体にかゆみをもたらす原因には、ダニなどの寄生虫のほかに、いろんなタイプの皮膚炎、体の病気、服用している薬や肌に触れるものなど、たくさんあります。

特定の時期や年齢により、でやすいかゆみもあります。

かゆみの中には、ぶつぶつ(発疹)が出るものと出ないものがあり、ある程度、原因を推測することもできます。

今回は、体がかゆい原因について解説していきます。

 

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体がかゆい原因はなに?

かゆみにともなって、ぶつぶつ(発疹)が出る場合と出ない場合とで分けて、考えられる原因を見てみましょう。

ぶつぶつ(発疹)があって体がかゆいとき

ぶつぶつが出て、体がかゆい原因には次のようなものがあります。

  • ヒゼンダニ(疥癬虫)やダニ、シラミなどの寄生虫
  • 虫刺され
  • 皮膚表面のむくみの一種である蕁麻疹(じんましん)
  • アレルギー性皮膚炎
  • アレルギー疾患のひとつで、慢性的に強いかゆみをともなうアトピー性皮膚炎
  • 肌に直接何かが触れて発症する接触皮膚炎(せっしょくひふえん)
  • 皮膚が乾燥し、うろこ状になる魚鱗癬(ぎょりんせん)
  • 水虫などの皮膚真菌症(ひふしんきんしょう)
  • ウイルスによる感染が原因の、単純ヘルぺスや帯状疱疹(たいじょうほうしん)
  • 細菌による感染の丹毒(たんどく)や、蜂窩織炎(ほうかしきえん)
  • ニキビ
  • 金属が原因の金属アレルギー

などです。

ぶつぶつ(発疹)なしで体がかゆいとき

体にぶつぶつがないけどかゆい、という場合には次のような原因があります。

  • 機能が低下すると老廃物がたまりやすくなる肝臓の病気
  • 腎臓の機能が低下する腎不全(じんふぜん)
  • リンパ管やリンパ節がはれるリンパ腫(しゅ)
  • 血液のがんと言われる白血病(はっけつびょう)
  • 喉にある小さな臓器、甲状腺(こうじょせん)の病気
  • 血液中の糖の割合が高くなる糖尿病
  • 遺伝子が傷つくことで細胞が突然変異を起こすがん
  • 薬の服用
  • 妊娠
  • ウール製の衣類や化学物質、化粧品などとの接触
  • 乾燥が原因のドライスキン(乾皮症)
  • ストレス

などです。

 

それぞれの原因について、もう少し詳しく症状などを解説していきます。

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ぶつぶつが出て体がかゆい原因

一般的にぶつぶつが出てかゆい、と言われているものには以下のようなものがあります。

ヒゼンダニ(疥癬虫:かいせんちゅう)やダニ、シラミなどの寄生虫

ヒゼンダニが原因の症状は?

ヒゼンダニが皮膚に入り込むと、強いかゆみやぶつぶつがでて、皮膚(疥癬)トンネルと呼ばれる横長の小さなトンネルを肌表面に作ります。

症状が出る場所は、指の間や男性性器、おしり、胴体部分、手足が多いと言われています。

ダニに刺されると?

ツツガムシとも呼ばれるダニに刺されると、はれて強いかゆみが出ます。ツツガムシ病を発症すると、発熱することもあります。

大人でも頭シラミになるの?

子供が保育園などで、ほかの子供と一緒に寝た際にうつされることが多い頭じらみですが、子供から親にシラミが移ることもあります。強いかゆみがあり、かいたことにより、湿疹が出ることがあります。

皮膚表面のむくみの一種である蕁麻疹(じんましん)

蕁麻疹をおこす原因物質は人によってまちまちですが、蕁麻疹を起こしやすい人は、免疫機能が乱れやすい状態にあるので、かゆみの元となるヒスタミンが出やすくなっていると言われています。

アレルギー性皮膚炎

体を守る目的である免疫機能が、通常以上に反応してしまうことで、皮膚にかゆみや発疹などをもたらしてしまうのが、アレルギー性皮膚炎です。

アレルギー性皮膚炎を起こす原因には、食べ物や薬剤、ほこりやダニなど、様々なものがあります。

アトピー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎のひとつで、強いかゆみやぶつぶつが繰り返しおこるのがアトピー性皮膚炎です。子供に多くみられていましたが、最近では、小中学生や大人にも発症する人が増えてきたと言われています。

アトピー性皮膚炎を発症するのは、セラミドが不足しているために、肌のバリア機能が低下しているのが原因と考えられています。

接触皮膚炎(せっしょくひふえん)

肌に直接何かが触れて発症する接触皮膚炎は、アレルギー性のものと一時刺激性のものがあります。原因となるものが触れた部分に、ぶつぶつができたり、赤くなったり、かゆみが出たりします。

皮膚が乾燥し、うろこ状になる魚鱗癬(ぎょりんせん)

全身の皮膚が乾燥し、特にひざやひじなどの皮膚が乾燥のためにはがれ落ち、魚の鱗(うろこ)のような状態になってかゆみが出るのが魚鱗癬(ぎょりんせん)です。

空気が乾燥する冬に症状が悪化し、アトピー性皮膚炎と合併することが多いと言われています。

水虫などの皮膚真菌症

真菌とはカビのことで、足に感染する水虫をはじめ、爪や股間、頭、顔、手、口、背中、胸などあらゆるところに症状がでます。

高温多湿の夏では、汗をよくかく部分に「マラセチア感染症」という真菌症が出ることが多いと言われています。

単純ぺルぺスや帯状疱疹(たいじょうほうしん)

ウイルスによる感染が原因で、体がかゆくなるのが単純ぺルぺスや帯状疱疹(たいじょうほうしん)です。

単純ヘルペスでは、口の周りや外性器に、真ん中がややへこんだ水ぶくれができると言われています。

 

帯状疱疹(たいじょうほうしん)の特徴は、刺すような痛みが体に起こることから始まると言われています。その後にかゆみをともなう赤いぶつぶつができて、小さな水ぶくれが帯状に広がります。

丹毒(たんどく)や、蜂窩織炎(ほうかしきえん)

細菌による感染が原因で、ぶつぶつができて体がかゆくなるものに、丹毒(たんどく)や、蜂窩織炎(ほうかしきえん)などがあります。

丹毒は、顔面、足、おへその周りなどに症状が出ることが多く、発熱や寒気、頭痛、嘔吐をともなう場合が多い、と言われています。

 

蜂窩織炎(ほうかしきえん)は、発熱、全身の倦怠感、頭痛など、様々な症状をともなうと言われています。

 丹毒や蜂窩織炎(ほうかしきえん)を発症させる菌は、A群β溶血性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌、インフルエンザ菌など、様々なものがあります。

ニキビ

毛穴が脂肪などでつまったり、皮脂が多く出たり、アクネ菌が増加したりするのが原因で発症すると言われているのが、ニキビです。

金属が原因の金属アレルギー

金属がアレルギーを引き起こし、皮膚にかゆみやぶつぶつを引き起こしていることも少なくないと言われています。

金属アレルギーには2種類あって、金属が触れた部分にアレルギー症状が出る場合と、食べ物や飲み物に含まれている金属が体に入ったり、歯の治療や、外科的治療で用いられた金属が体内に溶け出したものが血液にのって、離れた様々な場所に症状をもたらす場合です。

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ぶつぶつなしで体がかゆい原因

「内臓の鏡」とも言われる皮膚は、かゆみが内臓の病気からきていることがあります。

肝臓の病気

肝臓の機能が低下すると老廃物がたまりやすくなり、かゆみを感じやすくなると言われています。

肝硬変では、手のひらが真っ赤になったりします。

腎不全(じんふぜん)

腎臓の機能が低下すると、尿毒素が体内にたまりやすくなるので、体がかゆくなると言われています。

リンパ腫(しゅ)や白血病(はっけつびょう)

リンパ腫や白血病などの、血液系の病気の初期症状として、皮膚にかゆみが出ることが知られています。

甲状腺(こうじょせん)の病気

 

喉にある小さな臓器である甲状腺から、ホルモンが出すぎて新陳代謝が活発になりすぎると、体にかゆみがもたらされることがあります。

糖尿病

血液中の糖の割合が高くなる糖尿病になると、体が水分不足におちいりやすく、乾燥するために、肌がかゆくなると言われています。

がん

遺伝子が傷つくことで細胞が突然変異を起こすがんも、皮膚のかゆみを起こすことがあると言われています。

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薬の服用

薬の服用によるかゆみで、ぶつぶつをともなわないものもあります。

妊娠

妊娠すると、女性ホルモンが大量に分泌されることで、母親の細胞性免疫が胎児を攻撃しないように、免疫機能に変化が生じます。そのため体がかゆみを感じやすくなると言われています。

ウール製の衣類や化学物質、化粧品などとの接触

接触皮膚炎のうち、ぶつぶつの出ないかゆみもあります。

乾燥が原因のドライスキン(乾皮症)

高齢になると、皮脂の分泌が減ったり、新陳代謝能力が落ちるので、肌が乾燥するドライスキンになりやすく、体にかゆみが引き起こされます。

また、年齢に関係なく、行き過ぎた清潔志向による石けんの使いずぎや洗いすぎ、こすりすぎによるドライスキンのかゆみもあります。

ストレス

ストレスは肌表面の環境に影響を与えることで、外敵が侵入しやすくなり、かゆみを感じやすくなります。

 ストレスによるかゆみについては、こちらで詳しく解説していますので、参考にしていただければと思います。

自己判断で対処しないことが大切です

じつは、かゆみを起こす病気は500以上あると言われています。

それくらい体の不調が肌に現れやすいということで、間違った判断で対処してしまうと、思わぬ方向に悪化してしまう恐れがあります。

いつまでも続くかゆみや、どうも気になる、という時は医師の診察を受けるようにしてくださいね。

まとめ

体がかゆい!、という時は、生活に支障が出てしまいますよね。おさまらないかゆみにイライラすることもあるでしょう。

でもかくことは、症状を悪化させてしまうことが多く、かくとさらにかきたくなるメカニズムも存在します。

かゆみの原因を医療機関で突き止めるとともに、かかない工夫をすることも大切ですね。

 
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