新陳代謝~ターンオーバー

まずはスキンケアの基本中の基本!「新陳代謝」についてお話を進めてまいります。
私達がよく耳にする「28日周期で素肌は生まれ変わる」なんてキャッチコピーを誤解していらっしゃる方も多いようですが、素肌は決して28日おきに新しく生まれ変わっている訳ではありません。私達の素肌の細胞は、実は毎日毎日生まれ変わっているのです。その細胞一つ一つの寿命が28日だと言われているのです。
では、別名「ターンオーバー」とも呼ばれているこの素肌の新陳代謝のお話に入る前に少しだけ、皮膚を構成している組織について説明いたします。


皮膚を構成する3つの層

タルミはここから「皮下組織」
皮膚の一番底の部分(真皮の更に下)を「皮下組織」と呼びます。 この皮下組織はほとんど脂肪で出来ています。 皮下組織の厚みは男女や年齢によって個人差があり、身体の部位によっても異なります。 ここに蓄えられる脂肪のことを、みなさんが敬遠する「皮下脂肪」と呼んでいることはよくご存知ですよね。
皮下組織は本来、次に説明する真皮がぎゅ~っとつかまえているので固定されているものですが、 年齢とともに真皮のぎゅ~っとつかまえる力はだんだん衰えてきます。 弱った力はやがて引力に負けてしまい、結果的に皮下組織は下へ垂れ下がってしまいます。 これが「タルミ」の原因です。

ハリやシワに影響「真皮」
皆様よくお馴染みのコラーゲンやエラスチンが含まれる層がこの真皮と呼ばれる部分です。 真皮を構成している膠原線維(コラーゲンが主成分)はこの真皮の、実に70%を占め、 肌のハリを保っています。肌に弾力を持たせる弾力線維(エラスチンが主成分)は、真皮の1~2%しかなく、 残念なことに年齢と共に減少していくと言われています。
乳液や美容液などにコラーゲンエキスを含有したものがありますが、 肌表面に塗られたエキスがこの真皮まで到達することはないと考えられています。 人工的に真皮にコラーゲンの補給をするには、皮膚に直接注射をするのが一番良いようです。

また、真皮内のコラーゲンの生成を促すには、高分子のコラーゲンを摂取し、合わせてビタミンCを摂取するのが効果的だと言われています。
飲むコラーゲン

素肌の最前線「表皮」
さていよいよ本題です。素肌が新陳代謝(ターンオーバー)しているのは、この表皮(上図の左端)の部分です。
そしてこの表皮は更に細かく4つの層に分かれています。(上の図の右端をご覧下さい) ターンオーバーとは、細胞分裂によって新しくできた細胞が、上へ上へ押し上げられていくことをいいます。

では、生まれた細胞の28日間のプロセスの様子を、順を追ってお話してまいります。


28日周期、ターンオーバーのプロセス

1.基底層
2.有棘層(ゆうきょくそう)
3.顆粒層(かりゅうそう)
4.角質層
間違ったスキンケア!?
みずみずしい素肌とは、この角質層に十分な水分が保たれている状態をいいます。 角質層に必要なのは水分で、その水分が蒸発しないようにガードをする役目が脂分です。
素肌が乾燥しているからといって、大切な水分補給をせずに乳液やクリームなどの油分を塗ったところで、 素肌の改善は望めません。
油分を使わずに水分蒸発を食い止められないか?
竹内修所長を中心としたエフェ研究所のスタッフは、素肌に良くない油性原料(油分)を使用せずに、角質上の水分蒸発を食い止めることは出来ないものかと、研究を重ねてきました。研究の末、遂に油性原料を含まないにも関わらず・・・
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ターンオーバーを正常に保つポイント

素肌のターンオーバーは自律神経のはたらきによるものですから、私達の都合でコントロールすることは出来ません。しかし日常生活のちょっとした気遣いで、ターンオーバーを正常に保つことができる3つのポイントを最後にご紹介します。

1.ターンオーバーが活発に行われる時間帯
午後22時~午前2時。一日のうちでこの4時間が、最もターンオーバーが活発になるといわれています。この時間帯に、ターンオーバーを妨げるような行為をしていると、素肌の老化を早めてしまいます。

具体的にいいますと、この時間帯に というようなことをしていると正常なターンオーバーは行われません。
言い換えれば、この時間帯に合わせて睡眠をとるような生活のリズムが素肌にとってもっとも良いということになります。

2.その時間帯までにしておくこと
角質層に必要なのは「水分」で、
角質層に不要なのは「油分や汚れ」です。
つまりターンオーバーが活発になる時間帯までに、 ことが、ターンオーバーを正常に保つポイントであるといえます。

3.ターンオーバーの周期を早める紫外線
紫外線が素肌に与える悪影響はみなさんよくご存知ですよね。
表皮が紫外線に当たって傷めつけられると、細胞は早くこれを治そうとしてターンオーバーの周期は早くなります。周期は早ければいいというものではなく、突貫工事で進められたターンオーバーからは正常な細胞が生まれず、本来ならアカとなるはずのメラニンが表皮に残って(沈着)しまいます。紫外線に当たるとシミやソバカスなどができてしまうのはこのためです。
ちなみに紫外線がもっとも強くなるのは
といわれています。

紫外線から素肌を守る方法として、UVカットの化粧品の使用が一般的だと思います。
ところがこのUVカット化粧品の紫外線散乱剤として含まれる、チタン、亜鉛の酸化物やケイ素、アルミ、鉄などの無機成分や、紫外線吸収剤として含まれる、ベンゾフェノン(環境ホルモンと指摘されています)などは、UVB波を防ぐ効果はありますが、素肌に相当な負担をかけますので、ターンオーバーを正常に保つということを考えますと本末転倒といえるかもしれません。

UVカット化粧品は、色黒になることは防げても、肌の老化は確実に進めてしまうということをご理解しておいてください。
これらのことを含めて私達ができる有効な手段は、素肌を紫外線に直接さらさないということではないでしょうか。
あるいは、洗濯物を干すのは10時までに済ませる、お買い物へは15時を過ぎて出かけるなど、生活リズムのちょっとした工夫が美しい素肌作りの近道になるのかもしれません。
それから、地味ですが帽子や日傘の活用は思いのほか効果があるようです。