メジャーリーガーのイチロー選手や、第二次安倍内閣の菅内閣官房長官が食べていたことで知られる朝食のカレー。

カレーはカロリーの高い食べ物ですが、必ずしも太るわけではありません。カレーを食べることによって新陳代謝がアップするだけではなく、色んな健康効果が期待できます。ここでは、カレーを食べて痩せる朝カレーダイエットの効果から食べ方、注意点まで詳しくご紹介します。

朝カレーダイエットとは?

朝食を2~3日置きにカレーにするダイエット方法です。カレーダイエットから派生したダイエットに、朝スープカレーダイエットなどもあります。簡単なポイントを押さえるだけで、カレーに含まれるさまざまなスパイスがダイエット効果を発揮し、美味しく無理なく体重を減らすことができます。

朝カレーダイエット6つの効果


カレーに使われるスパイスには、漢方で使われる生薬と同じものが多くあります。それぞれのスパイスがもたらす効果はもちろんのこと、カレーダイエットの魅力はたくさんのスパイスを一緒に摂取することによって起こる相乗効果にあります。

①新陳代謝が良くなる

主にシナモン、クローブ、ナツメグの3種類を含むミックススパイスのガラムマサラは血行を促進して、新陳代謝を活発にします。

ターメリックにも肝臓に働きかける力があり、血行促進や代謝を上げる働きもあるといわれています。その他、カレーに入っているさまざまなスパイスで自律神経が刺激されることでも新陳代謝が上がり、相乗効果で痩せやすい体質になります。

②脂肪を分解する

カレーに入っている唐辛子、ジンジャー、ニンニク、ターメリックには脂肪を分解してくれる作用があるため、既についてしまっている脂肪が減ることが期待できます。

特にダイエットに効果のある成分として有名な唐辛子に含まれるカプサイシンは、脂肪の燃焼を助けるほか、血行促進や代謝の活性化にも役立ちます。

また、ジンジャーやシナモン、ガーリック、コショウは、交感神経を刺激して、脂肪を燃焼させてカロリーを消費する褐色脂肪細胞を活性化させるとされます。

③便秘が解消する

ナツメグやクミンなどには胃腸の調子を整え消化を促す働きがあるため、便秘が解消されます。特にクミンはインドやヨーロッパで胃腸薬として使われてきたほどの効果があります。コリアンダーにも消化を助けたり、腸内のガスを減らしたりする働きがあります。

④野菜がたくさん食べられる

野菜が苦手でもカレーに入れれば抵抗なく食べられる人もいます。野菜は煮込むとカサが減るため、生野菜と比べてカレー1皿でもたくさんの野菜を摂れますし、茹で野菜などでは失われがちなスープに溶け出した栄養も無駄なく摂ることができます。

⑤冷え性の改善と免疫力アップ

カレーを食べることで体が温かくなり冷え症の改善や予防に繋がるとともに、免疫力も高まるという利点もあります。

⑥脳の健康にもうれしい効果

カレーの出身国インドではアルツハイマー発生率がアメリカの25%しかなく、健康に嬉しい効果もあります。

朝カレーダイエットがおすすめな人

カレーダイエットはローカロリーのダイエット食やプチ断食、ファスティングなどが苦手な、食べるのが好きな人におすすめのダイエット方法です。

カレーなどの高カロリーの食事が好な人にも向いています。激しい運動などをしなくて済むため、運動が好きでない人にも適しています。

カレーに入っているスパイスは消化器官に刺激を与えるため、胃腸が健康な人や強い人に特におすすめです。

朝カレーダイエットのやり方


2日か3日おきに、朝からご飯が少なめのカレーライスを食べます。胃腸があまり強くない人は胃に負担がかかる可能性もあることから、毎朝ではなく週に数度が適しています。

昼食と夕食は腹8分目を心がければ、好きなものを食べてかまいません。あとは、カレーに野菜を多く入れる、きのこを多く入れるなど健康に良い細かい効果をプラスしていきます。

朝から血流を促す効果の高いカレーを食べることで、交感神経へ速やかに切り替えができ、脳も体も目覚めて活性化することで、ダイエット効率がアップします。

ダイエットに効果的なカレーの食べ方


最も気を付けるのはご飯の量です。

白米の場合はなるべく少量にし、ご飯の代わりに食物繊維がたっぷりのおからにしたり、健康にも良い五穀米や雑穀米、玄米にしたりしましょう。

白米を食べながらカロリーを控えたいときは、白米にしらたきを混ぜて炊くのもおすすめです。焼いて炒めて崩した豆腐を代わりに使う人もいます。

よりダイエット効果を出したい場合は、普通のルーのカレーよりもスープカレーの方がカロリーが低くなるので、カレースープと少量のご飯の組み合わせで食べるのもおすすめです。

どんなに低カロリーに仕上げても、ルーにも油などがたくさん含まれているため、食べすぎには気を付けます。

カレーを作るときに気を付けるポイント4つ!


自宅でカレーを作るときに気を付けることをまとめました。

1.お肉について

カロリーの高い脂肪分の多いお肉はなるべく避け、お肉が無いと満足できない人は鶏肉やササミなどのヘルシーなものを少量入れます。豆腐をお肉の代わりとして入れるのも良いでしょう。

2.具について

旬の野菜やきのこ、豆などをたっぷり入れます。じゃがいもを多めに入れると満腹感が得られます。きのこや野菜を炒める油の量には気を付けて、なるべく脂質を抑えるようにしましょう。

3.カレールーについて

市販のカレーのルーには油が多く使われています。カロリーカットのルーを使ったり、ルーの量を半分にしてスープ状のカレーにしたり、砕いたトマトを入れたりして、カロリーを抑えましょう。カレーダイエット上級者は、スーパーで手に入るカレー粉を使ってとろみは片栗粉でだすなどの工夫をこらし、ダイエット効果の高いカレーを作るのも良いですね。

4.スパイスの追加について

唐辛子やジンジャーなどの普段も使っているスパイスのほか、ガラムマサラパウダーなども市販されているので追加で加えるのもお勧めです。そのほか、ご飯にターメリックやクミンを加えて炊くのもおすすめです。

朝カレーダイエットおすすめレシピ

デトックス効果の高いキノコと、基礎代謝を上げてくれるトマトたっぷりの朝カレーダイエットレシピです。

高たんぱくな鶏肉は脂質や糖質の代謝をアップしてくれるビタミンB2がたっぷり含まれています。玉ねぎには脂肪の燃焼と排出を促進し、脂肪の吸収を抑えてくれる「ケルセチン」という成分が含まれています。

材料

材料(ルー1/2箱分)
鶏もも肉 1枚
野菜(種類はお好みで)今回は玉ねぎ 中1個
きのこ(種類はお好みで) 2パック
トマト缶 1/2缶
脂質の少ない市販のカレールー 1/2箱

作り方

1.鶏肉と野菜を一口大に切る。
2.テフロン加工のフライパンで油をひかず鶏肉と野菜を炒める。
3.お鍋に移し、トマト缶と水を入れる。
4.沸騰したらアクをとる。
5.カレールーを入れて溶かす。

レトルトカレーの場合

ダイエットに必要なのはカレーに含まれるスパイスなので、お料理が苦手な人や忙しい人はレトルトカレーを使っても大丈夫です。ひと手間加える余裕があれば、野菜ときのこを用意し、テフロン加工のフライパンで油を使わずに炒めてみましょう。レトルトカレーに混ぜるだけで満腹感と栄養価がアップするので、少しでも時間がある時に試してみてくださいね。

朝カレーダイエットのメリットとデメリット

メリット

メリットは、美味しくカレーを食べるだけで健康的にダイエットできる点です。一般的なダイエットではカロリーの高いカレーなどは避けるべきものですが、カレーダイエットでは積極的に食べられるのでストレスもかかりません。

デメリット

デメリットとしては、朝からカレーを食べるため匂いが気になることが挙げられます。口臭の元になるスパイスも複数あるので、食べた後はしっかり歯磨きをしましょう。また、ニキビがある場合は悪化させる可能性があるので、ニキビが治るまで待ってからカレーダイエットに取り組みましょう。

朝カレーダイエットの注意点


匂いが気になるし、スパイスを摂るには違いないからと夕食にカレーを食べるのはダイエットに逆効果です。いかに低カロリーに作っても、カレーはカロリーの高い食べものです。カレーダイエットが目的のときは、あとは寝るだけになった夜の時間帯には食べないようにしましょう。

また、普段からローカロリーな食事をとっている人は、カレーダイエットを行うことで摂取カロリーが増えてしまって太る可能性があります。普段からバランスのとれた低カロリーな食事を心がけている人は、カレーダイエットを行う必要はありません。

まとめ

ここまでカレーダイエットについて読んでもらいましたが、いかがでしたか?朝から少な目のご飯でカレーを食べるだけの簡単なカレーダイエット。

スパイスの力で新陳代謝が上がって脂肪が燃えやすくなり、リバウンドをあまり心配せずにダイエットできます。自分で一から手作りした場合はもちろんのこと、レトルトカレーを使っても効果はあるので、美味しくストレスなく理想の身体に近づきましょう。