妊娠初期、超妊娠初期にみられる下痢の原因と対処法




妊娠初期や妊娠の疑いがある場合、いつも以上に早く下痢を治したいものです。

そこで今回は、

・妊娠超初期(妊娠の疑いがある方)の下痢の対処法は?
・妊娠中の下痢の対処法は?
・下痢になると流産しやすいの?

といった方に、下痢の原因ごとに詳しくご紹介していきます。

妊娠初期の下痢の原因と対処法

妊娠初期や妊娠超初期の下痢には、さまざまな原因が考えられます。ここでは、

・妊娠超初期の自律神経の乱れが原因のケース
・普段からの食べすぎ、食事法などが原因のケース
・精神的ストレスが原因のケース
・冷えが原因のケース
・貧血の薬の副作用による下痢のケース

について、それぞれの対処の仕方についてご紹介します。それでは、詳しく見ていきましょう。

また、妊娠中は薬の服用にも慎重になるため、単にお腹が緩いといった場合は、食事にオリゴ糖を取り入れてみるものおすすめです。

妊娠超初期の自律神経の乱れが原因のケース

女性の体は妊娠すると女性ホルモンが大量に分泌されたり、通常時と状態が変ります。

特に妊娠することによってhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が分泌されたり、黄体ホルモンであるプロゲステン、卵胞ホルモンのエストロゲンが分泌されます。

これらのホルモンが出ることによって腸内の水分不足になったり、腸自体の働きを弱めることが妊娠超初期に起こる下痢の原因の一つです。

受精卵が子宮内膜に着床することによって普段とはホルモンバランスが変化し、自律神経が乱れるということも大きな原因です。

自律神経の乱れが原因する下痢の対処法

妊娠してホルモンバランスが突然乱れるということは、ある意味仕方のないことです。ですから、下痢そのものを見るというよりも、胃腸になるべく優しく、負担をかけない食事という対処法をとるのが良いでしょう。

例えば、最低でも30回以上噛んでから飲みこむようにしたり、消化の悪いものを避けて、胃にやさしくお粥やうどんなどを食べたり、あまり一度に大量に食べずに胃に負担をかけることなく、消化できる少量ずつ食べるというのが良いでしょう。

自律神経の乱れから腸の動きが悪く、消化吸収がうまくいかないので、お腹が「グゥー」と鳴ったら腸が動いたサインです。「グゥー」と鳴ったらお腹にやさしいものを食べるのも良いです。1日3回朝昼晩と考えず、やわらかい頭で身体のサインを感じて生活することがマタニティライフの始まりと考えてみて下さい。

普段からの食べすぎ、食事法などが原因

妊娠に関係なく普段から外食が多かったり、不規則な時間に食事をしたり、栄養のバランスを考えていなかったり、暴飲暴食気味の方が妊娠すると、急激な体調の変化になかなか体が追いつかなかったり、胃腸が対応できずに下痢になることも考えられます。

食べ過ぎによる下痢の対処法

妊娠超初期の体は敏感ですので、生ものや傷みが心配されるものは避けましょう。

また、油っぽいものも胃腸に負担をかけます。今後の妊娠継続のためにも食事における栄養バランスや食べる量、食べる時間などは日頃から見直して改善しておくことが大切です。

食事は母体や胎児の栄養補給には不可欠ですので、安易に考えてはいけません。

精神的ストレスが原因

精神的なストレスが胃腸に与える影響は、非常に大きなものがあります。特に妊娠していない体でも、不摂生な生活をしたり、何か悩みや心配事があって精神的にストレスを抱えていると突然下痢になったりします。

妊娠している体はいつも異常に敏感に反応しますので、精神的ストレスによって下痢になるということは大いに考えられます。

精神的ストレスによる下痢の対処法

妊娠を待ちわびている人は特に、妊娠したか、しないかということは非常に気になりいつも以上にピリピリしたり、寝不足になるほど考えたりしてしまうこともあるでしょう。

しかし、基本的な生活リズムを整えて、いつも穏やかな気持ちで過ごすということは、妊娠して出産するまでの胎児にも影響してくることですので、いつもできるだけリラックスして、大らかな気持ちで過ごすように意識しましょう。

何事も一生懸命になりすぎず少し余裕を持って過ごすという意識が大切です。

冷えが原因

最近よく問題になるのが体の「冷え」です。本人があまり時間していなくとも普段から体が冷えている人は、妊娠によってホルモンバランスが崩れ自律神経が乱れてくることにより、体温調節が上手くできなかったり、血流が悪くなって「冷え」を進行させてしまいます。

特に妊娠している人に「冷え」は大敵で、下痢の原因になるだけでなく、流産のリスクにもつながります。

冷えが原因の下痢の対処法

下痢をしていなくても、妊婦さんが体を冷やしてはいけません。ですから、体を冷やす食べ物(陰性食品=青、白、緑色の食品に多い)冷たい飲み物は極力摂らないことが大切です。

冷たいものは内臓を冷やすだけでなく、腸を収縮させ、そのことが下痢につながります。

そして、逆に体を温める食べ物(陽性食品=赤、黒、橙、黄色い食品に多い)を摂るように心がけましょう。

また、腹巻などをしてお腹を温めたり、靴下などを重ねて履く、特に下半身を冷やさないなどの工夫も有効です。

貧血の薬の副作用による下痢

女性は日頃から貧血気味の人は多いものです。いつもの貧血に加えて、生理前後には特に貧血がひどくなったりするので、日常的に貧血の薬を飲んでいるという方がいます。

もちろん、食事で鉄分を補うというのが一番自然で良いのですが、病院などでは鉄分補給のための鉄剤を処方します。

鉄剤を服用すると副作用として下痢になるということがありますので、鉄剤を飲んでいるまたは、妊娠を意識して鉄剤を服用し始めたという方は、下痢の原因が妊娠超初期であるということと共に、鉄剤服用の副作用で下痢になっているということが考えられます。

貧血は妊婦さんに大敵

いずれにしても下痢は一過性のことですので、軽い下痢はあまり気にしなくて良いでしょう。しかし、妊婦さんは特に貧血になりやすいものです。

貧血がひどくなると、動悸、息切れ、めまい、立ちくらみ、頭痛がでますし、胎児への栄養補給の面からも鉄分不足というのは発育が遅れたり、未熟児になったりとリスクが高まります。

下痢になるなどの副作用がある鉄剤ですが、妊婦にも安全な鉄剤が欲しいという方は産婦人科などで簡単に処方してくれますので(主にフェロミアというもの)気になる方は専門医に相談してみましょう。

妊娠初期や妊娠超初期の下痢は流産に関係するのか?

妊娠初期や妊娠超初期というのはホルモンバランスの崩れから、自律神経が乱れ、体調が悪くなるということはよくあるので、流産に繋がるさまざまな原因が考えられます。

その中でも、妊娠初期や妊娠超初期に下痢になることで流産になるのでは?という不安を持っている方が多いのですが、下痢が直接的な原因で流産につながるということは、まずありません。

しかし、下痢が続くと、胎児への栄養補給が充分出来ない状態になるので、流産と下痢に直接的な因果関係がなくても冷たい食べ物や飲み物を口にしない、消化の良いものを摂るよう心がける、規則正しい生活をする、体を温めるなど妊娠を意識している方は日頃から気をつけましょう。

腹痛や吐き気を伴う場合は受診を

妊娠超初期の下痢の原因は様々で、いつもよりも柔らかい便が数回出るくらいは全く問題ありません。

あまりナイーブに考えず、ゆったりした気持ちでいることや精神的に安定して毎日を過ごすということが、妊婦には何より大切なことです。

しかし、下痢でも非常に長い間症状が続いたり、水溶性の便が何日も出続けたり、吐き気を伴ったり、下痢とは違う激しい腹痛を感じるなど、いつもの下痢とは違うというような不安な要素がある場合は、ウィルス性腸炎や食中毒といった他の病気や流産の危険性などの要因が考えられます。

自己判断せずに産婦人科医を早めに受診して、適切なアドバイスをしてもらいましょう。

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