ニキビ治療でピーリングが効果があると聞いた人は多いかと思います。肌がキレイになったという一方で、逆にニキビが増えたり悪化したという口コミも聞きます。
今回はピーリングの種類から、どのようなタイプのニキビに対してピーリングが効果があるか?病院での治療と市販の商品の違いを解説します。
ピーリングをしたけど思うようにニキビの状態がよくならない人、ピーリングの治療を受けるか?ピーリング石鹸を購入するか迷っている人は是非ご一読してみてください。
ピーリングとは?
ピーリングとは皮を剥ぐという意味です。大雑把にいうと皮膚の表面を溶かしたり削ったりして、古い皮膚を取り除きます。ピーリングを行った後は角質が薄くなっているので美容液や化粧水が浸透しやすくなっています。また美顔器の効果も高まります。
ピーリングとは大きく分けて2種類あります。
・ケミカルピーリング
化学的な方法でピーリングする方法です。主に酸を使用して皮膚を溶かします。
・物理的な方法でピーリングする
レーザーや熱の力で皮膚を削り取ります。また肌に研磨剤をぬり、摩擦を起こすことでピーリングを行うダイヤモンドピーリングといったものもあります。
今回はケミカルピーリングの方を説明していきます。
ケミカルピーリングは主に3種類に分かれます。
AHA(α-ヒドロキシ酸)
オレンジやグレープフルーツなどの果物から抽出した酸、フルーツ酸やクエン酸、乳酸などがAHAとよばれます。ケミカルピーリングの中でも皮膚を溶かす作用は一番弱いので、刺激が苦手な方でも安心して使用できます。
ケミカルピーリングといえば、普通はこのAHAのことを指します。皮膚科においてAHAを使用する場合はグリコール酸ピーリングとも呼ばれることがあります。
市販の化粧品や通販の商品に含まれているピーリングの成分はAHAがほとんどです。
市販や通販の製品であれば、毎日使用しても問題ありませんが、病院でAHAピーリングを受ける際は2週間に一度の頻度となります。
BHA(β-ヒドロキシ酸)
サリチル酸が主に主成分で、AHAよりも皮膚を深く溶かす作用があります。AHAは水溶性ですがBHAは油溶性なので、皮脂とよく反応します。なので毛穴の奥まで作用して効果的に古い皮膚や角質を除去することができます。
市販の化粧品の成分表を見るとよくサリチル酸が配合されていますが、BHAは0.2%までしか入れることができないので、ピーリングの作用は低いです。
一般的なBHAを使用した(BHAが高濃度で配合されている)ピーリングは皮膚科の治療で受けることができます。
病院でBHAピーリングを受ける際は1か月に一度の頻度となります。AHAより効果が高い分、皮膚を溶かす作用も強いので治療後のケアは気を付けましょう。
TCAピーリング
これはトリクロロ酢酸を使用しており、一番皮膚を溶かす作用が強いピーリングです。病院でしか受診することができず、ニキビ跡の色素沈着やクレーターの治療に主に使用されます。
濃度の範囲が広いのが特徴で、TCAピーリングやeasy TCAと呼ばれる治療法は、TCAの濃度が10~20%程度で顔全体にピーリング剤を塗ります。軽度の色素沈着やシミであれば薄くなるほど効果が高いです。
またTCA CROSSといって、TCAの薬剤を50~100%という高濃度にして、クレーターの凹みを治す専門的な治療を扱う病院もあります。
いずれにしろ、通常のニキビの治療目的でピーリングを行う場合は市販や通販のピーリング石鹸や洗顔料・ジェルからから始めるべきです。そして効果がなかったら、病院でのピーリング治療を受けるべきです。
ピーリングはどのような肌質の人に向いているか?
ピーリングは角質を溶かして皮脂を取り除く効果があるので、敏感肌の人や乾燥肌の人には刺激が強くオススメできません。使用するなら市販のピーリング石鹸の中でも低刺激なものを選びましょう。
逆に、脂性肌の人は皮脂を取り除かないと角質が分厚くなってしまい、毛穴に皮脂がつまりニキビが出来やすくなってしまいます。ピーリングをすることによってニキビを予防できます。
ピーリングはニキビに効果がある?
ピーリングをするとニキビがキレイになったという話をどこかで聞いたことがある人が多いでしょう。結論からいうと、ピーリングをしてもよいニキビは、白ニキビや黒ニキビです。
白ニキビや黒ニキビは皮脂が毛穴に詰まってできたのが原因なので、ピーリングを行って角質を薄くして、毛穴のつまりを解消すれば、治ります。
白ニキビや黒ニキビができている時はターンオーバーの乱れが原因で角質が分厚くなっています。なので余計な角質をピーリングによって取り除いてあげることで、治りが早くなりますし、赤ニキビや黄色ニキビへと炎症が悪化しない予防対策となります。
ピーリングしてニキビが増えたり悪化したりする原因は?
一方でピーリング石鹸を使用したり、病院でのピーリング治療を受けた場合、ニキビが悪化してしまう場合もあります。これは、赤ニキビや黄色ニキビなど炎症を起こしているニキビに対してピーリングを行ったためです。
炎症を起こしているニキビに対してピーリングを行うと、刺激を与えてしまうからです。刺激が少ない洗顔料や石鹸、化粧水を使用しましょう。
ピーリングの副作用は?
先ほども言った通り、炎症を起こしているニキビにピーリングを行うとニキビの状態が悪化する可能性があります。
他には、肌がヒリヒリしたり赤みを帯びるのが代表的な副作用です。特に病院でピーリングを行った直後は、肌が外部からの刺激で弱くなっているので紫外線ケアを徹底しましょう。
このような赤みやヒリヒリは半日ほどたつと治まりますが、まだ続く場合はそのピーリング石鹸や治療が自分の肌には刺激が強すぎてあっていないという証拠です。
病院での治療を受けた直後に日光を浴びるとシミや色素沈着になってしまうリスクが高まります。朝~お昼の時間帯にピーリング治療を行うことを避け、外出時はマスクと日焼け止めをつけ、徹底した紫外線ブロックを行いましょう。
またピーリングを行った後は、皮脂が取り除かれるため脂性肌の人でも一時的に、肌が乾燥したり粉をふくことがあります。保湿ケアを行いましょう。
市販と病院(皮膚科)での治療どちらがいい?
市販(通販)の商品と病院でのピーリングの違いは、一言でいえば、皮膚を溶かす作用が小さいか大きいか?の違いです。
角質を薄くする効果が大きいからといって、ニキビが治りやすいかというとそれは間違いです。
肌が強く、脂性肌で毛穴に皮脂がつまりやすい人は病院でのピーリング治療を行っても構いません。
一方、敏感肌なのに病院でのピーリングを行うと2~3日ピリピリ痛みを感じたり、肌に赤みが出てしまいます。
自分の肌の状態に合わせて、市販のピーリング作用がある石鹸を選ぶか、病院での治療を行うか決めましょう。
ピーリング作用が強い順から弱い順に並べると
また、値段も病院での治療と市販・通販の商品は違います。病院でのピーリングの治療は保険適用外なので一回あたり3~5000円ほどかかります。
一方市販や通販のピーリング石鹸は1000~2000円ほどです。市販や通販の商品を使用して、ピーリングの効果が感じられなかったら、病院での治療を受けるようにするとお財布にヤサシイです。
自分のニキビの状態と肌の状態と相談して決めましょう。以下に具体的なピーリング効果のある商品を紹介します。
(商品紹介)
ピーリングする頻度は?
これも病院での治療と、市販・通販の商品で異なります。
病院での治療は月1~2回の頻度で大丈夫です。それ以上行うと皮膚が痛んだり赤みを帯びてしまうので止めましょう。
市販や通販の商品はそこまでピーリングの作用が強くないので毎日使用しても大丈夫です。といっても一日何回も使用してしまうと、脂性肌の場合でも皮脂がガッツリとれてお肌を痛めてしまうので注意が必要です。
自分も、洗顔後に1時間すると毛穴から油の玉が浮き出てくるのがわかりますが、それでもピーリング石鹸を使用するのは朝と晩の一日2回までと決めています。
それ以外は、日中に5回ほどぬるめのお湯だけで顔を洗っています。ピーリング成分が配合された石鹸は通常の石鹸に比べて刺激は強いので一日に何度も使用するのはNGです。
最後にまとめますと
脂性肌の人は角質が厚くなりやすいので、少し強めのピーリング石鹸や製品を毎日使用してもよい。それでも効果が無かったら病院での治療に行くべき。
ピーリングは白ニキビや黒ニキビなど皮脂のつまりが原因のニキビには効果があるが、赤ニキビや黄色ニキビなどの炎症があるニキビには刺激になるので悪化する場合がある。ピーリング石鹸を使用して1か月ほどして、ニキビが悪化したら自分の肌に合っていないので止めるべき。