ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。 万山 バレンタイン詰め合わせ2015年2月14日 00:00サイトの再録です。去年のバレンタイン@リサイクルですみません。カカオ99%チョコは私にとって『口に入れてはいけない何かの物質』扱いなので90%にしました。ツンデレ率9:1(笑)カカオ90%「ハッピ~バレ~ンタイ~ン……くらえ、万斉ッッ!!」「なん…っとぉおおお?」背後からの恋人(一方通行)の声にパァっと花を散らしつつ振り返った鬼兵隊の人斬りは、眼前に迫る未確認物体を認識するより早く、素早く身をひねってからくも直撃を免れた。一瞬前まで自分が立っていた背後の壁へと、炸裂した破砕音に背筋が寒くなる。「…ッチ、避けたか」「さ、さ、さ…退殿ぉおおっ!? なななんでござるかいきなり!?」「なに…って、バレンタインだけど?」小首をかしげる姿は実に可愛らしいが、今しがたそのかわいらしい笑顔から放たれた物体は、万斉の背後の壁に激突して壁の破片とともにバラバラに砕けている。これがギャップ萌えかと、新境地を開拓しつつ。「チョコレートでは石壁は壊せないと思うていたが…新たな発見でござるな…」「けっこう手に入れるの大変だったんだからな、ありがたく思えよ…じゃ!」茫然としている万斉をそのままに、塀を飛び越え姿を消した山崎を追う暇もあればこそ。「…いったい、何だったでござるか…」会いに来てくれたのは嬉しいが、9:1割合のツンデレ意味も、そしてバレンタインデーにはまだ遠い日付に、何がなにやら訳も分からず。とりあえず万斉は、山崎がくれた(?)らしい物体を調べに壁へと歩み寄った。「これ、は…?」ヒビの入った楕円の果物のような物体には、リボンと小さなメモが。『当日 作りに行ってやる PS:カカオは回収しておけよ』「…なんという…可愛らしい真似を…」わずか一割にも満たないデレを前に、顔がどうしようもなくにやけてしまうあたり。すっかりビターな恋人に毒されている万斉には、これでも十分にスイートな仕打ちなのであった。ハッピーバレンタイン!!ホワイトデーまでがバレンタイン期間だと、ぼちぼちと一カ月かけて甘かったり苦かったりする話を上げておりました@去年。今年はちゃんとホワイトデーまで書こう…[newpage]隠し味程度「恋人に甘いチョコレートを手作りしてもらおうと隠れ家に呼んだら、何故かカレーライスが出てきたでござる…」「こっちから行くって言ったのにいきなり拉致した上に、そのまま問答無用で台所に監禁しやがった野郎が、なに被害者面してくれてんの?」しかも量も量とて、どっちゃりと大鍋いっぱい。その隣の大釜みっしり白米の前でドヤ顔の山崎。隊服に羽織った割烹着の白が目に眩しい。「新婚の奥さんすっ飛ばして、肝っ玉おかんが降臨などと…さすが退殿、拙者には想像もつかないことをしてのける…」「そこは痺れもあこがれもいらんよ。あと文句があんなら別に、無理に食べてもらわんでも俺はまったく構わんのだけど?」「さっがるーおかわりッス!!」「はいはい、また子ちゃん。今度のトッピングは何がいい?」「一杯目はチーズとウインナーだったから、今度は卵とホウレン草がいいス!!」「退殿退殿、トッピングがあるとか拙者聞いてないでござるよ!?」「万斉殿だけは、今日はシンプルにカレーだけで味わった方が良いんじゃあないかねェ…余計なもん乗せると隠し味が…おっと」「似蔵さん、それ以上しゃべったらおかわり禁止です」「おお、怖いこわい」鋭く飛ばされたラッキョを難なくキャッチし、口へと放りこんだ似蔵が笑った。「一体何なんでござるかぁああ…退殿を連れてきたのは拙者だというのに、切なすぎるでござるよぅうう…あ、拙者もおかわり所望でござる」「はいはいはい」「ツンデレと朴念仁の取り合わせってなァ…想像以上に不毛だとは思わねェか?」「今回は私たちもご相伴に預かれましたから、小言を言う筋合いではありませんけれど、賭けてもいいです。きっとルーの下のご飯はハー…ヘブッッ!?」「くっくっく、違いねェ…おい退、分かったから。もう言わねェでおいてやるから投げんのはラッキョまでにしとけ」「じゃあもう余計なこと喋れんよう、ロリコンのカレーにソレたっぷりトッピングしといてくれんかね?」ほのかに耳を赤くした山崎が、投擲直前だった納豆(トッピング)を納めたのを確認して胸を撫で下ろし。デスソースの瓶を額に喰らって沈んだ武市に、心の中で手を合わせつつ、高杉は隣の皿の辛さを5段階ほどレベルアップさせたのだった。間は空いたけどハッピーバレンタイン!!って、コレをサイトに上げたのが、ホワイトデー前日でしたけどねッッorz分かりづらいですが、カレーは隠し味にチョコを入れると美味しくなります(笑)そんで万斉の皿だけご飯がハート型。ツンデレ乙な山崎でした。[newpage]チョコ祭りの後「帰ってしまったでござるなぁ…」ションボリと食後のブルーベリーラッシーを舐めつつ、万斉が呟いた。「バレンタインが終わったら、次はホワイトデーがあるじゃないスか万斉先輩! 3倍返し、何にするか考えないと! ソレ口実にしてまた退をここに連れてくると良いッス!!」私も一緒に考えてあげるッス! とイチゴのラッシー片手に意気込むまた子に返ってきたのは、万斉らしくない重いため息だった。「それなんでござるが…拙者、今更ながらものすごく悔やんで、仕方がないのでござるよぅう…」「万斉殿がそこまで落ち込むってなァ…余程のことだと見えるねェ…?」「珍しいこともありますね。あなたはあまり物事に頓着しないといいますか、あったとしても大抵は表の財力と人脈でどうにでもしてしまえるでしょうに?」「一週間前のあいつの誕生日に何かしでかしたか…大方そんなところじゃあねェのか、なァ万斉?」似蔵と武市の問いかけ、そして高杉の突っ込みに、万斉がコトンと首を傾げた。「そう言えば…花なら食用が良いとのリクエストに応えて、江戸中のダマスクローズを買い占めて屯所に送り込んだら…何故かメッチャ怒られたでござるが…?」「リアル百万本のバラの花…ッスか。売れっ子プロデューサー恐るべしッス…」「そこまで行っちゃア、もう嫌がらせの域だろうにねェ…」「財力と知性とは…あながち比例するものでもないのですね。極めて残念な事例です」「…ちなみに、怒られた後で貰った薔薇のジャム…メッチャ美味しかったでござる」「おい…そいつァ初耳なんだが…聞き捨てならねえなァ…万斉よ…?」まさか一人占めしやがったかと、高杉の掌の中で、フランボワーズ入りラッシーのグラスが軋んだ。「そんなことより、晋助! 拙者があの時…中途半端に退殿を見逃したりなどせず、こちらに絡め取っていれば…今頃毎日、あれやこれやの楽しみに与れていたであろうに…ッッ!!」「「「「!!!!!」」」」一生の不覚でござった…とテーブルに突っ伏してうめく万斉に、全員の目からボロリと鱗が落ちた。あのカレーもさることながら、食後のラッシーしかも各種フルーツのトッピング添えといい、綺麗に平らげたあとのカレー鍋で大量のタマネギと余った白米を豪快に炒めて作られたカレーピラフといい。胃袋を鷲掴む腕前ときたら、その頭の中の監察や幕府の情報よりも魅力的な、まさに掛け値なしの人材と言えよう。「あ~~~もうあの時、悠長に救急車など呼んだりせずに、直接闇病院に運び込んで治療に付き添いつつ、退殿の○○○を○○○して、完治を見計らった頃にアジトに身柄を移して、本格的に●●●して『ピーーー』の後に『ズギャアアン』…」「…ちょッ万斉変態ィイイイ! ココ一応全年齢の御礼文ッスからァアアアアッッ!? つーかそれ以上喋んなこのセクハラ廃棄物野郎ッッ!!」「へぶしッッ!?」「…ホワイトデーは、アレだな…対万斉レッドカード(強制退場)10枚セットとか、どうだ?」「鬼兵隊直通ヘルプコール専用携帯の方が確実じゃあないかねェ…防犯ブザー付きで」「性犯罪者って恐ろしいですね、まったく」「ロリコンが言うな…と言いたいところッスが、今だけはものすッッごく同感ス」どうにかしてあの監察筆頭を鬼兵隊に引き入れたい反面、その身をどう護ってやればいいのやらと、胃袋の膨満感とは別の意味で胃が痛い面々であった。これにてバレンタイン小噺完結です!!あ、蛇足ですが似蔵はパイナップル、武市はマンゴーラッシーでした。実は某御方に万斉調教部分○○○とか●●●とか『ピ―――』の詳細、全裸でお待ち申し上げております(丸投げ)!!と書いたら、本当に書いていただけたという良い思い出が……お返し出来ないままで申し訳ない。