ニキビ跡の赤みにサウナは効果的?
本当にサウナに効果があるの?
ニキビ跡の赤みに悩んでいる方の中で、サウナに行ったら症状が改善したという噂を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?
確かに汗をたくさんかくということは体温が上がっている状態であるため血液の循環も良くなるし、なんとなく汗と一緒に汚れが排出されているような感じがするので美容にも良いイメージがありますよね。
でも、どうしてサウナが美容に良いと言われるのか、ぼんやりとしたイメージだけでちゃんと理解している方は少ないと思います。
サウナに期待される効果や注意点について一通り理解をしたうえで、ニキビ跡の赤みを早く治すためにうまく活用するようにしてみて下さい。
基本的な効果としては老廃物の除去
ニキビ跡の赤みに対してサウナがどのような効果をもたらすのか、ということを考える前に一般的にサウナで汗をかくことによって肌にとってどのようなメリットがあるのか、ということをまずは知っておきましょう。
基本的には汗をかくことによって老廃物が除去できるというメリットがあります。これはデットクスとも言われていてサウナの効果として誰でも聞いたことがある話でしょう。
では、どうして老廃物を排出する必要があるのでしょうか?そもそも老廃物ってなんなのでしょうか?
また、家のお風呂で汗をかけば済む話なのではないでしょうか?
このように、深く考えていくことでサウナに入ることのメリットが見えてきます。1つずつ説明していきましょう。
老廃物とは?どうして排出する必要があるの?
老廃物という言葉が美容などで普通に使われていますが、これはいったい何者なんでしょうか?
老廃物はその名前から連想するイメージの通り、身体にとって不要なものの総称です。
具体的な成分名で言うと、アンモニアや尿酸などですね。
私たちの身体は食べ物から摂取した栄養素や、呼吸により取り込んだ酸素をエネルギーに変えることで活動を可能にしています。
そこで、摂取したものをエネルギーに変換するときにすべてを効率よく使い切れればいいのですが、どうしても燃えカスのような不要なものが発生してしまうのです。
そのため、生きている限りどうしても体内には老廃物が発生し続けてしまうのです。
そして、本来はこれらの老廃物は血管やリンパに取り込まれ、最終的には腎臓で取り除かれて尿として排出されます。
しかし、食生活の偏り、生活習慣の乱れや加齢による代謝の衰えなどによって老廃物が増えていくと、処理が追いつかなくなって血液やリンパ内に老廃物が溜まっていくと、血液やリンパの流れが悪くなってしまうわけです。
肌の細胞を作るための栄養素を運ぶのは血液ですから、血行が悪いということは肌のターンオーバーを遅らせてしまいます。
また、血行不良によって肌の色が暗く見えてしまう原因になってしまうため、ニキビ跡の赤みに限らず綺麗な肌を保つためには老廃物はできるだけ排出するべきなのです。
お風呂で汗をかくのとサウナでは何が違うの?
体内の老廃物を排出するのにサウナがいいわけですが、どこの家庭にもあるわけじゃないですよね。
そのため、お風呂で半身浴などをして汗をかけばいいんじゃないの?と思う方もいるでしょう。
もちろんそれでも効果は期待できるのですが、老廃物を排出するならば、ある程度どっと汗をかく必要があるのです。
サウナとお風呂の大きな違いと言えば温度ですね。
ご存じの通りサウナは100℃近い温度ですが、お風呂は40℃程度です。
ただ、サウナはお湯ではなく蒸気から温度が伝わっていくため皮膚の温度がゆっくりと上昇するという特徴があります。そのため、火傷することなくお風呂以上に体温を上げることができるのです。
すごく熱い温泉などに入ると最初は苦痛ですが、しばらくすると慣れて気持ち良くなってきますよね?私たちは急な温度変化には弱いものの、温度変化がゆっくりならば体が慣れるので、結構高温でも耐えることができるのです。
そのため、お風呂よりもサウナの方が体温が高くなり、一気にたくさんの汗が出るのです。
汗というのは体温調節のためにでるものですが、実は汗は血液から作られています。
血液から水分を抽出して体外に排出しているのですが、その時にどうしても血液内のミネラル分も排出してしまうのです。
しかし、体内からミネラルが足りなくなると困るので、汗の出る汗腺という器官にはミネラル分を再吸収して血液内に戻すという機能があります。
汗として血液内の水分を排出する前に、再度ミネラルを回収するため、汗としてミネラル分を流出することなく、ほとんどが水分だけで作り出すことができているです。
しかし、体温が急激に上がった場合には急いで冷やす必要があるため、汗の中のミネラルを再吸収している暇など無くなってしまうのです。
そのため、ミネラル分が汗として流出しやすくなるため、お風呂よりもサウナでかいた汗の方が老廃物もたくさん含まれているのです。
ただ、同時に必要なミネラルも出てしまうので、体が疲れたりだるくなったりすることがあるので、無理して長い時間を過ごしたりせず、サウナの後はできるだけ水分をしっかりと摂るようにしましょう。
自律神経を整える効果も期待できる
もう1つ強制的に汗をかくことによるメリットとして、自律神経を整えるということが挙げられます。
私たちは自分の意思で汗をかくことはできません。
体温が上がると体が勝手に体温を下げるべきと判断して汗をかくわけですが、汗を出すかどうかを判断するのが自律神経というものなんです。
そのため、自律神経を整えるためにも規則正しい生活習慣を送ることがニキビ跡の赤みを早く治したり、綺麗な肌を保つために重要なのです。
しかし、現代の生活は夜遅くまで仕事をすることが当たり前で生活リズムはバラバラだったり、夏場などの暑い時間帯にもエアコンの効いた室内で作業をするということが増えた結果、自律神経の働きが鈍くなりやすい環境になっています。
その結果、昼間なのに眠気が強かったり、運動しても汗をかきにくいという体になってしまうのです。
そこで、サウナに行くことで強制的に体が汗をかかざるを得ない状況を作って自律神経の働きを目覚めさせるわけです。
体温調節は生命維持のために必要ですから、普段以上に高温の場所ならば鈍った自律神経であってもしっかりと反応してくれるわけです。
そのため、生活リズムが不規則で、活動すべき時間帯と休息すべき時間帯の境界が曖昧になってしまっている方は、休日などにサウナで汗をかき、その後に水風呂に浸かるというのを繰り返すことで、鈍った自律神経を目覚めさせる効果が期待できるのです。
先ほども言ったように、肌のターンオーバーは自律神経と密接な関係があるので、自律神経が整うことによってニキビ跡の赤みのようなトラブルを早く修復することが期待できるわけです。
注意しておいてほしいこと
サウナに入ることは、老廃物を排出したり自律神経を整える作用が期待できるので、肌にとっていいことでなんですが、ちょっとだけ注意してほしいことがあります。
とても基本的なことですが、
- 水分を補給すること
- 擦らないこと
- 保湿をすること
という3つです。
まずは当たり前のことですが、サウナに入ると汗を急激にかくため、体が水分不足になります。
いくら老廃物を排除することで血液が流れやすくなるといっても、肝心の水分が足りなくなってしまえば血流が逆に悪くなってしまうので、汗をかいた後はしっかりと水分を補給をするようにしましょう。
また、私たちの皮膚の表面にある角質層には、外部の刺激から肌を守るバリアとしての機能や、肌の水分を逃がさないようにする役割があります。
しかし、皮膚がふやけた状態になると、バリアとしての機能が低下して、水分も逃げやすい状態になってしまうのです。
そのため、サウナの後に洗顔やスキンケアなどでゴシゴシ擦るような刺激を与えてしまうと、ニキビ跡の赤みのような炎症や、乾燥肌などが悪化してしまう可能性があるのです。
そうならないためにも、サウナに入っている時や出た後は極力刺激を与えないように優しくお肌に触れること、そしてしっかりと保湿をするようにして下さい。
一時的な効果であることも忘れないで
ここまで話してきたように、サウナは肌にとっていいことがたくさんあります。
しかし、老廃物を除去するといっても汗をかいているときの一時的な効果に過ぎません。
根本的な解決のためには、運動をして汗をかき、それによって筋力をつけることで筋肉による刺激で血流やリンパの流れをしっかりと補助する、というような老廃物がたまりにくい体を作ったり、規則正しい生活をして自律神経を整えるということが大切です。
仕事などの都合で一時的に乱れてしまったものを補う意味でサウナを利用するのはいいのですが、その時だけの一時的な効果に過ぎないことをしっかりと認識して、根本的に綺麗になるための努力も忘れないようにしてください。