背中の吹き出物の症状へ!適切な対処方法と6大原因とは

10代の頃は、顔や額などにできる事が多いニキビ。20代以降では「吹き出物」と呼ぶ傾向にありますが、思わぬ場所にできてしまって焦ってしまう時もあります。今回は背中にできた吹き出物について、原因・対処方法・病気の可能性などをご紹介します。






背中の吹き出物の症状へ!適切な対処方法と6大原因とは


1)そもそも吹き出物とはなに?

吹き出物(10代でできるものは「ニキビ」と呼ぶ傾向があるようですが、明確に基準がある訳ではありません)は、毛穴に皮膚から分泌される皮脂が詰まってできるできものの一種です。多くの場合、口の周りやあごなどのフェイスラインなどにできやすいものですが、背中や太ももなどにできる場合もあります。

※今回の記事では、「吹き出物」「ニキビ」の双方を使用していますが、同じものを指します。

2)種類の違いとは?吹き出物の4つの種類と症状の違い

吹き出物は、「思春期ニキビ」や「大人ニキビ」と大まかに分類されることが多いですが、進行度合いに応じて実は4種類にも分けられます。

(1)白ニキビ

初期の白いニキビは「白ニキビ」と呼ばれ、毛穴とほぼ同じ大きさ程度の白い状態を指します。皮脂の排出が正常にされず、角質や汚れなどが溜まっている状態です。

(2)黒ニキビ

黒ニキビは、白ニキビと同じような要因でできますが、白ニキビよりも悪化した状態です。毛穴の皮脂が空気に触れて酸化する事で、黒くなります。

(3)赤ニキビ

白や黒のニキビと違い赤く腫れて少し大きいのが特徴です。赤ニキビは、毛穴の中に詰まっていた皮脂や汚れを原因としてアクネ菌と呼ばれる細菌が繁殖し、皮膚の中で炎症を起こしている状態です。触れると痛みがある場合もあり、刺激しないように注意が必要です。アクネ菌は、もともと人の皮脂腺(皮脂を分泌するための管のようなもの)に存在しており、保湿などの為に必要な最近ですが、皮脂や汚れなどを栄養にして過剰に増殖する事があります。

(4)黄ニキビ

赤ニキビがさらに悪化すると、患部に膿が溜まり中心部が黄色くなります。比較的大きくなるのが特徴で、人によっては2mm程度の大きさになる場合もあります。赤ニキビの状態の時に、内部では「好中球(細菌と戦う白血球の一種)が細菌と戦います。そしてアクネ菌の増殖に追い付かなくなり、好中球が死ぬと死骸が膿として内部に溜まります。この状態が、「黄ニキビ」です。

3)何が原因?背中に吹き出物ができてしまう6大原因とは

(1)アンドロゲン(男性ホルモン)の過剰分泌

アンドロゲンと呼ばれる男性ホルモンの分泌が過剰な状態となり、吹き出物ができる事が多くみられます。遺伝的な体質で、生まれつき皮脂の分泌量が多い事が原因となったり、思春期にホルモンバランスが崩れる事によって起こる事はよく知られています。

(2)女性の場合は、プロゲステロン(ステロイドホルモンの一種)の過剰分泌

プロゲステロンはホルモンの一種ですが、女性では生理前に多く分泌されます。男性ホルモンに似たような働きをするため、ホルモンバランスが乱れ皮脂が過剰分泌される事があります。

(3)身体の洗いすぎ

吹き出物では、しっかりと洗う事が良いと思われがちですが、必要以上に洗う事で身体が必要としている皮脂まで洗い流してしまう事になります。そうなると、防御機能が働いて不足している皮脂を補おうとするため、かえって皮脂の分泌を増加させてしまう事になります。

(4)ストレス

ストレスも、自律神経の乱れや男性ホルモンの過剰分泌の原因となるため、吹き出物ができやすくなります。特に、顔以外の場所に吹き出物ができる場合、ストレスが原因となっている可能性が高いと言われています。

(5)睡眠不足

睡眠不足が続くと、顔色などが悪くなりますが、これは血行が悪くなっているためです。血液の循環が不足すると、肌の新陳代謝が追い付かなくなり、結果として老廃物などが毛穴に蓄積されて吹き出物ができてしまう事があります。

(6)脂質や糖質の摂りすぎ

脂質や糖質は「5大栄養素」と呼ばれ、身体にとって必要不可欠なものですが、摂りすぎによって吹き出物の原因となる事が知られています。現代の食事は脂質や糖質が非常に多く含まれているため、結果として分泌される皮脂が多くなってしまいます。ファストフードや外食は落ち着くまでは避け、今後の予防のためにも脂質や糖質はできる限り控える事が望ましいです。






4)試せる応急処置とは?吹き出物への対処方法とは

(1)白・黒ニキビの場合

応急処置としてできる事は特にありまえせんが、皮膚を清潔に保ち、また乾燥も大敵の為保湿をしっかりとしてください。入浴時には適度な洗いにとどめ、皮脂の落としすぎに注意が必要です。また入浴後にどうしても乾燥してしまう場合は、ボディーローションなどで保湿をしっかりとする事も大切です。

(2)赤ニキビの場合

赤ニキビは、細菌の増殖による炎症の為、いかに炎症を抑えるかが重要になってきます。「抗炎症作用」のある成分が配合された化粧水などを患部に塗ると良いでしょう。肌の強い人は抗酸化作用の強い「サリチル酸」が配合されているものがおすすめです。また肌が弱い人には、「オウバクエキス」や「甘草エキス」などの刺激の少ない成分を配合したものが良いでしょう。

※体質は個人によって異なるため、自分にあったものを探してみましょう。また、使用時にかゆみや痛みなどの症状が出る場合にはすぐに使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

(3)黄ニキビの場合

黄ニキビになってから初めて気づく場合も多く、膿が溜まっているため潰したくなるのが人間の心理ですが、細菌の侵入を防ぐためにもできる限り刺激しないようにしてください。対処法は、赤ニキビの場合と同じく炎症を抑える事が大切です。どうしても膿を出したい場合は、爪などで両サイドから圧力をかけるように潰すと跡が残りにくいとされています。

※ただし、体質や肌質などによってはどうしても跡が残ってしまう可能性があるため注意が必要です。

5)これって一時的なもの?何かの病気?確認したい項目とは

吹き出物自体は、ちょっとした生活習慣の乱れやストレスなどでできる事も多くそれほど珍しいものではありません。ただし、身体の不調が伴っている場合にはその結果として吹き出物ができている場合もあります。健康な状態で時折できるニキビの場合には、特に心配する必要はありません。

6)専門家での検査を!気になる場合へ試したい検査・治療方法

原則として、吹き出物の場合には皮膚科を受診します。断続的に発生したり、治りが遅い場合にはその事もきちんと医師に伝えてください。症状に応じて、適切な診療科を受診するよう勧められる場合もあります。検査内容としては、目視での確認や問診、採血などが行われます。町のクリニックなどの小規模な医療機関の場合で、初診料含め2~3千円程度の負担となります。抗生物質や塗り薬などを処方される事も多いので、上記費用と併せて薬代も必要となります。

※上記費用計算は3割負担の場合です。加入している保険や条件によっては大幅に異なる場合があります。

7)生活習慣から予防を!背中の吹き出物への3つの予防習慣

(1)とにかく毛穴を詰まらせないようにする

吹き出物は、毛穴の詰まりによってできます。個人の体質にもよりますが、皮脂が過剰に分泌されている場合には、皮脂を抑制する効果のあるビタミンCを含んだボディーローションなどを使用し、適度な潤いを保つ事が大切です。また、乾燥する事によっても肌の水分が蒸発してしまい、角質が厚くなってしまう事があります。背中の場合は顔に比べて乾燥しにくいと言えますが、気になる場合は入浴後にクリームなどでしっかりとケアし、必要な水分を保つ事も重要です。

(2)油分の多い食事は避ける

食事と吹き出物には密接な関わりがあります。油分の多い食事は、皮脂の過剰分泌という形で現れます。日ごろから、揚げ物や肉類ばかりの食事という方は、それだけで症状を悪化させてしまいます。野菜中心の食生活が望ましいですが、難しい場合には1品でも煮物やサラダなど脂質の少ない食事に切り替える事で、症状が緩和する場合があります。

(3)睡眠時間をしっかりととる

睡眠をきちんととる事で、自律神経が効率的に機能し、身体全体の代謝を高める事ができます。逆に、短い睡眠時間が続く場合には自律神経が乱れ、血流などが悪くなり皮膚の新陳代謝の妨げとなります。一日8時間が難しい場合でも、可能な限り規則正しく睡眠を取る事で身体をしっかりと休める事が大切です。






今回のまとめ

1)そもそも吹き出物とはなに?

2)種類の違いとは?吹き出物の4つの種類と症状の違い

3)何が原因?背中に吹き出物ができてしまう6大原因とは

4)試せる応急処置とは?吹き出物への対処方法とは

5)これって一時的なもの?何かの病気?確認したい項目とは

6)専門家での検査を!気になる場合へ試したい検査・治療方法

7)生活習慣から予防を!背中の吹き出物への3つの予防習慣