アレルギーとは?
アレルギーとは、体に侵入した異物を排除する免疫機能が、体に害のないものにまで過剰に反応し、様々な症状が出てしまうことを言います。アレルギーの症状を引き起こす物質は「アレルゲン」と呼ばれています。
■アレルギーの症状って?
じんましんやぜんそく、頭痛など人それぞれに様々な症状が出てしまいます。
アレルギーの症状に関しては以下の記事に詳しくまとめております。
■それでは大豆アレルギーとは?
大豆アレルギーとは、大豆に含まれるたんばく質である、大豆たんぱくを体が異物だと判断して、免疫系が過剰に反応した結果、じんましんや下痢、頭痛などの症状が出ることです。
大豆アレルギーの症状が出る原因は?
■大豆たんぱくに免疫が過剰反応する
大豆にはさまざまな種類のタンパク質が含まれていますが、そのうちの16種類のたんぱく質に、アレルギー症状を引き起こす性質があることが分かっています。
大豆アレルギーにかかるのは、大人よりも小さな子供や赤ちゃんに多いです。子供はまだ免疫力が弱いために、大豆に限らず、食品アレルギー全般にかかりやすい傾向があります。
■農薬や添加物は原因になるの?
また近年は、大豆食品に含まれる、農薬や添加物がアレルギーの原因になる場合もあるといわれており、無農薬や無添加の大豆食品が増えてきています。
しかし、農薬や添加物が本当にアレルギーの原因となるのかについては、科学的根拠があいまいな部分もあります。大豆たんぱくが、確実にアレルギーの原因となりうるのに比べると、そこまで神経質になる必要はないという考えもあり、意見が分かれているのが現状です。
■遺伝子組み換え大豆は大丈夫?
何かと話題になる遺伝子組み換え大豆ですが、アレルギーに関しては、これといった特別な危険性は報告されていません。
普通の大豆がアレルギーの原因になるのと同様に、遺伝子組み換え大豆もアレルギーの原因になりうるということであり、それ以上の危険性はないとされています。
大豆アレルギーの症状は?
■1.じんましんなど肌に出る症状
大豆アレルギーの症状としてよくあるものの一つが、じんましんや湿疹(しっしん)などの、かゆみを伴う肌の症状です。
持続的にかゆみが続くことが多いので、我慢できずに掻きむしってしまって、症状を悪化させてしまうこともよくあります。とくに小さな子供の場合、掻くのを我慢させるというのはなかなか難しいです。症状はたいてい数日で収まりますが、中には一週間以上続くケースもあります。
また、もともとアトピー性皮膚炎などがある方の場合、大豆アレルギーによってその症状が悪化してしまうこともあります。
肌に出てしまう症状については、以下記事でも詳しくまとめています!
■2.下痢など胃腸に出る症状
アレルギーを引き起こす物質であるアレルゲンが体内に入ると、体はそれをできるだけ早く体外に排出しようとします。すると必然的に、下痢などの胃腸の症状が出てくることになります。
中には、吐き気がしたリ、嘔吐してしまったりする場合もあり、日常生活にも支障が出ることがあります。
特に小さな子供や赤ちゃんは、まだ免疫力が弱いために、症状がひどくなるケースがあるので注意が必要です。
アレルギーによる、下痢、胃腸の症状に関しては、以下の記事にて詳しく解説をしています。
■3.頭痛やめまいなどの症状
大豆アレルギーの症状として、頭痛やめまいなどが出ることもあります。肌の症状や下痢などと比べて、頭痛は大豆アレルギーの症状だと気づきにくいのが特徴です。単なる体調不良や風邪と勘違いして、治療が遅れて症状が悪化することがあるので注意が必要です。
大豆アレルギーによる頭痛の場合、鎮痛剤などを飲んでも効かないことも多いので、原因不明の頭痛に長期間悩まされ続けることにもなりかねません。大豆アレルギーの症状として頭痛が出ることがあるのをきちんと知って、早めに対処できるようにしておきましょう。
■4.アナフィラキシーショック
大豆アレルギーの症状は、基本的に命に関わるようなものはありませんが、唯一注意しなければならないのが、このアナフィラキシーショックです。
アナフィラキシーショックとは、アレルゲンとなる物質を摂取して短時間の後に、血圧の低下、意識障害などの症状が出るというものです。
命に関わるほど症状が重い例はほとんどありませんが、それでも年間4,5人ほど、食品アレルギーによるアナフィラキシーショックでの死亡例が報告されています。所詮アレルギーだと甘く考えずに、しっかりと対処して治療することが重要です。
まずはアナフィラキシーショックの原因となった食べものを吐き出して安静にし、それでも症状が治まらない場合は、無理をせず救急車を呼ぶようにしてください。
豆乳アレルギーにも注意
最近、大豆アレルギーにかからない人でも、豆乳飲料などでアレルギーが出る「豆乳アレルギー」にかかる人が増えているそうです。
豆乳アレルギーは、「口腔アレルギー症候群」というアレルギーの一種で、大豆アレルギーとは別な種類のアレルギーです。
口腔アレルギー症候群とは、果物や野菜、ナッツ類などに含まれる物質によるアレルギーで、成分が花粉症のアレルゲンと似ていることが特徴です。
なので、大豆アレルギーがない方でも、花粉症の症状がある場合、豆乳アレルギーになる可能性があります。
■豆乳アレルギーの症状は?
豆乳アレルギーの症状は、じんましんなどの、大豆アレルギーと似たものもありますが、食品を食べてすぐに、口やのどにかゆみが出ることがあるのが、大豆アレルギーとは違う点です。
大豆アレルギーの検査法は?
自分が大豆アレルギーかを検査するには、血液検査が有効です。大豆に対してアレルギー反応を引き起こす抗体が、血液中にどのくらい存在するかを調べることで、大豆アレルギーかどうかを判定できます。
他にも、皮膚にアレルギー物質を付着させて、赤みや炎症が出るかを調べるパッチ検査もあります。この方法は痛みがないのが長所ですが、検査中は入浴ができないなどの制限もあります。
詳しい検査の方法に関しては、以下の記事にまとめてあります。
大豆アレルギーの治療法は?
■アレルギーになる食品を食べないのが基本
大豆アレルギーの治療法は、大豆を含む食品を食べないのが基本になります。大豆を含む食品はたくさんあるので、医師の指導を受けながら、栄養が偏らないように気をつける必要があります。
人によって、豆腐なら大丈夫など、同じ大豆アレルギーでも個人差があります。そのあたりも見きわめながら、アレルギーが出てしまう食品を、同じような栄養素を持つ他の食品に置きかえるようにしていきましょう。
■耐性をつける治療法もある
医師の指導のもとで、アレルギーが出ない程度に少しずつ、大豆アレルギーの成分を摂取して、徐々に体に耐性をつけていく治療法もあります。これは必ず効果が出るとは限りませんが、体質を変えることで根本的に大豆アレルギーを治療できる可能性があります。
大豆アレルギーの症状は馬鹿にできない!
じんましんやぜんそく、頭痛など人それぞれに様々な症状が出てしまいます。
アレルギーの症状に関しては以下の記事に詳しくまとめております。
大豆アレルギーの症状は、日常生活に支障が出たり、アナフィラキシーショックのように、場合によっては命に関わるようなものもあり、決して馬鹿にはできないものです。
もしかして大豆アレルギーかもと思ったら、適切な検査や治療をして、症状が長引かないようにするのが大切です。