お肌の年齢ってどんなところに出ると思いますか?
しわやたるみ…人によって気になる部分はそれぞれですが、
肌全体の印象を左右するのはお肌の透明感ではないでしょうか。
その透明感を損なうものとして挙げられるのが、しみやそばかす。
欧米などではそばかすがチャームポイントになるそうですが、
日本では若いころならまだしも、
ある程度年齢を重ねたお肌にはあまりあってほしくないものですよね。
もし出来てしまった場合、即刻消したい!
けれど、しみやそばかすって簡単に消えるのでしょうか?
今回はしみやそばかすの対策方法について。
出来てしまうその原因や仕組みを明らかにして、
最適な対策方法に加え理想の美白を手に入れる方法を紹介します!
しみとそばかすの違い
さて、本題に入る前に一つ問題です。
みなさん、しみとそばかすの違いってわかりますか?
しみもそばかすも、お肌に茶色く細かい斑点が出るものです。
しみとそばかすの違いを明確に理解している人は少ないかもしれないですね。
実は、しみはその原因によっていくつもの種類に分けられるもの。
そしてそばかすはその中の一つなのです!
しみの正体はメラニン色素です。
お肌の表面である表皮は、
上から角質層、顆粒層、有棘層、基底層という層状の構造をしています。
一番下にある基底層にはメラニンの
製造工場であるメラノサイトというものがあり、
このメラノサイトは紫外線を浴びたり
お肌に摩擦などの刺激を与えることで活性化します。
すると、メラニン色素という黒い色素が作られるわけです。
黒はすべての光を吸収します。
お肌にとって害である紫外線もメラニン色素に吸収されるため、
おかげでお肌全体への害を抑えられるわけです。
このメラニン色素はお肌の細胞と一緒に徐々に押し上げられ、
最終的には角質層まで到達して最後は垢となって剥がれ落ちます。
これがターンオーバー。お肌の生まれ変わりですね。
しかし、ターンオーバーが滞ってしまうと
メラニン色素がうまく排出されず、お肌に残ってしまいます。
これが、しみができる基本的な仕組みです。
以下に、いくつかしみの種類を紹介しますね。
・雀卵斑(じゃくらんはん)
そばかすの正式名称。
鼻や頬骨あたりに散らばるようにできるのが特徴です。
メラノサイトが活性化してできるものですが、
その原因の多くは遺伝だと言われています。
・老人性色素斑
頬全体が出来やすいですが、体にもできます。
紫外線や老化が原因でメラノサイトが活性化及び増加し、
表皮や角質層も厚くなるためお肌の手触りもごわごわすることが多いです。
・脂漏性角化症
頬骨の高い位置やこめかみにできやすいイボ状のしみです。
これも紫外線や老化が主な原因で、メラノサイトが活性化、増加し、
さらに角質層が厚くなってイボ状になってしまいます。
・肝斑
女性ホルモンのバランスが乱れることでできるもの。
頬骨の高い部分や鼻、額など、
顔の中でも少し高い部分にできるのが特徴です。
女性ホルモンは美肌に大きく影響するため、
ホルモンバランスが乱れることでメラノサイトが活性化してしまうのです。
・炎症性色素沈着
これは顔、体問わずどこでもできるうえ、
表皮だけじゃなくその下の真皮にもできる厄介なもの。
ニキビや傷などの炎症、肌への摩擦や刺激などが原因となり、
メラノサイトが活性化・増加するためできてしまいます。
代表的なのは以上です。
全てのしみは紫外線を浴びることで悪化するため、
普段から紫外線対策は怠れませんね。
しみ・そばかすは消える?
それでは本題に移りましょう。
ずばり、そばかすを含むしみ全般は消えるのか?
答えは…消えます!
ただし、手段を選ばなければ、です。
実は、セルフケアで消せるものには限りがあります。
ごく初期の老人性色素斑、肝斑、
炎症性色素沈着は入念な美白ケアで改善することが可能です。
しかし脂漏性角化症はレーザーでしか消すことはできません。
また、そばかすはその構造上美白ケアが有効ですが、
あまり大きな効果は得られないことが多いそうです。
加えて、レーザーを使えばとても綺麗に取ることが可能ですが、
そばかすは遺伝性のおかげか再発することも多いとのこと。
まずは少しだけレーザーをあて、
再発がないことを確認してから全体のレーザー照射を行うといいでしょう。
セルフケアで消せるシミとは?
さて、次はセルフケアで消せるしみについてお話します。
しみの代表的なものは老人性色素斑。
しみで悩んでいる人の大半は、老人性色素斑。
これは日焼けによってできるしみなので、
初期のうちでしたらビタミンC誘導体を使った美白ケアや、
ターンオーバーを整えてメラニン色素の排出を促すケアが有効。
ビタミンC誘導体はメラニン色素の活性化を抑制する働きがあるため、
しみがこれ以上濃くなるのを防いでくれます。
ターンオーバーを整えるなら、丁寧な洗顔としっかりした保湿が大事。
丁寧な洗顔というのは、何もいろんな有効成分が
たっぷり入った高額な洗顔料を使えというわけではありません。
むしろ、無添加のものや石鹸といったシンプルなものでOK。
洗顔は本来「汚れを落とすもの」ですから、
保湿成分やその他の有効成分はなくてもいいのです。
というか、そういった成分は顔を
すすぐときに大部分が流れ落ちてしまうため、実はあまり意味がないのです。
大事な成分は、その後のスキンケアでたっぷりお肌に届けてあげましょう!
肝斑は太めの筆で書いたように現れるしみ。
40代以降の女性や、妊娠中、
ピルを服用中の人などはできやすい傾向があります。
一時的なホルモンバランスの崩れである場合は、
規則正しい生活で自律神経を正すようにしてみてください。
老人性色素斑と同様のケアも有効ですが、
そのほかにはトラネキサム酸の服用や、
漢方薬の桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)の服用も有効です。
早急に治療したい場合は、美容皮膚科などを受診して処方してもらうのもいいでしょう。
ピーリングでシミは消せる?
炎症性色素斑には美白ケア、とりわけピーリングが有効です。
ピーリングは肌表面の角質を取ることで
お肌の代謝をアップさせるもの。
正しく行えばメラニン色素の排出と沈着予防になります。
やりすぎは逆に肌にとって刺激となるため、
ターンオーバーの周期(基本的には28日くらい)
に合わせて定期的に行うといいでしょう。
レーザーはだめ?
逆にレーザーは全くといっていいほど効果がないため、
レーザー治療を検討している場合は
自分のしみが炎症性色素斑ではないことを前提としてくださいね。
炎症性色素斑は放っておいても数年で薄くなることが多いですが、
紫外線を浴びると消えにくくなるため
なるべく早めに対処したほうがいいでしょう。
予防も大事!
しみ対策を含め、お肌の美白ケアは「予防」こそが第一です。
できてしまったしみを綺麗にしようと思うと、数か月、
ひどい場合には年単位のケアが必要になります。
あらかじめきちんと予防しておくことで、しみのできにくいお肌、
しみができてもすぐにメラニンを排出できるお肌作りをしておきましょう!
一番の予防は、みなさんご存知紫外線対策。
しみの悪化のためにも欠かせません。
紫外線は基本的に一年中降り注いでいるため、
季節を問わず一年中紫外線をカットするようにしましょう。
そこで大事なのが日焼け止め。
日焼け止めは一日のうちに何度か塗りなおすように。
SPFの数値が高いものを塗っているから大丈夫、と思っていませんか?
たいていの人は塗る量が少なすぎて、その効果を十分に得られていません。
紫外線対策をしたつもり、が一番危険。
ちょっと過剰かな?と思うくらいでちょうどいいでしょう。
そして、あまりSPFの数値にはこだわる必要なし。
なぜかって?
SPF15以上のものは、どれもそんなに効果は変わらないからです。
「SPF15とSPF30じゃその効果は2倍違うはず!」って?
確かにそうですね。
SPF15は紫外線を94%ブロックし、SPF30は97%ブロックします。
逆に考えると、SPF15は6%の紫外線を通し、
SPF30は3%の紫外線を通してしまう。
確かにその数値は2倍ですが、だからといって、
94%と97%のブロック効果に大きな差があるように感じるでしょうか?
なかなか衝撃的な話ではありますが、まさにこれは数字のトリック。
冷静に考えれば、SPF15でも十分な効果は得られるということなのです。
SPFの数値が低いものの方が安価でさらっとしたテクスチャーのものが多いので、
塗り直しの回数を増やすのであればこちらを選ぶ方がお手軽ですよね。
まとめ
今回の要点をまとめると、
・そばかすはしみの一部
・しみはその原因によって種類が分けられ、
中にはレーザーでなければ消えないものがある
・自分のしみの種類を見極める必要あり
・丁寧な美白ケアで改善できるものが多い
・場合によっては美容皮膚科の受診を
・なにより紫外線対策!日焼け止めはSPFの低いものを何度も塗るのが良し!
正直、しみケアはそうそう簡単なものではありません。
完全に綺麗にしようと思うと、時間もかなりかかるでしょう。
毎日の丁寧なケアこそが一番効果的ですので、あまりしみにこだわらず、
コツコツとケアを続けて「数年後の美白」を
目標にしてアンチエイジングに磨きをかけていきましょう。