ニキビの原因にも予防にもなる?ピーナッツとニキビの関係

ピーナッツをたくさん食べるとニキビができやすい、と聞いたことがある方も多いかもしれません。本当にピーナッツがニキビの原因になるのでしょうか。今回はピーナッツの成分やニキビとの関係、また一日にどのくらいまで食べていいのかを詳しくご紹介します。

ピーナッツに含まれる脂質がニキビの原因に

ピーナッツの成分の中には脂質が含まれています。毛穴を詰まらせてニキビの原因になる脂質ですね。

ピーナッツ自体には脂質が少ない?

ピーナッツを一度に多くの量を摂取してしまうと、脂質の取り過ぎによって皮脂の分泌も増えて毛穴を詰まらせて、ニキビの原因になってしまうことになります。

ただ、ピーナッツそのものは、ニキビの原因には繋がらないということが判明しています。ピーナッツが市販されるまでの過程で加工や味付けをされて脂質がより一層高くなってしまう、ということが脂質を高くすることに繋がっていて、それがニキビの原因になっているのです。

では、ピーナッツの中には、どのくらいの割合で脂質が含まれているのでしょうか。実は、ピーナッツに含まれる成分の約半分が脂質になっています。市販の加工されているピーナッツは、さらに脂質が高くなっており多く摂取することはニキビの原因にも繋がります。

市販の味付けされているピーナッツや、バターや油脂を加えて加工されているピーナッツ製品はどうしても脂質が高くなりがちです。できれば加工されていない素焼きのピーナッツを選ぶか、もしくは生のピーナッツを選ぶのがおすすめです。また、一度にたくさんのピーナッツを食べすぎないこともとても重要です。

少量のピーナッツなら大丈夫

ただし、加工されている市販のピーナッツでも、少ない量を食べる分には脂質の取り過ぎになる心配もありません。加工されたピーナッツ製品は美味しいので、ついつい多く食べ過ぎてしまうということもあります。

一度に摂取する量を少なめにしておくことで、ニキビの原因として気にすることもなく、美味しいおやつとして取り入れることができます。ピーナッツには豊富な栄養分が含まれており、実は優秀なおやつとしてもおすすめの食材です。

ピーナッツに限らず、脂質の多い食材を取り過ぎると皮脂分泌が活発になりニキビの原因につながりますので、食べる量を調節しながら食事に取り入れるようにしましょう。

ピーナッツにはニキビを予防する成分も

ピーナッツと言えばニキビの原因になるというのが定説ではありますが、実は、ニキビ予防になる成分も含まれているのです。

ピーナッツに含まれるニキビ予防の成分とは?

ピーナッツに含まれている、ニキビ予防になる成分の一つ目はビタミンB群の、パンテトン酸とビオチンが含まれています。パンテトン酸はビタミンB群の一種で、お肌の新陳代謝を促す働きがあります。新陳代謝を促して、お肌にニキビができにくくしてくれる成分です。

ビオチンには、たんぱく質の代謝を促して皮膚の炎症を防いだり、皮膚炎を防いだりする効果もあります。ビタミンB群のどちらの成分も、お肌には嬉しい働きをしてくれる役割をしてくれます。

ニキビ予防になる成分の二つ目は、抗酸化作用の働きをするビタミンEです。ピーナッツにはこのビタミンEが多く含まれています。抗酸化作用とは、酸素を取り入れる際に発生する活性酸素を抑えて酸化するのを防ぐ作用のことで、体を守る働きをしてくれます。

活性酸素が皮膚の炎症を引き起こしてニキビの原因にもなりますが、ビタミンEの働きによって皮膚の炎症を防ぐことができます。またお肌の血行を促進して、新陳代謝を高める効果もあります。ピーナッツに含まれるビタミンの成分は、ニキビができにくいお肌を作ることにも繋がります。

また、ピーナッツに含まれる脂質には、オレイン酸という成分が含まれています。オレイン酸には腸の動きを活発にする効果があり、便秘の改善にも役立ちます。ニキビの原因のひとつに便秘が考えられる場合には、便秘が解消されることによりニキビの症状も和らぐことになります。ピーナッツを上手におやつに取り入れることで、ビタミン類や脂質に含まれるオレイン酸を摂取することができます。

ニキビの原因になると思われがちだったピーナッツですが、実はニキビの予防や改善にも役立つ成分が含まれるということは驚きの結果だったかもしれません。

ピーナッツの胚芽は栄養がたっぷり?

「ピーナッツを食べるなら、ニキビの原因になる胚芽の部分を取って食べなさい。」と、
言われた覚えがあるのですが、果たして実際のところはどうなのでしょうか?

胚芽がニキビの原因になるのはウソ?

以前は、ピーナッツの胚芽がニキビの原因になると言われていたこともありましたが、胚芽の部分には、実はニキビの原因になる成分は含まれていません。

胚芽とは芽の部分のことで、成長のために重要な起点となる小さな器官のことです。胚芽の部分には実はとても多くの栄養分がたくさん詰まっています。実際にピーナッツの胚芽部分はニキビの原因にはならず、人に必要な栄養素を多く含んでいることが分かっています。

ピーナッツの胚芽に含まれる栄養素

では、胚芽にはどのような栄養素が多く含まれているのか見ていきましょう。ピーナッツの胚芽に含まれる成分は、主にポリフェノールやアミノ酸で、実の部分よりも胚芽のほうが多く含んでいることが分かっています。ポリフェノールやアミノ酸は、人が健康を維持するためにも必要な栄養分です。

この胚芽を使った実験を行ったところ、血中のコレステロール値や体内の抗酸化機能を改善させる効果があることがわかりました。実験からピーナッツの胚芽を継続的に摂取することで、ストレスホルモンを減少させることにつながり、認知機能にもプラスに働くことも判明しました。

実験の結果からピーナッツの胚芽部分に含まれる成分には、人の老化防止や健康維持にも役立つ成分が多く含まれているということが分かりました。抗酸化機能を改善させたり血中のコレステロール値を下げたりと、人が健康を維持するうえで必要とされる優秀な栄養素を含むのがピーナッツの胚芽部分です。今後はピーナッツの胚芽部分に注目した、健康を維持するためのおやつなども出てくるかもしれません。

ニキビの原因になると考えられていた胚芽の部分にはニキビの原因になる成分は含まれておらず、健康維持のために積極的に取り入れたい成分を含む部分だったのです。これからはこの優秀な胚芽部分を進んでおやつに取り入れてみたくなりそうです。

ニキビの心配不要なピーナッツの一日の摂取量とおすすめ調理方法

ニキビの原因にならないピーナッツの量は?

ニキビの原因にはならないようにピーナッツを摂取するには、一日に約30粒程度の量に抑えるようにするのが大事です。

一度にたくさん食べ過ぎて、ピーナッツに含まれる脂質を取り過ぎないようにするためです。味付けや加工がされているピーナッツ製品なら、30粒よりさらに少なめにしておくと安心です。食べる前に小皿に30粒弱を取り分けておくと食べ過ぎず、どのくらいの量か目安として分かりやすくなります。

ニキビにならないピーナッツの調理方法は?

ピーナッツを食べる時、ニキビの原因にならずに、栄養もそのまま摂取できる調理方法があります。ピーナッツをそのまま食べるのもいいのですが、調理して食べると良いです。

生の落花生が手に入ったら、落花生を茹でてピーナッツを味付けせずそのまま食べるのが一番シンプルな調理法です。味付けや加工をしていないそのままの状態なので、栄養分もまるごとそのまましっかりと取ることができます。

また市販のものを使って、細かく砕いたピーナッツをサラダのトッピングとして食べるのも栄養素が取れておすすめです。サラダに入った野菜の栄養素とピーナッツの栄養素を同時に摂取することができます。いつものサラダよりも栄養バランスの取れたサラダに変身します。

自分で自家製の脂質の少ないピーナッツバターを作ってみるのもおすすめです。皮を剥いたピーナッツを油を引かないフライパンで乾煎りしてから、フードプロセッサーにピーナッツと砂糖大さじ1、バター少々とオリーブオイル小さじ1を入れて混ぜるだけで完成します。

一日の摂取量に気を付けてピーナッツを食べることでニキビ予防や健康維持、それに老化防止にも繋げることができます。そのため、今日からおやつや食事に進んで取り入れてみるのもいいかもしれません。手軽に手に入れることができる上に身体にも良い成分を含む優秀な食材ですから、上手に調理してピーナッツの栄養素を摂るようにしましょう。

まとめ

・ピーナッツが市販される過程での加工によって、より多くの脂質が含まれることになる
・ピーナッツには体に必要かつニキビ予防につながる栄養素も含まれている
・胚芽がニキビの原因になるというのは間違い
・1日に食べる量を30粒以内に抑えればニキビの原因になる可能性は低い

「ピーナッツがニキビの原因になる」と世間で思われるほど、直接の原因になるわけではないようですね。食べる量をキチンと抑えて、上手に調理して食べると、ニキビの原因にならないだけでなく、ニキビ予防、体に必要な栄養素をしっかりと摂ることができますよ。