加齢臭を本気で防止するために中年男の僕が行っている習慣
自分のTシャツから父親と同じ匂いを感じた時の衝撃を今も覚えています。
20代の終わり頃、私は急激に体臭が強くなり、同時に加齢臭らしき匂いも発生するようになりました。
それ以来、今では5年以上になりますが、加齢臭を出さないよう、ニオイのアンチエイジングに取り組んできました。
その結果当時よりも体臭は改善し、加齢臭も今のところ再発する気配はありません。
今回はその、体質レベルで加齢臭を防止する方法をシェアしたいと思います。
加齢臭は生活習慣病だと言われます。
そのため40代頃から匂いだすのが一般的ですが、ほかの生活習慣病と同じで、20代、30代でも強い加齢臭が発生することもありますし、驚くべきことに小学生でも加齢臭が出ることもあるそうです。
なぜ小学生から加齢臭が出るのか?
その理由は加齢臭の発生メカニズムにあります。
加齢臭の直接的な原因物質は『ノネナール』というものです。このノネナールは皮脂が酸化されて過酸化脂質となった後、雑菌に分解されて発生するニオイ物質です。
わきがとよく似ています。
わきがはアポクリン汗という、たんぱく質を多く含んだ汗が雑菌に分解されて発生するニオイです。
加齢臭は過酸化脂質という、酸化された皮脂が雑菌に分解されて発生するニオイです。
肌から分泌された皮脂が、空気に触れたり、紫外線を受けたり、心理的なストレスを受けると『酸化』されて過酸化脂質になります。
皮脂自体は赤ちゃんからおじいちゃんまで、誰にでも出るものです。
つまり小学生であっても、加齢臭のようなニオイが発生する『可能性』はあるのです。
問題は、なぜ普通の小学生は加齢臭がしないのに、普通のおっさんは加齢臭がするのか?ということです。
小学生とおっさんの違い。
ここに加齢臭を防ぐためのヒントがあります。
加齢臭方程式
加齢臭の発生メカニズムを復習すると・・・
①皮脂が出る
②皮脂が酸化されて過酸化脂質になる
③過酸化脂質が雑菌に分解されてノネナールになる
・・・
この3つのステップで加齢臭が発生します。
①皮脂x②酸化x③雑菌=加齢臭・・・ということです。
そのため加齢臭への対策も、①皮脂②酸化③雑菌のうち、どれかにアプローチすることになります。
ここで注目してほしいのは、①皮脂x②酸化x③雑菌・・・という『掛け算』で加齢臭は発生するということです。
皮脂を半分にして、酸化を半分にして、雑菌を半分にすれば、1/2 x 1/2 x 1/2 = 1/8で、ニオイ自体は8分の1にまで減らすことができます。
①皮脂②酸化③雑菌のすべてにアプローチすることが大切なんです。
加齢臭が出る人と出ない人
加齢臭が出る人と出ない人の違いはなんでしょうか?
言い換えると、小学生とおっさんとの違いはなんでしょうか?
皮脂の影響
まず肌から分泌される皮脂の質と量が異なります。
あまり知られていないことですが男性の皮脂分泌のピークは思春期ではなく30代です。しかも、30代でピークを迎えた後も60代くらいまでほとんど減りません。
皮脂の質も異なります。食事内容によって肌から分泌される皮脂が異なることは知られていますが、動物性脂肪の獲り過ぎなどにより、皮脂自体がベトベトになっている可能性もあります。
糖分を控える
糖分は皮脂の分泌を増やします。チョコレートでにきびが悪化するのは皮脂の分泌が増えるからです。甘いものだけでなく、炭水化物(糖質)の摂りすぎも皮脂を増やすので控えたほうがよいです。
焼き物、揚げ物を食べない
焼肉ばかり食べていると体臭が臭くなりますよね?
高温調理された焼き物、揚げ物に含まれる脂は、すでに過酸化脂質になっています。食事から過酸化脂質を摂取すれば、皮膚の過酸化脂質も増えます。
たんぱく質は大切な栄養素ですし、私は魚よりも肉が大好きなのですが、できるだけ煮たり茹でたりした料理をチョイスするように意識しています。
ビタミンB2・B6
ビタミンB2・B6は女性の間では『美容ビタミン』と呼ばれています。肌の新陳代謝に重要なビタミンだからです。
ビタミンB2・B6の優れた点として、皮脂バランスを整える効果があります。実際に脂漏性皮膚炎などの、過剰な皮脂分泌による肌トラブルに対してビタミンB2・B6が処方されます。
皮脂の量が気になる人は摂取したほうがよいです。私の場合はニキビもできにくくなりました。
酸化の影響
私たちの肌は常に酸化ストレスにさらされています。空気、紫外線、心理ストレス、すべてが皮脂を酸化する原因になり得ます。
同時に私たちの肌は『抗酸化力』を持っています。体内で生成されるSODやカタラーゼという『抗酸化酵素』が酸化ストレスから身を守ってくれるのです。
年齢によって皮脂の分泌量が上がるぽっぽうで、抗酸化力は年々低下していきます。さらに仕事や家庭生活など、年々ストレスは上昇していきます。
ビタミンA・C・E
年齢が上がるほど、体内の『抗酸化酵素』が減っていきます。体内の抗酸化力をあげるために必要なのが抗酸化ビタミンと呼ばれるビタミンACEです。特にタバコを吸う人はタバコ1本につきビタミンCが50mg~100mg消費されるのでビタミンC補給は必須です。
ポリフェノール
カテキンなど植物に含まれるポリフェノールと呼ばれる成分には、高い抗酸化効果があります。植物は光合成のプロセスで強い酸化ストレスにさらされれるため、酸化から身を守る成分を作り出しています。
野菜や果物を食べることは大事ですが、ポリフェノールが最も多く含まれる部位は、茎や皮といった部分です。皮まで食べられる食材を意識して食べることが大切です。
タバコ
私が実家に住んでいたころ、タバコを吸う父親は強い加齢臭を発していましたが、タバコを吸わない祖父からは加齢臭を全く感じませんでした。
それを思い出して、わたしは禁煙を決意しました。
タバコには100種類以上の有害物質が含まれ、有害物質は体の中で活性酸素を発生させます。体内から錆を作り出す原因になります。
アルコール
過酸化脂質やノネナールといった加齢臭の原因物質をブロックするのは抗酸化酵素です。抗酸化酵素を作り出すのは主に肝臓の役目ですが、アルコールは肝臓に負担をかけます。
健康診断の数値に問題がなくても、臭いは出ることがあります。
お酒を飲んだ次の日は体が臭くなりやすいですが、その理由は体の抗酸化力が低下するからです。
特に寝酒をしている人は注意が必要です。
睡眠中は体の細胞を回復させる時間です。睡眠に入ってから90分後に抗酸化力は最も高くなります。ところが寝る前にアルコールを摂取すると、肝臓がアルコールを分解するために活動しているので、抗酸化酵素を作り出すことができないのです。
雑菌の影響
市販の加齢臭予防アイテムのほとんどは雑菌へのアプローチです。殺菌作用のある成分を使い、雑菌を繁殖させないことで加齢臭を含む体臭全般を減らすものが多いです。
最終的に雑菌が抑制できればやはり加齢臭も出ないわけですから、雑菌対策は大切です。しかし完全に雑菌を消滅させることはできませんし、強力な殺菌成分は肌をいためる危険性もあります。殺菌の前に大切なのは、雑菌のエサとなる汚れを減らすことです。
毎日入浴する
体全体の汚れを落とすためには、シャワーよりも入浴が大切です。皮膚は一枚皮になっていて、一部分でも汚れていると他の部分に汚れが広がっていきます。たとえば頭皮にふけや皮脂が溜まっていると、必ず顔もベタついてきます。
たとえ5分でも、毎日の入浴をおすすめします。
入浴剤を使う場合、肌の不要な角質を落とす『酵素』系の入浴剤か、殺菌効果の高い『ミョウバン』系の入浴剤は体臭や加齢臭にダイレクトに効果があります。
鼻うがい
体臭や加齢臭の問題を考えるとき、私たちの鼻は唯一のセンサーです。自分の体臭を判断するためには嗅覚を頼りにするほかありません。
ところが、嗅覚は簡単に慣れが生じてしまう感覚器官です。わきがの人が自分の臭いに気づかないのは嗅覚に慣れが生じてしまうからです。
常に自分の臭いを正確に判断するために、鼻の粘膜を定期的に掃除してあげることが大切です。
そのための方法が鼻うがいです。
花粉症の人にとってはポピュラーな習慣なので、専用の器具も多く発売されています。
鼻と口はつながっているので、鼻うがいをすることで口臭も改善されますよ。
まとめ
20代後半で加齢臭を感じてから5年以上の年月が経過し、いろいろと調べるほど、加齢臭は生活習慣病と同じだとますます感じるようになりました。
血糖値や血圧が徐々に危険レベルまで上昇するように、体臭や加齢臭も徐々に強くなり、あるレベルまで達すると他人から『臭い』と軽蔑されるようになります。
血糖値や血圧が生活習慣で改善できるのと同じように、体臭や加齢臭も出だしたら終わりというものではなく、時間はかかっても体質レベルで改善可能なものです。
あきらめず、ニオイのアンチエイジングをがんばりましょう^^