NADECICA編集部

美容皮膚科やクリニックで人気のサルチル酸ピーリング。とても効果が高く、おすすめの美容法ですが、実は種類や注意すべきことがいくつかあります。サルチル酸ピーリングを効果的に使うために、知っておくべきことを見ていきましょう。

サルチル酸ピーリングには種類がある

サリチル酸エタノール

サルチル酸ピーリングとして初めにできたのがサリチル酸エタノールです。非常に高いピーリング効果があるのですが、皮膚への浸透力が強すぎて、赤み、痛み、炎症といった副作用が出てしまうことがありました。

美容目的であれば、少し効果が強すぎるため、特に医師がすすめない場合は、次のサリチル酸マクロゴールの方をおすすめします。

サリチル酸マクロゴール

サリチル酸エタノールのマイナス面を改良したのがサリチル酸マクロゴールです。サリチル酸マクロゴールピーリングに使用されているマクロゴールという成分はピーリング剤が皮膚の奥深くまで浸透するのを防ぐ効果があります。

このため、サリチル酸エタノールのように、皮膚に浸透しすぎることなく、ピーリング効果を期待することができます。副作用なく美容効果を期待できるのは、とてもうれしいですね。

サリチル酸ピーリングの効果

シミやにきび跡などに効果がある

サリチル酸ピーリングでは酸性のピーリング成分が皮膚の表面を削ることで、シミやくすみが薄くなり、肌を美しく見せることができます。このため、肌の凹凸に悩む女性にとても人気があります。

肌の表面を削ることで肌がワントーン明るくなる

サリチル酸ピーリングは肌の表面を削ることで、くすんだ肌を明るく見せてくれる効果があります。
色素沈着した肌を明るく見せたい方にはとてもおすすめです。

肌細胞を活性化してお肌のターンオーバーを促す

また、肌が薄くなることによって、ターンオーバーが促進されるという効果もあります。
もともと、紫外線などによって、肌のターンオーバーがうまくいかず、肌が厚くなってしまっている場合は、サリチル酸ピーリングを何度か行うことによって、お肌の若返り効果を期待することもできます。

また、ピーリング後はほかの美容成分の浸透もよくなっているため、美容液やビタミンC導入などの効果が高くなるという効果もあります。

サリチル酸エタノールの特徴

浸透性に優れているのでピーリング効果が高い

サリチル酸エタノールは非常に浸透性に優れているため、高いピーリング効果が期待できますが、浸透性が高すぎるため、皮膚の奥深くまで浸透し、血液に吸収されてしまいまうという問題点があります。このため、いくつかの副作用が出てしまうことがあるのです。

痛みや炎症が出やすい

サリチル酸エタノールはその高い浸透性とピーリング効果から、痛みや炎症が出やすいというデメリットがあります。赤みが残ってしまったりと、美容目的であることを考えると、望ましくない結果が出やすいことから、現在は美容分野では推奨されていません。

皮膚の奥まで浸透してしまうとめまいなどの副作用がある

さらに血液に吸収されることで、耳鳴り、頭痛、めまいといった症状が起こることもあります。

日本人の肌質には合わない

もともとサリチル酸エタノールによるピーリングは欧米で行われていた施術で、日本人の肌質には合わない部分もあります。そして副作用が広く知られるようになり、さらにサリチル酸マクロゴールによるピーリングが登場すると、美容目的での使用は基本的にされなくなりました。

サリチル酸マクロゴールの特徴

比較的赤みが出にくい

ピーリング剤をマクロゴールという基材に溶かして使用するこのピーリング方法は、マクロゴールという成分がピーリング剤が皮膚の奥深くまで浸透するのを防いでくれるため、赤みが出にくいという特徴があります。

これまで行われてきた、サリチル酸エタノールによるピーリングの副作用部分が軽減され、ピーリング効果はしっかりと残っていることから、美容皮膚科などで人気となり、一般的に使用されるようになりました。欧米人と比べ、肌が薄く、きめが細かい日本人の肌にも合っていたこともあります。

肌への刺激が少ない(ピリッとした痛みが少ない)

また、肌への刺激が少なく、痛みを感じにくいという利点もあります。複数回行うことで効果が出やすいピーリングですので、施術時の痛みが大きいと、途中でやめてしまいたくなることもあります。施術時に痛みを感じないことは大きなメリットですね。

肌の回復が早い

副作用が出にくいことから、肌の回復が早いこともメリットとして挙げられます。痛みや赤みが出てしまうと日常生活にも差支えがあるので、この点もとてもうれしいですね。

保湿や紫外線対策が必須

ピーリングは肌の表面を削り取って薄くする施術なので、どうしてもお肌のバリア機能が低下してしまいます。このことから、保湿や紫外線対策をしっかり行うことが大切です。

サリチル酸ピーリングには副作用がある

いつもの肌よりも乾燥する

酸性のピーリング剤により肌表面を削っているため、お肌のバリア機能はいつもより低下しています。
このため、いつもよりも肌が乾燥しやすくなっており、保湿が非常に重要になっています。

ひりひりとした痛みを感じることがある

肌表面が削られることにより、ひりひりとした痛みを感じる場合があります。あまりにもひどい痛みを感じる場合はすぐに病院に相談しましょう。

反応性のにきび

ピーリングは少なからず肌に刺激を与えることから、一時的にニキビができやすくなることがあります。こちらもあまりにひどい場合はすぐに病院に相談しましょう。

ほくろなどが目立つ

ピーリングはほくろをさけて行う場合が多いですが、時々施術後に起こる色素沈着により、ほくろが目立つ場合があります。

色素沈着

ほくろと同様に色素沈着が起き、一時的にシミが目立つようになる場合もあります。こちらも一時的なものですので、時間がたてばおさまってきます。

腫れ、水泡

サリチル酸マクロゴールは比較的低刺激なピーリングですが、肌にダメージを与えてしまうこともあるため、腫れや水泡が出る場合もあります。こちらも一時的なものである場合が多いですが、ひどくなった場合は病院に相談しましょう。

イボやヘルペスができてしまう

上記同様、刺激により、イボやヘルペスが出来てしまう場合があります。こちらも同様に、ひどくなった場合は病院に相談しましょう。

サリチル酸ピーリングは自宅でもできる

通販で買えるものは基本的に美容皮膚科が使うもの

楽天やamazonでもサリチル酸マクロゴールピーリングの材料は購入することができます。通販で購入できるものは基本的に美容皮膚科で使用されるものですが、一般的に美容皮膚科で使用されるものよりは、やや効果が下がるものが多いようです。

治療用の原液タイプは絶対に選ばない

治療用の原液タイプも購入することはできますが、こちらは絶対に選ばないようにしてください。こちらは専門的な知識を持った人が使うべきものですので、ご自身でピーリングを行う場合には成分が強すぎて、お肌に甚大なダメージを与えてしまう場合があります。

AHAや保湿成分、美容成分が入っているものを選ぶ

通販で購入する場合はサリチル酸ピーリング剤ではなく、AHA等のほかのピーリング剤が入っているものを選ぶこともおすすめできます。サリチル酸ピーリングはやはり美容皮膚科で使用するものですので、少し成分が強いこともあります。自己判断で使用するとお肌を傷つけてしまったり、ニキビやシミを悪化させてしまうこともあります。このため、AHA等のほかのピーリング剤の方が初めて自宅で使用する際には安心して使用できるかもしれません。

また、保湿成分、美容成分が入っているものを選ぶこともお肌にとってよいことと言えるでしょう。
総じて、自宅で使用する際にはピーリング成分が薄まっているものの方が比較的安全に使用できます。

美容皮膚科+自宅ケアがベスト

以上のことから、自宅でピーリングを行う場合も、一度美容皮膚科で施術し専門家の指導のもと自宅でケアをするのがベストです。美容皮膚科で、ピーリング剤を購入できることもありますので、いきなり自分でピーリングするよりもずっと安心に行えます。

美容皮膚科でピーリング剤を購入することで、丁寧に使用法などを指導してもらえますので、間違ったケアで、お肌を傷つけることのないように注意できるようになるでしょう。

安心・安全に活用することがすべすべ美肌への近道

サリチル酸マクロゴールピーリングは効果が高くおすすめな美容法ですが、肌表面を削ってしまうため、どうしてもダメージが出てしまうこともあります。注意点を守って、お肌をいたわり安心・安全に行うことで、より美肌に近づくこともできます。

注意点をよく守って、正しいピーリングで、お肌のお悩みを解決していきましょう。