サッポーの
視点 “古い角質”、“不用な角質”という表現に誤解が生じているのでしょう。 実際には若い角質なのですが、育ちが未熟であったため傷み古びて見えているだけです。 まだ働いている必要な角質ですが、乾きやすく古びて見えるので美観上は不用な角質に見えているというものです。 傷み古びた角質を取り去るとその場はきれいに見えますが、これでは表皮が育つゆとりがなくなるため、より美しい肌に育っていくということに繋がらないのです。 現実には同じことが繰り返され、次第に肌は劣化していく、美しさを失っていくわけです。 洗顔の目的は肌を清潔に保つことにありますが、なぜ清潔に保つ必要があるのかというと、肌の健康を向上させ、維持することにあります。 行き過ぎた清潔指向は肌の健康を奪い取り、美肌を損なっていくものです。 もう一つ、嵌りやすい落とし穴があります。 一時的にですが、成果のあがる肌が沢山ある事実です。 肌の美しさを損なっている汚れ・貯まりかけた皮脂・そして古びた角質を取り除くのですから、即座に現れる良い成果に心が躍ります。 ▽ 肌が柔らかく感じる?未熟な硬い角質を取り除き、しっかり保湿・保護のケアをした肌は、つるつるしなやかな感触を取り戻します。 しかし新たに肌を守る未熟な角質は、やはりすぐに傷み、硬さを作ってしまう…という繰り返しです。 - 乾燥肌の進行
- 脂性肌の進行
- 毛穴の拡がり進行
- 過敏さが増していく
- …………
▽ ニキビの発生を抑制する?貯まりかけた皮脂を角質もろとも取り去るのですから、当座のニキビの成長を防ぐことになります。しかしまだ働いていた角質を奪われた毛穴はさらに皮脂を貯めやすい、未熟な硬い角質で作られることになるので、しばらくするとさらに皮脂が貯まり出します。こうしてニキビの出来やすい肌に一歩一歩後退していきます。 二例だけ挙げましたが、角質ケアの対処によって肌状態が悪くなっていく時、良くなっていく過程には、それぞれ次のような共通の特徴があります。 角質ケアの対処は良くも悪くも全ての肌に影響するケアです。 その性質を掴んでおきましょう。 ▼ 肌状態が悪くなっていく時=角質を取り除くケア一歩前進、二歩後退の過程を辿る。 ここが落とし穴になるのでしょうね。 一歩前進して見えるのは、角質を取り除いた時です。 一度のケアで変わるわけですから、成果として実感しやすいわけです。 しかし肌の必死の努力や化粧品による保湿・保護のおかげで後退していくのはゆっくりです。 良くなって見えるのは肌が変化したのではなく、悪く見えるものを取り除いただけの見せかけの変化です。 それに対して後退の変化は実質的な肌の変化そのものです。 角質の未熟化が進んでいるのです。 穴に落ち込んでも気がつかないというところが恐いですね。 ▼ 肌状態が良くなっていく時=角質を大切にし、表皮を育てるケア古びて見える角質達をそのままにしておくのだから、一日や二日のケアでは、良くなった成果など何も感じることができません。 例えばトラブルがニキビの場合、しばらくの間は相変わらず以前と同じようにニキビができ続けるのです。 しかし、化粧品による良い環境作りが適切に行われていたら、日々確実に角質となる細胞は昨日よりも良く育っています。 バリア層が育ってくるわけです。 次第に成熟した角質に入れ変わっていき、一ヶ月も続けると肌の様子は随分変わってきます。 しかし日々の変化においての良さは実感できない変化に過ぎません。 |