炭水化物抜きダイエットは体臭をクサくする!?
2016年9月23日
ダイエットにはいろいろな方法がありますが、中でも炭水化物を抜いたり極度に制限するダイエットは効果が表れやすいことから人気です。また、このダイエット法については体に良いとか良くないとかいろいろと評価がありますね。
しかし、極度に炭水化物を抜いて糖質を制限するダイエットによって、体臭はクサくなるのは明らかと言えます。
そこで、今回は「なぜ炭水化物を抜いたり極度に制限するダイエットが体臭の原因になるのか?」について明らかにし、その予防方法を考えたいと思います。
なぜ炭水化物を抜くダイエットで体臭が臭くなると言えるの?
炭水化物を抜いたり極度に制限するダイエットが体臭をクサくしてしまう理由は、2つ考えられます。それは「ケトン体が発生」と「動物性たんぱく質や脂肪の過剰摂取」です。
ケトン体の発生による甘酸っぱいニオイ
極度に炭水化物を制限するダイエットが体臭をクサくすると言えるのは、血中のケトン体が増える恐れがあるからです。このケトン体の増加によって、体全体からツーンと鼻を突くような甘いニオイが放たれるようになる恐れがあります。
なぜケトン体が発生してしまうの?
低炭水化物によってケトン体が発生してしまうのは、極度に穀類やイモ類の摂取を制限することにより、血中のブドウ糖が不足することにあります。
ブドウ糖は生命維持に必要なエネルギーを供給するために使われる大切な存在です。そのため、ブドウ糖が不足すると脳やその他臓器へのエネルギーを作り出せなくなってしまいます。しかし、体はブドウ糖が枯渇した時でもエネルギーを供給しなければいけません。
そこで糖の代わりにエネルギー源となるのが脂肪であり、この脂肪を肝臓で分解することでエネルギーを作り出すのです。これが炭水化物ダイエットによって痩せる理由と言えるでしょう。
しかし、脂肪を使ったエネルギー供給では、ブドウ糖が枯渇している状態なのでクエン酸回路が十分に回りません。その結果、副産物として肝臓でケトン体が生成されてしまいます。ケトン体は肝臓で分解できないので、そのまま血液に入って全身に運ばれ、口臭や体臭として放たれてしまうのです。
運動をしなくても痩せるということが悪影響に!?
炭水化物を制限するダイエットは、効果が表れやすいので運動を疎かにしがちです。しかし、炭水化物を抑えるからこそ運動はすべきだと言えるでしょう。なぜなら、運動不足はケトン体の増加を加速させてしまうからです。
ケトン体は肝臓で分解することができません。筋肉や脳、その他臓器によって分解ができます。ですので、運動不足によって筋肉が落ちるとケトン体が溜まりやすくなってしまうのです。
肉類など脂肪分の過剰摂取によって体臭が強くなる
炭水化物ダイエットでは、ご飯や麺類、パンなどを抜く代わりに肉類などの動物性たんぱく質を多く摂る必要があります。
特に、糖質制限ダイエットは、穀類だけでなく糖質が多いイモ類や果物も抑えます。これらの食品には食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は腸内の便意を促したり、悪臭物質を排出してくれる腸の掃除屋的存在です。
糖質制限によって食物繊維の摂取量が不足すると、さらに腸内環境悪化に拍車をかけて便秘や悪臭物質を溜まりやすくしてしまいます。
体への影響は大きいので注意が必要!
炭水化物ダイエットでも過剰に摂っている炭水化物を控える程度であれば、健康にいいと思います。しかし、今のところ糖質を極端に抑えたり、糖質だけに注目して食事制限をすることが健康に良いとは言えないでしょう。
このダイエット法は「アトキンス式ダイエット」と呼ばれ、直ぐに痩せる効果が実感できるので、多くのメディアなどでも取り上げられています。しかし、これはもともと肥満体の人の治療目的に開発されたダイエット法です。
体の防衛本能を利用することで痩せるので、当然体への負荷は大きくなります。それにこのダイエット法が体にどのように影響しているのかは長期的に確認されていません。
また、水分補給は十分に摂ることや腎臓に問題がある人は実践しない方がいいという注意点もあります。便秘がちになったり、口臭がきつくなるなどの体臭への影響も実際に報告されているのです。
炭水化物ダイエットや糖質制限ダイエットは短期的には問題がないかもしれませんが、今後もしかしたら何か影響があるかもしれません。なので、肥満体質でない人が極度に糖質だけを制限するのは避けた方がいいでしょう。
炭水化物ダイエットによる体臭を防ぐために
食事制限のやり方には気を付けよう!
炭水化物ダイエットが痩せる原理から体臭への影響はあります。なので、ダイエットによる体臭を防ぐのであれば炭水化物は最低限摂ること。そして、その他の食品も食べ過ぎない程度にバランスよく摂ることです。
ただ、食事制限をする事自体は悪いことではありません。多くの生活習慣病の原因は食べ過ぎによる影響もあるからです。それに、昔から腹八分目は医者知らずとも言われています。最近の研究では、本当は腹七分目や腹六分目がいいという報告もされています。
実際に、朝食や1日だけのプチ断食や食事の量を減らすことが健康に良いことは、さまざまな書籍や体験談などで明らかになってきているのです。また、精進料理などで食べ過ぎないお坊さんが全職種の中で長寿傾向にあるのも、この事が少なからず影響していると言えるでしょう。
特にプチ断食では、いつもの食事の代わりに野菜や果物をジュースにして飲みます。この野菜や果物には糖分だけでなくビタミンやポリフェノールなど抗酸化物質が豊富に含まれているので、体臭対策にも効果的です。
なので、食事制限をするのであれば糖質だけを抑えるのではなく、やり方を考えて全体的に食事の量を減らすべきだと言えます。
糖質を制限するなら砂糖だけにするべき
もし糖質を制限するのであれば果物ではなく砂糖だと言えます。砂糖は自然食品ではありません。精製によって原料のサトウキビに含まれるビタミンやミネラルを除去して、高純度の糖分だけにしてしまいます。
この糖分だけを摂ることが健康に良くないと言われているのです。それは糖分を摂取することで代謝の過程で美容やダイエット、体臭対策に欠かせないビタミンやミネラルを奪ってしまうからです。そのため、砂糖の摂りすぎはこれらの栄養を不足させてしまいます。
一方、果物には糖分以外にもビタミンやミネラルなどの栄養が含まれています。そのため、ビタミンやミネラルの消費を抑えることができます。
ですから、糖質を制限するのであれば果物や穀類を制限するのではなく、砂糖の摂り過ぎに注意を払うべきなのです。
ダイエットと体臭対策には運動が欠かせない
やはりダイエットにおいても体臭対策においても運動は外せません。運動によって筋肉が付けば体の代謝機能も上がり、痩せやすくなりますし、代謝不足による汗臭さの予防にもなります。
また、ケトン体は筋肉や脳のエネルギー源となりますが、肝臓で分解はできません。そのため、運動不足によって筋肉が低下すると、ケトン体が溜まりやすくなってしまうので、運動によって筋力を落とさないことも大切です。
運動は脂肪が燃焼しやすいランニングやサイクリング、ウォーキングなどの有酸素運動が効果的です。ただ、有酸素運動は20分以上続ける必要があります。そのため、時間がなかなか取れない人もいるかもしれません。
どうしても運動する機会が無い場合は、日常の中で意識して「つま先立ち」をすると効果的です。つま先立ちはふくらはぎの筋肉を適度に鍛え、全身の新陳代謝を活発にすることができます。
これによって筋肉が付いて太くなるのではないか?と思う方もいるかもしれませんが、そんなに簡単にムキムキになりませんのでご安心を!何回も勢いよく上下して高負荷をかけなければ、細い筋肉の赤筋が鍛えられるので逆に引き締まって細くなります。
結局、王道のダイエットが体臭対策にもなる!
結局王道のダイエットが無難ですし、体臭対策にもいいと言えます。もし炭水化物ダイエットをして体臭が気になるようであれば、体の糖質が不足している可能性があります。
なので、体臭を気にするのであれば他のダイエット法を実践した方がいいでしょう。
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