ギプス装着

ギプスが外れて初めて迎える昼間。さっそく表に出た。
ギプス装着中も外出はしていたけれど、回数も時間もやや控えめだった。

この間、一番きつかったのは階段。
左の足首がギプスで90度に固定されているだけで歩きづらく、階段は手すりを頼って横歩きだった。

街で見かける2段とか3段しかない階段にも付いている手すりに疑問を持っていたけど、これはあるとないとでは大違い。私は軽症だったけど、症状が重いと2段とか3段でも昇り降りできない人もいるんだろうと思う。
この間、駅の階段で一番困ったのはJR目黒駅の東口。駅ビルが工事中ということもあって、入口の間口よりも階段の間口のほうが広い。手すりが付いているのは階段の端と端なので、出口を出て階段の最上段を横歩きして手すりにたどり着いてから階段を降りるという羽目になったのだった。



この間、本当にありがたかったのは駅のエレベーター。実はエスカレーターもギプスに慣れるまではダメだったのだ。慣れるまでは左足は右足よりも前に出せなかったので、歩くのは半歩ずつ。エスカレーターが終わるところではみんなと同じ速度じゃないと後ろの人がつかえてしまうわけだが、半歩ずつしか歩けない。これはまいった。ギプス初日は恵比寿と渋谷で用事があって出かけたのだけれど、今工事中の渋谷駅にはほとんどエレベーターがなく、あってもHikarieのところとか、中心を外れたところばかり。しかたがないからエスカレーターを使いもしたのだが、そのたびにエスカレーターの降り口で緊張した。渋谷は若い人が多いから他の街と比べて歩行速度が速いしね。
駅のエレベーターの「このエレベーターを必要とする人がいます」という表示には感動した。思わず写真を撮ってしまった。



普通に歩けることがめちゃくちゃうれしかった。
単純なもんだね。

出かけたついでに区役所でサポーターの補助の申請をした。支払われるのは3ヶ月後だって。お役所仕事だね。


 
ギプス装着から3週間。今日は待ちに待ったギプスが外れる日であった。
丸ノコギリでギプスをカットして外した。
あ~、何たる爽快感。

外してもらって、石鹸でギプスのあったところを清潔にしてしてもらって、マッサージを受けた。



マッサージが終わったところで「外したギプスを写真に撮りたいんですけど」ってお願いしたら、時すでに遅し、廃棄されてしまっていた。不覚である。
洗ってもらっていたら、ギプスの下から角質のようなものがボロボロ落ちた。作業してくれた理学療法士さんに「すみませんねぇ」って言ったら「こんなの当たり前です」と言ってくれた。3週間も蒸された皮膚表皮がポロポロと落ちてくるんだそうである。
彼らにとって一番の苦手は運動部系の中高生だそうである。若いから代謝が良い上に運動をしているから汗をかく体質になっているので、彼らのギプスは臭くってしかたがないんだそうである。こういう子たちは、3日にいっぺんとか4日にいっぺんギプスを外して中を清潔にしないと周囲の人みんなが耐えられないんだそうである。

今日からしばらくは、ギプスの代わりにサポーター。



今日8,855円を装具士さんに直接支払い、診断書と領収書を健康保険の窓口に提出すると、後日7割が戻ってくるんだそうである。
都とか区とかの補助で健康保険とは異なるところからお金を戻すのかと思ったら健康保険の窓口だという。同じ保険なら、診察や薬と同じように最初から保険で7割負担してくれればいいのに、と思った。聞くと、病院や薬局は保険の点数請求ができるが装具士さんはできない制度だからなんだそうである。バカみたい。そういう理屈なら、入院中の食事を供給している給食業者だろうがなんだろうが保険の点数請求ができなくて病院が立て替えてまとめて支払っているものはいくらでもあるだろう。本当に役所はアホである。



このサポーター装着中は、足周りがいつもよりも大きいので、タイトな靴が履けない。ビジネス用の革靴とか。
当分、打合せには、スニーカーで参ります。よろしくお願いします。

さぁて、何が楽しみって、お風呂。3週間シャワーだけだったからね。帰ったら何よりも先に早速お風呂の準備をした。
あ~~~~~~~、気持ちいい!!



お風呂に入る前に、片足で立てることがうれしかった。ギプス装着中は片足で立てないのでパンツや靴下、ズボンをはいたり脱いだりする時には腰掛けなければいけなかった。それが片足立ちで座らずにできる。あ~、幸せっ。

みなさん、ご心配をお掛けして申し訳ありませんでした。
医者からは、調子に乗ってムリしないように言われた。でも、ギプス装着中はどうもいろんなことのスピードが落ちていたし、今年はゴールデンウィークに12日連続とか16日連続で休みだという人もいて今月末から来月アタマは全体に仕事のペースを落とさざるをえないので、明日からはガンガン行きます。
赤坂見附の交差点のすぐそばでビルの工事をしているので、どこのビルだろうと思って確認したら赤坂プリンス・ホテルの跡地、ヤフーの入るビルである。それにしても赤坂プリンスの時に比べてメチャクチャ交差点に近いね。赤坂プリンスって、本当に贅沢な土地の使い方をしていたんだね。



今日でギプスを付けて16日目。
ギプスを付けて打合せに行くと最初に言われるのは「あれ? 杖ないんですか?」、そして次に「風呂に入れるの?」である。

残念ながら、お風呂には入れない。ギプスが取れたら最初にしたいことは入浴である。
でも、毎日シャワーでカラダは洗っているから、不潔じゃないから安心してね。ゴミ袋を二重にして足にかぶせてビニールのヒモでしっかりしばって水が入らないようにしてシャワーするのである。最初の頃はおっかなびっくりなるべく左足にお湯をかけないようにしていたけど、今はもう慣れた。



外を歩く時には、ギプスの上に靴下をはいている。でも、ギプスの分だけ厚みが増えるから靴下にも負担がかかる。この靴下は、ちょうどギプスが当たる部分で破けてしまった。



あと5日でギプスが取れる。めちゃくちゃ楽しみである。お風呂にはいるのを楽しみに、もうちょっとがんばっちゃおっと。
今日も整形外科。先週土曜日に装着しなおした新しいギプスの調整である。
まず、ガッチガチに固めたギプスの前面部分を丸ノコで切り取る。丸ノコの刃が自分に向かうのはこれで三度目。最初に調整をしたギプス装着二日目と、ギプスを一旦取り外した先週土曜日の二回だ。
今日は、やっと刃が自分に向かうのを目視することができた。





このあとは、ここに粘着テープを巻き、包帯をしておしまい。



ギプスを取り外す日が正式に決まった。4月8日水曜日である。ああ、あと9日間。なんとか乗り切るのだ。

高島平団地の桜は見頃になった。



3月19日にギプスを付けてから10日目。今回は21日間ということなので、ちょうど折り返し地点である。
今日は、
1)これまで付けてきたギプスを丸ノコギリで切って外して、
2)ギプスを外した後に利用するサポーターを作るために足の型を石膏で取り、
3)これまで密閉されていて洗えなかった足を洗ってもらい、
4)後半戦のギプスを装着する
という日だった。

1)のギプスの取り外しは、写真が撮れなかった。肌は切れないとわかっていても、自分の足に丸ノコギリの刃が立つのは直視できない。電動ノコギリであるから音もすごい。電動ノコギリの音そのものである。本人も嫌だけど、同じ処置室にいる他の人にも恐怖を及ぼす。僕の向かい側にいたおばあさんは、この音がしている間ずっと眼と耳をふさいでいた。
この丸ノコ作業は来週の月曜日にもあるのだが、この日は調整のための軽微なものだから、この時には写真を撮りたいと想う。
2)昔はギプスの期間はもっと長かったらしい。今度することになったサポーターは、現状では健康保険の適用外なのだが、健康保険以外の政府の補助がつくのだそうで、装着時にいっぺん全額を支払い、のちに申請をして健康保険の負担率と同じ70%が本人に帰ってくる仕組みなのだそうだ。なんか変なの。こんなんだったら、最初から健康保険に組み入れればいいのに。日本の制度って、わざわざこうしてややこしくしているような気がする。このサポーターは、足型を石膏で取る作業だ。足にラップを巻いて、その上から石膏を染み込ませた包帯のようなものを巻いて型を取っていた。


 
3)足を洗ってもらった。ぬるま湯が気持ちよかった。でも、今日からまた11日間ギプスの中が洗えない。ここんとこしばらく少し暖かくなってきて、ギプス内が蒸れてきていたのだ。ギプスを外してみると、お風呂に入った時のように皮膚がボヨボヨになっていた。


 
4)初診時にギプスを付けた時には痛みもあったし、腫れてもいたので、そこそこの締め付け具合だったが痛みも腫れも良くなった今日はガッチガチに締め付けた。初日以上に歩くのが大変になった。
たった400mくらいの距離だが、バスに乗って帰ってきた。 


 
livedoor プロフィール
消費行動の本