「ヘアカラーや白髪染めで髪の毛をカラーリングすると、髪が抜ける!」
なんて話を聞いたことはありませんか?
オシャレはしたいけれど、楽しむためのヘアカラーではげるなんて、悲しすぎますよね。
特にはげに悩んでいたり、育毛中の方は、ヘアカラーを敬遠する気持ちになってしまいそうです。
ヘアカラーではげるのが本当なら、髪の毛のためにも、髪染めはやめるべきか…そんな風に悩んでしまう方もたくさんいらっしゃると思います。
でも、この話…本当なんでしょうか?
今回は、ヘアカラーではげるという話は本当なのかどうか、ハゲラボ編集部が徹底検証してまいりました。
実は、ヘアカラーでアレルギーが起きた等の場合を除き、ヘアカラーで髪の毛を染めただけで、すぐにはげはげてしまうという事実は、まったくありません。
ヘアカラーが明確に抜け毛やハゲにつながる原因として認められている場合、医師が参考にしている『医学大辞典』にも、その旨記載されるはずですよね。
しかし、はげや薄毛、抜け毛といった、脱毛症の原因として、ヘアカラーが原因になっているということは2017年6月時点で、記載されていませんでした。
つまり、
「ヘアカラーで抜け毛が増える、はげにつながる」
なんて話を真に受ける必要はないんですね。
「育毛中でカラーを迷っていた」
「はげになると聞いてカラーをやめにした」
なんていう方には嬉しい知らせです。
事実として、ヘアカラーがはげにつながったという具体的な話は、今のところありません。
でも、どうしてこんな話が出たのでしょうか?
それは、ヘアカラーが髪の毛を傷めるという事実があったからでした。
「髪の毛を染めるとはげる」
この話が出てきた経緯としては、ハゲラボの推測ですが、ヘアカラーが髪の毛や頭皮にとって、刺激物であり、マイナスの影響があるという事実からだと思います。
私たちが普段行うヘアカラーや白髪染めは、『酸化染毛剤』というもので行われています。別名、ヘアダイとも呼ばれます。
この酸化染毛剤、1剤と2剤と呼ばれるものを使って髪の毛を染めるわけですが、1剤と2剤のどちらも頭皮、髪の毛を傷めやすい薬品です。
1剤には、パラフェニレンジアミンなどの、ジアミン系と呼ばれる化合物が使用されており、これにアレルギーを起こしてかぶれる人もあり、こういったアレルギーを起こしてしまうと、アレルギー反応によって、一時的に脱毛する可能性もあります。
また、1剤はキューティクルを開いて、髪の毛に色をつけるという仕組みで働くため、どうしてもキューティクルを傷めてしまい、2回、3回と、短期間のうちに髪を染めると、髪には大きな負担となってしまいます。
2剤についても、過酸化水素水が使用されているため、髪の毛のキューティクルや頭皮の角質を傷めやすいものなのです。
例えば、月1カラーでどのくらい髪は傷むの?
酸化染毛剤での髪染めは、月1での使用はおすすめできません。
もし、1、2ヶ月の短い感覚でカラーリングをしていた場合、何度も短期間にキューティクルが開かれることで髪のダメージは蓄積し、髪の毛がパサついたり、キューティクルが剥がれてしまったりするなどのトラブルを引き起こす原因になってしまうのです。
毛髪の話、という本の中では、下記のように書かれています。
酸化染毛剤は強いアルカリ性のもとに、第二剤の過酸化水素水を用いるので、毛髪を損傷しやすい。過酸化水素水によってメラニンを分解脱色するため、ケラチンも酸化を受けやすく、毛髪の強度低下などを起こす。
このように、事実として、ヘアカラーは髪を傷めてしまうのです。
その毛髪相談の中に、月1で髪を染めていた方の話が2つありました。
一人の方は、月1で髪の毛を染めていたら、枝毛が出来始めたということで強度の調査をした方の話で、髪の毛に独特のしゃりしゃりした感じがあり、引っ張ると簡単に切れてしまうようになっていたそうです。
強度は普通の髪の毛のほぼ半分の力しかなく、調査してみると、裂毛、断毛になっていたというもの。
もう一人の方は、42歳の女性で、髪が異常に軋むようになったということで毛髪調査を行なったところ、キューティクルの剥落などかなりの損傷があったというもの。
いずれにせよ、恐らくはヘアカラーを原因として、毛髪が傷んでしまったと思われる事例です。
このようにヘアカラーや白髪染めなどの酸化染毛剤は髪の毛を傷めます。
頻度はできるだけ少なくした方が良いでしょう。
ヘアカラーは髪の毛や頭皮に刺激が強いということは、今までで述べてきました。
ただ、どんなに刺激が強いということでも、通常ははげにはつながりません。
しかし、稀に、ヘアカラーで、『接触性皮膚炎』になってしまった場合は、皮膚炎による一時的な脱毛が起こる可能性があります。
一般的ではありませんが、この場合は、ヘアカラーによるアレルギーではげた、ということがいえるでしょう。
もごらんください。
薄毛や抜け毛の直接の原因にはなりませんが、キューティクルが傷むので、髪の毛は弱ります。
何度もカラーリングすると、枝毛、抜け毛が増える可能性も大です。
弱った髪が多くなると、全体の毛量も減ったように見える可能性があります。
また、頭皮にも刺激になることは確かで、肌についてしまえば、アレルギーの原因にもなる可能性があります。
カラーリングは、頻度を少なく、かつ薬剤を頭皮に直接つけない方が望ましいでしょう。
カラーリングを楽しむためにも、できるだけ髪の毛や頭皮に負担を与えない方法で行いましょう。
⑴カラーリングは2,3ヶ月に一度にしましょう
カラーリング自体が、「はげ」を引き起こす直接的な原因ではありません。
ですが、前述した通り、髪や頭皮には大きな負担を与え、短すぎる感覚での毛染めは、髪の毛のキューティクルを傷めつけてしまいます。
そして、カラーリングの回数が多ければ多いほど、そのダメージは大きくなります。
カラーリングをすることによって、頭皮にも刺激になってしまいます。
頭皮の皮膚のターンオーバーは長くて4週間ほどと言われています。
1ヶ月以上空いていれば、健康な皮膚が取り戻せているということになります。
また、髪の毛は、前述した通り、1ヶ月感覚で染めていると、大幅に傷むということがわかっています。
ここから、カラーリングは、どんなに頻繁にやるとしても、1ヶ月以上の間を開けると良いでしょう。
できれば、2、3ヶ月の間を開けるのが望ましいです。
⑵白髪染め、カラーリングは美容室で行いましょう
自宅でも今は手軽にできる「ヘアカラー」、手ごろな値段で、自分で染めることができるので、ついついセルフカラーをしたくなりますが…。
これは、髪の毛や頭皮のことを考えるなら、美容室で行なった方が良いです。
髪を染める薬液は強く、自分でやってうっかり長めにしてしまうと、髪のダメージも大きいです。
染めむらを気にして、頭皮につけてしまったりしやすいですし、頭皮についた部分が大きければ大きいほど頭皮にも悪影響です。
美容室の方が、必要な部分にだけカラーリングすることもできるし、頭皮につけにくく、染めむらもなく仕上がります。
⑶カラーリングした後のケアもしましょう
ヘアカラーした後、髪の毛や頭皮は傷んでいます。
数日はきちんとトリートメントなどのケアをすると、負担を減らすことができるでしょう。
また、シャンプーなどもアミノ酸系シャンプーなど、頭皮や髪の毛に優しいものを使いましょう。育毛剤で頭皮環境を整えてあげるのもおすすめですね。
トリートメントやシャンプーに気を使うことで、カラーも落ちにくくなります。
もし、万一カラーリングで薄毛になったと思ったら、カラーリングを中止しましょう。
理屈上、やめれば時間とともに髪の毛は元の姿に戻っていくはず。
それでも戻らない場合の「薄毛」、「はげ」は、カラーリングとは別の原因です。
早めに原因を見つけ出し、対処しましょう。
若者にとって、ヘアカラーは、色も選べて、おしゃれには欠かせないポピュラーなアイテムです。
年代によっては、ヘアカラーと同じく、白髪染めも欠かせないもの。
いずれにせよ、髪や頭皮への影響を考えながら、間隔をあけて安全に使うことが大事です。
カラーリングによってハゲる、薄毛になる、ということは基本的にありませんが、おしゃれを楽しむ心も大切に、髪を傷めないようにカラーリングを楽しんでくださいね。