ロジカルシンキングができる人は、話しが分かりやすいし、説得力があって、なんだか信頼がもてますよね。
一方で、ロジカルシンキングができない人の意見は、何が言いたいのかよく分からない・・・となってしまいがち。
この差は、本人には実感がないかもしれません。しかし、上司や周囲の人から見ると、すぐに分かってしまいます。とはいえ、自分自身がロジカルシンキングができているかどうかは、意外にわかりづらいもの。
そこで、この記事では、ロジカルシンキングができない人の特徴と、その対策についてお伝えします。
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ロジカルシンキングができない人の特徴
では、特徴を一つずつ紹介していきます。
「で、結局なんなの?」と上司や同僚に聞かれても「私は賛成/反対です!」とはっきり言えない。実は、本人の中で論点がはっきりしておいないのが原因です。なので、何に、どう答えればいいのか、はっきり分かっていないのです。結局、「誰かが考えてくれるからいいや」と、論理的に考えることから逃げてしまうのです。
大前研一氏は、このように述べています
多くの人間と、さまざまなタスクを動かしながら、納期までに全体を完成させるプロジェクトがうまくいくかどうかは、まさに段取りが命運を握っているといってもいい。
段取りを立てるには、仕事を順序立てて整理する力が必要です。しかし、ロジカルシンキングが弱いと、仕事に必要な日数と、仕事のつながりを考慮できないため、仕事の段取りが苦手となってしまうのです。
積み上げ思考とは、「今できることをやれば、成果につながるだろう」という考え方です。
たとえば、上司に言われたからやる。たまたま本で読んだから、とにかくやってみる。これらの行動は積み上げ思考になりがちです。一見、正しい情報のように見えるかもしれません。
しかし、やっていることが、成果につながるかは怪しいです。たしかに、たまたま成果を出せるかしれませんが、次の仕事も同じように成果が出せるかはわかりません。なぜなら、うまくいった理由を本人が説明できないからです。
一方で、積み上げ思考の逆が、逆算思考です。逆算思考ができる人は、「課題とゴールを認識して、ゴールに必要なことを考え行動します」。ですので、次の仕事でも、必要なことを整理できるため、継続して成果を出せます。
逆算思考をするには、道筋を立てて考える必要があるため、ロジカルシンキングが必要ですが、積み上げ思考になりがちな人は、筋道を立てて考えるのが苦手で、ロジカルに考えるのを避けてしまうのです。
社内の上司や同僚と仕事をしていれば、間違いを指摘されたり、やり直しをさせられることがあります。そのときに「こういう考えもあったのか」と素直に思える人はロジカルシンキングのスキルを伸ばすことができます。
しかし、「自分が正しい」、「あいつは何も分かっていない」と決めつけてしまう人は、ロジカルシンキングの力を伸ばすことができません。ロジカルシンキングは、考え抜いて、相手の批判を乗り越えていく力です。相手の批判を受け入れることができない人は、成長できないので、ロジカルに考える力を伸ばせません。
ロジカルシンキングができる人は、仮説を立てることを習慣にしています。しかし、ロジカルシンキングが苦手な人は、「こうなのでは?」と予測をする習慣が身についていません。
ですので、相手の意見や批判に対して、自分なりに考えて質問をすることができません。
ロジカルシンキングができない人は、相手の話を構造化するのが苦手です。つまり、相手の話を聞いて、課題、結論、根拠などを分類する力が乏しいのです。
たとえば、「こういう可能性はないの?」と質問されても、「その答えは、○○です。理由は~」と結論を先に答えることができません。
ですので、「この問題は・・・」と、関係ないことを答えたり、とつぜん背景や理由を説明したりしてしまいます。これは、ロジカルシンキングの力が乏しいため、相手の質問が、何を意図としたものなのかを見分けることができないからです。
『新版 論理トレーニング(哲学教科書シリーズ)』の著者である野矢茂樹氏はこのように述べています。
「論理的思考力」とか「ロジカル・シンキング」といった言葉がよく聞かれるように、論理とは思考に関わる力だと思われがちである。(中略) 論理力とは思考力のような新しいものを生み出す力ではなく、考えをきちんと伝える力であり、伝えられたものをきちんと受け取る力にほかならない。
つまり、ロジカルシンキングとは、考えを伝えたり、受け取る力です。ですので、業務の報告や仕事を覚えるのが苦手な人は、ロジカルシンキングの力が低い特徴があります。
ロジカルシンキングは、考えを理解・俯瞰する力です。ですので、ロジカルシンキングが得意な人は、内容を他の言葉で言い換えたり、要約できます。抽象的に考える力が高いとも言えます。なので、たとえ話が得意です。
逆に、ロジカルシンキングができない人は、仕事を理解したり、やっている内容を俯瞰してみる力が不足しているので、うまく他の言葉に言い換えるのが苦手です。
糖質制限ダイエットを聞いたことがありますか?実は、この「糖質制限ダイエット」は、糖質制限をするからダイエットできるものでありません。
メカニズムとしては、
糖質制限→タンパク質の食事が増える→満腹感を感じやすくなる→食べる量が減る→カロリーが減る
というものです。つまり、「糖質制限ダイエット」が目指すのは、「カロリー制限ダイエット」なのです。しかし、情報をうのみにしてしまう人は、糖質制限=ダイエットと思いこんでしまうのです。
ロジカルに「なぜ」をするクセがあれば、気づくことができるのですが、論理的に考える習慣がない人は、「糖質制限こそ画期的なダイエット」と思い込んでしまうのです。
ニュートンは、「なぜ月は地球に落ちないのか?」と問いましたし、ダーウィンは「なぜガラパゴス諸島には、ほかの場所では見られない種がこれほどたくさんいるのか?」という疑問を持ちました。
このように、疑問を感じることが、考えることのベースにあります。論理的に考えるということは、「どうすれば、疑問を解消できるのか?と道筋を立てること」です。
ですので、ロジカルシンキングが苦手な人は、「なぜ」と問うのが苦手という特徴があります。
いかがでしょうか?これに該当するものが一つでもあれば、ロジカルシンキングの能力がゼロというわけではありません。ただ、当てはまる特徴が多いなら、ロジカルシンキングの力を高めていくほうがよいでしょう。
ロジカルシンキングができるようになる方法を記載していますので、ぜひ読んでみてください。
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ロジカルに考える人になる方法
ロジカルシンキングができるようになる方法をお伝えします。これらを習慣するようにしましょう。
ミーティングや上司への報告の場では、こう言ってから話を始めましょう。
「今の議題は○○で、それに対する結論は△△です。その理由は3つあります。」
冒頭で、こう話すことで、聞いている人たちは、発表の内容をスムーズに理解することができるようになります。また、こう話すことで、嫌でも考えないといけなくなります。
自分が物事を考える順番と、話しを聞く相手が理解しやすい順は異なることを覚えておきましょう。
相手の提案、提案やアドバイスに対して「こういうことですか?」と聞くクセを付けましょう。
これを行うことで、相手のメッセージを要約する習慣をつけることができます。
また相手との議論がインタラクティブになるので、見えていなかった課題を見つけやすくなります。それにより、さらに論理的に考えることができるきっかけになります。
ロジカルシンキングを伸ばすには、知識を広げることも重要です。知識を増やすことで、考えの幅を広げることができます。
ただし、単純に記憶力を増やす必要はありません。むしろ、情報を深く知りたいときに、どこにいけば調べることができるかを把握していれば十分です。
情報の引き出しを増やすことが重要なのであって、全て理解しておく必要はありません。ですので、まずは調べるクセをつけましょう。
ここに記載されているより、さらに詳しいトレーニング方法を知りたい方は、こちらで紹介していますので、合わせてよんでみてください。
ロジカルシンキングは身に付けることができる
覚えておいてほしいのは、現時点でロジカルシンキングができなくても、決して悲観する必要はありません。むしろ現状を認識し、改善していけるかどうかが非常に重要です。
「ロジカルシンキングが身につかない・・・」という悩みをもっていてもトレーニング次第で、必ず身に付けることができます。
ですので、この記事を参考にして、ぜひロジカルシンキングの習慣を付けていきましょう。
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