ニキビ跡の赤みへのタバコの影響
あなたの努力が無駄になっていませんか?
ニキビ跡の赤みを早く治すために、睡眠や生活リズムを整え、しっかりとした食事を摂っているのになかなか治らないと悩んでいる方に聞きたいのですが、
もしかしてタバコを吸ってませんか?
ニキビ跡の赤みを治すために必要なことは別の記事でもたくさん紹介してきましたが、タバコを吸うことによってニキビ跡を治すための努力の効果を薄めてしまう可能性がたくさん潜んでいるのです。
喫煙が体にとってよくないことは誰もが知っている事実だと思いますが、どのような悪影響があるのかをぼんやりとしか把握していないものです。
そのため、ここではニキビ跡の赤みを治したいという思いで実施している努力をどれだけ台無しにしてしまっているかをしっかりと把握して、できることならタバコをやめる努力をしてみましょう。
ニコチンが1mgの軽いタバコを吸っているからそんなに影響ない、なんて考えているかもしれませんが、ニコチンやタールの量の大小は余り関係ないので、例え1mgでも吸っていたら努力が無駄になってしまう可能性があることをしっかりと認識して下さい。
タバコが与える肌への影響
タバコを吸うとニキビ跡の赤みを治すことにどれだけ悪影響があるのかを説明する前に、まずは赤みを治すためにどんなことが必要になるか?ということを理解しておきましょう。
基本的には
- 活性酸素の除去
- ターンオーバーの促進
- メラニン色素の抑制
といった3つのことが必要になってきます。
ニキビ跡の赤みはアクネ菌の大量発生によって引き起こされた炎症が治っていない状態で、炎症の原因に活性酸素が絡んでいます。
そのため、抗酸化作用のあるプラセンタやビタミンCを配合したコスメがいいと言われているのですね。
また、活性酸素によって肌の細胞が傷つくとターンオーバーが乱れて、傷を修復しにくくなるため、ターンオーバーを整えるために必要な、睡眠や栄養、運動などが効果的なのです。
さらに、活性酸素が増たり炎症が悪化するとメラニン色素を発生させるという特徴があるため、ニキビ跡の赤みがひどくなる前にしっかりとケアをして、メラニン色素によってシミのように黒くならないようにすることが大切なんです。
以上がニキビ跡を治すために必要になってくることです。
では、続いてタバコが体にどのような影響を与えるのかを見てみましょう。
タバコを吸うことによって体の中に起こる主な症状として
- 活性酸素の増加
- ビタミンCの破壊
- 血行不良の促進
- 酸素欠乏
- 睡眠の質の低下
- メラニン色素の増加
といったものがありますが、これらのすべての症状がニキビ跡の赤みを治すために必要なこととして挙げた3つの効果と全く反対の効果がをもたらすわけです。
ニキビ跡の赤みを治すために活性酸素を減らそうと思って毎日ビタミンCを摂っているのに、タバコによって増えてしまったり、ターンオーバーを整えるために運動をして血行促進しても、喫煙によって血行が悪くなってしまうため、ターンオーバーを整えようとする努力の効果が薄くなるというわけです。
肌にとって有害である理由
ニキビ跡の赤みを治すうえで逆効果となるタバコの悪影響について6つほど挙げましたが、これらの悪影響はすべてタバコに含まれる有害な成分によるものです。
どのような成分かというと
- ニコチン
- タールと過酸化水素
- 一酸化炭素
が主なものです。
では、それぞれの成分がどのように体に害を及ぼし、ニキビ跡の赤みが治癒するのを妨げるのかを見ていきましょう。
ニコチン
ニコチンはタバコを作るときに使う葉っぱに含まれる成分で、体の中に取り込まれると血管が収縮させる作用があります。
血管が縮めば血流が悪くなるため、通常よりも肌を作るのに必要な栄養素を運ぶ効率が悪くなるため、ターンオーバーにとって悪影響ですね。
また、ニコチンには覚醒作用もあるのです。
喫煙者が眠くなった時などにタバコを吸いにいってスッキリした顔で帰ってくるのはニコチンのおかげなんですね。
ただ、喫煙者はニコチンの覚醒作用によって眠りが浅くなりがちなのです。
ターンオーバーを促進するためには深い睡眠が欠かせないために、ニコチンの持つ覚醒作用もターンオーバーにとっては悪影響でしかないのです。
タールと過酸化水素
ニコチンと並んでタバコの有害物質として有名なのがタールですね。
タールは実はいろんな成分が混ざったものの総称で、私たちの細胞と結びついてしまうという特徴があり、発がん性物質であることも知られています。
このタールが体の中に入ると、体にとっては不要な邪魔者なので、免疫機能が働いて倒そうとするわけです。
体内に入った異物を退治するのにも活性酸素が使われるため、タールを吸い込むと活性酸素が増加するのです。
さらに、タバコの煙には過酸化水素が含まれていて、これはまさに活性酸素の1つなのです。
このようにタールによって活性酸素が増えると、抗酸化作用の強いビタミンCが消費されてしまいます。
ビタミンCには抗酸化作用以外にも、肌にとって欠かせないコラーゲンを生成するためにも必要になるため、不足してしまうとお肌を劣化させてしまうわけです。
タバコを1本吸うとビタミンCが25mg~100mg消費されると言われています。これは吸い方などによっても変わってくるのですが、厚生労働省が公表している日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、成人の1日のビタミンC推奨量は100mgですから、タバコによる消費量の多さが分かると思います。
一酸化炭素
最後に一酸化炭素ですが、これはタバコに限らずものを燃やしたときに必ず発生するものですね。
密室で火を使う時に換気をする必要があるのは、この一酸化炭素による中毒を防ぐためです。
一酸化炭素は血液に含まれるヘモグロビンと強く結びつきます。
ヘモグロビンは本来は酸素と結びついて体中に酸素を運ぶためのものですが、一酸化炭素はヘモグロビンとの結合力が酸素と比べて約250倍であるため、一酸化炭素をたくさん吸い込むと血液内の酸素が不足してしまうのです。
まれにテント内などで火を使って意識を失ったりしてしまう事故が起こるのは、一酸化炭素によって酸素が不足してしまうためで、そのような事故のごく軽い状況をタバコによって作り出してしまっているわけです。
私たちの肌などを作る細胞は酸素をエネルギーに活動しているので、酸素が不足すれば肌の細胞の活動であるターンオーバーに悪影響を及ぼすのは当然なんですね。
以上のように、タバコに含まれる有害な成分お肌にとって悪影響しかないということをしっかりと認識しましょう。
喫煙者はメラニン色素が増える
これはよくスモーカーズフェイスなんて言われますが、喫煙者の顔は非喫煙者に比べて肌がくすんで黒っぽい色をしていたり、たるみが目立つ傾向が強いのです。
これは先ほど説明したように、喫煙によって活性酸素増加、血行不良、ビタミンC欠乏などの影響もあるのですが、肌の色が黒くなるのは喫煙者は非喫煙者よりも体のメラニン色素の量が多くなるという傾向があるからなんです。
メラニン色素が増えるメカニズムについては触れていないようですが、メラニン色素が発生する原因となる活性酸素の増加、またメラニン色素の抑制作用のあるビタミンCが消費されてしまうことが影響しているのではないかと思います。
ニキビ跡の赤みの炎症が悪化していくと、メラニン色素が発生して赤みより治りにくい黒っぽい色素沈着になってしまうことがある、ということは最初に少し触れましたね。
色素沈着しないように炎症を抑えようとして一生懸命スキンケアをしているのに、タバコを吸ってメラニン色素が増えていたんでは何のためのスキンケアかわかりません。
このように、血流の悪化や酸素不足によってターンオーバーの乱れ、そしてビタミンCを過剰な消費、さらには色素沈着の促進してしまうために、タバコを吸うことはニキビ跡の治そうとする努力の効果を自ら減らして言っているようなものなのです。
禁煙の努力をしよう
実は私も就職して仕事をし始めたストレスで、一時期タバコを吸っていて禁煙も2度失敗しているので、やめることが簡単でない事は分かっているつもりです。
だから、すぐにやめるのが理想ですが、例え無理だとしてもまずは努力してみることが大切です。
依存度の低い方は意外と簡単に辞められたりもするので、やってみるということが大切なのです。
また、完全に禁煙できないとしても、喫煙によって不足しがちなビタミンCを積極的に摂るようにすることだけでもすぐに始めるべきだと思います。
食事やサプリでビタミンCを摂るだけでなく、お肌に効率よく届けるためにもビタミンC誘導体を配合したコスメ使ってみるのもいいでしょう。
何度も言うように、ニキビ跡の赤みを治すためにいくらビタミンCをとってもスキンケアをしても、タバコを吸っている限りその努力は効果的でなくなる可能性があるので、綺麗なお肌をいつまでも保ちたいならすぐに禁煙の努力をしてみて下さい。