第22回 「5年後、10年後」

はじめに、前号で書かせていただいたtamtam平井二丁目店の閉店をご報告しなくてはいけません。そうです・・なんとかなりませんでした。

4年間営業したのですが、平均の売上が120~130万でなかなかそれから上がりませんでした。店長はじめスタッフは頑張ってくれていましたが10坪というスペースがうちのお店のやり方とのギャップがあったのが原因だったと思います。



h22年3月に平井店をリニューアルして作業スペースを広げ平井2丁目店と統合しました。4月に亀戸店を新規オープンしたので移転と統合という形になりました。
とはいってもプランセスにとっての初めての閉店という事実は変わりません。この失敗を糧に次に進んで行きたいと思います。 

負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、それもテナントだからできることです。店を所有していたらそう簡単にいきませんのでそれもメリットとして今後に活用していけそうです。笑 



話は前後しますが、プランセスは現在グループ全体で12店舗あります。(こちらのコラムで書いていない店舗もありますが・・それはこれから機会がありましたら書きます。)
そもそも、なんでそういう展開になっているかという事が、今回のテーマにつながります。

今回のテーマは、5年後10年後というテーマです。
「なんとかなるさ」じゃなかったのか?とお叱りの声もあるかもしれませんが・・自分の頭も整理させていただきながら書いてみます。笑



5年10年というのは中期計画というものになってきますがその前に、この会社が何のために存在するのか?という企業理念があり、その目的のもと長期的なビジョンから将来どうなっていくのかという計画を含めた長期計画があります。
*なんだか、「なんとかなるさ」から離れて行っていますね・・・。笑



自分自身の欠点でもあるのですが、熟考するよりも「まず行動。」(行動しながら考えればいいか・・というところもあります。)という場当たり的な所があります。「なんとかなるさ」につながりそうで怖いのですが・・笑 

本来、長期的な計画や企業理念は変わらないものです。 それが、基本となって経営戦略なるものにつながっていきます。この経営戦略は5年から10年で変えていく必要があります。そのため、プランセスでは5カ年計画なるものを作っています。 私の欠点(場当たり的な行動)のコントロールにもなります。笑 
もちろん、中期計画も違っていたと思えば変えればいいし・・企業理念も・。笑

見直すって意味ですよ。もちろん、企業理念は頻繁にというわけには行きませんが・・。笑



最初のプランセスの理念は「お客様の為に」でした。
正直に言うとそれしか、思い浮かばなかった・・のかもしれません。笑

次に「お客様の為に、社員の為に、社会の為に」としました。
「なんとかなるさ7話」でも書きましたがスタッフがみんな辞めてしまったとき、社員に目を向けていなかった自分を深く反省して変えました。

お客様がプランセスで美しくなっていただき幸せになっていただくこと、そのサロンで過ごしていただく時間も幸せを感じる時間を過ごしていただきたい。 そこに、働く社員はお客様の幸せを通じて自分たちも幸せになる。その工程連鎖を通じて社会に貢献していくというのがプランセスの理念です。



長期的な数字の目標は、その貢献や結果の目安でしかないのですが目標数値は年商100億はやりたいと以前より考えています。 店舗数は、200店舗ぐらい必要になります。

もちろん、これが目的ではありません。そう成長したいと思うのです。その規模にプランセスが成長できたとしたらそこにはその規模の沢山のお客様がきれいになって幸せを感じていただけたという結果だからです。そしてさらにたくさんのお客様に、喜んでいただきたいのです。そして、そこに携わる社員がその過程と結果によって幸せになってもらいたいと心から思います。



話を、5年後10年後に戻します。
プランセスもおかげさまで、今年(平成22年9月)で16年になります。以前も書かせていただきましたが、5年を中期のスパーンとしてやっています。 3中期を過ぎて4中期目にはいりました。 

それぞれ5年計画
・「基」・・・「繁盛店にする」「システムを作る」「人を育てる」
・「展」・・・「店舗展開(5店舗)」「幹部を育てる」
・「総」・・・「地域のリーダーとなる(10店舗)」「組織を作る」
・「発」・・・「発信していく」「市川発」「3つのブランドの成長(3倍に!)」
と続いているのですが・・・また「基」に戻ったほうがいいかな? とも思い始めています。笑 



テーマの5年後、10年後のことをオープン当初から考える人もいると思いますが、私は5年後のことを考えて5ヵ年計画にしたのはオープンして3ヶ月~半年経ったころだったと思います。何しろ最初は今のことが精一杯で、明日のことまでは・・。笑



これから開業する人は、ちゃんと開業チャンネルにもある経営計画を作って開業したほうが良いとおもいます。 「どうなりたいのか?」「なにをしたいのか?」から掘り下げる必要があります。
最初は漠然と「あんな風に・・」とか参考にするお店があってもいいと思います。

これも不思議なもので、自分が育ったお店がその物差しになることが多いようです。

子供と一緒で親の背中を見て育つからでしょうか?
「何をしたいか?」もお客様があることなのでお客さまに求められる「何か」でなくてはいけませんが・・。 それから経営者自身の「売り」というか「強み」も自覚しなくてはいけません。これが意外と自分ではわからないものなのです・・。笑 親しい人に聞いてみても良いかもしれませんね。「俺の売りって何だろう?」って・・。きっと「どうしたの??」という答えが最初に返ってきそうですね。笑
きっと、その「強み(売り)が」お店の最初のカラーになるとお思います。

その「強み」に共感して来る人(求人とかで)と一緒にやっていけばいいのです。

それと別に、「弱いところ」も知らねばなりません。
私の場合は「数字が駄目です」ですから、税務署の申告も最初の時から「会計士」の先生と顧問契約をしてお願いしています。 弱いところは、誰かに補ってもらうのも手立てです。 最近は、このままではいけない!と勉強していますが専門家になるためではなく知るため程度です。



つぎに「どうしていきたいか」「どうなりたいか」といった将来のビジョンになってくるのですが・・・ここで、大切なことは店舗数やスタッフ人数が多ければえらい、少ないと駄目といったものではありません。 何をしたいかの延長に規模があるだけです。

その何か?が人数や店舗が多すぎると逆に提供しにくかったり、ぶれてきたりするのであれば多店舗は必要ないとも思います。

1店舗で、とてもビジョンがしっかりしていてすばらしい店はいっぱいあります。
ただ、1店舗でも10店舗でも利益が出ないといけません・・。 利益の出ないお店はどんなすばらしいビジョンがあっても、お客様を相手にするお店である以上は、駄目です。



経営(企業)理念に基づいて、この会社(店)は、何をやっていくのか? 何を売っていくのか? 売りは何か?を明確に示すものが経営戦略になってきます。 これは借り物ではいけません・・・。 こちらも、定期的に見直すことが必要です。

フォーマットを使って埋めるだけではうまくいきません。 これは、経営者(トップ)が自分で考えて・・考えて・・悩んで・・苦しんで・・(笑)作らないといけません。 



話はそれますが、美容室でもほかの会社でもそうなのですが創業30年とか50年とかありますよね。これはまた別の意味ですごいと思います。
お店(会社)が続いていくということは、お客様に必要とされているということですから必要とされ続けているお店はすごいと思います。
それから、30年以上続くということは創業者が早くから始めれば別ですがメインの世代が2世代目に変わっているケースもあるのでこれもまたすごいことだと思います。



うちの会社はやっと16年なので、14年後はわかりませんが・・もちろん、こんなえらそうなテーマで書かせていただいているので・・この件は、じっくり熟考させていただきます。

今日のポイント

1.将来どうなっていくかのビジョンを明確にしていく
「なんとかするさ。」ではいけないこともあります。笑
2.賃貸テナントのよさは、引越しできること
家賃はいくら払っても自分のものにはなりませんが、その店舗の場所に縛られることがない。
メリットとデメリットがあります。
3.自分の弱点を知ったうえで専門家にお願いしよう
会計士や税理士を活用する。そのほうが何かと楽で、本業に専念できます。
4.成長と膨張はちがう!
その違いは目的とそれに必要な規模の見極めにあり、大きさ(拡大)の自己満足に走らない。
※先日、ある人から聞いて身にしみた言葉です。自分に言い聞かせながら書いてみました。笑