現代は「健康食ブーム」ですよね。
「トマトジュース」も例外ではありません。
トマトジュースの効果が大々的に語られ、「飲めば健康が手に入る」として、消費者の間で大ヒットしています。
ところが、その一方で「トマトジュースの飲み過ぎはヤバい」「効果がない場合がある」といった噂もあります。
トマトジュースを飲み過ぎると何がヤバいのか、そして効果がない場合があるというのはどういうことなのか、解説したいと思います。
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「○○を食べれば健康になる」の問題
「○○を食べれば健康になる」という話、メディアを通して紹介されることが多いですよね。
「バナナが良い」とメディアで紹介されると、バナナが店頭から消えますし、「サバ缶が良い」と紹介されると、サバ缶が飛ぶように売れていきます。
情報革命によって「宣伝が物を売る時代」がやってきたことで、各業界は日夜自分たちが販売する製品を売るための宣伝にお金をつぎ込んでいます。
ですが、実は「○○を食べれば健康になる」といったことによる、特定の食べ物や飲み物の摂り過ぎも良くありません。
これは盲点だった方も多いはず。
特定の食べ物や飲み物の摂り過ぎは、効果がないどころか、むしろ逆効果になる場合すらあるのです。
トマトジュースの効果
「トマトジュースを飲むことによって得られる」とされている効果には、
生活習慣病の予防
便秘解消効果
高血圧の改善・予防
二日酔いの緩和
むくみ改善
美肌・美白効果
ダイエット効果
といったものがあります。
人の身体は部位によって違いますが、大体3ヶ月ほどで全細胞が新しいものに生まれ変わるそうです。
ですから、3ヶ月ほど毎日トマトジュースを飲めば、何かしらの効果が出る可能性はないとは言い切れません。
トマトジュースには、「無塩タイプ」と「有塩タイプ」の2種類があるので、塩分が気になる方は無塩、特に気にならないのであれば有塩といった感じで、この辺りは好みで摂取しても問題ないようです。
トマトは諺にもあるとおり、健康への効果が大変優れているので、トマトジュースを飲むということは理にかなっているのかもしれません。
トマトジュースを飲み過ぎるとどうなる?
「健康に良い」と聞くと、ついついたくさん飲んでしまいそうになるかもしれませんが、飲み過ぎはヤバいです。
トマトジュースを飲み過ぎると、次のような問題が発生します。
塩分の摂り過ぎ
無塩タイプのトマトジュースであれば気にする必要はないのですが、そうではないトマトジュースには食塩が含まれています。
そのため、トマトジュースを飲み過ぎてしまうと塩分の摂り過ぎで太る可能性があります。
塩分ということなので、もちろん生活習慣病に発展する可能性もゼロではありません。
カリウムの摂り過ぎ
トマトにはカリウムが多く含まれています。
適量のカリウムを摂る分には問題ないのですが、トマトジュースを飲み過ぎることによってカリウムの摂り過ぎとなり、「高カリウム血症」という病気を引き起こす恐れがあります。
高カリウム血症は、血液中カリウム濃度が5.5mEql以上になってしまった状態のことです。
悪心
嘔吐
しびれ
脱力感
不整脈
といった症状が現れ、命に関わることもあります。
カリウムの摂取を制限されている方がトマトジュースを飲み過ぎると、高カリウム血症になりやすいので要注意です。
リコピンの摂り過ぎ
トマトは、「カロテノイド色素」の一種である「リコピン」という成分を多く含んでいます。
トマトジュースの飲み過ぎによってリコピンを摂り過ぎた状態になると、色素が肌に残って黄色く変色する「柑皮症(かんぴしょう)」を発症する恐れがあります。
主に手のひらや足の裏といった部分の皮膚が黄色に変色しやすいです。
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製造過程に問題があるかも
「トマトジュースの飲み過ぎがヤバい」という以前にも、把握しておかなければならない問題があります。
それは、トマトジュースの製造過程の問題です。
トマトの恩恵を受けるためにトマトジュースを飲むのであれば、きちんとしたトマトジュースでなくては効果は疑問です。
市販のトマトジュースの製造方法ですが、各社によって差異はありますが、基本的には火入れ・殺菌・ろ過などが行われます。
収穫し選別したトマトを煮込み、それをろ過するなどしてジュースにして、瓶詰め殺菌などをされます。
製造過程においては、次のような問題が懸念されます。
火入れによる問題
まず問題になるのは、火入れです。
生のトマトと加熱したトマトでは、持つ栄養素は変わってきます。
会社によって何分煮込むかはそれぞれでしょうが、火入れによってトマト本来が持つ栄養素とは違うものになっているのは間違いありません。
味に関しても、本来持つトマトのおいしさとは変わってきます。
殺菌による問題
次に問題になるのは殺菌です。
販売するジュースに雑菌が入っていては問題ですから、当然殺菌します。
これは加熱殺菌などが行われますが、ここでも火が入ります。
火を入れれば入れるほど、トマトの持つ本来の味とは変わってきます。
料理などにおいてはそれがメリットとなることもありますが、「トマトジュースを飲んで効果を求める」という今回の件においては別の問題になってきます。
ろ過による問題
さらに問題になるのは、ろ過です。
「ろ過をどのように行っているか」ということで、味はまったく変わってしまいますし、健康的にも問題があります。
近年ではろ過技術も上がっていますが、それだけ問題も出てくる可能性もありえます。
化学物質や食品添加物による問題
そして、他にも考えなくてはいけない点として、トマトの栽培に使用する農薬や肥料などの化学物質や、トマトジュースの品質を保つために使用される食品添加物の問題も無視できません。
無農薬栽培で無添加のトマトジュースであれば良いのですが、そのようなトマトジュースはなかなか手に入りません。
そのため、トマトジュースを毎日飲むとなると、化学物質や食品添加物も一緒に摂ってしまっている可能性も出てきます。
それらの影響も考えると、毎日飲むのはちょっと怖いですね。
メリットがあったとしても、同時に身体には何かしらのダメージを与えている可能性も無いとは言い切れません。
「飲む」という行為にも問題が
さらに、「トマトをジュースにして飲む」という行為自体も問題になってきます。
人間は食べ物を噛んで摂取する動物です。
だからこそ「歯」があります。
「噛む」という行為は、健康を保つ上でかなり重要な行為なのに、トマトをジュースにして飲んでいては、「トマトの効果を得るかわりに噛む効果を失う」という問題が出てきます。
つまり、トマトの栄養素による健康への効果を求めたいのであれば、「生のトマトを毎日かじるほうが良い」ということになります。
「噛むことによる効果」と「生のトマトを食べることによる効果」、まさに一石二鳥です。
生のトマトを毎日かじったほうが安上がりでもある
トマトジュースには、「生のトマトを加工したジュース」と「濃縮還元したトマトジュース」があります。
健康への効果を求めるのであれば、必然的に生のトマトを加工したジュースを選ぶことになると思いますが、値段もそれなりに割高になります。
ということは、生のトマトを毎日かじったほうが明らかに安上がりなので、家計への負担も軽く済みます。
結論は?
トマトジュースを飲むという行為によって、効果があったと感じる方は確かにいるようです。
ですが、市販の安いトマトジュースを毎日飲むよりも、生のトマトを毎日料理に使っておいしく食べ、よく噛んだほうが何倍も効果があると思います。
有機栽培のトマトジュースなど飲もうとすれば、1ヶ月に何万円かかることになるか分かりません。
そのようなトマトジュースを飲むのであれば、健康への効果が大絶賛されている
トマトにエキストラヴァージンオリーブオイルと自然塩を振りかける
という食べ方をしたほうが、見た目にも楽しいですし、おいしく食べることができるはずです。
「トマトジュースでなくてはいけないのか?」ということを考えて!
今回は、トマトジュースを飲み過ぎると何がヤバいのか、そして効果がない場合があるというのはどういうことなのかということについて解説させていただきました。
適量のトマトジュースを飲むのであれば、健康への効果は期待できると思います。
ただ、トマトジュースの飲み過ぎは健康を害する恐れがあり、効果を打ち消す可能性があるので注意しなければなりません。
また、トマトジュースを飲むことで得られる効果は、必ずしもトマトジュースでなければならないというわけではなく、生のトマトを食べても得られます。
「トマトジュースを飲む」ということを否定するわけではありませんが、「トマトジュースでなくてはいけないのか?」ということを考えてから、トマトジュースを食生活に取り入れることをオススメします。
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