加齢臭の根本対策は抗酸化!加齢による体臭も合わせた予防方法
2016年4月9日
「加齢臭対策用の石けんや消臭力が高いデオドラントを使っても直ぐに臭くなる」なんてことありませんか?
それはもしかしたら体の中からの加齢臭対策ができていないからかもしれません。加齢臭の根本的対策は、体の酸化(錆)を防ぐことだからです!
また、加齢に伴った体臭は加齢臭だけではありません。腸内環境の悪化による体臭や更年期による多汗による体臭もあります。これらが混ざるとさらに加齢臭を悪化させるのです。
ですから、加齢臭の対策と合わせてこれらの体臭を対策することが体臭を改善するには必要です。そこで、そのための予防方法を発生原因も含めて紹介します!
なぜ加齢臭が体の酸化と関係しているのか?
加齢臭が体の酸化である理由は、その発生原理から言えます。
加齢臭のあの独特なニオイは、「ノネナール」というニオイ物質が原因です。このノネナールは、体の皮脂腺の中に増える9ヘキサデセン酸という脂肪酸が過酸化脂質によって酸化されることで発生します。
さらに、この過酸化脂質は体内で発生するフリーラジカルなどの活性酸素によって脂質が酸化されることで発生するのです。この一連の流れを表すと以下のようになります。
- 体内で活性酸素が発生する
- 脂質が活性酸素によって酸化される
- 過酸化脂質が作られる
- 皮脂腺内の脂肪酸が過酸化脂質によって酸化される
- ノネナールが発生する
つまり、活性酸素の発生によってノネナールも増えると言えるんですね。
加齢臭の元となる活性酸素による酸化を減らすには?
活性酸素による体の酸化を減らすには以下の2つがポイントになります。
- 活性酸素をできるだけ発生させない
- 体に備わっている抗酸化機能を援護してあげる
活性酸素をできるだけ発生させない
活性酸素は人間にとって必要不可欠である「酸素」を消費する時に必ず発生し、呼吸で取り入れた酸素のうち数%は活性酸素になると言われています。
そのため、全く活性酸素を発生させないということはできません。しかし、活性酸素を増やさないような対策はすることができます。
食べ過ぎを避ける
栄養素を燃焼するときに酸素を使い、その時に数%が活性酸素になるので、食べ過ぎなければ酸素消費量も減ります。
お酒の飲みすぎを避ける
肝臓でアルコール分解やアルデヒドを解毒する時に活性酸素が発生します。適度な量は活性酸素を減らすので、適量を心がけましょう。
喫煙をしない
ニコチンやタールなどの毒素の解毒の時に活性酸素が発生します。副流煙も同じです。タバコはニオイの元そのものと言えます。加齢臭を改善するのであれば、禁煙はまずはじめにするべきことです。
ストレスを時々発散する
ストレスを感じると、体は緩和する為に「副腎皮質ホルモン」を発生させます。この時の副産物が活性酸素です。ストレスを溜めないのは難しいかもしれませんが、発散するようにしましょう。
過度な運動は避ける
過度な運動は大量の酸素を消費するので、活性酸素の発生量が増えます。有酸素運動などの適度な運動が効果的です。
汚染した空気・残留農薬を避ける
体に有害な物質が入ると体を守るために活性酸素が発生します。なので、無農薬の食べ物を選んだほうがいいでしょう。
体に備わっている抗酸化機能を援護してあげる
体には活性酸素から身を守るための機能が備わっています。それが、スーパーオキシドジスムターぜ(SOD)やタカラーゼなどの酵素や体の中で作られる抗酸化剤である尿酸やコエンザイムQ10、α-リポ酸などです。
SODやタカラーゼは、「活性酸素の元となる物質を消す」、「活性酸素の発生を抑える」、「活性酸素によって傷ついた細胞を治す」働きをしてくれますが、年齢と共にその数が減少してしまいます。
また、SODやタカラーゼは食べ物やサプリメントなどで体外から摂取しても体内に吸収されないため、尿酸やコエンザイムQ10、α-リポ酸を体外から摂取することが望ましいと言えます。
また、体で作ることができない抗酸化物質であるビタミンEやビタミンC、ポリフェノールなどを取り入れるのもいいでしょう。
加齢臭の予防に効果的な抗酸化物質
抗酸化物質の1日の摂取目安量や多く含まれる食材を紹介します。
ビタミンEとビタミンCの摂取について
ビタミン類は抗酸化作用という点で共通ですが、1日に必要な摂取量や働きが異なります。また、どちらもヒトのからだの中で作り出せない必須栄養素ですね。
ビタミンEとビタミンCの違い
ビタミンEはからだの最も効果的なサビ止めと言えます。寿命が長い生物には、血中のビタミンEが多いと言われているほどです。
ビタミンEは脂溶性のため、活性酸素によって影響を受けやすい細胞膜のリン脂質の層の中に入り、自らが酸化されることで細胞を守ることができます。
一方、ビタミンCは水溶性です。細胞膜に入いれないので、直接リン脂質の酸化を防ぐことができません。ビタミンCは、酸化して傷ついたビタミンEを再生してくれます。
ビタミンEの摂取目安と摂取方法
ビタミンEは、植物油(サンフラワー油・コーン油)や魚油、ほうれん草に多く含まれています。1日の摂取量目安は6.5~8mgであり、上限は800mgです。
摂取目安は健康維持のための最低値なので、100mg程度が良いとされています。
ほうれん草であれば、1.5~2束程度でビタミンEを8mgを摂取できます。そのため、食品だけだと不足しがちになるので、サプリメントを上手く使って補うと効果的です。
ビタミンCの摂取目安と摂取方法
ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれています。1日の摂取目安は100mgであり、上限は1000mgです。
赤ピーマンには100gに170mgも含まれています。ビタミンCを食材から摂取する場合は、取りすぎても尿として排出してしまうため、過剰症の心配はありません。
しかし、サプリメントや薬での摂取の場合は、腹痛などの健康被害の報告があるので、過剰摂取は控え、用法容量を守りましょう。
ポリフェノールの摂取について
ポリフェノールは、非常に強い抗酸化力を持っています。必須栄養素ではないので、基本的に基準値がありません。
また、ポリフェノールは効果が早くて持続力が数時間と短いのが特徴です。そのため、体内に蓄積されないので、過剰症の心配がありません。持続力がないことから、継続して摂取すると効果が持続します。
ただ、イソフラボンは過剰摂取すると逆に乳がんのリスクを高める恐れがあると報告があり、1日の上限値150gの半分量に当たる75g設定されています。なので、サプリメントで摂取する場合は使用量を守りましょう。
- アントシアニン(ブルーベリー、赤ワイン)
- カテキン(茶葉)
- イソフラボン(大豆、豆腐、納豆)
- クロロゲン酸(コーヒー豆、リンゴ)
- フラバノン(レモンの皮、みかんの皮)
加齢臭予防では他の体臭が合わさることも避けよう!
加齢臭以外にも加齢と共に起きやすい体臭があります。それが腸内環境の悪化による体臭と女性限定ですが更年期の多汗による体臭です。
これらの体臭が加齢臭と合わさると、さらに体臭が強くなります。加齢臭対策とともに、以下の体臭に対しても対策をすると効果的です。
腸内環境の悪化による体臭対策もする
加齢と共に腸内の善玉菌の数が減っていきます。すると、腸内環境が悪化しやすくなります。腸内環境の悪化は腸肝循環の悪化を招き、体臭を強くするのです。
腸内環境を整えるには、善玉菌の働きを助ける乳酸菌や食物繊維、オリゴ糖の摂取が効果的です。オリゴ糖や食物繊維は腸までそのまま届き、善玉菌の働きを助けます。
乳酸菌は腸に届く前に死滅してしまうものがほとんどなので、植物性の乳酸菌(ぬか漬け、キムチ)や腸まで届く強い乳酸菌を摂取しましょう。
更年期特有の多汗による体臭の対策もする(女性の場合)
女性の更年期では、女性ホルモンのエストロゲンの急激な減少によって起こる多汗があります。ホットフラッシュとも言われ、足首やつま先は冷えているのに顔や首周りがほてって汗がどっと発汗されてしまうのが特徴です。
また、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や女神散(にょしんさん)、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)といった漢方も更年期の多汗に効果があると言われています。
まとめ
加齢臭は活性酸素が元となります。また、加齢によって加齢臭だけでなく腸内環境悪化による口臭と体臭の悪化、更年期による多汗が合わさるとさらにニオイを悪化させます。
これらの対策には以下の3つがあります。
- 抗酸化物質を食べ物やサプリメントで摂取する
- 整腸作用がある栄養を摂る
- 更年期の改善に役立つ栄養を摂る
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