発達段階別特徴
①乳児期:新生児期→出生4wまでの時期(28日未満)
早期新生児期→出生後1wまでの時期(生後7日未満)
乳児期→新生児期を含めた生後1年までの時期(満1歳未満)
②幼児期:1歳~6歳未満(小学校入学まで)
前期:1~3歳未満
後期:3~6歳未満
③学童期:6~12歳未満
④思春期:12~18歳ごろまで
成長発達の進み方
①方向性・順序性がある
頭→尾方向
中心部→抹消部
粗大→細かい
②連続的だが、なめらか
③決定的に重要な時期がある⇒妊娠初期の風疹羅患は子どもの先天性心疾患、
眼症状、聴覚症状をきたす。
図=スキャモンの発達曲線
新生児期:生後4週(28日)未満
母体の環境から、出世以後の新たな環境に適応することが課題。身体的にさまざまな変化がみられる。子どもと母親が情緒的なきずなを結ぶ時期。
乳児期:生後1年未満
著しい成長・発達をとげる。子どもは母親。あるいは家族と情緒的なきずなを結ぶことで、人とに信頼関係を形成する基盤を築いていく。
・新生児期:出生後4wまで
・早期新生児期:生後1w未満
・乳児期:新生児期を含み生後1年未満
☆身体的特徴☆
・出生時体重3kg
身長50cm
頭囲33cm
胸囲32cm・・・・4頭身、頭囲>胸囲
・体重:3~4ヶ月で2倍。1年で3倍
身長:1年間で1.5倍
頭囲と胸囲は1年間で逆転
泉門:小泉門→生後数ヶ月
大泉門→1歳半
・バイタル
①呼吸 肺胞数が少なく、ガス交換のための肺胞表面積が小さく、1回換気量も少ない
未熟:40~90、新生児:30~80、1歳:20~40
②体温出生後:35℃まで降下。その後3、4時間で37℃前後。低体温になりやすい
③脈:変動しやすい 120~140/分
④血圧:60~90/30~50mmhg
首のすわり4ヶ月
寝返り5~6ヶ月
おすわり7~8ヶ月
はいはい8~9ヶ月
つかまり立ち9ヶ月
ひとり歩き1歳3ヶ月
・視覚:生後1ヶ月は物をじっと見つめる→注視
生後2~3ヶ月で物の動きを追う→追視
6~7ヶ月で人見知り
・乳歯は生後6~7ヶ月から生え、2~3歳で上下10本ずつ計20本生えそろう。
6歳で抜け始める。
・便:出生後→胎便 黒色 粘稠性 無臭 細菌なし 腸粘膜上皮・羊水・血液が成分
移行便→黄色 授乳が始まると出る 粘稠度は低下
生後3~5日→黄色緑色の普通便
・生理的体重減少:代謝が多いため、生後3,4日で減少。7~10日で戻る。
・出生後の細胞外液減少は、生後2~3日までに出生体重の5~10%が減少する生理的体重減少としてあらわれる。→細胞外液中の間質液が、尿や不感蒸泄として排泄されることによりおこる。生後7~10日に出生体重に戻る。摂取より排泄の方が多い。
・新生児期の黄疸
新生児は胎児の時、母体からの栄養は赤血球で受けとているため、体内に赤血球が多く、かつ、その寿命も短いためにビリルビン生産量が多いのに対して、ビリルビンを処理する肝臓の機能が低いことなどから生理的黄疸をきたす。生後2~3日目から肉眼で見ることができ、4~5日後がピーク。生後7日以降は自然に消滅。→消えないと核黄疸の危険性
・反射:モロー反射
・睡眠:1日18~20時間
・睡眠の世話
新生児は授乳時間意外の時間はほとんど眠っている。生後6ヶ月ごろまでに覚醒から睡眠への移行時間も定着する。
覚醒時に似た身体や眼球の動きが見られるレム睡眠:身体の睡眠、記憶、学習
身体や眼球の動きがないノンレム睡眠:大脳の睡眠、成長ホルモン、体温低下
・起床から12~14時間経過すると、メラトニンが松果体から分泌される。深夜ピーク
乳幼児突然死症候群(SIDS):胎内環境。生後の環境因子。うつ伏せ寝をさせない。喫煙×
1歳未満(☆4ヶ月がピーク)の睡眠中 乳児死亡原因3位
☆心理・社会的特徴☆
・愛着形成 乳児は早い時期から人に対して笑う、声を出すなどの社会的な反応を示し、やがて母親に対する特別な反応へと発達をとげる。(母子相互作用)・・・愛着
分離不安、人見知りも現れる
幼児期:生後1年以後から6歳ごろまでの就学前まで
精神・運動機能は目覚しく発達する。日常生活を構成する食事・排泄・睡眠・清潔・更衣などの生活習慣を確立するとともに、自律性・主体性が育つ時期・
幼児期・・・1~6歳未満 前期1~3歳未満。後期3~6歳未満
☆身体的特徴☆
・4歳ごろには体重5倍、身長2倍、大泉門は1歳半ごろまでに閉鎖
・乳歯は2~3歳で上下10本ずつ計20本が生えそろう
・呼吸 2,3歳:20~30、5歳:20~25
・脈 2歳まで:80~150
☆心理・社会的特徴☆
・社会生活を送る上で必要な基本的能力を獲得する時期
・行動範囲が広がり、身の回りのものや出来事に対して強い関心を示す。一方で危険を回避する能力に乏しいので、自己の発生が高くなる。
・食行動の自立:1~1歳半でスプーンやコップを使うようになる。ひとりで食べる
1歳半でスプーンやコップを上手に使う
3~3歳半ではしを使い始める
間食を食事の一部と考えて不足する栄養素や水分を補う必要。(10%ほど)
食事のマナーや食前の手洗いなどの習慣を5歳ほどで。
・手洗い・手ふきは1歳半、うがいを4歳
・感情は1~5歳で増える。 第一次反抗期:2~4歳・・・なくてはならないもの
・排泄行動の自立:2歳前後で練習をはじめる。
・愛着形成、自律性・自発性、感情の分化
・遊びの発達・・・知的発達、運動機能
感覚運動遊び、象徴遊び(模倣遊び):3~4歳最も盛んになる、受容遊び:受身的な遊び
構成遊び:2歳ごろ
遊びの社会性:幼児の遊びは社会性の発達。
傍観遊び・ひとり遊びは2、3歳で。
並行遊び:ひとりごとを言う
・アニミズム:擬人化。ものにも感情があると信じている
学童期:幼児期以後から12歳ごろまで
小学校就学後から卒業するまでをさす。心身ともに安定した時期であり、学校生活への適応や友人との交流の拡大など、子どもの社会性が目覚しく発達する時期。
学童期・・・6~12歳未満(一般に小学生)
☆身体的特徴☆
・身体生理機能は成人に近づく
・身長:1年間の身長の伸びが最も多い時期は女子の方が早い
・歯:永久歯は第一大臼歯が6~7歳で萌出
・生活習慣病の予防:食生活、肥満、運動不足、
・近視 ・性教育:清潔にする。性差を身体の大切な部分であると教える
・発育促進現象(成熟早期化現象)
☆心理・社会的特徴☆
・疾病罹患率も死亡率も低い時期である。
・学校で社会性を発達させ、基礎づくりの時期。
・独立、情緒に不安定
・現代の子どもは夜型人間になってきている→睡眠不足。やる気がなくなる。
↓
成長や発達に影響。 生活リズムを整えることが大切
・遊びの三間(サンマ)=時間、空間、仲間の縮小化
・いじめ、不登校、睡眠リズム障害
・家族の愛情とコミュニケーションの重要性・・・朝食抜き、孤食
・生活習慣:食生活、肥満、運動不足、夜型生活
・近視
・性教育:清潔が必要。性差をあらわす部分はたいせつな身体の一部
青年期・思春期:12歳以後、22歳ごろまで
小児から成人への移行期。12歳ごろから18歳ごろは思春期といわれ、第二次性徴があらわれて急速な身体的成長をとげる時期であり、情緒は不安定になりやすい。自我同一性の確立が発達上の課題。
☆身体的特徴☆
・身長・体重・座高・胸囲は11歳まで女子が上回っている。12歳から男子が上回る
・男子:筋肉。女子:脂肪
・体力増進
・2次性徴:ホルモン分泌、精通と初経、骨
☆心理的・社会的特徴☆
①親からの心理的な独立
②第二次性徴の伴う身体変化の受け入れとボディーイメージの確立
③性の衝動コントロール
④アイデンティティの確立
⑤成熟した対人関係の形成
⑥職業の選択
⑦価値観、行動面における自律性
運動不足:時間がない、場所がない、仲間がいない。月経の羞恥心、月経痛
睡眠不足、望まない妊娠、ストレス:学業、人間関係
・不定愁訴の頻度:思春期における内分泌系や自律神経系のはたらきが不均衡になる
他者との交流
・自殺者は女子<男子
・自殺企画は、親や重要他者の注意を引くため、同情を得るため、他者を直接傷付けるかわりに自分の死をもって罰するため、しかえしをするためなどが動機となっている。
思春期になると、大人としてのプライドも芽生えるため、他者に助けを求めたりすることが難しい。その一方、問題がおきても解決するための対処などは未熟なことが多い。
・非行、飲酒、喫煙、DV
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