乾燥肌なのに夕方になると、おでこや鼻の頭がテカる、小鼻のワキに皮脂が浮き出る、といった悩みを持つ人も多いものです。乾燥肌でも部分的に油性肌になることはよくあること。乾燥肌も油性肌も化粧崩れはしやすくなります。それを防ぐには、どのようなスキンケアが必要でしょうか?
おでこや鼻が油浮きしているからといって、脂性肌用の化粧品を使いケアをしていると、乾燥している頬や顎などは乾燥が悪化することがあります。油性肌と乾燥肌が混合している場合は、それぞれの部分に適したスキンケアが必要です。
皮脂が過剰に出ている油性肌に合わせて洗顔をしすぎると、必要な皮脂まで余分に落とすことになり乾燥肌は改善されません。また乾燥しているからと洗顔料を使わずに洗顔をしても、油っぽい部分の余分な皮脂を取り除くことができません。スキンケアはそれぞれの肌質に合わせた方法で行う必要があります。使用する化粧品を分けて部分使いをするなど、パーツに合わせたケアをするようにしましょう。肌質を改善していくことで、化粧崩れしにくい肌を作ることができます。
Tゾーンがテカる原因は?
顔の中である部分だけが油性肌で、他の部分は乾燥肌になるのは肌の質が違うからです。日本人の肌は額、鼻のTゾーンが油性肌で、頬や顎のUゾーンは乾燥肌になりやすいと言われています。にTゾーンが油性肌になりやすいのは、皮脂腺が多く皮脂の分泌が活発だからです。さらに額や鼻は紫外線を多く受ける部分でもあり、乾燥しやすい部分。常に水分量が少ないため、皮脂を過剰に分泌させ、乾燥を予防しようとするのです。
肌質に合わせた部分的ケアの方法
・洗顔
洗顔においては順番に注意することです。皮脂の分泌が多い額や鼻から洗顔料をつけて洗っていきます。それから頬、次に目元や口元など乾燥しやすい部分を洗います。ただし、皮脂が多い部分であっても、過剰に洗顔をするのはよくありません。皮脂を取りすぎてしますと、肌はそれを補うためにさらに皮脂を分泌させます。洗う際には、TゾーンもUゾーンもていねいに優しく洗いましょう。
・化粧水
最初Tゾーンに収れん効果のある化粧水をつけ、次に顔全体に通常の化粧水を使います。収れん効果のある化粧水は肌の引き締め効果があるもの。毛穴を引き締めてくれる働きもあります。Tゾーンは毛穴が開きやすく黒ずみの原因になるので、引き締め効果のある化粧水を使うのがおススメです。また、皮脂吸収成分が配合された化粧水もあります。ただし、使いすぎると乾燥を招くので使いすぎには注意する必要があります。
・保湿美容液
乾燥肌はもちろん、油性肌においても保湿は大切です。特に乾燥のひどい頬や目元、口元には量を多めに使いましょう。特に目元や口元など乾燥が気になる場合は、部分的に使うタイプの美容液を使うのもいいでしょう。
化粧崩れをしないベースメイクのコツ
・メイク前の準備
特に化粧崩れをしやすいTゾーン。メイク前にコットンパックをして肌を引き締め、水分を補給しておくことで、皮脂の過剰な分泌を防ぐことができます。
メイクをする前のスキンケアにおいては、化粧水や保湿美容液を塗ったら両手で肌を抑え、肌に浸透させてあげることが大切です。スキンケア化粧品が肌に浸透するのを待ってから、ファンデーションを塗ると、化粧崩れの予防になります。
・下地クリームの選び方
下地クリームには、ファンデーションのノリを良くする働き、化粧の持ちを良くする、ファンデーションをはじめ外部からの刺激から肌を守る、日焼け止め効果などがある、といったさまざまな働きがあります。使うことで、化粧崩れを防いでくれるものです。そのためには肌に適した下地クリームを使うことが必要です。
油性肌には皮脂を抑えるタイプのもの、乾燥肌には保湿効果のあるものを選ぶといいでしょう。下地クリームも部分的に変えることが理想ですが、乾燥がひどい時には保湿タイプのものを、皮脂の分泌が過剰な場合はマットタイプで、皮脂を抑えるタイプのものを使うといいでしょう。下地クリームは乾燥している部分には多めに、皮脂が多い部分には薄めに塗ることです。
・ファンデーションを塗るコツ
乾燥している部分も皮脂の分泌が多い部分も、基本的にファンデーションは薄く塗ることです。シミなど隠したい部分はコンシーラーを使う、全体的なカバー力を求めるならコントロールカラーを使うようにして、ファンデーションは薄く塗ることが化粧崩れをしないコツです。
ファンデーションを塗る時には一度に量をたくさん取らずに、少しずつ塗っていきましょう。
・皮脂吸収クリームを使う
皮脂の分泌が過剰で、メイクをしてもすぐに化粧崩れを起こしてしまう、といった場合には皮脂吸収クリームを使うのも一つの方法です。皮脂を吸収するクリームに配合されているメチルポリマーという成分には、無数の穴が開いていて皮脂を吸収する働きがあるのです。このクリームを使うことによって、皮脂の分泌が抑えられ、化粧崩れをしにくくなります。
・肌の状態をチェックする
自分の肌の状態を知っておくことが、化粧崩れを防ぐことにつながります。メイクをしてからどれくらいの時間が経つと、その部分がテカるのか、油浮きするのは1日の中でどの時間帯か、などをチェックしてみましょう。自分の肌の状態を認識していれば、未然に化粧崩れを防ぐことが可能です。
油性肌や乾燥肌は季節や天候によっても状態が異なります。肌に影響を与える環境による肌の状態を把握しておくことも、化粧崩れを防ぐためには必要です。
油性肌におけるスキンケアの注意
油性肌で皮脂が多いからと言って、洗顔のしすぎはいけません。皮脂を必要以上に取り除いてしまうと、肌は乾燥から守るためにさらに皮脂を分泌させます。熱いお湯での洗顔や、シャワーでの洗顔も肌のたるみやシワの原因になるので注意しましょう。
また、皮脂の分泌が過剰だと洗浄力の強い洗顔料を使いたくなりますが、それも皮脂を取りすぎてしまう原因になります。さらにスクラブ洗顔にも注意しましょう。スクラブ入りの洗顔料は、皮脂や汚れを落としてくれる爽快感がありますが、肌を傷めてしまう原因にもなります。
皮脂を取りすぎる原因として、あぶらとり紙の使いすぎにも注意したいもの。あぶらとり紙は必要な皮脂までも吸い取ってしまうことが多く、油性肌を悪化させてしまいます。こすったりするのも肌への刺激となるので、使いすぎには注意が必要です。
皮脂の分泌が過剰な油性肌でも原因は肌の乾燥です。油性肌だからといって、油分の少ない化粧品や皮脂を取りすぎるケアは、ますます油性肌をひどくしてしまいます。また、乾燥をひどくさせないためにも、保湿ケアはしっかりすることが大切です。
混合肌を悪化させる日常生活の要因
混同肌は日常生活の中で要因を作っていることがあります。要因の一つはホルモンバランスの乱れ。過労やストレス、冷えなどでホルモンのバランスの乱れを引き起こします。生理前や季節の変わり目なども体調を崩しやすく、乾燥肌や油性肌の原因になります。
紫外線や、エアコンなどによる乾燥、喫煙やアルコールの摂りすぎなどにも注意した方がいいでしょう。
また、使用している化粧品が肌に合っていない、肌に刺激となる添加物が肌の負担になっているということも、混合肌の要因になります。
早寝早起きをして、不規則な生活を改めること、栄養バランスを考えた食生活をすること、適度な運動をするなど、健康的な生活習慣を身につけるようにしましょう。
特に仕事をしている女性は混合肌が多いと言われています。それはストレスが肌に悪影響を及ぼしているということでもあります。ストレスを発散する方法を見つけ、ストレスを溜めないようにしましょう。
混合肌の場合化粧崩れを防ぐには、日頃のスキンケアに配慮が必要です。乾燥肌の部分と油性肌の部分のスキンケアを分けて行うことで、化粧崩れをしにくい肌になります。油性肌の部分は皮脂の分泌を抑えるケアを、乾燥肌の部分は保湿を重点的に行うケアをしましょう。
ただし、油性肌であっても洗顔のしすぎや洗浄力の強いクレンジング剤など、過剰に皮脂を取り除くケアは逆効果になります。必要な皮脂を取ってしまうと、肌は皮脂を過剰に分泌させてしまいます。油性肌といっても原因は肌の乾燥にあります。保湿ケアはしっかりと行うようにしましょう。
混合肌の原因は日常生活にもあります。規則正しい生活、偏食をしない、喫煙や過度のアルコール摂取をしない、紫外線対策をきちんとするなどといった点に注意して、混合肌を悪化させる生活習慣を改善することが必要です。