2016.02.18
▼みぞおちってどこにあるの?




みぞおちとは、人間の腹の上方中央にある窪んだ部位、場所のことです。(1番のところ)胸骨の下あたり臍(へそ)の上あたりの場所をさします。その場所はちょうど胃の位置でもあります。鳩尾(きゅうび、みぞおち)水月(すいげつ)心窩(しんか、しんわ)とも呼ばれています。

▼みぞおちが痛いとき。

一言に「みぞおち」と言ってもそこには胃・肝臓・大腸など色々な臓器があります。みぞおちには色々な神経も通っているので押して痛いだけでは何の病気かは判断が付きません。

空腹時にみぞおちが痛む場合は胃潰瘍や十二指腸潰瘍が考えられます。食べ物が胃に入っていない時に胃酸が胃壁を攻撃しているからです。
みぞおちの痛みと右上腹部の痛みの場合は胆石が疑われます。肝臓から十二指腸へ胆管と言う胆汁の通り道がありますが胆石は胆管に石ができる病気です。


なお、シュウ酸が多いと結石が出来やすくなります。

シュウ酸を多く含む食品には、ホウレンソウ、フキ、ワラビ、ゼンマイ、タケノコ、チョコレート、ココア、紅茶などがあります。これらをとりすぎると結石ができやすくなるので、とりすぎに注意しましょう。ホウレン草はゆでておひたしにすると、シュウ酸を半分程度に減らせます。

シュウ酸を多く含む食品は、カルシウムと一緒にとるようにしましょう。カルシウムはシュウ酸が腸から吸収されるのを妨げ、尿中へのシュウ酸排泄量増加を防ぐ働きをします。
以下のような組み合わせを参考に。
●ホウレンソウにカツオ節やちりめんジャコをかける。
●タケノコはワカメと一緒に煮物に。
●チョコレートはミルク入りを選ぶか、牛乳と一緒に食べる。
●ココアや紅茶はミルク入りで。
●バナナ+ヨーグルト



ほとんどの植物の葉、茎、根には昆虫や外敵より自身を守る為にタンニンなどの強いアクを持っています。アクの成分はえぐみの正体であるホモゲンチジン酸(タケノコやサトイモのえぐみ。)やシュウ酸(ほうれん草など)、苦みのもとになるアルカロイド(ジャガイモの芽、そばなど)や有機及び無機の塩類、渋みを出すタンニン系物質(緑茶など)などです。

特にアクは大根や人参、牛蒡などの表皮付近にあり、虫などが食べないように表皮に虫の嫌がる微毒を持っているのです。 アクを抜くときには野菜を沸騰した湯の中に塩をひとつまみ入れておくと、クロロフィルの分子の一部分が食塩の成分であるナトリウムイオンと部分的に置き換えられて、安定なかたちになると同時に酸化酵素の作用を多少ともおさえる効果が期待できます。野草は体にいいからといって、たくさん摂らないようにしましょう。こちらも一度湯通しし湯は捨てましょう。

→こちらは低タンニンなので茹でこぼす必要はありませんが、たくさん飲まないようにしましょう。

果物類も野菜以上に強いアクを皮の部分に持っています。鳥や虫に食べ尽くされないようにしているのです。なお、私は学生時代にりんごの皮と身の間には栄養が無いことを確かめています。

植物は子孫を残すために種を残そうとします。その種を内包している果実は植物が種を保存するために葉や茎以上にアクを持っているのです。アーモンドなどのナッツ類は少量ずつ数回に分けて摂ることが大切です。

果実の種に最もアクが多く、次に果実の表皮です。果物は必ず皮を剥いて食べるのが正しい食べ方です。
野菜や果物などを入れてミキサーにかけて作るスムージーも一日に1回にとどめましょう。
粉末などにして凝縮した野菜や果物などのサプリメントも多く摂るのは止めましょう。栄養があるものでも量に注意することが大切です。
動物も魚介類もアクを持っています。肉や魚介類も煮出してアクを抜いてから調理した方が長生き料理になります。

なお、身体の中にシュウ酸が増えているかどうかは「尿」を見れば分かります。
尿が白っぽく濁ったら、尿中のシュウ酸カルシウムが増えているサインです。
•尿の色が無色透明の場合、水の飲み過ぎ。
•濃い黄色や濃い琥珀色なら水分不足の傾向がある。
薄い黄色(麦藁色)であり、なおかつ透き通っていること。これが、健康な尿の特徴です。

みぞおちの痛みと右下腹部の痛みの場合は盲腸が炎症を起こしている場合があります。
右下腹部には小腸の出口と大腸の入り口がありますが、この部分に盲腸があります。

→Cecum盲腸

みぞおちは自律神経を整えるツボ。精神的ストレスを感じると、みぞおちは固くなります。
ここをゆるめることで副交感神経が優位になり、リラックスします。そこで、みぞおちをマッサージするとリラックスできて、体調がよくなるのです。


みぞおちマッサージの仕方

ゆっくり息を吐きながらみぞおちを押す。2~3秒押して、ゆっくりと戻す。
みぞおちが柔らかくなるまで何度か繰り返しましょう。
みぞおちをマッサージすることで、「巨闕(こけつ)」というストレスに関連するツボを刺激して、ストレスからくる体の不調を良い方向へコントロールします。
ゆっくりと深い呼吸で行うことがポイントです。

寝ながらマッサージでもOK



なぜみぞおちを突かれると痛いの?

みぞおちには腹部の痛みを伝える神経が集中していて、血管も腹部から各器官に広がっています。このため、みぞおちに衝撃が加わると血圧が瞬間的に上がり苦しくなります。
よく映画などの乱闘シーンでこのみぞおち部分を突いていますね。

足の付け根は股関節ではなく、みぞおち辺りに意識すると、姿勢が良くなり、歩幅が大きくなります。

閑話休題:

胃酸にまつわるトラブル、症状とは?

胃酸が過度に分泌されてしまうと、強い酸で胃粘膜を刺激して胃の痛みやゲップ、不快感などが生じます。
逆に胃酸の分泌が少ないと消化が十分に行われずに、胃もたれや胃重、胃痛を生じます。

自分の胃酸で胃が傷つく

胃液は食べ物を粥状に溶かして消化しやすくします。このため胃液の中には胃酸(塩酸)が含まれています。
何らかの原因で胃酸の分泌が多くなって、酸性が強い胃液になると、食べたものだけでなく、自分の胃粘膜まで刺激して傷つけてしまうこともあります。
この状態を胃酸過多(過酸症)と呼び、胸やけ、ゲップ、みぞおちの痛み、生ツバ、生あくび、倦怠感などが生じます。

胃酸の分泌に関係する分泌物が3つあります。



1、「ヒスタミン」はアレルギーや花粉症の症状を引き起こす神経伝達物質ですが、胃酸の分泌も活発にします。

ヒスタミンは、私たちの体の中で神経の伝達などにかかわっているホルモンのひとつです。体内では肥満細胞という細胞の中に蓄えられていて、何らかの刺激があると、この細胞から放出されます。そして、体内にあるヒスタミンの受容体と結合して、その作用を発揮します。

2、脳内で分泌される「アセチルコリン」も、胃酸の分泌を活発にします。
食物を見たり、匂いをかいだり、口にするという視覚・嗅覚・味覚の刺激により放出される物質です。
この物質はムスカリン受容体という受け皿に結合して、胃酸の分泌を促します。

 3、「ガストリン」は胃の幽門底部にあるガストリン細胞から分泌され、胃酸の分泌を促進します。
食物が口に入ることによる物理的・化学的刺激によって、放出される物質です。ガストリン受容体という受け皿に結合して、胃酸を出します。また、この物質は最終的にヒスタミンの放出も促し、結果的に胃酸分泌を促します。

これら3つの分泌物によって逆流性食道炎を悪化させたり、胃酸過多を引き起こしたりするので注意が必要です。

胃酸過多になりやすいのは

1、生まれつきの体質
2、胃酸の分泌が多い人
3、ストレスやイライラで精神的なプレッシャーを感じている人
4、十二指腸潰瘍などの病気で胃酸が出やすくなっている人
5、アルコールや脂質の多い食事を好む人
などです.

胃酸過多を予防するには

肉類などのタンパク質、香辛料、コーヒー、炭酸飲料、アルコール、タバコなど胃酸の分泌を促進するものを避け、ご飯や麺類など胃酸の分泌を促進しない食べ物を腹八分目で食べるようにします。
タンパク質は脂身や赤身の肉類を避けて、白身魚、豆腐、鶏肉、牛乳や乳製品に切り替えましょう。薬は胃酸を中和するものを服用します。

→酸味の成分であるクエン酸や酢酸には、乳酸を水と炭酸ガスに分解して体外に追い出す働きがあります。さらに、新しい乳酸が作られるのを防ぐため、疲れを癒してくれるのです。油ものを食べたとき少量のクエン酸は胸焼けを防ぎます。

胃酸が不十分だと消化不良に

胃酸が十分に分泌されない低酸症、無酸症という病気もあります。
胃酸の分泌が少ないため、胃の中で消化が十分に行われず、もたれや胃痛を感じます。
原因は加齢による胃粘膜の萎縮によって、胃酸の分泌が減少すること、胃下垂や胃アトニー、手術で胃を切除した場合、慢性胃炎、萎縮性胃炎、胃潰瘍悪性貧血などがあります。
脂っこい食事は避けて、アルコールやタバコは摂取しないようにします。

ストレスと胃の関係

胃や腸は自律神経でコントロールされています。
このため、ストレスや緊張、不安などの影響を受けやすく、ストレスによって胃腸のトラブルが発生することも多いのです。


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Last updated  2016.02.18 07:32:38