抗がん剤は2、3種類を組み合わせて投与することが多いみたいです。
組み合わせによって略号が。ACとかTCとかECとかCMFとかFECとか。
F … fluorouracil(フルオロウラシル)
商品名とかでこう呼ぶ→5-FU
E … epirubicin(エピルビシン)
商品名とかでこう呼ぶ→エピルビシン
C … cyclophosphamide(シクロホスファミド)
商品名とかでこう呼ぶ→エンドキサン
私の場合は、FECを3週間毎に4回です。
実際に点滴で入れていくのはこんな流れ。
①吐き気止め(15分)
②エピルビシン(全開)
③エンドキサン(全開)
④5-FU(全開)
⑤生理食塩水(流し/15分)
・全工程にかかる時間は、だいたい1時間25分程。
・普通の点滴で500mlの袋が付いてる部分が、100mlか50か忘れたけど小さいパックで、次々付け替えていきます。
・全開…普通点滴の時にポタッポタッとさせるように絞ってるアレ、を絞らずにじゃんじゃん入れます。
絞らなくてもポタポタポタポタ…って感じです。
血管炎を防ぐため、できるだけ血管に薬が触れないようにする措置です。
最後の生理食塩水で流すのも同じ理由からです。
・「エピルビシンの赤」…『赤いんですよね、驚かないで下さいねー』と
なぜか脅されるエピルビシンの赤。
どんなおどろおどろしい濁った赤なのかとビビってたのに、
なんのこたーない、普通のトランスルーセントな赤だった。
それよりも、投与後さっそくトイレに行ったら、もう尿が赤い。早っ。
そっちを言って下さいよー。
抗がん剤といえば、副作用。
メイン作用はどう効いているのかすぐにはわからないけど、
とりあえず患者側が頑張るのは、次々襲ってくる副作用との戦い。
私思うに、
いかに楽に&気楽に乗り越えるか♪が大事なのでは、と。
FECの副作用まとめ初めての投与の前日に、
起こりえるあらゆる副作用を書いた紙をもらいました。
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
副作用の出方は人それぞれなので、
あくまで自分に出た分についてです。
私の場合は、幸いにも全4回とも
同じパターンで副作用が出ました。
これは『あしたになればこの副作用は終わる!』と
分かっているようなもんで、精神的に非常に楽でした。
それでは、出た順&
必勝法も合わせていってみよー!
...
①エンドキサンの点滴中に鼻が( ̄^ ̄;)ツーン→頭痛(2日目夕方まで)
頭の孫悟空の輪の部分が、ずっと痛い。
対処法→冷やす。とにかく冷やす。
(点滴中もお願いしてアイスをもらって鼻に充ててました。)
②気持ち悪い(悪心)・食べ物の匂いに敏感になる(2日目~4日目)
抗がん剤のメインキター。
しかーし!あらかじめもらっていた
対副作用用基本薬セット(デカドロン+プリンペラン)で、
吐き気の『は』の字もありません♪
もちろん嘔吐もありません。
これはほんとにラッキーでした。
そう思うと、気持ち悪い…程度は意外と乗り切れるもので。
<食べられるものリスト>
酢の物、コンソメスープ、クリームチーズ、ヨーグルト、果物、羽衣あられ、
ぶどうジュース、コーラ。
バナナラッシーばっかり作ってました。酸味のあるものは食べやすかったかな。
あと、信じられないと思うけど、
普通の、砂糖+醤油の味付けが…もう、匂いで、無理…。ぎもぢわるぃ~。
で。
4日目の夕方ごろ、
急に『カレー食べたい!今すぐ食べたい♪』ってなって、(毎回カレー)
カレー食べたら、食事は解禁。以後はまったく普通です。
実質、3週間のうち3日間だけだったしね。
③口角炎・口の中がカラカラに
私の場合は口内炎じゃなくて口角炎でした。都合半年抗がん剤をやってましたが、
半年間ずーーーーーーっと口角炎でした。油断してるとピキッ。結構ストレス。
対処法→デキサルチン軟膏もらいました。
&チョコラBBをがぶ飲み(勝手に規定量の3倍飲んでた)。
口の中がカラカラになったのは、1回目のみ。
原因は、感染予防のために張り切ってやってたうがい。
イソジンはアルコールが入っているのでダメなんだって。
イソジンやめたら2日で唾液が戻ってきた。
対処法→うがいは大事。うがい薬使うならアズレンの薬おすすめ。
塩水でも十分かも。&チョコラBBをがぶ飲み。
歯磨きは柔らかめの歯ブラシで、花王薬用ピュオーラ ナノブライトおすすめ。
歯間ブラシは小林製薬の糸ようじ やわらか歯間ブラシおすすめ。
デンタルケア&リップケアは結構燃えてやってた。
④便秘・・・(7日目まで)
何が起こるか分からない第1回目に、他に気をとられていたら気づいた時には大便秘。
入院中でほんとよかったよ。あらゆる薬をもって、なんとか出した。
もう、5回位身が裏返った。
抗がん剤中、吐き気がしたのはこの時のみ、というすごいオチまでついたよん。
対処法→2回目からは、マグミットという薬でやや緩め設定!でおk。
お茶は体が乾くそうです。水やポカリ(を2倍に希釈)をがぶがぶ飲んでました。
あと、毎日がんがん散歩。普段よりも運動量が多かった。
⑤顔の赤み→色素沈着
投与初日の夕方から、顔が火照る。熱もかなり持ってる。
3日目夕方に赤みが引く。
熱が引くと、顔が日焼け後の様に真っ黒に。
初回は驚いたー。赤みが引いたら、頬から下がまだらだもん。
対処法→①と同時に来るので、冷やしついで。③でのチョコラBBがぶ飲みでフォロー。
実は③の対策気づく前に、コレでチョコラBBを飲んでいた。
今考えると、チョコラBB状のものは、病院で頼めば処方してくれるんじゃないかと。
⑥白血球が減少する3Days
FECの場合は、12、13、14日目。
ホントはその前後4日ほどかけて正常値から下がり正常値へ上がりするのですが
ほとんど体感はありませんでした。
私の場合、毎回火曜日に投与してたので、12~14日目は土日月にあたりました。
対処法→何もしなくても微熱や風邪を引いたりする期間。
家で大人しくひたすら寝て時間を過ごす。
退院時に高熱が出た時用の抗生物質ももらっている。実際のところ高熱は無し。
3Daysの中日にショッピングモール(時期は秋~冬)に買い物行ったりしたけど、
マスク、うがい、手洗い徹底してれば、風邪はひかなかったです。
私は下手にじっとしてストレスを溜めるよりも、
完全防備ででもストレス溜めない方を選びました。
⑦血管炎
抗がん剤終わってからも続き、一番
長期で悩まされたのが、実はコレ。
抗がん剤投与時に、全開で落としたり最後に生理食塩水も流すのは、
血管にできるだけ薬が触れないように(=血管炎予防)という処置ですが、
もー全然ダメだった。
症状としては、腕の『筋肉痛』。それが恒常的に続くという。
あと、腕の見た感じ。ひじの内側のところから二の腕の内側辺り、
静脈に沿ってぼこーっと凹みます。
静脈の内側が傷んで、血管が縮む→血管に合わせて回りの筋や筋肉も
縮むという訳です。
重いもの持てません(米3kg無理。2リットルのペットボトルぎりぎり)。
<抗がん剤終わって9カ月の今現在レポ> 今でも思い切り凹んでます。
痛みはそんなに無いです。(元が激痛じゃないので気にしない)
重いものは米5kgなら持てます。
対処法→「ロキソニンテープ」という湿布薬処方。
全然効かないじゃないか~。と、やや不信に思っていたころ、
腰が痛かったので一枚貼って寝たところ、コイツ凄い効く湿布薬だった!
そのくらい、血管痛が上回っていたということ。
⑧脱毛
お待たせしましたー。脱毛は
次の記事にて。
⑨爪の変色・爪が薄くなる
FECでは爪が透明薄ムラサキ+1投与1白い筋ができる。
4回投与したら4つ薄い白い筋です。3週間で爪って結構伸びるの早いのねー。
親指の爪で2.5mm/3weeks。
対処法→ネットで検索したら「マニキュアを塗りましょう」。
……。つまり対処法は無いってことね。
まぁームラサキ色が「軽くゴスロリちっくで、このおシャレさん♪」
ということで納得することにしました。
⑩その他
・筋力が無くなる
気力にもよると思うけど、基本的に筋力が落ちて
動作も緩慢になって、ぱ~ん!とした感じが無くなりますねー。
・太る
聞いたところによると、
意外なことに抗がん剤のような強い薬を打つと、
身体が「なんかヤバイ。生命の危機!」と思うらしくて、
食べ物を受け付けない期間以外は、比較的食欲旺盛です。
FECではむくみはありませんが、
むくむ種類の抗がん剤では水分で体重が増えます。
・生理が止まる
髪や爪と同じように、卵巣も抗がん剤にやられやすいところです。
年齢によってはそのまま閉経することもあります。