2016/12/09


思春期のニキビを悪化させる?NGな生活習慣やスキンケアを改善

 いつできても嫌なトラブル「ニキビ」。最近ニキビが増えてきたという10代後半の男子学生コウジさんからの質問です。

最近ニキビがよく出来て悩んでいます。

生活習慣はあまり良くないと自覚しているのですが、対処法などを教えてください。

こんにちはコウジさん。

生活習慣に関して自覚があるとのことですが、具体的にどのような生活をおくっていますか?

主に勉強で時間を使っていて、睡眠時間が少なくなっています。

大体ですが就寝時間が4:00、起床時間が8:00です。

当然ですが、寝不足と感じることも多いですね。

なるほど。

食生活などはどうでしょうか。

食事に関しては野菜も摂っており、至って普通だと思っています。

ただ、お菓子は割と食べる方ですね。

ポテトチップスなどスナック菓子が好きで良く食べますが、チョコレートはニキビに悪いと聞いたので控えています。

わかりました。

ちなみにスキンケアは何かしていますか?

朝晩の洗顔くらいですね。

あとはビタミンCを意識して摂っています。

ビタミンC配合のドリンクがあって、それを毎日飲んでいます。

ありがとうございます。

では、コウジさんに実践して頂きたい具体的なニキビ対策を解説しますね。

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10代の思春期ニキビを悪化させないためには

まずコウジさんのニキビは所謂“思春期ニキビ”と呼ばれる症状でしょう。

思春期に訪れるホルモンバランスの変動が大きな要因ですから、できやすい時期になったことも理由の一つ。

ただ、現在の生活習慣により不用意に悪化させていることも十分ありえるでしょう。

思春期ニキビのことは知っていました。

やはり生活習慣も悪化の原因になっているのですね。

まず気になるのが睡眠に関してです。

一般的な睡眠時間から考えると、コウジさんの現在の状況はあまり良くないでしょう。

睡眠がニキビに与える影響を知っておいた方がよいですね。

はい、先ほども言いましたが勉強などで気がつくとその時間帯になっています。

睡眠がニキビに与える影響とはどのようなものでしょうか。

睡眠とニキビの密接な関係

お肌は睡眠中に古い細胞を排出し、新しい細胞を生み出す作用“ターンオーバー”が活性化されます。

睡眠不足だとターンオーバーが正常に行われず、肌は古い細胞が溜まりやすくなりバリア機能なども衰えます。

それらが原因となりニキビの発生へ繋がるのです。

寝不足でターンオーバーが乱れることが肌によくないことはわかる気がしますが、なぜニキビにまで発展するのでしょうか?

ターンオーバーがスムーズに行われないと古い細胞が皮膚表面に蓄積されます。

本来アカとして剥がれ落ちるはずの角質が排出されず“異常角化”を引き起こすと、皮膚表面に溜まり毛穴を塞ぐ要因になります。

毛穴が塞がれるということは?

即ちニキビの原因となります。

ニキビは古い角質などで毛穴の出口が塞がれることが発生の根元なのです。

毛穴を詰まらせる異常角化、それを起こしやすくするターンオーバーの乱れはニキビ発生と関連しているのですよ。

なるほど。

睡眠不足で十分にターンオーバーが行われず、毛穴が詰まりやすくなりニキビが増えている可能性があるのですね。

それだけではありません。

慢性的な睡眠不足はストレスの要因になります。

ストレスを受けると男性ホルモンの分泌が活性化するのですが、これには皮脂過剰や、角質の柔軟性を低下させて毛穴を詰まりやすくする働きがあります。

男性ホルモンにそんな働きが。

はい。

思春期のニキビも男性ホルモンが多くなることが関係していますしね。

ターンオーバーの悪化による毛穴詰まり。

ストレスで男性ホルモンが増えて皮脂過剰になる。

睡眠不足はこうした悪影響を肌に与え、ニキビの元になるのです。

睡眠がそこまでニキビに影響しているとは知りませんでした。

なるべく睡眠時間を確保するように工夫してみます。

最適な睡眠時間には個人差があり、長く眠ればよいというものでもありません。

ただ、コウジさんは寝不足を実感されているようなので、やはり睡眠時間の見直しが必要でしょう。

ターンオーバーの観点からいえば、眠りについて3~4時間は熟睡しているのが理想ですね。

なぜその時間帯なのでしょうか。

この時間帯に成長ホルモンの分泌が盛んになり、ターンオーバーが最も活性化すると言われるためです。

寝不足が続くと集中力の低下から、ニキビ悪化だけでなく勉強効率も落ちると考えられますよ。

わかりました。

確かに、しっかり眠って集中して勉強した方が良さそうですね。

ニキビケアのためにも改善したいと思います。

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チョコはニキビに悪影響?食べ物とニキビの関係

次に食事に関してですが、スナック菓子を食べることが多いようですね。

油分が多い食べ物ですから皮脂を多くする悪影響が考えられます。

やはりそうですか。

チョコレートよりもスナック菓子の方がダメでしょうか。

ニキビと食事との因果関係はハッキリしない部分があり、この食べ物はニキビを発生させる、と言い切れるものはありません。

「チョコレートが悪影響」というのもあくまで噂の一つ。

噂が広がった理由には、砂糖が多いためビタミンBを消費しやすく皮脂過剰になりやすいためでしょう。

なるほど。

チョコレート自体がニキビの原因になる訳ではないのですね。

はい。

チョコレートだけでなく、スナック菓子も直接ニキビを発生する理由になるかといえば、やはりそうではありませんね。

ただ、糖分や油分の多い食べ物が皮脂過剰、ニキビの炎症を起こしやすくするのも事実なので決して良い影響はないでしょう。

直接発生させるわけではないけど、皮脂を多くさせるなど悪影響があるので避けた方がよいということですね。

その通りです。

個人的には、食事がニキビに与える影響は個人差も大きいと思っています。

コウジさんも一時的にスナック菓子を控え、それによりニキビが減少するなど成果があれば少なからず影響があると考えた方がよいかもしれませんね

わかりました。

いずれにせよ、食べ過ぎは良くないと思うので今後は油分や糖分の少ないおやつにしようと思います。

思春期ニキビのスキンケア

最後にスキンケアですが、朝晩の洗顔は具体的にどのようなケア用品を使い、どのような方法で洗っていますか?

ドラッグストアに売っている普通の洗顔料で、それを泡立てて使っています。

アクネ菌や皮脂、汚れが気になるのでしっかりと擦って洗うように心がけているのですが。

擦る、という行為は肌に大きな負担になります。

洗顔科の泡で洗うことを意識し、なるべく擦らないように洗ってください。

洗顔料はニキビケア専用のものも試してみては如何でしょう。

専用品で効果的なケアを行った方が良い場合もありますよ。

擦るのはダメなのですね、わかりました。

洗顔料もニキビケア専用のものを使おうか迷っていたので、今度試してみます。

ビタミンCの摂取ということですが、定期的に摂るのは良いですね。

ビタミンCには肌の新陳代謝を促進する効果が期待できますが、体に蓄積されない成分なので定期的な摂取が必要になります。

わかりました、引き続き実践します。

ただ、それだけを摂れば良いものでもありません。

他のビタミン類やミネラル、新しい肌の材料となるたんぱく質など栄養バランスを考慮しての摂取が肌の健康にとっても効率的ですよ。

なるほど。

なんとなくビタミンCは肌に良いと思って摂っていましたが、それに限らずバランスの良い食事が大事なのですね。

睡眠時間、食事、スキンケアの改善点などは以上の通りです。

基本的に思春期のニキビはホルモンバランスによる皮脂過剰が主な要因ですから、それを抑えるケアがポイントになります。

基本は皮脂を抑える。

それは生活習慣やスキンケアの改善から可能ということですね。

はい。

寝不足や過剰なストレスを避け、直接的なスキンケアで余計な皮脂を抑制しましょう。

自分の肌に合ったニキビ用化粧品を使うこともニキビを効率良く防ぐ手段になりますよ。

年齢的なものに加え、ニキビを悪化させる原因が結構あったことに驚きました。

ニキビを増やさないよう、できる対策から始めたいと思います。

思春期のニキビは仕方ないと思う人も多いかもしれませんが、何も対策しないで放っておくとニキビ跡など厄介な症状に発展する可能性もあります。

できる範囲で対策をし、症状の悪化を防ぎましょう。

酷い場合は皮膚科の受診も検討してみてくださいね。

思春期ニキビ対策のポイント

  1. 睡眠不足はニキビの大敵!良質な睡眠でターンオーバーを促進しよう。
  2. 食事とニキビの直接的な因果関係は不明。個人差もあるが、基本は油分や糖分控えめで。
  3. 思春期ニキビは皮脂を抑えるスキンケアを。ニキビケア専用品を使うのも方法の一つ。

執筆者:rihira

一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー

注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。

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