2014年8月下旬、韓国、釜山を訪ねた。釜山は6月初旬に訪問したばかりで、あまり新鮮味はない。
2泊3日の短期海外旅行となれば選択肢はほとんどない。しかも、海が見える場所となると釜山くらいである。夏休みにベトナムに行くことはすでに決定ずみだったのだが、どうしてもその前にどこかへ出かけたかった。
初日は、海雲台(ヘウンデ)でひとりで過ごし、2日目には門司からやって来た友人と会い、焼肉をつつき飲み明かした平凡な旅行だった。
アシアナ系LCCであるエアプサンで、昼過ぎに釜山(キメ)金海国際空港に到着。外は想像を絶する凄まじい雨。最近流行の爆弾低気圧のようだ。旅行初日からたまらない。
リムジンバスで海雲台(ヘウンデ)へ行くつもりでいたが、バス停の表示がすべてハングルのため、どのバスに乗ったらいいのかまったくわからない。バス乗り場にいたおじさんに話かけてみるが、会話がなりたたないためあきらめて、乗り慣れた地下鉄で行くことにする。
釜山の地下鉄はわかりやすい。切符の販売機も日本語案内がある。しかも、安い。
途中、沙上(ササン)で、釜山-金海軽電鉄から地下鉄2号線に乗り換え、約1時間で海雲台駅に到着。
雨がやんでいることを期待したが、まったく変わらず、土砂降り。西から東へと、雲と同じように移動をしていたので当然といえば当然だが。地元の人も当惑気味であった。
駅付近での雨宿りをあきらめ、傘をさして、東横イン海雲台へ向かうことにする。
途中、釜山銀行で両替をする。空港の銀行よりもだいぶレートはいい(空港の銀行のレートが悪すぎる)。ただし、円安ウォン高はさらに進み、1万円=96,000ウォンにしかならない。場合によっては、日本よりも物価が高くなってしまう。
初日は、東横イン海雲台に泊まる。一泊5,000円くらいと手頃。しかも、建物が新しいので清潔。日本と変わらないシステムなので安心して泊まれる。部屋の構造も、日本とまったく同じ。フロントの係員は、おばさんしかいなかったが。
釜山随一の海雲台ビーチまで歩いてわずか3分の距離。
リゾートエリアで、この値段はなかなかあり得ないのではないだろうか。
雨はまだ降っていたが、さっそくビーチに行ってみる。
波が荒い。ビーチには、ほとんど人がいない。当たり前だが。
ほんのわずかな時間いただけなのに、横殴りの雨でずぶ濡れになってしまう。
昼食がまだだったので、ビーチ近くの食堂でラーメンを食べることにする。
すさまじい悪天候のため客は少ない。ビールを飲んでようやく一服といった感じである。
しかし、韓国料理、どこへ行っても付けだし多い。ほとんど、手を付けないままだ。
夕方、雨が小降りになってきたので、VESTAへ向かう。VESTAは海雲台東丘にある韓国風サウナ、チムヂルバン。前回行って気に入ったので、再訪することにした。
入場料1万ウォンを入口で払い、まずは4階の銭湯フロアへ。海を眺めながら風呂に入るのは最高。天気がよければなおさらだが。
チムヂルバンで汗をたっぷり流す。枕やゴザは使い回しなので衛生的にどうか、という気はする。
疲れていたので、休憩室で横になっているうちに寝てしまった。
夜は、海雲台唯一の置屋街を徘徊する。海雲台グランドホテルの裏手にあるのだが、なかなか場所がわかりずらい。ピンク色のネオンがそのサイン。寂れた感じは否めない。
夜8時くらいになって、ようやく女の子たちが出揃う。女の子は10人もいない。
可愛く見える子は、たいてい整形しているのだろう。韓国では、整形はごく当たり前。日本人風に、瞼に二重の切れ目を入れたりしている。20分10万ウォン、時間切れオーバー。ちなみに、夏休み時期は、地方からアルバイトでやってくる女の子がいるので、比較的レベルは高いのだとか。
その夜は、バーガーキングでハンバーガセットをテイクアウトをして、部屋で寂しく晩酌。
韓国では一人飯の習慣がないので、一人旅だと外食する場所がほとんどない。
ハンバーガーとビールという組み合わせが好き。普段は食べないファストフードも、旅行中は美味しく感じられる。
翌朝、雨はようやくやんだ。ビーチに行ってみる。相変わらず波が荒い。
ビーチ沿いのスターバックスでコーヒーを飲みながら文庫本を読む。i-padがwi-fiに接続できない。前回は、接続できたのだが・・・。
一服したところで、地下鉄に乗って釜山駅へ向かう。
東横イン釜山駅前Ⅰにチェックイン(釜山駅Ⅱも近くにある)する。釜山の東横インでも最古に分類される。改装されているが内装は古い。
駅構内で昼食をし、地下鉄で釜山の繁華街、南浦洞(ナンポドン)へ向かう。
友人と会うのは夕方なので、それまで観光をすることにする。とりあえず観光客らしく高いところに登ってみる。
南浦洞へ行き釜山タワーへ上る。展望台からは釜山港がよく見える。入場料4,000ウォンは、上海タワーや澳門タワーに比べれば良心的。釜山全景が見えるので土地把握にはいいのだが、特別きれいな景色かと言われると微妙な感じ。
埠頭は何ヶ所かあるようで、複雑に入り組んだ入り江から天然の良港であることがよくわかる。なんせ、世界で5番内に入るほどの貿易量を誇るのだ。
一度は訪ねてみてもいいかも。
夕方、ホテルで友人と無事再会する。別々に予約したのに、なぜか隣りの部屋。
タクシーに乗って再び南浦洞(ナンポドン)へ。タクシーを使ってわざわざ飯を食べに行くのは理解できない。焼肉屋など、釜山市内のどこにでもある。ただ、タクシー代は、日本よりもずっと安いのが釜山のいいところ。
友人の上司が勧めるという焼肉店「ピョンヤン・カルビ」へ入る。店は古いし、客層は悪い。雰囲気もよくない。値段も高い。店員のおばさんも無愛想だ。店名からして印象がよくない。
西面(ソミョン)のような、若者向けの焼肉屋の方が、店はきれいで安くて美味しいものだ。
南浦洞や国際市場を散策したのち、釜山駅へ戻る。
釜山駅近くのロシア人街に行ってみる。フィリピンパブやロシアンパブがいくつかあるが、活気がない。ピーナはブスばかりで、ロシア人はおばちゃん(というか、おばあさんだったり)ばっかり。
中国マッサージで足マッサージを受ける。中国人の店のためか、韓国の相場からすると安い。マッサージ中、テレビを見ていると、昨日の爆弾低気圧の報道がされている。釜山でも、各地で洪水が起きたようだ。
しかし、この界隈は寂れて気が滅入る。どうせ泊まるなら、西面か海雲台に限る。
最後は、ロシア人街のサッカーバーで、フルーツを食べながらビールを飲む。
これで、その日は終わり。友人は、もっと遊びたそうであったが。
だいぶ疲れが溜まってきていた。
翌朝、釜山タワーにのぼるという友人と別行動し、釜山駅近くのBally Aqua Landに行ってみる。24時間営業のチムヂルバン。前日に、ネットで見つけた。
800円近くの入場料の割に、狭く汚い。ただの銭湯。見事にはずれ。これなら、梅田の大東洋の方がまし。
昼は、友人の上司がお勧めする(また!)韓国宮廷料理店へ。
韓国料理は保存食が多い気がする。野菜も多いし、あまり満腹感がない。付けだしは使い回しだろう。他の客が入るとすぐに持っていかれる。
こういう料理は一度で十分。
友人は、上司が作った観光案内を十分試せたので義理は果たしたんじゃないだろうか。ひとの旅の勧めになど決して従ってはいけない。
あっけない釜山旅行だった。
外国旅行した感じはほとんどない。それが韓国の魅力でもあるかもしれないが。
エアプサンで夕方関空に到着。
まあ、こんなものかという感じの小旅行であった。
テキサス通りは、ロシア人とフィリピン人のおばちゃんばかりでしたが・・・。そんないい時代もあったのですね。