「インプラント」または「差し歯」はホワイトニングできますか?
インプラントや差し歯は、セラミックやプラスチックなどの人工の材質で作られていて、ホワイトニングの効果は得られません。けれど、前歯の差し歯が他の歯と色が違って気になる、色を合わせたいとおっしゃる方が多数いらっしゃいます。そういった方には、費用はかかりますが、差し歯の付け替え(セラミックの歯)と、その新しい差し歯に合わせて周りの歯をホワイトニングして全体的に白くきれいな歯に仕上げることをお勧めしています。
また、詰め物が入った歯にホワイトニングをすると、詰め物の部分だけ色が変わらず逆に目立ってしまいますので、ホワイトニング後に、白くなった歯にあわせて詰め替えることをオススメしています。保険内でできる場合もありますので、ご相談下さい。自分の歯でも、神経のない歯は通常のホワイトニングでは白くならないので、ウォーキングブリーチという、歯の裏から穴を開けて、薬剤を入れて白くするタイプの方法があります。
神経のない歯はホワイトニングできますか?
神経がない歯のホワイトニングは、通常のホワイトニングでは白くなりません。その場合は、以下の方法でホワイトニングしていきます。
1. ウォーキングブリーチ 歯の裏側から穴をあけて、その中にホワイトニング剤を充填(つめる)し、仮封を行い数日から1週間ごとに交換する方法
2. インターナルホワイトニング ホワイトニング剤を、歯の中に入れて照射しながらホワイトニングする方法
当院では、効率的に歯を白くすることを目的に、インターナルホワイトニングと、ウォーキングブリーチを併用してホワイトニングしております。 料金は1歯1回2000円です。回数は個人差がありますが、2回から3回、どんなに回数が多くても4回くらいで終了します。 この治療の最大のメリットは、「差し歯にしないこと」です。可能な限り自分の歯を残し、しかも天然歯と同じように保存できることです。
ホワイトニングの白さはどのくらい維持できますか?
個々の生活習慣に左右されますので、個人差がありますが、基本的には照射回数によって、維持できる期間が変わってきます。目安としてはだいたい半年から1年くらいです。白さは徐々に落ちていくものであって、半年後いきなりもとの色になるわけではありません。オフィスホワイトニングでは、平均して9シェードアップします(個人差があります)。ホワイトニング終了時から1か月目のダウンが最も大きく、だいたい2シェードダウンします。2か月目からもう少し緩やかにダウンしていきます。当院の場合、ダウンを補い白さを維持する目安はホームホワイトニングなら、1か月に3~5日のタッチアップ(再ホワイトニング)オフィスホワイトニングなら、4か月に1回の照射で白さの維持ができます。施術から半年以上、1年近く経過し始めると、1回の照射での、最初の白さの維持は難しくなってきます。半年以上経過した場合は、2回くらいの照射をお勧めします。
アパタイト配合はどのようなものですか?
エナメル質の90%はハイドロキシアパタイト(Hydroxyapatite:Ca10(PO4)6(OH)2)でできているため、アパタイトを使用することで、歯を修復する(細かな歯の傷・凸凹を埋めていく)効果が期待できます。同時に、歯垢の吸着、除去にも効果があるいわれています。 そもそも、アルカリ性のホワイトニング剤は、過酸化水素から発生する活性酸素の漂白力と、 アルカリ性という液性による洗浄効果を利用して歯を白くしていきますが、 ハイドロキシアパタイトを精製水と混和してペースト状にすると、全体がpH10 と弱アルカリ性になり、過酸化水素からの活性酸素がさらに発生しやすい状態を作ることで、漂白効果がアップすると考えられます。
また、ハイドロキシアパタイトには、知覚過敏抑制効果もあるので、実際に従来のホワイトニングに比べて、「痛い」という方が減少するとともに、これまで以上に白さを実感されています。 ただし、ホワイトニング剤自体、時間が経つとカチカチに硬化してしまうので、大量に作りおきができません。 したがって、院内で独自に調合できる技術と設備のあるところでしか提供できない、最新のホワイトニング技術と言えます。
ホワイトニング後は、制限はありますか?
例えば、院内で行うオフィスホワイトニングの場合は、ホワイトニング後、24時間のお食事制限があります。ホームホワイトニングの場合ですと、終了後、1時間の飲食の制限があります。共に守った方が、白さの維持に有利である、というものです。体の不調を訴え、病院でもらうお薬とちがい、「絶対に守らなければならない」ものではありません。ただし、歯を守るために、ホワイトニング直後の酸性が強いものの摂取は避けた方がいいです。(例:コーラ、レモン、炭酸水)
また、施術中や、自宅でホームホワイトニング中に痛みが出る場合もあります。これも我慢して続けるものではないです。ホームでしたら、途中でやめて、痛みがとれてから再スタート、オフィスホワイトニングなら、施術途中で、中止する場合もありますし、事前にしみ止めのお薬をねってスタートする場合もあります。総合して言えるのは、「ホワイトニングは我慢しながら行うものではない」ということです。少々の努力は必要ですが、継続できることが、綺麗な白さでいれること、につながるので、楽しみながらホワイトニングをしていただきたいです。
もう少し詳しく酸性が強い食べ物を教えてください。
着色性物質とともに、ホワイトニングの摂取にあたり気を付けなければならないのが、酸性食品です。酸性度の強い食品から示すと、梅干し・ピクルス:pH2コーラ:pH2.2その他の炭酸飲料:pH2.2梅酒:pH2.9スポーツドリンク:pH3ワイン:pH3.3ビール:pH4.3ホワイトニング後は、これらの食品の摂取はひかえたほうがよいです。ただし、唾液の緩衝作用で、酸性に傾いた口のなかも、数分後には中性に戻ります。ただ、オフィスホワイトニング直後はこの唾液の膜が歯から消失しているので、24時間の摂取制限を守った方がいのです。ホームホワイトニングでしたら、終了後、1時間はひかえましょう。
ホワイトニングは安全ですか?
ホワイトニングに使われている薬剤は、米国の食品医薬品局や日本の厚生労働省でも許可されておりまた多くの大学や研究機関でその安全性が確認されています。ホワイトニングで使われている過酸化水素は全館にもお話したように消毒液といて使われているだけでなく、食品添加物にも使用されており、人体でも肝臓で1時間に270mg、1日約6.5gの過酸化水素が作られています。
ホワイトニング最中の歯は酸性に傾いているものの、唾液の作用で1時間後には再石灰化がおこり、中性に戻ります。最も酸性に傾いている時のリスクは、コーラを飲んだ時と同じです。またオフィスホワイトニングに使うライトも今は可視光線領域のものやLEDのものがほとんどなので、人体に影響はありません。歯科医師の診断のもと、注意事項を守って使用すれば安全です。
虫歯予防ができるってほんとですか?
ホワイトニングで虫歯予防ができます。フッ素が歯質強化ができるため、虫歯予防になることは広くしられていますが、2004年日本大学松戸歯学部の研究によると、ホワイトニング後に、フッ化物(フッ素が含まれている物質)を作用させると、通常の状態よりもフッ素をより取り込みやすいことが判明し、ホワイトニング前のエナメル質に比べ、耐酸性が向上することが確認されました。
また、2009年には神奈川歯科大の研究で、35%過酸化水素を作用させた歯では、作用させない歯より、フッ化物を作用させなくても、唾液中の無機質により、安定した再石灰化が起こることが確認され、また、2011年には昭和大学歯学部の研究により、35%過酸化水素を作用させた歯の方が、通常の歯より、エナメル質真相での再石灰化が高まることが判明し、ホワイトニングによって、歯を強化し、齲蝕を予防することがわかってきました。
歯周病予防ができるってほんとですか?
ホームホワイトニング剤は、歯周病予防に効果的です。ホームホワイトニング剤である過酸化尿素は分解されると酸素を発生します。これは歯周病菌である嫌気性菌(酸素を嫌う菌)を殺菌する作用があり、元来、過酸化尿素は歯周疾患治療薬として使われていました。1986年米国で、歯周治療を目的にそのゲルをマウスピースにつけて患者に使わせたところ、数か月で、歯が白くなったことから、過酸化尿素のホワイトニング効果が注目され始め、1989年に歯を白くする目的で過酸化尿素を主成分とするホームホワイトニング剤が開発されました。
口臭予防ができるってほんとですか?
ホームホワイトニング剤の過酸化尿素で歯周病菌を殺菌できるので、口臭予防ができます♪昔米国では、ホームホワイトニング剤の成分である過酸化尿素は、歯周病治療として使われてました。 過酸化尿素には殺菌作用があるため、細菌の活動を抑制し、細菌が出す揮発性硫黄化合物のガスを抑える働きがあります。 歯周病菌はこのガスを出すため、口臭が発生するのです。その細菌を殺してしまうのだから、ホワイトニングは「歯も白くできる」「歯周病も予防できる」「口臭も予防できる」という、一石二鳥な、いや三鳥な薬剤なのです。