データ


他言語版の名称

英語Tapu Lele
ドイツ語Kapu-Fala
フランス語Tokopiyon
イタリア語Tapu Lele
スペイン語Tapu Lele
韓国語카푸나비나
中国語卡璞・蝶蝶


「カプゥーフフ!」

概要

ポケモンサン・ムーン』(第7世代)から登場する伝説のポケモン
先行して発表されていたカプ・コケコと同じく、名前に中点(・)が付けられている。
「テテフ」の由来はの古い日本語表記「てふてふ」と、ハワイ語で蝶を意味する「プレレフア」を合わせたものと思われる。

アローラ地方にあるアーカラじまの守り神で、その気質は無邪気にして残酷。
面白半分に自らの特殊な鱗粉を人間やポケモンに振りまくという。この鱗粉は体を活性化させ、怪我や病気を治す効果を持つが、浴びすぎると体がその変化に耐えきれなくなり、逆に危険という二面性を持つ。


大昔に起こった島同士の争いを鎮めるために、鱗粉で治癒を行い和解させたという伝承が残されているが、その真相は鱗粉の力で暴走した人々が全員死んでしまったために争「え」なくなったとも言われている。
原始的な宗教信仰にありがちな邪気のない残酷さ、あるいは薬物を用いた神との交信あたりがモチーフとされているという事だろうか。


外見は蓋付きの(外殻に相当する)の中に小人が入ったような姿をしている。
外殻の後方に2列の突起があり、これが蝶のに相当するようである。ただし、かなり小ぶりで言われないと取っ手か何かにしか見えない。本体も黒く、節の目立つ姿でどちらかと言うとのような雰囲気である。

本体の頭部からはピンク色をした長めの髪らしきものが生えており、それによって顔立ちは人間の少女のように見える。標準のグラフィックでは無表情で、初見の印象ではむしろおとなしそうにすら感じられる。
外殻もピンク色がベースで、茶色い簡単な幾何学模様と濃さを変えたピンク色で塗り分けているため華やかである。明らかに蝶ではなく、伝統工芸品的な方向性であるが。

普段はアーカラじまにある「命の遺跡」を根城としており、以上の設定からモチーフはハワイ四大神にして蝶と生命の神「カネ」であると思われる。


戦闘面では、蝶どころか。タイプはバリヤードサーナイト系統と同じエスパータイプとフェアリータイプの複合であり、特性も「りんぷん」ではなく第7世代からの新特性である「サイコメイカー」となっている。
カプ・テテフがフィールドに登場したとき、地面にいるポケモンはエスパー技の威力が上がり、先制技を受けなくなるのだという。やはりと言うか、羽で飛ぶ気はこれっぽっちも無いようだ。
また、手動で「サイコメイカー」の効果を発生させる「サイコフィールド」を習得するともアナウンスされている。


「殻にためられるエネルギーが少なく、真っ向勝負をすると力負けしてしまう」
「戦いになると勝つことよりも負けないことを重視して、相手を状態異常にする戦法を得意とする」
という紹介文もあり、サポート型のポケモンである可能性が高い。

…と、多くのトレーナーに考えてられていたのだが…。

対戦におけるカプ・テテフ

「サイコフィールド」によるエスパー技の強化は1.5倍とかなり大きい。本人のタイプ一致補正と合わせると実に2.25倍にもなる。
低いと思われていた攻撃力も蓋を開けてみればぜんぜんそんな事はなく、あのラティオスに匹敵する「とくこう」130とかなりのものをお持ちであった。エネルギーが少ないとは何だったのか…。

この状態で打ち出されるエスパー技はとてつもない火力となり、生半可な耐久のポケモンであれば一瞬で吹き飛ばされてしまう。「特殊受け」もなんのその、半減程度なら平気でゴリ押しでの突破を図ってくるほどである。
しかもフェアリー複合であるため、。習得者の少ない「ムーンフォース」も当たり前のように覚え、全く抑止力として機能させない。
「すばやさ」も95とそれなりに速く、「サイコフィールド」の効果で自らの致命傷となる「かげうち」や「バレットパンチ」、動きを制限する「ねこだまし」もシャットアウトできてしまう。鈍足ポケモンにはもはやマトモに動く事すら許さないのである。

サブウェポンが貧弱かと言うとそうでもなく、「シャドーボール」や「10まんボルト」等、このタイプとして一般的な技を一通り取り揃えている。
カプ神共通の専用技「しぜんのいかり(ガーディアン・デ・アローラ)」という奥の手も忘れてはいけない。相性と耐久でどれほど優位に立たれようとも、固定ダメージで体力をゴッソリ持って行けるのである。
のだった。


一応、弱点も無いわけではない。
物理耐久は中の下程度しかないため、先手で強力な物理攻撃を叩き込めれば勝機も十分ある。他の多くのエスパーポケモンと同じように、このポケモンもまたはがねタイプへの対抗手段が乏しく、フェアリー複合のために一致抜群となってもいる。
すなわち、高い「すばやさ」から強力な物理はがね技を放て、自身もエスパー複合であるため「サイコフィールド」の効果にも便乗できるなどは天敵と言えるだろう。
自身がエスパー・フェアリー両方を半減する一方ではがね・ゴースト両方のタイプ一致で弱点を突ける、特性がどれも対テテフに機能するドリュウズといったポケモンも注目されている。
また、攻撃力・特殊耐久が高く、エスパー無効でめざパ以外で弱点をつけないアローラベトベトンや、特性を逆利用され、積みの起点にされるパルシェンも無視できない存在となっている。
また、「高い素早さ」というのも高々95。超激戦区と言われる100に僅かに及ばず、そのため「こだわりスカーフ」で補っているのが現状であり、読みを誤ると不利対面に直面することも多い。

また、「相手を状態異常にする戦法」は実際に取れるものは「どくどく」くらいしかなく、「おにび」はおろか「でんじは」さえ覚えられない。
辛うじて治癒設定由来の「アロマミスト」「アロマセラピー」があるくらいで「トリックルーム」さえ不可能と、と言えるほどに変化技のレパートリーは乏しい。
強いて言えば、「サイコメイカー」の習得者が限られており、「サイコフィールド」需要の大半を一手に担っているぐらいか。負けないことを重視とは何だったのか…。


もっとも、カプ・テテフの火力からすれば、その程度のハンデは些細と言える。
小手先の牽制をしている暇があるなら、メガネでもスカーフでも持ってきてより激しくぶん殴った方がよっぽど早く片が付くのだから。
役割がほぼ特殊アタッカー1本に絞られるポケモンであるにもかかわらず、という事実(※)が、何よりもその強力さを物語っている。外見的にも人気は高く、当面需要が衰える事は無いだろう。まぁフェアリー全盛の環境で尚トップメタに居座るガブリアスも相当なものだが。
本当に、力負けとは何だったのか…。

※:シングルレート・第7世代シーズン2のPGL集計より。

上記のようにぶいぶい言わせているカプ・テテフだが明確な弱点がある以上バランスブレイカーにはなっていないといえる。実際ギルガルドもメガメタグロスも使用率が高いので彼女を止める方法はいくらでもある。
むしろ問題なのは、環境を追うごとに弱体化しているエスパータイプのポケモンが彼女に喰われてしまっているということだろう。タイプが丸被りしているサーナイト、もはやドラゴンが完全に足を引っ張っているラティオス、単エスパータイプの面々など、役割や特性が違えどアタッカーで使うならカプ・テテフで事足りることがほとんどである。サーナイトに関してはメガシンカしなければ絡め手で戦う以外は完全な劣化である。しかもこのポケモンが萬栄しているせいで、エスパーメタのポケモンが増えているのも大きな痛手といえる。
サイコフィールドに関しても、エスパータイプは浮いているものが多いので恩恵も受けにくいのが現状である。早い話、エスパーはこの破壊神一強状態が出来上がってしまった。

アニメのカプ・テテフ

サン&ムーン第20話で初登場。
無人島でコソクムシを助けるためにボロボロになったサトシの前に現れ燐粉を振り撒きサトシの傷を治した。その後ククイ博士やロトム図鑑からカプ・テテフのことを聞いたサトシは、必ずカプ・テテフにまた会いに行くと決意した。

ポケモンカードにおけるカプ・テテフ

ポケモンカードゲームサンムーンの「アローラの月光」からGXとして参戦している。
汎用性の高い特性に強力な技を持つ強力なアタッカーとして、ここでも猛威を振るう事となった。

特性 ワンダータッチ
自分の番に、このカードを手札からベンチに出したときに1回使える。自分の山札にあるサポートを1枚、相手に見せてから、手札に加える。

技 無無 エナジードライブ 20×
おたがいのバトルポケモンについているエネルギーの数×20ダメージ。このワザのダメージは弱点・抵抗力を計算しない。

GX技 超 カプキュア―GX
自分のベンチポケモン2匹のHPを、すべて回復する。

その強力さから、発売初日よりRRで3000円を超えたほどの人気を博している。


余談

カプ・テテフが守り神として祀られているアーカラじまの「アーカラ」とは、ハワイ語でという意味。カプ・テテフの体色と一致している。

関連イラスト




関連タグ

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 336303