しみ治療

シミ

患者さん一人ひとりの肌の状態、シミ1つひとつの原因を正しく診察。

一般にシミ(しみ)・あざと称されるものの種類には、「老化のシミ(老人性色素斑)」「そばかす」「肝斑(かんぱん)」「扁平母斑」「太田母斑」 「炎症後色素沈着」など、いろいろなタイプがあります。それぞれの特徴を下記の表にまとめています。
とは言え、自分が気になるそのシミ・色素斑がどれに相当するのかを診断することは、そう簡単なことではありません。 実際の診療においてまず問題となるのは、気になるそのシミ・色素斑がどの種類であるかを的確に診断することにあります。

▲しみ治療

 シミ・・・その種類と特徴

▲額の肝斑(かんぱん)

▲ほほの肝斑(かんぱん)

▲左の写真は額の生え際に現れた肝斑(かんぱん)。右はほおに現れた肝斑(かんぱん)です。ほおの肝斑は左右に現れる傾向があります。

▲ソバカス

▲老化のシミ

老化のシミ
(老人性色素斑)
20代頃から発生。
紫外線や老化現象、肌質によるものですが、最も大きな原因は紫外線の影響によるものです。
放っておくと五百円玉くらいの大きさになってしまいます。
そばかす両頬や鼻の上に茶色い小さな斑点が散らばってきます。
肝斑(かんぱん)ホルモンのバランス・肌質・紫外線・ストレスの影響で発生します。
生理前や妊娠中、ピルを飲んでいる、あるいは何らかの婦人科系の病気でホルモンバランスが崩れている時に、紫外線を浴びるとできてしまうものです。
炎症後色素沈着ニキビ、傷、湿疹、やけどなどの炎症後にできる色素沈着です。

シミ・・・その種類と特徴

上に挙げた2つの写真は、それぞれ典型例として分かりやすい例です。しかし皮膚に現れる現象は、そう簡単でも分かりやすくもありません。
実際には複数タイプのシミ・肝斑(かんぱん)・あざが同時に現れていることが多いのです。たとえば次のような場合です。 

▲そばかすと老人性色素斑

▲肝斑と老人性色素斑

上の写真の左はそばかすと老化のシミ(老人性色素斑)が同時に現れている例。右は肝斑(かんぱん)と老化のシミ(老人性色素斑)が同時に認められる例です。
これらのように、
実際には複数タイプのシミ・肝斑(かんぱん)・あざが混在しているケースが多いため、的確な診断とそれに基づいた治療が必要であると言えましょう。

シミ・肝斑(かんぱん)・あざの治療 ・・・ 治療法について

シミの濃さなどの状態や、ご希望により治療方法をご相談させていただきます。
必要に応じて、レーザートーニング・スタックトーニング・YAGレーザー・塗り薬を併用しながら効果的に治療を行っていきます。
以前はライムライト(光)も使用していましたが、現在は日本人の肌質の多くが肝斑タイプということもあり、効率良く治療ができるレーザートーニングの方を主に使用しています。

シミの治療方法 … レーザートーニング(光)・YAG/ヤグ(レーザー)・塗り薬

シミ・あざの種類とお一人お一人のご希望に合わせて光治療、レーザーの使い分けなど治療法を決定します。シミ・あざ別に治療方法を見てみましょう。

老化のシミ(老人性色斑)◆YAGレーザー、スタックトーニングが効果的。
◆塗り薬(レチノイン酸ジェル・ブリーチクリーム)の併用で、より早くきれいに消えます。
そばかす◆YAGレーザーと塗り薬(レチノイン酸ジェル・ブリーチクリーム)を併用します。
肝斑(かんぱん)◆レーザートーニングが効果的。
◆塗り薬(レチノイン酸・ブリーチクリーム)を併用します。
◆老化のシミも混在している場合は、YAGレーザーやスタックトーニングを併用することがあります。
◆ビタミンCとトラネキサム酸(組織の補強剤)を服用すると、より効果的な治療とともに治療後の予防にもなります。
扁平母斑◆レチノイン酸ジェルを併用し、メラニンを排出しやすくします。
◆スタックトーニング・YAGレーザーが効果的。顔面と頸部については比較的治りやすいですが、他の部位では治りにくい場合があります。
太田母斑◆メラニンが皮膚の深い部分と浅い部分両方にあります。
レーザー照射(YAGレーザー)とレチノイン酸クリームを併用することでかなりの程度改善できます。
炎症後色素沈着◆比較的新しい色素沈着の場合、また部位によって塗り薬だけで対処します。
また、ニキビ痕の茶シミの場合は、YAGレーザー・スタックトーニングが効果的です。

点滴・注射によるシミ治療

体の中から栄養素を血液に直接取り込ませて、体の細胞レベルから若さと生まれたての肌をとりもどします。外からの治療効果と合わせることで何倍も効果が高まります。
点滴・注射の詳細を見る

高濃度ビタミンC点滴によるシミ治療

肌は紫外線を浴びると、肌の内部を守ろうとするのでメラニンを生成しますが、ビタミンCには、このメラニンの生成を抑え白く還元させる美白効果があります。
シワやタルミは、肌の弾力が失われることが原因ですが、肌の弾力を保つコラーゲン、エラスチンを増やしシワ、タルミを予防し、美肌作用、抗にきび作用、そして、アンチエイジング対策全般に効果があります。
高濃度ビタミンC点滴の詳細を見る

レチノイン酸/ブリーチクリーム/ルミキシル(外用薬)によるシミ治療

レチノイン酸はビタミンAの一種で、皮膚の新陳代謝を活発にし、沈着しているメラニン色素を押し出します。
ブリーチクリーム(ハイドロキノン)は、メラニンを合成する酵素の働きを弱め、さらにメラノサイト(メラニン色素をつくる細胞)の活性を抑えます。今あるシミを薄くし、新しくできるシミを予防します。
また、ルミキシルは、新しい美白成分「Lumixylペプチド」を配合した美白クリームで、シミの原因メラニンの生成に関与するチロシナーゼを阻害します。
レチノイン酸/ブリーチクリーム/ルミキシル(外用薬)の詳細を見る

内服薬・外用薬によるシミ治療


シミ取り・あざの治療例

▲手首付近に発生したシミの治療例。

▲老化のシミ(老人性色素斑)

▲老化のシミ(老人性色素斑)

▲老化のシミ(老人性色素斑)をYAG(ヤグ)レーザーにより除去した例です。

▲これも老化のシミ(老人性色素斑)の治療例。頬上部の色素斑がかなり薄くなりました。もう1~2回の治療を行うことで、よりシミが薄くなることが期待できます。

▲お顔全体的に炎症後の色素沈着が認められ一部は、老化のシミになってしまっています。また、点状の色素沈着の中には、ニキビ痕の炎症後のシミだけでなくそばかすも認められます。
顔全体に2~3週間おきに4回した後にメラニンが深くて取りきれないところを部分的にYAGレーザーを照射しました。
ご自宅でのケアとして、ビタミンCとトラネキサム酸を服用していただきました。
ブリーチクリームにかぶれの反応を示したため、途中からレチノイン酸ジェルに塗り薬を切り替えました。この方の場合は、ベースに肝斑の出始めと、ニキビなどが擦れて肌全体がもわっとした色むらのある状態になっていました。レチノイン酸ジェルは薄くポロポロと皮がむけてきたり赤みやヒリヒリ感が使い慣れるまでは気になりますが、メラニンを押し出してくれる効果の他にもコラーゲンを活性化し、ハリやツヤ感、小じわなどにも効果的です。ですから結果的には、肌全体がかなり均一なりハリも出てきました。

▲全体にソバカスが多く、老化のシミも混在しています。

シミの治療は早い段階で

シミは老化現象の一つで、放置すると徐々に大きく濃くなり増えていきます。初期段階のうちに医療レーザーでシミをなくすことをお勧めしています。
その方が短期間に除去できます。顔だけでなく、唇や体のシミについてもご相談下さい。

目の下の茶色い色クマ(くま)の治療について

最近年齢に関係なく10代~60代の方の悩みで多いのが目の下のクマ(くま)です。クマは実年齢より老けて見えたり暗い表情に見えるなど、外見の印象が悪くなりがちです。
薄いクマ、濃いクマ共に効果のあるレーザーでメラニン色素を分解していきます。
→「クマのページ」

肝斑(かんぱん)の治療について

これまで肝斑に効く治療法はお薬以外ありませんでした。それは、皮膚にダメージを与え炎症を起こすような強いレーザー治療をすると、 肝斑は逆に悪化してしまっていたからです。 そして、これまで禁忌とされていた肝斑にたいしてのレーザー治療を可能としたのが、レーザートーニングです。
レーザートーニングは回数を重ねるたびにメラニンの量が少なくなり、透明感のある肌へと導きます。また、シミやくすみなどの色ムラも改善され、開いた毛穴もピンとハリがでてキメが整っていきます。
→「肝斑治療 レーザートーニング」