コラム 「 とかちの窓から 」Column
第67回 『ニキビとほめ言葉』について
(2010年3月18日配信)
こんにちは。とかち皮膚科院長・とかち美白研究所所長の大石真暉です。
現在、日本の企業や家庭は厳しい環境にあり、閉塞感が支配しています。その現状を少しでも良くする方法の一つとして、働く人の長所、存在を積極的に認め、「ほめて、ほめられる」ことで、人が働く力、生きる力を見出し、生き抜いて行きましょう、という内容でした。
豊富な実例が示され、私が特に驚いたのが、『働いている人の長所を調査して報告する調査会社』の存在でした。
依頼のあった居酒屋さんを調査員が客を装って訪れ、店員の仕事を見て、『明るくてきぱきと仕事をして好感を持てる』とか『客からの疑問点についてきちんと担当者に聞いてから回答している』など良い点を報告して、職場で『ほめて』くれるというものでした。
これはスゴイと思いました。その調査会社自体も業績好調で、調査員さんの表情も明るかったです。プラスの循環ですね。
こういった組織の風通しを良くして、働き甲斐を感じられるよう、社員同士が『ほめる』研修が、企業に広がっているそうです。
個人レベルでは、夫や妻、親など身近な人から言われて嬉しい、『ほめ言葉』を集めた自費出版の冊子が、口コミで2万部近く売れているとか。
ちょっとした『ほめるブーム』です。
今回は、この『ほめる』と『ニキビ治療』のメンタル面のサポートを、うまく結びつけることができないかな?と考えてみました。
ニキビの治療には、お薬の力(=テクニカル/技能面)ばかりでなく、根気よく治療に取り組む力(=メンタル/精神面)も大切です。
このコラムが、その両方をうまくケアしていければ最高だなと思いつつ、自分自身が一歩でも前に進むつもりで、毎月お届けさせていただいています。
とかち美白研究所では、VCローション等を購入されている方に会報を毎月発行しております。
そこの片隅に『ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)』というものを載せています。
(思い当たる所があれば今日から早速実行してみて下さい。)
ニキビ治療の4ヶ条(4決め!)
今日から私は以下の4つを良く守り、
ニキビ改善を目指すことに決めました!
- (1)爪を切って手は下に置くことに決めました。
- (2)髪型は適切にアレンジすることに決めました。
- (3)規則正しい生活を送ることに決めました。
- (4)お肌はしっとり潤いを保つことに決めました。
これは私が皮膚科診療を19年やってきた中で非常に重要と思い標語にしたものです。
ニキビ治療には様々な治療方法があり考え方も様々です。このコラムでは、第15回までは『ニキビ治療の4ヶ条』を系統立てて解説してきました。
第16回からは『落ち穂拾い』と題して、『ニキビ治療の4ヶ条』を『基本中の基本(中核)』と考え、日々気付いたニキビ治療に関連したこと一つ(今まで取り上げていなかったが重要なことなど= 落ち穂 )にフォーカスをあて(= 拾い )、お話させていただいています。
『ほめる』ことで、いろいろなことが改善する。
どこかで聞いた話だなと思っていたら、アプローチの仕方は違うものの、私もこのコラムで取り上げていました。
(第34回『ありがとう~感謝することの重要性(2007年6月13日配信)』
このなかでは、作家の渡辺淳一先生が、『臓器も人間の一部である以上、感情があるのである。そう信じて褒めてやる。これがわたしの、健康法である』と、自分の臓器を『ほめる』ことにより、自身の健康を維持されておられることを取り上げました。
(例; 深夜、延々と本を読んだりすると、自分の目に対して「今日も、よく見えてくれて、ありがとう」とほめるなど)
私はニキビ治療に応用して、自分の肌を『ほめる』ことを考えました。
『わたしのお肌さん。今日も頑張ってくれてありがとう』
『ニキビくんもまだ頑張ってでてくるみたいだけど、数も少なくなって赤みも引いてきているわ。お肌さんありがとう』
『ニキビ跡も薄くなってファンデーションで隠れるようになってきたわ。わたしも頑張ってケアするから。お肌さん本当にありがとう』
などと、毎日、自分のお肌を『ほめて』あげるのです。
これが習慣化されれば、お肌も意気に感じて、
『ご主人様から感謝の言葉をかけていただけるのは本当にうれしいわ。私ももっと頑張って、ニキビくんができないようにお仕事がんばらなくっちゃ』
となるに違いありません。
今回、私はこれを第一段階として、更に第二段階、第三段階を考えてみました。
自分で自分のお肌を『ほめて』みるのが、第一段階です。
第二段階では、他人のお肌を『ほめて』みましょう。
第三段階では、お互いに『ほめ合う』機会をつくりましょう。
第一段階として、自分で自分のお肌を『ほめる』ためには、自分が普段使う鏡やコンパクトなどに『一日一度はお肌をほめます』などとラベルライターなどで作ったテープを貼っておくのがお勧めです。
(一番良い決め言葉は『私はお肌を毎日、朝夜2回、ほめることに決めました』です。)
習慣化されて、自分のニキビが改善したら、第二段階として、気心の知れた友人のお肌を『ほめて』みましょう。
『○○ちゃん。このごろお肌の調子いいんじゃない?』
『○○ちゃん。ニキビ良くなってるみたいね。化粧品変えたの?』
こんな感じでなんでも良いのです。さりげなく『ほめて』みましょう。
反応があれば、数人に声をかけてみましょう。言われた方は、ちょっと気分が良くなるので、意外な広がりを見せるかもしれませんね。
第三段階は、ちょっとした時間を見つけて気軽にやってみましょう。
お昼休みにランチを食べながらとか、3時のティータイムにお茶を飲みながらやるのも楽しそうですね。人の目が気になる場合は、居酒屋さんなどで、『肌をほめる女子会』を開くのも良いアイデアですね。
そこでの決まり事はひとつだけ。『お互いに、お肌のどんな小さなことでもいいからほめる』ということです。
人は、ほめるよりあら探しが得意なもの。でも、ルールを一つだけ決めると、意外と必死になって『ほめる』ことができるようになります。
更に、お互いに『ほめ合う』環境ができれば、仕事や勉強を一緒にしていても、『長所』に目がいくようになり、人間関係も好転し、ストレスも減って、『プラスの循環』が回り出すことになると思います。
『ほめる』ことでニキビが改善する。これは大切なことだと思います。
今回のポイントは以下の通りです。
【今回の4決め!落ち穂拾い】 「落ち穂 その51」
『ニキビとほめ言葉』について
- •人の長所、存在を積極的に認め、「ほめて、ほめられる」ことで、人が働く力、生きる力を見出し、時代を生き抜いて行く方法が話題です。ちょっとした『ほめるブーム』です。
- •『ほめるブーム』に『ニキビ治療』を結び付け、3段階の改善法を考えてみました。
- •第一段階では、『ニキビくんもまだ頑張ってでてくるみたいだけど、数も少なくなって赤みも引いてきているわ。お肌さんありがとう』などと、自分で自分のお肌を『ほめて』みましょう。
- •これが習慣化されれば、お肌も意気に感じて、『ご主人様から感謝の言葉をかけていただけるのは本当にうれしいわ。私ももっと頑張って、ニキビくんができないようにお仕事がんばらなくっちゃ』となって改善につながります。
- •第二段階では、『○○ちゃん。このごろお肌の調子いいんじゃない?』などと、気心の知れた友人のお肌を『ほめて』みましょう。
- •反応があれば、数人に声をかけてみましょう。言われた方は、ちょっと気分が良くなるので、意外な広がりを見せるかもしれません。
- •第三段階では、お互いに『ほめ合う』機会をつくりましょう。ちょっとした時間を見つけて気軽にやってみましょう。
- •お昼休みにランチを食べながら、3時のティータイムにお茶を飲みながら、人の目が気になる場合は、居酒屋さんなどで、『肌をほめる女子会』を開くのもオススメです。
- •そこでの決まり事はひとつだけ。『お互いに、お肌のどんな小さなことでもいいからほめる』ということ。意外と『ほめる』ことができるようになります。
- •お互いに『ほめ合う』環境ができれば、仕事や勉強を一緒にしていても、『長所』に目がいくようになり、人間関係も好転し、ストレスも減って、『プラスの循環』が回り出します。
- •『ほめる』ことでニキビが改善する。これは大切なことです。
北海道、十勝もだんだん春めいてきました。
今年は最低気温が零下20℃以下の日が続くなど、私の子供の頃(35年位前)を思い出させるような、冬らしい冬でした。
春はうれしい季節です。一歩前に進む勇気をもらえます。
次回は、『ニキビと食生活』について考えてみたいと思います。
それでは。
おおいし まさき(大石 真暉:ペンネーム)
(昭和41年北海道帯広市生まれ。平成6年札幌医大大学院修了。
平成7年同皮膚科学講座助手。平成9年とかち皮膚科開院。
平成14年とかち美白研究所開所。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)