2016年12月20日(火)19:00~、たけしの健康エンターテイメント”みんなの家庭の医学”では、”冬に注意したいアレルギー&最新治療「Tレグ」が紹介されますね。
以前、堺正章さんMCの、世界一受けたい授業の中でも「アレルギーの新常識」として”Tレグ細胞”について詳しく紹介されていた
アレルギー疾患で大変な子供たちが、増えていますよね。
数日前に、朝日新聞デジタルでも「アトピー性皮膚炎の発症を予防できる研究」について、紹介されていたのでブログで取り上げようと思っていたところでした。
いまや日本国民の2人に1人が、花粉症・気管支喘息・アトピー性皮膚炎などのアレルギーを持っていると言われています。
得にアトピー性皮膚炎については、原因が特定できない病気、また治らない病気と言われ続けてきました。
しかし、近年になってアトピー性皮膚炎の原因は、免疫細胞や腸内環境が影響しているなどと、色々なことが分かってきています。
日本人の多くの人が悩んでいるアレルギーの新常識
厚生労働科学研究班による「食物アレルギーの栄養指導の手引き2011」を作成された、昭和大学医学部講師 今井孝成先生がお話をされていました。
一番最初に紹介されたのが「金属アレルギー」のお話でした。
全身型金属アレルギーの人が、豆腐を食べすぎるとアレルギー反応がでる
豆腐の原料大豆には、微量のコバルトなどの金属が含まれています。
そのため金属アレルギーの人が豆腐を食べ過ぎると、手のひらや足の裏など汗腺の多い場所から、金属成分が汗と一緒にしみだし、かゆみや湿疹を引き起こすことになります。
アレルギー対策のはじめの一歩は、正しい知識を身につけることからですね。
アレルギーになりやすい体質は、生まれた時に決まっている。
「アレルギーになりやすい体質は、生まれた時に決まっている」という研究をしたのは、アメリカのサウスカロライナ大学なんですね。
【研究方法】
研究では、およそ1200人の新生児の臍帯血(さいたいけつ)を検査
※臍帯血とは、へその緒の血液のこと
アレルギー反応を引き起こすIgEの量を計測します。IgEの量が多いほどアレルギーになりやすいことになります。
【研究結果】
0.5KU/L以上のIgEを持つ新生児の割合
| 第1子 | 16.5% |
| 第2子 | 12.8% |
| 第3子 | 8.0% |
研究の結果、第1子がIgEの量が一番多く、第2子、第3子と減っていくことが分かりました。
アレルギーになりやすいのは、最初に生まれた子(第1子)
その他にも最近の研究によって、アレルギー疾患の原因が分かってきています。
- デンマークで2016年2月に発表された研究によると、アレルギーから守ってくれる免役細胞の数は、第1子に比べ第2子以降の方が多いことが分かっています。
- アレルギー発症のきっかけが、皮膚にもあることが判明。アレルギーの原因物質は、皮膚からも体内からも入ることが分かってきました。
赤ちゃんの時に両親ができる保湿ケアでアレルギー対策
赤ちゃんのうちに皮膚を保湿することによって、大人になった時のアレルギーの頻度が変わってくることが分かってきています。
それは皮膚が乾燥すると、外部から異物の侵入を防ぐ皮膚のバリア機能が低下するためです。
皮膚の表面近くには、腕のようなものをもつ樹状細胞があり、その腕でアレルギーの原因物質を取り込み、アトピー性皮膚炎などを引き起こしてしまいます。
例えば、食べかすやハウスダストなどが、皮膚の表面につくことで体内に入ってしまうんですね。
赤ちゃんのころは、皮膚のバリア機能も未発達なのでしっかりと保湿することが大切です。
近年の研究では、生後6か月までを目安に全身の保湿をすることで、アトピー性皮膚炎を3割以上抑えられることが分かっています。
この研究の論文を発表したのは、理化学研究所などのグループです。
【研究内容】
アトピー性皮膚炎を発症しやすくしたマウスを使い、発症の経過を調べます。
【研究結果】
生後8~12週で発症。その前から皮膚の角質がはがれやすくなるなど、皮膚を保湿し保護する機能が低下していました。
一方で、発症前の生後4週から1日おきに、このマウスで一番最初に症状が出やすい耳の部分にワセリンを塗り続けたところ、保護機能が改善。炎症を起こす細胞が皮膚に集まるのを防ぎ、長期にわたって発症しなかった。
赤ちゃんの頃に最初に起こる可能性が高いアレルギーは、アトピー性皮膚炎と食物アレルギーです。
アレルギーマーチといって3つのアレルギーの連鎖のパターンがあります。
- 生後数週間~1年未満にアトピー性皮膚炎や食物アレルギーになる
- その後、3歳くらいで気管支喘息になる
- さらに、10歳くらいになると花粉症になるリスクが高くなる
このアレルギーマーチを引き起こさないために、全身の保湿は大事な対策のひとつなんですね。
皮膚の乾燥を防ぐためにも、赤ちゃん用のワセリンなどで保湿ケアをしっかりしてあげましょう。
アレルギーの子供たちのTレグ細胞を増やし根本治療を目指す
最近では、アレルギーを根本的になくすためにTレグ細胞が注目されています。
例えば、花粉自体はからだにとって悪い物質ではありませんが、花粉が体内に入ってきたとき、免疫細胞が悪い細胞(異物)と勘違いをしてしまい、過剰に攻撃をはじめることで炎症がおき、くしゃみや鼻水などの症状が出てしまいます。
しかし、体内のTレグ細胞が正常に働いていれば、外部から入ってきた花粉などを敵と勘違いしている免疫細胞に”花粉は無害だ”と働きかけ、免疫細胞の攻撃をやめるように指令を出す役割を担っています。
つまり、花粉が体内に侵入してきたときに、からだに害がないと判断できるTレグ細胞があった方がアレルギーになりにくいということになります。
Tレグ細胞の増やし方
Tレグ細胞はアレルギーの原因物質によって異なってきます。
要するにスギ花粉症であれば、スギ花粉に効果があるTレグ細胞というものが必要になってくるんですね。
その中で、特に研究が進んでいる2つを紹介していました。
ダニアレルギーに効果があるTレグ細胞の増やし方
日本人の4人に1人がアレルギー性鼻炎だと言われていますが、アレルギー性鼻炎の主な原因は、ダニと言われているんですね。
そのアレルギー性鼻炎の治療法として、舌の下にダニのエキスが含んだ錠剤を投与すると、Tレグ細胞を増やすことができます。
舌下免役治療は、2015年から保険適用された治療です。かならず専門医の指導のもと行うようにしましょう。
昆布を食べて、食物アレルギーに効果のあるTレグ細胞を増やす
東京理科大学のマウスで行った研究です。現在ではマウスによる研究結果ですが、人への効果も期待されています。
食物アレルギーに効果のあるTレグ細胞を増やすのに、昆布が有効であることが分かりました。
ただ、昆布も食べすぎるとむくみや便秘の原因になってしまうので、目安としてはお味噌汁にとろろ昆布をひとつまみ
これを週に2~3回がおススメだということでした。
まとめ アレルギー性疾患は治る病気になりつつある
こどものアトピー性皮膚炎の予防法として注目されている方法は、保湿ケアということが分かりました。
ワセリンや、赤ちゃん用の保湿ケア商品などを、上手く活用して予防対策を行いましょう。
そして、沢山の人が苦しんでいる多くのアレルギー疾患の完治が、可能になるかもしれないTレグ細胞という存在について、紹介しました。
免疫細胞が誤動作を起こすことが内容に、免疫バランスを整えることが必要ですね。
免疫細胞の約70%は、腸内に生息していると言われています。腸内環境を改善することで、免疫細胞は正常になり、アレルギー性疾患も改善されることも報告されています。
梅津きくいさん、コメントありがとうございます。
Tレグ細胞を増やす食材として、とろろ昆布が紹介されていましたね。
「あおさ」もTレグ細胞を増やす食材かどうかは、私には分からないので
一度、調べてみますね。
分かり次第、ブログの方で追記させて頂きますので
しばらくお待ちください。