ダイエットだけじゃない!「にがり」は白髪や薄毛にも効果あり?
Date:2015.04.03
10年ほど前、にがりダイエットで話題となった「にがり」。科学的根拠がないことや、効果が人に寄りけりなこと、お腹を壊す人がいたり、味がまずいことなどから、次第に下火になってしまいました。
でも、にがりはとにかくミネラルが豊富!ほんの数滴たらすだけで、ミネラル不足の現代人にも十分なミネラルを摂取することができます。
ブーム後もにがりを摂取し続けた人たちからは、ダイエット以外でもいろいろな効果の声が上がっています。中でも驚いたのは、「白髪が黒くなった」「薄毛が改善された」という頭髪への効果!
気になる効果いっぱいのにがりについて、改めて注目してみたいと思います。
「にがり」とは?
海水から塩を作る際に最後に残った液体のことで、塩化マグネシウムを主成分とし、塩化カリウム、塩化カルシウム、亜鉛など、60種類以上の海洋ミネラルが含まれています。
にがりの摂取方法
にがりはメーカーによって味もさまざま。ナトリウムや硫酸マグネシウムの含有量により、塩分や苦味があり飲みづらいものもあります。味が気になる場合は料理に使うなどして、摂取しやすい方法を見つけるとよいかと思います。
〇飲み物に数滴入れて
お水やお茶、ジュースなどに数滴垂らして飲みます。アルカリイオン水に入れて飲むとより効果が得られるそうです。ミネラル補給には空腹時、ダイエット目的なら食事中に。
〇お米を炊くときに入れて
お米3合に10滴ほど。ふっくらと艶やかに炊き上がります。
〇料理に入れて
調味料感覚で料理に振り入れて摂取するのもよいです。アクを取ったり、肉を柔らかくしたり、野菜の煮崩れを防いだりする効果もあります。
にがりの摂取量
にがりに一番多く含まれるマグネシウムの量で摂取量を調節します。マグネシウムの1日の摂取量は300mlくらいですが、食事からの摂取も考えて、100ml程度を目安にするとよいでしょう。
多少多く摂りすぎても腎臓の働きにより尿として排出されるので、過剰症を心配する必要はありません。(腎臓に問題がある方はにがりは飲まないでくださいね!)
ただ、摂りすぎると下痢になることがありますので、お腹が緩むようなら分量を減らすようにしてください。
メーカーによって、マグネシウムの濃度は随分と違ったりしますので、成分表を見て、分量を調節してください。ナトリウム(塩分)が少なく、マグネシウム濃度の高いものがおすすめです。
マグネシウムはカルシウムとのバランスも大切です。カルシウム2対マグネシウム1のバランスで摂取すべきなのですが、にがりのカルシウム量はそんなに多くはありません。
食生活においてカルシウム量が足りていない人がにがりを飲む場合は、カルシウムの摂取も同時に心がけてください。
にがりのヘアケア効果
にがりに含まれるマグネシウムをはじめとするミネラルは、健康な髪を育てるのにも欠かせません。
白髪・薄毛改善
にがりに含まれる以下の成分は、白髪や薄毛など、髪の健康に重要な役割を担っています。
〇鉄分
白髪の原因である過酸化水素を分解してくれる酵素の一つに「カタラーゼ」がありますが、カタラーゼの産出量を増やすのに鉄分が有効です。
〇セレン
過酸化水素を分解してくれるもう一つの酵素「GPX(グルタチオンペルオキシダーゼ)」の抗酸化システムは、セレンを原料としています。
〇亜鉛
直接的な働きはありませんが、間接的に過酸化水素の除去や、髪を黒くするメラニンの生成を助けてくれるので、白髪対策に有効だと言われています。また、亜鉛には髪を作るたんぱく質の吸収をサポートする働き、抜け毛の原因物質の生産を防止する働きもあります。
〇銅
メラニン色素を合成するのに銅は欠かせません。また、銅不足は抜け毛の原因にもなります。
〇マグネシウム
「抗ストレスミネラル」と呼ばれるマグネシウムは、白髪・薄毛の原因となるストレスを軽減してくれます
〇カルシウム
メラニン色素を生成するには、色素細胞「メラノサイト」を活性化させる必要があります。この活性化に重要な役割を担っているのがカルシウムです。妊娠・出産を機に白髪になったという人はカルシウム不足によるところが大きいのではないかと言われています。
また、肌に潤いを与えるにがり水を頭皮に吹きかけることで、薄毛の原因とされる頭皮の乾燥を防いだり、鉄・銅・亜鉛・セレン・マンガンの活性酸素除去の働きにより老化を防いだりする効果が期待できます。
にがりスプレーの作り方
飲食によりにがりを摂取することも効果がありますが、直接頭皮にスプレーすることで、より効果が得られるようです。
水100mlに対して、にがり1~2mlの割合で薄めたものをスプレーします。体質にもよりますので、まずは100倍希釈から始め、様子を見ながら濃度を調整してみてください。
洗髪後、髪を洗い流すときの最後のお湯ににがりを入れるという方法もあり。白髪や抜け毛防止だけでなく、髪がしっとり艶やかになるという意見も多いようです。
にがりの美容効果
ヘアケアだけでなく、以下のような美容効果も期待できます。
美肌
にがりスプレーを顔や首、手などにスプレーすると、しっとりきめ細やかな肌になるという声も多く聞かれます。
にがりスプレーを肌に使用する場合には、グリセリンなどを混ぜ合わせるとしっとりしてよいですし、いつも使っている化粧水ににがりを一滴加えて使用することで、肌の調子がぐんとよくなるという意見も多数上がっています。
シミ改善
にがりを化粧水に混ぜて使ったり、にがりスプレーを通常のお手入れの前に使うことで、シミが薄くなったり、消えたりしたという報告も!
肌に塗布するとともに飲食で摂取も、という体の内外両方から取り入れている人が多いようです。
ダイエット効果
食前ににがりを飲むことで、インスリンの上昇を抑えることができるため、太りにくくなります。
にがりに含まれる塩化マグネシウムは脂肪燃焼の促進や、老廃物や余分な水分の排出をする働きがあり、新陳代謝、水分代謝を活発にするため、代謝の悪い人は短期間でダイエット効果が得られる場合があります。
ただ、基本的には飲むだけで痩せるという効果は、あまり期待しない方がよいでしょう。運動前ににがり水を飲むなど、運動と組み合わせることで十分な燃焼効果を得られるようにしましょう。
デトックス効果
にがりには老廃物を排泄する働きもあります。デトックス効果を望むのであれば、にがり温泉がおすすめです。
浴槽(150~180リットル)のお湯に、にがりコップ1杯(100~180cc)を入れてゆっくり浸かってください。
マグネシウムが肌に浸透し、詰まった汚れや垢を引き出してくれます。また、マグネシウムの働きにより体の芯からぽかぽか。しっかり汗をかいて、体の中からきれいに!
にがりのアレルギー改善効果
花粉症やアトピー、皮膚炎などのアレルギー症状に悩まされている人も多いかと思いますが、にがりはアレルギー症状の改善にも有効です。
花粉症改善
にがりに含まれるマグネシウムが腸の調子を整えることで、花粉症にも効果があると言われていますが、実際、にがりを摂取し始めてから花粉症の症状が軽くなったという声が多く寄せられているようです。
にがりはクエン酸と合わせて摂取すると効果もぐんとアップ!そこで、花粉症に効く香酸柑橘「じゃばら」とにがりを混ぜて一緒に飲むのはどうでしょう。かなりの効果が期待できそうです!
アトピー・皮膚炎改善
にがりに多く含まれるマグネシウムには、肌の潤いを保つ働きがあります。お風呂の湯船ににがりを入れたり、にがりスプレーを肌の調子が悪い箇所にスプレーしたりすることで、アトピーや皮膚炎の症状が改善されたという報告もあります。
乾燥肌の人も、お風呂ににがりを混ぜることで、お風呂上がりの肌乾燥を防ぐことができます。
にがりも、体質もいろいろです
市販されているにがりは、メーカーによりミネラルの含有量も製法も異なります。
天日干のものは硫酸マグネシウムが多く苦味がきつかったり、イオン交換膜透析法で作られているものは、硫酸カルシウムや硫酸マグネシウムなどは含まれず、硫酸イオンもほとんどない状態なので苦味が少なく飲みやすいなど、それぞれに特徴があります。
マグネシウムの含有量も濃度の濃いものから薄めのものまでさまざまですので、成分表示もしっかりと見て希釈具合を考える必要があります。
マグネシウムを多少摂りすぎても問題はないと書きましたが、だからといって原液をガブガブ飲めば命を落とすこともありますし、必要摂取量を超える量を継続して摂り続けると、高血圧や高マグネシウム血症などになる恐れがあるので、摂取量には気をつけてください。
また、人によって体質も異なります。下痢をしたり、肌がヒリヒリしたりすれば、摂取しすぎ、濃度が濃すぎのサインです。様子を見ながら自分にあった適量を見つけて、上手に取り入れていってくださいね。
Sponsored Link