保湿剤ヒルドイドとジェネリック(ビーソフテン、ヘパリン類似物質)の効果は生物学的に同等です。
しかし、添加物成分(基剤)が違うため、明らかな塗り心地の違いや見た目の違いのある製剤もあります。
その代表例がヘパリン類似物質外用スプレー・ヘパリン類似物質外用泡状スプレーです。
- ヘパリン類似物質外用スプレーは、さっぱりしているためニキビ顔にもおすすめです。
- ヘパリン類似物質外用泡状スプレーは、伸びがよく、顔を含めて全身に使いやすいです。
ヒルドイドローション、ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)は、ネットでは化粧水・美顔液扱いですが、医薬品であることを忘れてはいけません。
ヘパリン類似物質外用スプレー
ヘパリン類似物質外用スプレーは、1日1回~数回乾燥しやすいところへ直接スプレーします。
(新品は、一定量が出るまで数回空噴霧が必要)
薬液を手に薬をとる必要がないため、直接背中やおしりなど手の届きにくいところへシュシュッと噴霧できます。
ただし、ヘパリン類似物質外用スプレーは夏に使うと冷たく気持ちいいですが、冬は凍えるくらい冷たいです。
昔はスプレーのプッシュ部の故障が多く対応に困ったのを記憶していますが、今のスプレーボトルは逆さでも使用できるように改良されています。
※効果と使い方の詳細は、ヘパリン類似物質外用泡状スプレーと一緒にまとめて後述します。
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ヘパリン類似物質外用泡状スプレー
ヒルドイドの新ジェネリック、ヘパリン類似物質外用泡状スプレーが2016年12月に発売され、ヒルドイドのジェネリックは全部で6種類になりました。
ヘパリン類似物質外用泡状スプレー発売後の反響が予想以上あったためか、発売後は1.2カ月程度品薄状態となったのを記憶しています。
ビーソフテンゲルは、打撲後の腫れ、腱鞘炎、筋肉痛、関節炎などの痛みや傷跡に使用され、油性クリーム、クリーム、ローション、スプレーは、主に保湿剤として使用されています。
同じ条件の使い方をした場合、保湿効果はどれを使っても同等です。
しかし、添加物成分(基剤)の違いがあり、しっとり感の違い、満足度の違いに直結します。
ネットで話題のアンチエイジングクリーム(美容クリーム、美容ローション)とは、ヘパリン類似物質油性クリーム、クリームのことで、
美白化粧水や美顔液とは、ヘパリン類似物質ローション、スプレーのことです。
ヘパリン類似物質外用泡状スプレーはヘアケアのムースのような容器ですが、使用前に振る必要はありません。
(容器には「振らないでください」と記載)
ヘパリン類似物質外用霧状スプレーは、1日1回~数回乾燥しているところへ塗ります。
(新品は一定量が出るまで数回空噴霧が必要)
ヘパリン類似物質外用泡状スプレーはヘパリン類似物質外用スプレーと違い、薬液が霧状に飛びません。
プッシュすると泡がダラダラダラ~っとでます。
ワンプッシュの量は少ないです。
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ヘパリン類似物質外用泡状スプレーはヒアルロン酸配合
ヘパリン類似物質外用泡状スプレーの添加物成分のひとつに、精製ヒアルロン酸ナトリウムがあります。
ヒアルロン酸は、ヒルドイドと他のジェネリックには含まれないヘパリン類似物質外用泡状スプレー独自のしっとり成分です。
有効成分ヘパリン類似物質との相乗効果を狙っています。
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)の有効成分
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)の有効成分は、ヘパリノイドといわれるヘパリン類似物質です。
ヘパリンは血液が固まるのを抑える働きがある物質です。
ヘパリン類似物質とは、そのヘパリンという物質と似た作用(構造)を持っている成分です。
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)の禁忌
- 出血性血液疾患 (血友病、血小板減少症、紫斑病等)のある患者
[血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある]- 僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される患者
[血液凝固抑制作用を有し、出血を助長するおそれがある]ヘパリン類似物質外用スプレー添付文書より
添付文書:医療者用の薬の説明書
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)は、顔にも手軽にシュッシュできるイメージをお持ちの方が多いと思います。
しかし、ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)は顔にも使えますが、化粧水ではなく保湿剤という医薬品です。
副作用もわずかながらあります。
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)の成分ヘパリン類似物質は、ヘパリンという物質と似た作用(構造)を持っています。
そのため、出血しやすい方や出血しやすい場所はヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)は使用できません。
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)の効果
保湿効果(保湿剤としての効果)
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)が化粧水や美顔液として紹介されるのは、保湿効果があるためでしょう。
保湿効果で肌の水分が逃げるのを抑え、バリア機能を改善します。
出典:マルホHP
血流改善効果(血行促進効果)
血をサラサラにしそうな効果の名前ですが、あくまで表面の血流を改善する効果です。
この効果を利用して、しもやけの血流改善にヒルドイドソフト軟膏やヘパリン類似物質油性クリームを使用する場合もあります。
傷跡をきれいにする効果
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)は、ケロイドや肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と呼ばれる、盛り上がった傷跡を治す効果があります。
ヘパリン類似物質外用スプレーの効能効果
- 血栓性静脈炎(痔核を含む)
- 血行障害に基づく疼痛と炎症性疾患(注射後の硬結並びに疼痛)
- 凍瘡(しもやけ)
- 肥厚性瘢痕・ケロイドの治療と予防
- 進行性指掌角皮症
- 皮脂欠乏症
- 外傷(打撲、捻挫、挫傷)後の腫脹・血腫・腱鞘炎・筋肉痛・関節炎
- 筋性斜頸(乳児期)
添付文書より
キズパワーパッドは傷を早くキレイに治す絆創膏
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)の使い方(塗り方)
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)は塗ったところがしっとりする量を塗ります。
このときヘパリン類似物質外用泡状スプレーを皮膚にすりこむように塗ると、より保湿剤としての効果が得られるといわれています。
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)の塗る回数の厳密なルールはありません。
しかし、ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)の先発品であるヒルドイドには、1日1回と2回塗ったときの保湿剤としての効果の違いを示したデータがあります。
出典:マルホHP(改変)
1日1回ヒルドイドを塗った場合は、塗る量を増やしても保湿剤としての効果に差はありません。
ヒルドイドは1日1回より2回塗ったほうが保湿としての効果が期待できます。
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)はヒルドイドのジェネリックですので、これに近いデータが出るでしょう。
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)はいつ塗る?
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)の保湿剤としての費用対効果を最大にするための塗る回数が1日2回と仮定するならば、
塗るタイミングは朝と入浴後です。
朝に塗る理由
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)を朝に塗る理由は、日常の活動に入る前の朝は塗り忘れが少ないからです。
入浴後に塗る理由
次もヒルドイドのデータですが、近い結果がでると予測できます。
出典:マルホHP
入浴後1分後にヒルドイドを塗る場合と、入浴後60分後にヒルドイドを塗る場合では、わずかながら2週間後の肌の水分量に違いがあります。
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡スプレー)は冷蔵庫保存OK
夏はヘパリン類似物質外用スプレーを使い、冬はヘパリン類似物質泡状スプレーがおすすめです。
しかし、ヘパリン類似物質外用スプレー(泡スプレー)は冷蔵庫保存OK(1℃~30℃の室温保存)ですので、夏は冷やして使うと気持ちいです。
夏の風呂上がりに冷蔵庫で冷やしたヘパリン類似物質外用スプレーを顔から足まで全身にプッシュすると爽快感が増します。
ヘパリン類似物質外用泡状スプレーは、冷蔵庫で冷やすと泡の質感が変わりますが、泡を塗りのばしたときの冷感が肌に残り気持ちいいです。
ヘパリン類似物質外用スプレー(液状スプレー)の市販
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)のように霧状・泡状のスプレータイプの市販はありません。
ヘパリン類似物質外用スプレー(泡状スプレー)と同成分を含む市販は多くあります。
保湿効果が期待できる市販
(ヘパリン類似物質ローション系)
盛り上がった傷跡を治す効果が期待できる市販
(ヘパリン類似物質ゲル系)
まとめ
- ヘパリン類似物質外用スプレー(液状スプレー)は顔にも使えるが、化粧水・美顔液ではなく医薬品
- ヒルドイドローションは乳液状
ヘパリン類似物質外用スプレーは霧状
ヘパリン類似物質外用液状スプレーは泡状 - ヘパリン類似物質外用スプレー(液状スプレー)には、3つの効果(保湿効果、血行促進効果、傷跡修復効果)がある
- ヘパリン類似物質外用スプレーの使い方は、朝と入浴後に患部に直接噴霧する
- ヘパリン類似物質外用液状スプレーの使い方は、朝と入浴後にすり込むように塗布する