イヌリンと難消化性デキストリン 糖尿病の効果はどっち?
血糖値が高くて気になる方が飲んでいるのは、 難消化性デキストリンというものですが、最近急上昇して話題になっているのがイヌリンです。
イヌリンは菊芋やゴボウに含まれている天然の多糖類の一種で、食物繊維です。
ということですが、難消化性デキストリンもイヌリンと同じ、多糖類で食物繊維なのです。
- そこで、イヌリンとデキストリン・・これってどう違うの?
- 血糖値をコントロールして糖尿病の予防に期待出来るの?
このような、違いを知りたいと思いますよね。
ということで、今回は、「イヌリンと難消化性デキストリン 糖尿病の効果はどっち?」というテーマで進めていきたいと思います。
イヌリンと難消化性デキストリンの違い
| イヌリン | 難消化性デキストリン | |
| 原料 | 菊芋、ごぼう、玉ねぎ | とうもろこし(デンプン) |
| 成分 | 多糖類で水溶性食物繊維 | 多糖類で水溶性食物繊維 |
このように、イヌリンと難消化性デキストリンは、同じ仲間ということなので、同じような働きをします。
でも、イヌリンと難消化性デキストリンの決定的な違いがあります。
それは、難消化性デキストリンは食後の血糖値を抑える働きと、腸を整える作用、 内臓脂肪の蓄積を抑制する効果がありますが、イヌリンはそれに加えて、フラクトオリゴ糖に変化し、善玉菌の餌になります。
これにより、 善玉菌の活性を促して、インスリンの分泌タイミングを正常化させます。
これについては、NHKの「ためしてガッテン」に出場されていた、 慶應義塾大学医学部腎臓内分泌代謝内科の伊藤医師の研究によるものです。
血糖値が気になる方と内臓脂肪を減らしてダイエット効果を望んでいる方には、断然、イヌリンがお勧めです。
では、まず、難消化性デキストリンの効果についてお話ししますね。
難消化性デキストリンの血糖値抑制効果
まず、難消化性デキストリンですが、難消化性とは、「消化しない」そして、デキストリン、つまり、デンプン分解物ということです。
よって、難消化性デキストリンは食後の血糖値の上昇を抑えます。
これは、血糖値を上昇させる麦芽糖の分解を抑える効果があるからです。
麦芽糖はブドウ糖に分解され、それが、食後の急激な血糖値を上昇させるのです。
ということは、血糖値を上昇させる犯人は麦芽糖ということですね。
そこで、難消化性デキストリンはデンプンなのでブドウ糖に分解されますが、分解する速度が非常に遅いということです。
つまり、麦芽糖の分解を抑えるデキストリンは麦芽糖を抱え込むことによって、分解を遅くすると言う働きをするのです。
これによって食後の血糖値の急激な上昇を抑えます。
食後の血糖値を穏やかにするということは、インスリンの分泌を少なくする・・・つまり、糖尿病になる引き金を戻す効果になるということです。
整腸効果
難消化性デキストリンは、整腸効果があると言われてますが、これは、ゲル状になって、水を吸収する性質があるからです。
これが、老廃物をくっつかせて 、一緒になって 腸内を進んで行くので、デトックス効果が発揮されるということです。
また、難消化性デキストリンは水溶性植物繊維なので便を柔らかくします・・・つまり、 不要な宿便などを排泄させるのです。
この作用が腸を整える成長効果につながるということです。
内臓脂肪を少なくする
内臓脂肪を少なくするということはダイエット効果につながるということですが、これも先ほどの整腸効果と同じことで、ゲル状になって老廃物をくっつかせますが、それと同時に脂質やコレステロールも抱え込むので、 結果的には吸収されないまま排出されます。
これが、 内臓脂肪をつかせない働きになり、お腹ぽっこりを防ぐのです。
さらに、難消化性デキストリンは、カルシウムやマグネシウム、そして、 亜鉛や鉄を吸収させる働きを促進します。
これが、効率よく栄養分を補うことになるということです。
イヌリンの血糖値抑制効果
イヌリンは多糖類ですが、体の中で分解しません。
では、なぜ分解しないのかということですが、私たちの体に中にイヌリンを分解させる酵素が存在しないからです。
よって、難消化性デキストリンと同じように、消化器官に入り水分を吸収してカサを広めて糖を抱え込んでゆっくりと胃から小腸へと移動します。
このゆっくりが、血糖値の急上昇を抑えるのです。
食後血糖値が急上昇する原因は、食べたものが消化器官ですぐに分解して消化させるからですが、イヌリンが体の中にあれば、糖質を抱えこんでゆっくりと腸を移動するので、急激な血糖値の上昇を防いでくれるのです。
そして、その時に、老廃物や余分なコレステロールも引き連れて移動するので、デトックス効果にも良いということです。
さらに、腸のぜん運動を促す効果も発揮されるという優れた働きをします。
そして、小腸から大腸に移動した時、イヌリンは発酵分解して、フラクトオリゴ糖に変化し、ビフィズス菌のエサになります。
ビフィズス菌といえば、善玉菌ですね。
腸内には、善玉菌と悪玉菌、そして日和見菌が存在しますが、善玉菌のエサになるということは、善玉菌を活性化させるということで、これが、腸内環境を整えるのです。
善玉菌が優勢になれば、今まで便秘気味であった腸も改善されます。
そこで、興味深いことですが、腸の細菌(腸内フローラ)とインスリンの抵抗性が密接な関係を持っているということです。
これについて、應義塾大学医学部の伊藤医師の研究だけではなく、イリノイ大学の研究結果にも示されています。
これらの研究内容によると、腸内環境を整えることによってインスリンの分泌を正常化させるということです。
つまり、糖尿病の主な原因だと言われている高血糖の改善となるヒントが隠されているのです。
腸は第二の脳と言われていますが、これは、脳内物質が腸で作られているという事です。
そして、そればかりではなく、腸がインスリンの抵抗性と関係しているということです。
腸内細菌が血液中に流れ込み炎症を起こす
順天堂大学での研究レポートでは、脂質の多い食事ばかりしていると、腸内フローラにダメージを与え、腸内細菌が血液中に流れ込み炎症を起こすそうです。
この炎症が原因でインスリン抵抗性を引き起こす可能性があるということです。
日本人2型糖尿病患者における「腸内フローラのバランスの乱れ」を発見~腸内細菌が血中
へ“移行する”ことが明らかに~
イヌリンは難消化性デキストリンより優れている
これらのイヌリンの研究結果をみると、圧倒的に、難消化性デキストリンよりも優れていると思います。
特に、腸内環境をよくすることによって、インスリン抵抗性を改善すると言うことですね。
でも、今の段階では、難消化性デキストリンはトクホ認定ですが、 イヌリンはトクホや機能性表示食品にも認定されていません。
この点が、どうなのかと思いますが、上記の研究機関で結果が示されているので今後期待できるということです。
イヌリンと難消化性デキストリンの比較
イヌリンと難消化性デキストリンの比較を表にまとめました。
その結果、善玉菌を増やして腸内環境を整え、インスリンの改善、そして、肥満対策にもなる。
この点は難消化性デキストリンよりも、優れていると判断しました。(下記は私の評価です)
| イヌリン | 難消化性デキストリン | |
| 食後の高血糖を防ぐ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
| 糖の吸収を遅くする | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
| 内臓脂肪を少なくする | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
| 腸内環境を整える | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
| 便秘改善 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
| 肥満対策 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
| コレステロールの排除 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
| ミネラルの吸収を促す | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
| 善玉菌を増やす | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ |
| インスリンの改善 | ☆☆☆☆☆ | ☆☆ |
イヌリンの注意点
イヌリンは天然の食物繊維ですが、過剰に食べると副作用の心配があります。
糖の吸収を抑えるというメリットがありますが、過剰摂取は危険なのです。
というのは、 糖の吸収を抑えるということは、栄養を吸収させないということになるので、 栄養不足になることが考えられます。
また、腹部膨満感や下痢になったりすることもあります。
そして、 アレルギーにも注意が必要です。
特に妊娠されてる方はかかりつけの医師に相談してから食べてください。
このような注意が必要ですが、サプリメントであれば、適量を飲みさえすれば安全です。
菊芋やゴボウ、玉ねぎにイヌリンが含まれているといっても、毎日食べることは大変なので、イヌリンを凝縮したサプリメント・・・ルックルックイヌリンプラスがおすすめです。
ルックルックイヌリンプラス
ルックルックイヌリンは菊芋、納豆、玉ねぎ、ヨーグルト、そして、サラシアや桑の葉など、高血糖に良いものばかり配合されているサプリメントです。
そして1袋あたり食物繊維が46000mgも含まれています。
この、食物繊維が46000mgという量は、レタス 153玉分に匹敵する量なのです。
さらにナットーキナーゼやビフィズス菌も含まれています。
これらの総合的な血糖値対策素材がプラスされているので、 大いに期待できるということです。
↓ルックルックイヌリンプラスの関連記事はこちら↓