お尻の快適さや美しさを気にしているならば、そこにニキビができるのはもちろん、悪化されると更に困ってしまうものだ。
だが、残念なことにお尻はニキビができやすい場所とも言える。なぜなら、お尻は古い角質が残ったり、毛穴つまりを起こしやすい場所だからだ。
そこで、私達はそれをどうにかしようと治療やケアを行っているわけだ。
今回紹介するのは、そんな方法のひとつであるお尻の「ピーリング」である。
ご存知の方も多いように、これはお尻の古くなった角質や毛穴のつまりをピーリング(剥がす、溶かすといった意味がある)する方法だ。
溶かすや剥がすなどと聞くと、少々無理矢理な感じがするかもしれないが、お尻にできたニキビの原因をピンポイントで取り除いてくれるありがたい方法であるには違いない。
また、これは皮膚科などの医療機関ではメジャーどころの治療方法であるだけでなく、自宅でも簡単に行えてしまう。
ニキビ知らずな美しいお尻を目指すのはもちろん、その状態をキープする為にもチェックしておこう。
また、これを行なうにあたり様々な注意点もあるので、そちらも踏まえて試して欲しい。
以下からは、お尻に行なうピーリングについて基本的なことや、前述した注意点を交えて説明する。
ぜひ、これからの治療に活かしてほしい。
ターンオーバーが滞りがちなお尻に最適な治療
お尻のニキビにどうしてピーリングが効果的なのだろう。まずは、この相性の良さについて説明しておきたい。
最初にも紹介しているが、お尻にニキビができてしまう原因は、古い角質や毛穴のつまりである。これがどうして起きるのかというと、ずばり肌のターンオーバーが滞りがちだからだ。
お尻は日常生活の中で体圧などにより、血行不良が起きやすくなっている。こういった環境から、他の部位と比べると前述したようにターンオーバーが乱れてしまうのだ。
すると、肌が生まれ変わるスピードが落ちてしまい、表皮の剥がれ落ちるべき角質層がどんどん残ってしまう。
これがいわゆる、古い角質の誕生なのだ。
こうなると、「角質層が分厚くなる」、「毛穴つまりをおこしやすくなる」、といった環境となり、結果的にお尻にニキビができてしまう。
ピーリングが角質層やつまりを取り除く
上記したように他の場所と比べると、お尻は古い角質が溜りやすい。
ピーリングはそんな角質を酸などの力で溶かし、取り除いてくれる。これはただ単にお尻の角質を剥がすだけでなく、ターンオーバーの促しにも繋がるのだ。
それに、ピーリングが素晴らしいのはこれだけなく、お尻の毛穴につまった皮脂、角質、ホコリなどの汚れなども排除してくれる点である。
つまり、放っておくとニキビに姿を変えたり、悪化につながる毛穴つまりまでも取り除いてくれるのだ。
予防だけでなく、すでにできてしまったニキビの治りを早めるのも、こういった効果があるからだ。
事前に注意点を把握しておく
このように、お尻のニキビ治療や予防には最適なピーリングであるが、使用するにあたり何かと注意が必要なのも事実だ。
例えば、力加減や使用する頻度や、肌の状態によっては使用しない判断も大切などになる。
以下からは、そういった注意点も踏まえながら以下の4つの項目にわけて説明する。
- ①力加減に気をつける
- ②しっかりと保湿を行なう
- ③頻度は週に1回から
- ④使用できない場合がある
①力加減に気をつける
まずはピーリングの行い方について。
といっても、これの方法は実に簡単だ。ピーリングジェルやクリームを手に適量とり、それをお尻の気になる場所に使うだけである。終わった後はしっかり洗いながし、ひとまず終了である。(拭き取りタイプもあるが、肌への刺激を少しでも抑える為にも洗い流しタイプをおすすめする。)
ただしここでは「力加減」に注意しておきたいところだ。
一般的にピーリングは手をくるくると動かしながら、優しく移動させていくものだ。
しっかり角質や毛穴のつまりを除去したいからといっても、力を入れてごしごしするのはおすすめしない。この方法だと、わざわざ肌をいためたり、ニキビを悪化させているのと同じである。
また、摩擦を加えないという意味でも、ゆっくりと丁寧に行なうのもポイントである。
②しっかりと保湿を行なう
ピーリングを終えた後、お尻の水気を拭きとっておしまいではいけない。
この後に大切になってくるのが、「保湿」なのだ。
なぜかというと、ピーリング後の肌はさっきまで古い角質層に覆われていたこともあり、丈夫で強いとは言えないからだ。
理想的なのは、敏感肌でも使えるような刺激の低い化粧水やクリームでお尻をしっかり保湿することだ。(美白効果があるものも、ピーリング後はおすすめしない。)
③頻度は週に1回から
ピーリングを行ったお尻の肌は、非常に感動的な肌に生まれかわる。
初めてこの肌に出会った時は、「これが本当に自分の肌なのか?」と思わず疑ってしまう程だ。これは、なんといってもピーリングにより古い角質が取れるおかげで、柔らかく、手触りが良くなるからだろう。
このような体験をしてしまうと、もっときれいにしたい気持ちから、何度もピーリングを行いたくなるものだ。
しかし、ピーリングを行なう理想的な頻度は「週1回」、もしくは2回である。それ以上は、「やり過ぎ」になってしまうので注意が必要だ。
ピーリングは効果をすぐに感じられるのは確かであるが、だからといって前述したように頻繁に行なうのはNGだ。
これはお尻に限らず顔のニキビ治療や予防にも同じことがいえる。
ピーリングを行ないすぎると、まだ育ちきっていない肌が1番上に出てきてしまう。こういった肌はバリア機能も低く、弱くて敏感な肌を作ってしまいがちだ。
つまり、ニキビはもちろん、その他の肌トラブルを招きやすくなるのである。こうならない為にも、ピーリングを行なう回数には十分に注意しておこう。
④使用できない場合がある
ピーリングは、どんなお尻やニキビに使用できるものではない。肌のコンディションやニキビの状態によっては、使用をおすすめしない場合があるのだ。
例えば、蒸れによってかぶれや赤みが生じていると、ピーリングによってそれがますます悪化してしまう可能性がある。
また、炎症がひどいニキビの場合も同じだ。悪化はもちろん、ニキビ跡として肌に残るリスクも生じるだろう。(ちなみに私は、お尻にできたニキビの程度は白ニキビや黒ニキビといった炎症を起こしていない場合のみ使用している。)
このように、ピーリングを行えば今そこにある肌トラブルがごっそり取り除けるというわけではないのだ。
あなたのお尻の肌やニキビの状態は、どうだろうか?ピーリングを医療機関でなく自分で行なう場合は、慎重な判断も重要になるのを覚えておこう。
そして、事前にピーリングについての知識を十分に持つことはもちろん、パッチテストを行ったり、少しでも心配な点があれば使用しない判断を下すのも大切だ。
根本的な治療ではない
次に説明しておきたいのが、ピーリングがお尻のニキビに対して「根本的な治療でない」ということだ。
ピーリングは、確かにお尻のニキビを防止したり治療できたりと素晴らしいものだ。
だがよく考えてみてほしい。
これは古い角質層や毛穴のつまりを、「意図的」に除去するものだ。本来であれば、除去する必要はなく、時がくれば自然に役目を終えた角質は剥がれおち、毛穴がつまるリスクもなくなる。
ピーリングを行うとターンオーバーが促進されるとはいっても、結局は一時的なものに過ぎないのだ。残念だがこれは事実である。
お尻のターンオーバーを促進させる為には、運動による血行促進、栄養バランス良い食事、十分な睡眠時間などが根本的な治療となる。
また、ニキビの防止や悪化させない為には、下着を通気性が良い快適なものに変える工夫や、お尻を締め付けない衣類を着用するといった、日常の過ごし方も重ねて大切になる。
お尻のニキビの治療や予防として、ピーリングだけに頼るのはやめよう。
最後に
ピーリングは、上手に使えばお尻のニキビや悪化の防止として非常に優れたアイテムと言える。
その為には、ここまでの説明で挙げたいくつかの「注意点」に気をつけておくのがポイントだ。
また、文中でも述べたようにピーリングだけに便りきってしまうのはよろしくない。繰り返しになるが、お尻のニキビを治す為には着用する下着、食生活、運動など、様々な取り組みを合わせて行なってほしい。
これらの治療や取り組みに加えて、お尻のニキビやケアの対策としてピーリングを取りいれよう。