよね、では本当にそうなのか、そもそも体臭とはどんなものなのか知る事からはじめていきましょう。
体臭とは
体臭の原因は主に皮脂(ひし)の酸化、汗と皮脂とが合わさり雑菌が繁殖する等で、口臭では唾液の不足、虫歯による菌の繁殖が考えられます。
皮脂(ひし)とは人の体中にある皮脂腺(ひしせん)から分泌される液体であり、皮膚を刺激や乾燥から保護する役割があります。
その為、ニオイの原因になるからと全て取り除いてはいけません。
もし皮脂を
その他にはHLA遺伝子という白血球の型によって体臭が異なるのではないかと言われています。
通常人の血液型はA、B、O、AB型ですよね、これは赤血球の型であり良く知られていますが、実は白血球にも型があるんです。
そしてその型は遺伝子レベルですので無数に種類があり、一致する確率は非血縁者(ひけつえんしゃ)では数万分の1程の確率だそうです。
そしてこの遺伝子は親から受け継ぐ物なのですが、女性の場合は好みの男性の香りは自分の父親の型に近い人のニオイを好むのだそうです。
ちなみに男性の場合は母親です。
まぁいちいち型なんて調べませんのでこれで探すのは難しいですが、遺伝子によって人それぞれの体臭が異なるという事が分かってもらえましたね。
原因
自己臭恐怖症の原因は、誰かに指摘された事によるトラウマや周りの人が指摘されている所を目にする等が原因だと考えられます。
上記で体臭とはどのような物かご説明しましたが、まず第一に人それぞれニオイは異なります。
そしてそのニオイの好き嫌いも人それぞれなのです。
しかし一般的には加齢臭やワキガ等の匂いによる差別のようなものがあり、嫌いなニオイは共通であり良くないものだと刷り込まれているのです。
勿論、皮脂が酸化したニオイや雑菌のニオイは多くの人が臭いと思うでしょう、只普段から臭い人など早々いないはずです。
それが誰かの一言により「自分は臭いんだ」と意識するようになり、人との距離や表情を伺うようになっていきます。
そして相手がどう思っているかを勝手に想像し恐れていくのです。
その他にはテレビや雑誌等の情報媒体、噂話から意識するようになる事があります。
これは現代の情報社会化の影響であり、テレビの情報が正しい、有名人の言う事は正しいとう認識が当たり前になっている事が原因だと思われます。
世の中には商品を売るために広告を出します。
その広告や情報が仮に消臭剤だとすると、綺麗な女優さんが自分のニオイを気にしており、その商品を使うと周りの男性の顔色が変わりその女優さんに見惚れる。
等はよくあるCMですね。
これが行き過ぎると、体臭は臭い、汗はよくない、という情報が刷り込まれていき、誰もが体臭は臭いもので普段から香水や消臭剤が必要なんだと思うようになります。
上記のように情報から意識が変わり、自分のニオイを想像し、そして盲目にニオイ(体臭)を恐れていきます。
対処法
今までの症状の対処法でもお話している事ですが、対人恐怖症等の治療法としては多くの場合原因の追求が難しく、現状では抗うつ剤や認知行動療法という心を落ち着かせる方法で解決しようと試みます。
只、自己臭恐怖症の場合は適切な医療機関というものが存在します。
体臭を専門に扱う医療機関では実際に人の体臭を数値化する事が出来、自分の体臭が臭くは無いという説得力が増します。
これに併せて認知行動療法を行う事で、2つのアプローチ方法で治療していくことが出来ます。
認知行動療法とは、自分の主観的な考えを一旦落ち着かせ、客観的に自分自身を見つめ直すという事です。
特定の相手(家族や先生)と話をし、今までの自分の行動で症状を感じる時は実際まわりの人はニオイを感じていたのか、ニオイを気にしていたのか、そもそも臭いニオイ等あったのか、等を検証していきます。
自分は何故その行動をするのか、何故その考えに至ったのか、検証しながら自分の行動を見つめ直します。
自分自身を知り、再確認し、何が必要なのか、どこまで気にする事が必要なのかを考える事が出来れば改善に繋がると考えられます。
その他には、体臭を気にする箇所それぞれで消臭等の対策を助言してもらう事です。
ここで重要なのは、自分で対処法を考え実行するのでは無く、助言してもらうという所に意味があります。
自己臭恐怖症の方が陥りやすい問題として、自分の体臭を消そうとして過度に消臭スプレーや香水等を使用してしまう事があります。
この問題点としては、自己臭恐怖症の方は人からの視線や表情から自身の体臭を想像したり、思い込んだりしてしまう傾向がある事にあります。
上記の自分自身での消臭行動では、香水、スプレーを使うと一旦は自分自身の気持ちは収まりますが、外出時等に人と接する場合、相手が香水のニオイが強すぎて「香水臭い!」という表情や視線が「自分はまだ臭いのではないか」という体臭の臭さに繋がってしまう危険性があるのです。
こうなると悪循環が続き、さらに消臭行動をしてしまい → さらにニオイが強くなる → 周りからニオイが強い為見られる → 更に消臭行動に……という自体になりかねません。
その為、出来る限り自身で対処するのではなく、第三者からのアドバイスを聞き入れるようにした方が良いでしょう。
具体的には「この香水は多くても1日に朝3プッシュ、夕方1プッシュ」「このスプレーなら脇に1秒、身体に2秒だけ、スプレーを使う間隔は多くても2時間おきにする」等を第三者の前で行います。
そして自分の体臭は薄くなり香水等の香りを感じられると伝えて貰うようにします。
これでその場では過度につけ過ぎるという事は減るはずです。
また、外出時に香水等の容器をそのまま持って出掛けると過度に使いたくなる症状が起こる為、アトマイザー(小型の容器)に少量だけ持つようにしましょう。
いかがでしたでしょうか
今回はニオイ、体臭に関する内容でしたが、体臭は誰にでもあるものであり、夏場等これからの季節は気になりますよね。
只、主に体臭が臭いのでは無く、ニオイには好き嫌いがある事、そしてニオイの元や原因を知り対処していくことが大事だとわかったのではないでしょうか。
香水も全ての香りが良い匂いだと感じる訳では無いというのも上記の内容に関わってきますよね。
甘い香りが好きな人がいればスッキリとした香りが好きな人がいます。
人の体臭も本来ならそういう事のようですし、もし実際に自分の体臭を批判されたとしても、体臭改善していく行動と併せて、「あの人には自分のニオイが合わなかったんだ」と思うようにするのもひとつかもしれませんね。
それではまた
kogetora