2017年02月18日

野草茶から日本にはない植物のハーブテイーまで、お肌に良いとか美容に良いと言われている健康茶シリーズは数あれど、以前ご紹介した緑茶や今回のそば茶など、身近なお茶もなかなかに馬鹿に出来ない存在。緑茶はカフェインやタンニンがあるので人によっては微妙なところですが、そば茶はカフェイン・タンニンを含まないので蕎麦アレルギーが無い方であれば取り入れやすいですね^^

ソバ(蕎麦)という植物と種類

日本人なら、食べる食べない・好き嫌いは別にしてもおそらく大半の方が麺類の“お蕎麦”というものはイメージできるのでは無いかと思います。がしかし、ソバの実となると「枕の詰め物?」とかちょっと認知度が下がり、原料となる植物そのものについては若い方・都会生まれの方などは見たことがないという方も多くなるのではないでしょうか。

植物分類としてはタデ科ソバ属という分類になります。蓼食う虫も好き好き、のタデですね(※厳密にはタデ科の柳蓼という植物を指しているそうですが)。一般には蕎麦も穀物の中に分類されますが、イネ科ではないため厳密には穀類ではなく“擬穀類”とう扱いになるのだそうです。
ソバ属の先祖はおそらく中国近辺が原産と考えられていますが、日本にもかなり古い時代には伝播していたと考えられます。縄文時代には既にソバの実を食用としていた形跡もあることから、日本が大陸と陸続きだった時に人々と共に日本に来たのでは無いかという説もあります。

ちなみに蕎麦といえば和食の代表選手の1つとも感じますが、食べ方に差はあれどソバの実自体はユーラシア大陸のほぼ全域で食用とされています。一時期フランスの“そば粉のガレット”が女性の人気を集めましたが、イタリアでもそば粉を使って作るパスタがあるそう。東欧ではお粥のように煮込んで食べるそうですし、日本に近い韓国や中国では同じく麺にも加工しているのだとか。独特な食感で全く別物の印象がありますが、韓国の冷麺の主原料もそば粉なんだって←最近まで知らなかったです私^^;
ところでソバというのは狭義であれば私達が普段食べている「普通ソバ(甘ソバ)」と呼ばれる、学名Fagopyrum esculentumという種類を指します。が、広義であればソバ属に含まれる品種全体を指します。ソバ属には野生種を含めると十種類以上の種類がありますが、栽培種で食品として注目したいのは韃靼蕎麦(ダッタンソバ)と呼ばれている種。学名はFagopyrum tataricumで、穀類として利用されているソバを甘蕎麦というのに対し苦蕎麦とも呼ばれています。

韃靼蕎麦はロシアやモンゴルなどの高地・土壌があまり良くない地域で重宝されてきた種で、苦蕎麦という別名の通り苦味が強く食材としてはあまり評価されていません。しかし蕎麦の健康成分として注目されているポリフェノール「ルチン」の含有量が普通蕎麦よりもかなり多いことが報告され、健康メリットが期待できる存在として健康茶などへの需要が高まっています。

普通のそば茶であってもボリフェノール類やビタミン・ミネラルは補給できますが、せっかくなので含有量が多い韃靼蕎麦を選ぼうというところですね。また通常のそば茶には含まれていない「シス・ウンベル酸」という美白成分も発見されており、美容・美肌という点からも韃靼そば茶が良いのではないかと考えられています。下記も韃靼蕎麦をメインに期待されている働きをご紹介します^^

韃靼そば茶に期待できる肌への働きかけ

そば茶の健康成分として忘れたころにTVで取り上げられていたりするのが「ビタミンP(ビタミン様物質)」とも呼ばれるポリフェノール類のルチンケルセチン。この二つはどちらも抗酸化作用がありますし、ピタミンP類はビタミンCの働きを助けてくれることでより高い抗酸化作用・コラーゲンの合成をサポートすることで肌や血管の弾力性を保つ働きなどが期待されています。


とりあえず肌という点にだけ絞って紹介しますと、抗酸化作用があるので加齢・ストレス・紫外線などで生じる活性酸素によって肌がダメージを受ける=肌老化を防ぐ働きが期待できます。また単品で飲んだ場合はアレですが、ビタミンCと同時期に飲むことでコラーゲン生成をサポートして肌のハリや潤い感のアップ・毛細血管を強化することで肌の赤み・くすみなどのケア役立つと考えられます。

加えて韃靼蕎麦茶には「シス・ウンベル酸(ジヒドロキシシイナミックアシド)が含まれています。シス・ウンベル酸はメラニン色素の生成に関わる酵素“チロシナーゼ”の活性阻害作用があることが製薬会社の研究で報告されています。このためメラニンの生成を抑制してシミ予防や日焼け予防効果が期待できる美白成分として、化粧品など外側からの利用も研究されているそう。ルチンが吸収を促進してくれるビタミンCもチロシナーゼ活性阻害作用があるとされていますから、ビタミンCと組み合わせて摂取するとダブル、いや抗酸化作用も入れるとトリプルで美白効果が期待できますね。

シミや日焼けなどではなく地黒の方の場合は美白成分を摂っても白くはなれないよと言われますが(毎回悔しい思いをしている!)抗酸化作用による血液サラサラ効果やコラーゲン生成促進作用で血液がキレイになる&循環が良くなれば全体的にくすみが取れて肌の透明感アップやトーンアップなど、若干の地黒改善にも繋がるんじゃないかと個人的に期待しています。実際どうかは不明ですが…;

そのほかに抗酸化作用によって過酸化脂質の生成を防ぐ=大人ニキビ対策にも役立つと言われています。飲みすぎるとアレルギーになる懸念もなくはないようですが、過剰摂取に気をつければ飲んでおいて損はないかと思います。そう都合よくビタミンCと合わせて摂取できないので、熱に強いビタミンCが含まれていると言われる緑茶や、単品だと美味しくない(※主観です)クコの実とブレンドすると良いかもしれません。

こんな効果も期待できるらしい…


生活習慣病予防

そば茶に含まれているルチンは抗酸化作用を持ち、かつビタミンCの働きを助けてくれるという便利成分。ビタミンCと協力して過酸化脂質の生成を防いだり、血管、特に毛細血管の弾力性を高めることで血栓や動脈硬化の予防に役立つと考えられています。血圧降下作用があるので高血圧予防にも良いと言われています。

またマウスにルチンを摂取させた実験では糖耐性に改善が見られたこと、肝臓や心臓の状態が良くなったことなどが報告されています。この結果からルチンには膵臓の機能を活性化しインスリンの分泌を促し、血糖値の急激な変動を抑制することで糖尿病予防効果も期待されています。過酸化脂質も糖尿病や糖尿病合併症と関わりがあるという見解が主流ですから、抗酸化という点からも役立ってくれそうですね。

冷え性・むくみの改善

ルチンは抗酸化作用やビタミンCと協力して毛細血管を丈夫に保ってくれることから、血流を正常に保つ働きがあると考えられています。この働きは動脈硬化など循環器系の病気の予防だけではなく、もっと身近なところで血行不良や冷え性(特に末端冷え性)の軽減にも効果が期待できますね。ペットボトル飲料で有名な伊藤園さんの研究では「ルチンを単体で摂取するよりも、そば茶を飲んだほうが血液流動性の改善効果が見られた」という報告もなされているそうです。

また毛細血管を強化することは血管透過性を正常に保つことにも繋がります。血管透過性が高くなりすぎると体液が間質に漏れ出して蓄積しむくみとなる可能性がありますから、むくみ予防にも役立つと考えられます。加えてそば茶にはミネラル、特にナトリウムとのバランスを取り合うことで水分バランスを調整してくれる働きがあるカリウムが豊富に含まれていますから相乗してむくみ予防・軽減にも効果が期待できます。

ただしカリウム含有量が多いので冷え性に良い・身体を冷やす可能性があるの両説がある模様。血行不良や含みによって冷えが悪化していると感じている場合は良いと思いますが、特にそうした実感がなく「代謝が低いのが主要因かな」という方は飲み過ぎに注意しましょう。粉末生姜を入れてみるっていう奥の手(?)もあるようです。

メーカーや産地(国産か中国産かなど)にもよるようですが、香りや味という点では普通のそば茶の方が韃靼蕎麦茶よりも美味しいと感じる方が多いようです。私はちょっと薬臭いような独特の匂いを感じたことがありますが、好き嫌いなく何でも飲める・食べれる人間なので普通に飲んでいます。

コーヒーは辞められないけど(´・ω・`)カフェイン摂取減少にも貢献してくれたら嬉しい…と思って買ったのもあるんですが、結局煮出すのが面倒くさくてボリボリ食べていたりする。。。すっごい美味しいという訳ではない(ちょっと苦い)ですが、カフェインじゃなくお菓子の食べ過ぎ防止には役立っているかも。


△植物の力で綺麗ループを目指す△


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