ニキビが膿んだ状態はニキビの末期症状です。一般的には「黄色ニキビ」と呼ばれています。黄色ニキビというのは治った後、肌にクレーターやしこりなどがとても残りやすく、とてもやっかいなものです。この膿んでしまったニキビについて、膿を出すことの是非、膿ニキビが治った後のケア方法と予防策について紹介します。
1、膿の正体とは?
- ニキビの初期症状が進行すると、皮脂を栄養源にしてニキビの原因となるアクネ菌が増えて、炎症が悪化する。
- 毛穴の周りまで赤くはれ上がる。
- アクネ菌が増えすぎると、血液中にある好中球(血液中の白血球の一種)がそれを抑えようと攻撃し、炎症はさらにひどくなる。
- アクネ菌と好中球が戦ったあとに死骸ができ、それが膿となる。
2、膿をもったニキビ、つぶすのはアリか?
膿をもったニキビは膿を出し切れば治る?
上の写真のようなニキビが、膿をもった状態です。このような状態になると、つぶして中の膿を取り出したい!という衝動に駆られる方もいるでしょう。基本的に膿んだニキビをつぶすのはダメだという説がある一方で、膿を出し切った方が治りが早いという話も耳にします。これは皮膚科医の間でも意見が分かれる問題です。
膿んだニキビをつぶすとダメな理由
膿んだニキビをつぶすと、毛穴の壁が壊れて炎症が広がることがあります。そのうち炎症が治まるとそこにデコボコとしたクレーターができたり、色素が沈着して跡として残ってしまう可能性が高いのです。
なお、跡として残りやすい以下のような状況です。
- 膿が皮膚の奥深くにあるタイプ(痛みを伴うタイプ)
→このタイプは膿がうまく外へ排出されにくく、真皮層を傷つけやすいので、跡になりやすいです。この場合は、触らずに放置すべきです。 - 肌が乾燥している、肌が硬い、角質層が厚い
→これらのタイプも共通して、膿の出口が塞がりがちで、膿がうまく外へ排出されにくいといえます。
ちなみに私の通う皮膚科で聞いたところ、上記のような肌の状態ではなく、膿が無理なく排出されそうな状態の場合には膿を出す処置をして、症状によっては外用薬としての抗生剤、もしくは内服薬としての抗生物質を処方することもあるそうです。
膿んだニキビを出していた私の体験談
私の経験では、ニキビが膿んだときには押し出すように対処していましたが、特に問題なくキレイに治ったことがあります。その時のニキビの状態、処置手順は以下の通りです。
- 膿んだニキビが単独でポツンとできていて、少しの刺激でつぶれそうな状態
- シャワーで洗い流しながら温めた状態でやさしく押し出すようにする
- やさしく押し出す程度の力で、これ以上なにも出てこないことを確認
- キレイに洗い流した後、化粧水、保湿クリームなどで、患部をケアする
逆につぶしたことで悪化してしまったことも…その時の状況は、以下の通りです。
- ニキビが単体ではなく、近い場所にいくつもある状態
- 強く押し出さないとつぶれない状態で無理に押し出してしまった
- つぶした後に洗い流すなどのケアをしていない
このケースでは、つぶした跡が赤くはれ上がってしまい、かえって回復を遅らせてしまうことに。また、その周辺にあったニキビまで悪化してしまったこともありました。おそらくつぶした跡の菌を放置したことや、過度に刺激を与えることでつぶしたニキビだけでなく、周辺のニキビにも刺激が加わったことで、悪化を招いたことが考えられます。
余計な刺激を与えずに膿をうまく取り出し、適切なケアができれば、早く治ることもありますが、自己流ではそれが確実にできるとは限りません。
美容皮膚科で行うニキビの膿出し
触らない方がいいとはいえ、目立つ場所に膿をもった黄色いニキビがあるというのは、見栄えの良いものではありません。どうしても早く黄色いニキビをなくしたいという方は、皮膚科で処置をするという手もあります。
ニキビの膿出しは一般の皮膚科で行っているところもありますが、一般の皮膚科で処置してもらったけれど、跡になって残ってしまったという話も耳にします。一方、下記のような美容皮膚科では、LED、イオン導入を組み合わせることで、ニキビ跡を最小限に抑えて処置してもらえます。
美容皮膚科は保険適用外のところがほとんどなので料金は高めですが、通常の皮膚科では行っていない、肌をキレイにするための治療を行っています。ただしどんな治療にも言えることですが、100%キレイに治るという保証はなく、あくまでキレイに治る確率が上がるという認識でいた方が良いかと思います。ほとんどの美容皮膚科では、事前に綿密なカウンセリングをしているので、美容皮膚科で処置してもらおうと考えている方は、治療費の面も踏まえ、しっかりとカウンセリングをした上で治療に臨みましょう。
3、膿んだニキビの跡に有効なアイテム
膿んだニキビが治った、もしくはつぶれてしまった後、気をつけたいことは、肌への色素沈着です。一度色素沈着を起こしてしまうと、その跡が完全に消えないこともしばしば。しかし程度にもよりますが、色素沈着したニキビ跡は必ずしも絶対に消えないというものではありません。そこで重要になってくるのが、肌のターンオーバーです。
色素沈着したニキビ跡は、ターンオーバーによって表皮の方へ押し上げられ、最終的に老廃物となって剥がれ落ちていきます。そのプロセスを促すのに有効なアイテムを2点取り上げます。
VC100 ポアホワイトローション
肌のターンオーバーを促すのに有効なのが、ビタミンC誘導体。その中でもドクターシーラボから発売されているVC100 ポアホワイトローションがおすすめです。
VC100 ポアホワイトローションの効果については、下記の記事に詳しく掲載されているので参考にしてみてください。
一度は試したい!ドクターシーラボの人気化粧水!【VC100 ポアホワイトローション】
リプロスキン
肌の角質層まで浸透し、ニキビ跡に効果を発揮すると言われている導入型柔軟化粧水です。リプロスキンは単独で使うよりも、他の美容液や乳液などのアイテムと併用して使うことで、その効果を発揮します。併用するアイテムは、ドラッグストアで手に入るようなリーズナブルなものでも十分に効果はあるようです。
4、膿をもったニキビをつくらないための予防策
ニキビが膿んでしまった時、なるべく触らない方が良いという話は既に出ていますが、この場合、本当に有効な対処法はコレ、というものはありません。そのまま膿が鎮まってくれるのを待つより仕方ないのですが、その間に気をつけておくべきことは、これ以上膿をもったニキビをつくらないこと。それには膿をもった黄色ニキビの前段階である赤ニキビの状態のときにケアしておくことで、ニキビが化膿するリスクを減らすことができます。
特にニキビが化膿しやすいという人は、ティーツリーなどのエッセンシャルオイルを赤ニキビに使ってみることをおすすめします。
おすすめのオイル
生活の木 ハーバルライフエッセンシャルオイル ティートゥリー精油
3ml 648円(税込)
生活の木のエッセンシャルオイルは評判が良く、@cosmeでの口コミでもこのティーツリーの評価は高いです。ティーツリーに含まれる殺菌効果によってアクネ菌の増殖を抑制し、ニキビが化膿するのを防ぎます。ティーツリーの他に、ラベンダーもニキビへの殺菌効果が期待できるため、店舗に行ける場合は好みの香りで選んでみましょう。
ティーツリーもしくはラベンダーのエッセンシャルオイルは、以下の手順で使用します。
- 洗顔料に1滴垂らして、顔を洗う。
- 洗顔後、綿棒に1滴垂らしてニキビの部分につける。
エッセンシャルオイルを併用して、雑菌が多く繁殖しやすい起床後と就寝前の2回にわけて洗顔してケアしましょう。適度な頻度でケアすることでニキビが化膿するのを防ぎます。ただし、使用する前に肌に合うかどうかパッチテストをしておきましょう。
まとめ
膿んだニキビは、間違った方法で無理やり押し出してしまうと余計に悪化させてしまったり、ニキビ跡が消えなくなる場合もあります。しかし、万が一潰してしまった場合も、先に挙げたようなケアアイテムなども活用し、適切なケアをすれば、跡として残るリスクを減らすことはできます。症状が重いと気分が塞ぎこみがちになるものですが、過度なストレスによって治癒力を下げてしまうということは往々にしてあります。「気にしないようにする」ということは難しいことですが、日々のケアによってだんだん良くなっていくというイメージを持つことも大切です。
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