わたしは10年間、眉間の肌荒れに悩んでいました。
最初のきっかけがニキビができたことからだったので、ずっと眉間の肌荒れの原因はニキビであると思っていました。
しかしある日、皮膚科で診断されたのは脂漏性皮膚炎というものだったのです。
ニキビと脂漏性皮膚炎の併発
え?ニキビだけじゃなかったの?
すでにその病院で一度ニキビと診断され、ディフェリンゲルを使用しているところでした。
ディフェリンゲルとは、2008年10月に認可された日本 初の外用レチノイドの保険適用のニキビ治療薬です。
欧米ではすでに10年以上前に認可され、現在もニキビの第一選択薬として処方されています。
世界80カ国以上で使用されており、認可間もない日本でもすでに多くの実績をあげています。
保険適用なので費用も安く(3割負担で530円:1ヶ月分)、「日本のニキビ治療を変える」とまで言われている優秀なニキビ治療薬です。
▲わたしが処方されたディフェリンゲル
ディフェリンゲルは強い薬で治っていく過程に、赤み・かゆみ・皮向けなどの乾燥によって引き起こされる随伴症状が大半の人に生じます。
わたしにも例にもれず、その症状が起こりました。
辛抱して続けた結果2ヶ月ほどでニキビは次第に良くなってくる感じがあり皮膚のデコボコ感はなくなってきていました。
「デコボコなくなったー!!!赤いのもかゆいのもそのうち治ってくるはず!」
しかし、赤み・かゆみ・皮向けは治ったりまたなったりの繰り返し。
とにかく肌が平らに治ってきたのが嬉しくて、随伴症状に耐えていればもっと良くなるはずだ、と思っていたんです。
しばらく続けていると、ディフェリンゲルを塗っていないほっぺたや耳の前も赤くかゆくなり、皮がむけるようになりました。
しかしそれも、冬場だったのでただの乾燥かと思ってクリームを塗って済ませていたんです。
そのように3ヶ月ほど過ごしました。
相変わらず、赤みやかゆみは出たり治ったり。
ちょうどディフェリンゲルもなくなりそうだったので、皮膚科に向かうことに。
そして、ただ薬をもらいに行ったつもりが「脂漏性皮膚炎を併発している」と診断されたのです。
脂漏性皮膚炎とは
脂漏性皮膚炎ってどんな症状?
頭や鼻の横など、皮脂分泌の多い場所に起こる皮膚の炎症です。
症状は、かゆみ・赤み・かさつき。
フケのように皮膚がポロポロとはがれます。
わたしの場合は、眉間、鼻の横、頰、耳の前に症状が出ていました。
症状も部位によって異なっています。
眉間と鼻の横は赤みと白い角栓のようなものが浮き出ているような感じ。
眉間はそれにプラス、皮がめくれる時もありました。
そして、頰と耳の前はまさか皮脂が出ているとは思えないようなカサカサとかゆみ。
掻いてしまうと、ポロポロと白い粉のように皮がむけていきました。
脂漏性皮膚炎の原因はカビ菌
脂漏性皮膚炎の原因となっているのはマラセチア菌というカビ菌です。
マラセチアは、常在菌の一種で、普段から正常な人の皮膚にも存在しています。
そして、マラセチアは皮脂や汗を好みます。
皮脂分泌の量が増えると増殖してしまい、肌を炎症させる物質を出すため、脂漏性皮膚炎の症状を引き起こすのです。
脂漏性皮膚炎の治療方法
脂漏性皮膚炎の治療には、2種類の薬を処方されました。
▲脂漏性皮膚炎に処方された2種類の薬
上:ニラゾール(抗真菌薬)マラセチアの増殖を抑えるための薬です。
下:パルデス(ステロイド剤)炎症を抑える
ニキビと脂漏性皮膚炎を併発したわたしの治療方法
もともと、ニキビ治療で通院していたので、そのディフェリンゲルも引き続き使用することに。
皮膚科の先生の話だと、ニゾラールはマセラチア菌だけでなく、ほかの必要な常在菌にも効いてしまうため、肌が弱りさらにニキビができやすくなってしまうことがあるそう。
- わたしが指示された薬の使い方は、
- かゆみがひどい時はステロイド剤を使用する
(ただし月2回程度。2日以上続けて使用しない) - 朝は脂漏性皮膚炎の症状のある部分にニゾラールを使用
- 夜はニキビがある部分はディフェリンゲルを使用。その他の脂漏性皮膚炎の部分はニゾラール・脂漏性皮膚炎の症状がよくなったらニゾラールは使用をやめる
1週間程度で、脂漏性皮膚炎の症状は治りました。
頰や耳の前のカサカサもなくなり、そしてなんと・・・
ディフェリンゲルで治らなかった眉間の赤みが引いてきた!!
そしてそして、別に気にしていなかった鼻の横の赤みも、脂漏性皮膚炎の症状だったようでついでに良くなり全体的にキレイな肌に!
ようやく、普通の肌に近づいた・・・!
・・・・・・・・・・!!!
と、思ったのもつかの間。再発!
皮膚科の先生にも言われていました。
「脂漏性皮膚炎は再発しやすいよ。完治するのは難しいの」
今までにないくらいに、1週間で症状が良くなっていたことに浮かれて、そんなことはすっかり忘れていました。
翌月に早速再発です・・・(泣)
再発しやすい脂漏性皮膚炎
根本的な原因である、皮脂分泌を改善しなければ治らない
原因であるマラセチア菌をニゾラールで抑えれば一時的には治ります。
しかし、根本的な原因は皮脂の過剰分泌です。
それが改善できなければ、またマセラチア菌が増殖して症状が発生します。いたちごっこです。
生活を見直して、皮脂分泌を改善しよう
ストレス溜まってない?
ストレスが肌に悪いのは周知の事実です。
ストレスを感じるとホルモンバランスが崩れ、皮脂分泌を過剰にしてしまいます。
ストレスない人なんていないような時代ですが、だからといってストレスがあることを当たり前にしていてはいけません。
皮脂を落としすぎてない?
脂漏性皮膚炎の原因である皮脂を洗顔でしっかり落とすことは大事なことです。
しかし、
その洗顔本当に正しくできていますか?
油性肌だからといって、ゴシゴシ洗顔したり、回数を多めにしたりしていませんか?
身に覚えのある方は、もしかしたら油分が多いのではなく、足りてないことが原因なのかもしれません。
本来、肌に膜を張ってバリアするために皮脂は分泌されます。
それを、過剰に落としすぎてしまうと必要な皮脂までなくなってしまい、それを補おうとさらに過剰に皮脂を分泌してしまうのです。
食生活は大丈夫?
皮脂が過剰分泌は、食べ物も関係しています。
- 皮脂分泌を活発にしてしまう食品を摂り過ぎていないか(脂質・糖分・アルコール)
- 皮脂分泌をコントロールする栄養素は足りているか(ビタミンB2・ビタミンC・食物繊維・不飽和脂肪酸)
脂漏性皮膚炎を治すために
正しい診断、治療を受けよう
軽い脂漏性皮膚炎は一見、乾燥しているように見えます。
実際にわたしも乾燥かと思い
診断されるまで、ワセリンを塗ったり、洗顔をしないようにしたり、脂漏性皮膚炎を悪化させてしまうようなことばかりやっていました。
脂漏性皮膚炎は、重篤化して初めて治療に乗り出すケースが多いそうです。
それは、わたしのように初期症状では脂漏性皮膚炎だとは思わずに間違ったケアをしてしまうことが原因なのではないでしょうか。
わたしは、たまたま他の使用中の薬が切れてもらいに皮膚科に行ったので早めに気がつくことができましたが、もし薬がきれていなければディフェリンゲルの随伴症状とただの乾燥だと思い、そのままにしていたでしょう。
カサつきや皮膚の剥がれ落ちは、乾燥によるものではないかもしれません。
脂漏性皮膚炎の可能性があります。
少しでも気になる方は、早めに病院で受診することをおすすめします。
再発は防げる!諦めずに改善していこう
「完治しない」
「再発する」
病院でこのようなショッキングな言葉を言われるかもしれません。
しかし、脂漏性皮膚炎の再発は自分次第で防げます。
わたしも1ヶ月で再発してしまいましたが、その後気をつけて過ごすようにしてから半年、まだ一度も再発していません。
完治しているかはわかりませんが、再発を防ぐことは可能なのです。
諦めずに、根気強く改善していきましょう。
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