日本でも去年の秋あたりから「バターコーヒー」という名のドリンクがにわかに話題になっているようですね。ご存知でしたか?
「え? ハリーポッターに出てくる「バタービール」?」 と一瞬思ったんですが、どうも違うようです。バタービールじゃなくて「バターコーヒー」だそうです。
このバターコーヒー、たちまちアメリカで話題になり、NBAのロサンゼルス・レイカーズの選手や歌手のエド・シーランなどなど、各界のセレブリティたちが朝のコーヒーは砂糖やクリームの代わりにバターを混ぜているそうです。
理由は、「クリーミーで、満足のいくコーヒーになるから」。
そして味だけじゃありません。 とりわけ注目されたのが「ダイエット効果」。
バターコーヒーを試した方々から、
「お通じがよくなった」
「お腹が空かない」
「集中力が上がった」
「朝から頭がクリアーになる」
などなど多数の成功コメントが寄せられたそうです。
なんでも、このバターコーヒーを提案した方自身が、バターコーヒーでマイナス50kgものダイエットに成功。さらには、IQも20ポイントほどアップしたのだとか!
◆バターコーヒーを開発、自身50kgの減量に成功したIT寵児、デイヴ・アスプリー氏
このバターコーヒーを開発したのは、ダイエットのプロたるフィットネストレーナーでもなければ、医者でもなく、シリコンバレーでIT起業家、マーケター、投資家として成功をおさめてきたIT寵児、デイブ・アスプリー氏(Dave Asprey)。
1970年生まれ。ウォートン・スクールでMBAを取得し、eコマー ス(電子商取引)を史上初めて行うなど、起業家、マーケッター、投資家としてシリコンバレーで大成功をおさめるも、日々の不摂生がたたり、体重は150kg越え。しかも体調も劇的に悪化!
自身の肥満と体調不良を改善するため、自身の体験やITスキルを駆使して、自らの体を徹底的に 数値化し分析、世界トップクラスの医学博士や生化学者、栄養士等の膨大な数の研究を総合。それらの実験に30万ドル(約3600万円)を投じ、心身の能力を向上させる方 法を自分の体を使って徹底的に研究したそうです。
その結果、この「バターコーヒー」を含む「完全無欠ダイエット」にたどり着いたのだとか!
*さらには、自身がエグゼクティブCEOを務める “Bulletproof “のHPで、こんな写真も公開。腹筋バキバキです!
既存のダイエット法のように、細かいカロリー計算や激しいエクササイズにたよることなく、150kgあった体重を50kg以上も減らすことに成功、さらにはダイエットを成功させたことでIQが20ポイントも上がったそうです。
デイブ氏はこのダイエット方法に、「肉体と精神がストレスや心配から解放され、エネルギーに満ちあふれた状態に」という意味もこめて、「バレットプルーフ(Bulletproof、防弾)」となづけ、著書を発表しました。
この著書が発表されるやいなや、LAタイムズ、フォーブス、CNN、ABCニュース、ヴォーグ等、数多くのメディアで話題に。ハリウッドスターからトップアスリートまで数多くのセレブリティが実践するなど、全米で大ブームになり、さらには一般の方々もこぞって「バレットプループ・ダイエット」に挑戦。自身の体験やビフォーアフター写真をブログで公開する方も。
*「バレットプループ・ダイエット」に3ヶ月間挑戦した男性。見事にシュッとスリムなボディになり、しかも、腹筋バキバキです・・・!
☆アメリカでベストセラーになったこのデイブさんの著書、2015年9月に日本語版も発売開始されました!
◆バターコーヒーの作り方
このバレットプルーフコーヒー(別名バターコーヒー)の基本は、
「朝食がわりにバターを入れたコーヒーを2杯飲むこと」。
なんでも、デイブ氏、チベット旅行中にヤクの乳のバターを入れる「チベット茶」を知って、そこから着想を得てバターコーヒーを思いついたのだそう。
とはいえ、
「えっ!!コーヒーにバター?!脂っこそうー!!胸焼けしそう!余計太りそう! ていうか体に悪いのでは?!」と思いますよね(汗)
でも、このバターコーヒーを取り入れたことで、マイナス50kgもの大幅な減量に成功したデイブ氏。
バターを入れたコーヒーでダイエット?・・・とにわかに信じがたい気持ちになりますが、
ちなみに、バターコーヒーに使う材料にポイントがあるんです。
●バターコーヒーの材料(1杯分)
・コーヒー カップ1杯分
・グラスフェッドバター 小さじ2
・ココナッツオイル 小さじ2
※正確には「MCTオイル」がおすすめ(ココナッツから抽出した中鎖脂肪酸オイル)
●バターコーヒーのつくり方(1杯分)
1、 コーヒー豆をミルで挽き、コーヒーサーバー等を使ってコーヒー液を抽出する。
*できるだけ良質のコーヒー豆を使用。
2、コーヒー液の中に、ココナッツオイル(小さじ2)とグラスフェッドバター(小さじ2)を加えてブレンダ―などで撹拌する。
*このバターコーヒーを朝食代わりに2杯飲むのが「バレットプルーフダイエット」のルール。
*ミルク抜き砂糖抜きのストレートで。どうしても甘みが欲しい方は、はちみつをお好みで。
●グラスフェッドバターとは?
ちなみに、「グラスフェッドバター」とは、牧草飼育の家畜から抽出した成分をバターにしたものです。
グラスフェッド(grass-fed)というのは家畜の飼育方法のひとつで、「牧草飼育」のこと。
一般的な家畜の飼育は、トウモロコシや麦などの穀物をエサにするグレインフィーディング(grain feeding)ですが、一方、牧草だけで家畜を育てることをグラスフィーディング(grass feeding)といいます。
グラスフィーディングで育った牛の乳から作られたバターには、コレステロールや中性脂肪の減量に効果があるといわれる「不飽和脂肪酸」が豊富に含まれています。これこそデイブ氏の提案する「バレットプルーフコーヒー(バターコーヒー)」のポイントです!
不飽和脂肪酸は、魚介類やオリーブオイル、亜麻仁油などにも含まれている良質の油ですが、脂肪の中の飽和脂肪酸と置き換わることでダイエット効果があるといわれているんです!
*痩せる油、太る油については、こちらの記事もどうぞ。
この「バターコーヒー」については、「脂肪分が高いとダイエットどころか、肥満に繋がるのでは?」とやはり多くの人々が疑問を抱かれ、メディアでも 批判の声がアメリカでも多く聞かれたようです。
ですが、上記の通り、バター・コーヒーとして使用するのは、グラスフェッドの無塩バターのみ。
パンに塗るバターやマーガリンのような「飽和脂肪酸」を多く含む中性脂肪や悪玉コレステロールを増加させるものではなく、 「不飽和脂肪酸」が豊富に含まれたグラスフェッドバターを使うことで、身体に無害なだけでなく、 エネルギーとして確実に消費され、体脂肪を増やさない、というのがバターコーヒーなんです。
また、デイブ氏は、バターコーヒーを朝食代わりに飲むことで「頭は冴え、エネルギッシュな1日を過ごすことができる」と説明しました。
ただし、このグラスフェッドバター、カルディやコストコなど海外商品を取り扱うお店でも、なかなか「グラスフェッド」と記載があるものが見当たらなかったんですが、調べたところ、「AOCブレスバター」というので代用ができそうです!
「AOC」とは、伝統的な製法で作られた質の高い農産物製品「A.O.C(Appellation d’Origine Controlee)」のこと。フランスの原産地呼称委員会INAOから「AOC」の認定を受けたものが「AOCブレスバター」と呼ばれます。
☆フランスの原産地呼称委員会INAOから認定を受けたAOCブレスバター。こちらおすすめですよ。
☆比較的手に入りやすい「MCTオイル」がこちら。
*また、こちらは、バターコーヒーのつくり方を説明するデイブ氏の動画です。
◆「朝にヨーグルトを食べると太る」など、目からウロコの検証結果も満載。
とりわけ「食の大切さ」を痛感させられる、デイブ氏の最強の食事法。
デイブ氏の著書「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(原題 The Bulletproof Diet)では、バターコーヒーのほか、
・朝、「ヨーグルト」を食べると太る
・炭水化物は「夜」に食べたほうがいい
・脂肪を食べると痩せる
・果物が「集中力とエネルギー」を奪う
などなど、これまでのダイエットや美容、健康の常識をくつがえす目からウロコな情報が満載です。
また、この本を通じて、「食」の大切さ、食材選びの大切さを改めて痛感しました。
「安いから」「手に入りやすいから」「お腹いっぱいになれるから」
これらの理由から、安易に食材を選んでいないでしょうか?
食事は死ぬまで切り離せない大事な生活習慣の一部。
私たちの体も心も、今まで食べたもので作られているといえますよね。
だからこそ、「何を選ぶか」「何を食べるか」をいま一度慎重に見極め、慎重に選択していくことが大切ではないでしょうか。そんなことを改めて実感した一冊です。
☆デイヴ・アスプリーの著書はこちら。