妊娠中のトラブル・妊娠糖尿病

男の子2人でひなまつりとは無縁の我が家ですが、この季節になるとどうしても食べたいものが…関東の雛あられです。

こちらに越すまで知らなかったんだけど、関西と関東では雛あられが別物。
関西は小さいおかきみたいなもので、おせんべいの粒の、甘いのとしょっぱいのがまざったカラフル(緑・ピンク・白・のりetc)なおかし。
関東はポン菓子をさらに甘く、カラフルにしたもの。着色料の緑・ピンク・白。

関東のほうがだんぜん駄菓子感が強く、オトナの食べるもんじゃないでしょと突っ込まれそうですが、私はあれが大好きで…毎年2~3月だけは見つけるたびに買って食べていました。
関西に嫁いで愕然としたもんです。

いま我が家には、2月に来た東京の母が買ってきてくれた貴重な1袋が大切~にお菓子コーナーにしまわれています。
明日がひなまつりですが、あさっての妊婦検診が終わるまでは…!と我慢しています。

単純に妊娠中に甘いものの食べすぎはよくないという話のようですが、実はいまの私は糖尿病患者で、食事制限中なのです。
おさとう+おコメという糖質タッグは禁忌です。

ということで前置きが長すぎましたが、ずっと書きたかった、3度目の妊娠で初めて経験中の妊娠糖尿病について書いておきます。


最初は、妊娠初期の血液検査で、「血糖値が基準値を超えている」と指摘されました。
この時点では「疑いあり」で、正式な診断を受けるために「ブドウ糖負荷検査」を受けることになりました。

私が受けた検査は、一晩絶食ののち採血を行いブドウ糖を摂取、さらに1時間後と2時間後に採血を行いました。
空腹時、ブドウ糖摂取1時間後、2時間後の血糖値を比較し、これが正常の範囲内ならばセーフだったのですが…

2時間後の血糖値が高く、めでたく「妊娠糖尿病」と診断されました。

過去2回の妊娠中、血糖値に問題があったことはなく、毎回の尿検査で糖が出たこともなく(タンパク等も何も出たことない)、むくみもなく、もちろん妊娠高血圧症とか妊娠中毒症とかとにかく何もなかったので、まさに青天の霹靂でした。
初めてのハイリスク妊婦です。しかも妊娠初期から。

検査結果を受けて診断が出た日に言われたのは「妊娠糖尿病です。詳しいことはまた来週」だけ。

この「来週」までの、なにもわからない1週間が一番つらかったです。
現代の利点か欠点かわかりませんが、とりあえず目の前のパソコンで「妊娠糖尿病」調べてみるわけです。

いわく、妊娠中は糖を代謝するインスリンの働きが悪くなるので、血糖値があがりやすく、妊娠糖尿病と診断される場合がある。
ただし、妊娠糖尿病は糖尿病とは違い、妊娠中に限られる病気でほとんどの患者は産後に治る(血糖値が正常になる)。
ただし、妊娠糖尿病と診断された妊婦の約半数が、60代くらいから糖尿病になるといわれている。

また、インスリンの働きが悪くなるのは主に妊娠中期~後期。
妊娠初期に診断を受けた場合、すでに糖尿病にかかっている状態で妊娠したことも考えられ、その場合は「糖尿病合併妊娠」となる。
「糖尿病合併妊娠」では胎児に奇形が見られることもある。

もともと糖尿病でなくても、とにかく中期~後期にかけて血糖値が悪化していく傾向がある。

妊娠糖尿病は妊娠高血圧症や妊娠中毒症よりもリスクが高く、胎児は大きく育つ一方で未熟、分娩に時間がかかる、ほかにもリスクてんこもり。

などなど…
※※※以上は私が個人的に調べてまとめたことなので、不正確です。きちんとしたことが知りたい方は専門書・専門家を頼ってください※※※

まあ、よくないことのオンパレード。
さらに妊娠前から3回目があるなら自宅で産みたいと考えていて、すでに自宅で介助してくれる助産師さんを見つけていたのですが、それが全部パーになりました。
(これが一番のショックで未だに立ち直っていないかも)

さて、パソコンの前でウツウツとしつつ、食事をどうしたらいいかもわからない1週間を過ごしてから病院へ行くと、産婦人科の先生が変わり、さらに糖内科の先生からも説明を聞き、栄養士さんの食事指導を受けてかなり霧が晴れました。

前の産婦人科の先生は少々不親切に感じていたので、診断を機に先生が変わったのは不幸中の幸いでした。
病気の説明を受ける前、いの一番に「自宅で出産をお考えでしたか~それはそれは残念でしたね」と一言。

この一言で気持ちがものすごーーく救われました。
産前・産後のちょっとしたことは一生残るものですが、この言葉も死ぬまで忘れないと思います。

そしてこの時点の血糖値は、妊娠中でなければ「境界型」と診断されるレベルのものであること。
(正常値ではないけれど、糖尿病と診断を受けるほどは高くない)
ただし妊娠中は胎盤を通すと血糖値があがるため、胎児への高血糖の影響が懸念されるので、妊婦は診断の基準値が厳しくなるんだそうです。
ということで、「妊娠糖尿病」ではあるけれど、値は低い方なのでもともと糖尿病だった可能性は考えなくてもよいとのお話でした。

糖内科では、今後の治療についての話でした。
初期は食事療法でとりあえず様子を見て、中期・後期に血糖値が高くなるようならば、経口薬での治療は出来ないので、インスリン注射か点滴になる。
病院に通えるなら頻度は高いけれど時間は短くすむ注射、通いきれないようなら時間はかかるが回数が少なくてすむ点滴となる。
(ただし点滴は1日入院?と言われた気がします)

最後、とりあえず食事療法ということで、栄養士さんから1日1600~1700kcalの食事を、と説明を受けました。

食事療法の説明はいろいろ勉強になりました。
時間があったら別で書きます。

そして、その後ですが…

妊娠糖尿病の診断後は、ほぼ毎回妊婦検診と同じタイミングで血糖値検査と糖内科を受診していますが、血糖値は毎回正常。
おそれていた注射も点滴もなく、ここ(9ヶ月)まできています。
毎度毎度、正常値の範囲の下のほうで、あの診断はなんだったんだと言いたくなるような正常値っぷりです。

ただ、自分自身の体質として、糖代謝がイマイチ苦手かも、ということが今回よくわかりました。

長男は3000gでしたが、次男は3500g。
2回目のほうがお産にかかった総合的な時間は短かったですが、長男24時間、次男17時間で、2回とも長めのほうでした。
(もちろんもっとずっと長い方たっくさんいますが)
今となってはわかりませんが、胎児(次男)が大きく、分娩に時間がかかったのは、血糖値が高かったのかもしれません。

ちなみに、通常であれば妊娠中の血液検査は3回だったかな。
血糖値を3回とも測っているかはわかりませんが、そのタイミングで正常値に収まっていたら診断が出ないので、血糖値が高めでもわかりません。

また妊娠糖尿病の話をママ友としていて、尿検査で引っかかって糖負荷検査を受けた、何度も受けた、という人はいましたが、実際に診断を受けたのは自分だけでした。
私は過去2回の妊娠でも今回でも、尿検査では一度も糖が出ていません。

疑問に思って糖内科の先生に聞いたところ、尿検査は目安に過ぎないのだそうです。
血糖値がそこまで高くなくても出やすい人もいるし、逆もまた然り。
しょっちゅう尿検査で糖が出て検査していても、診断を受けるほど高くない人もいるし、私のように高かったかもしれないけど尿には出なかった、ということも考えられるそうです。

何より今回わかったことで一番驚いたこと。
長男の妊娠前に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の診断を受け、治療もしていたのですが、これが妊娠糖尿病と関連がありました。

PCOSの詳しい説明はここでは省きますが、卵巣に問題があり正常に排卵されない状態で、不妊症の一種です。
原因は不明、基本的に治癒しないので、産後も生理不順とは一生の付き合いです。

これは現代病で太っている人がなりやすい。
また、アーユルヴェーダの診断では、その症候群ならばいわゆる糖質制限をしたほうがよい、と指導されていました。

そんなことなどを思い出し、妊娠糖尿病と多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)のキーワードで検索したところ、PCOSの患者は、妊娠糖尿病のリスクが2倍という研究結果、との記事が見つかったのでした。
個人のブログ記事でも、PCOSは卵巣の糖尿病といえると解説しているものもありました。

私はやせているほうですが、やせている糖尿病患者はいっぱいいます。
どうやら糖代謝が苦手で、血糖値があがりやすい体質のようです。

このことがわかっただけでも、人生を左右する大きな大きな収穫でした。
もともと甘いもの大好きで、気が緩んでいる今日この頃ですが(いつも血糖値が問題なさすぎるもんで…)
妊娠中はもちろん、産後もほんものの糖尿病患者にならないように、そして快適な生活を送れるように気をつけます。

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