乾燥肌の症状にはいろいろなものがあります。単純に肌がカサついているだけ、という比較的軽度なケースからヒリヒリとした痛みを感じたり、ひどいかゆみに悩まされたりするような重症のものまで、実に様々です。その中でも顔の粉ふきという症状は、痛み等こそ感じることはないものの、ビジュアル的にとても恥ずかしい思いをしてしまうイヤなものでしょう。
粉ふきというのは痛みやかゆみなどを感じないだけに、普通に生活していると自分では意外と気付かずそのまま過ごしているということも多く、トイレなどの鏡を見た時に初めてその姿に気が付いてしまうのです。後から気付いて、恥ずかしい思いをしたことがある方も少なくないでしょう。
この粉ふきという現象ですが、実は意外と改善することが難しく、日常的なスキンケアを怠らずきちんとやっていても、翌日になるとしつこく粉ふきが発生したりしてしまいます。予防するためのポイントをしっかりと抑えて、スッキリ綺麗な顔で堂々と街を歩けるようになりたいものです。
粉ふきが現れてしまう原因は、当然乾燥肌によるものが主な要因となっています。したがって予防のための対策はやはり乾燥肌の防止がベースとなるのですが、単純に普通の乾燥防止のスキンケアでは粉ふきが治まってくれないことも多々あります。
しかし諦めてはいけません。ちゃんと粉ふきの予防に特化したスキンケアを行うことで、症状を改善することはできますので、そのためのポイントを把握して効果的なスキンケアを実行するようにしましょう。
また粉ふきというのは、本当に見た目では白い粉がついているかのように見えてしまいますが、実際は角質が正常に剥がれ落ちていないために、粉のように見えてしまうという現象です。
それらのことを踏まえて、適切なケアをすることで悩みから解放されるようになりますので、頑張って粉ふき対策を行っていきましょう。
ここで紹介していく乾燥肌、および粉ふきの対策方法は、皮膚科の医師や美容整形外科医、エステティシャンなどが患者さんやお客さんに実施する方法や、スキンケア方法としてアドバイスする方法などをまとめたものが中心になっています。
いずれも肌のことに関するプロフェッショナルばかりですので、当然安全・安心・信頼の3点を重視した対処法ばかりですし、効果も高いものばかりが集められています。
スキンケアに関しては、意外と甘く見ておられる方が多く、自己判断で間違ったケアをされている方が非常に多いのですが、乾燥肌による肌トラブルなどはれっきとした病気の一種です。正しいケアをしてあげないと、症状はより悪化してしまうことにもなり兼ねませんので、信頼できる情報の下に正しいスキンケアをしていきましょう。
正しいケアで粉ふきは必ず治る
まず最初に理解しておくべきなのが、正しいケアをしておきさえすれば、粉ふきは必ず治すことができるという点です。痛みやかゆみなどの目立った苦痛がないために、メイクでごまかしたりしつつ、つい放置してしまっているという方もおられますが、そうしている間にも肌はどんどん傷んでしまっています。
ましてメイクの重ね塗りなどでごまかす手法などは、より肌に負担をかけてしまっているということですし、余分な成分をたくさん重ねることで肌の水分や油分はどんどん吸い取られてしまい、粉ふき症状はさらに悪化していってしまいます。
そのような状態で保湿ケア用品をむやみに使ってみても、一時的に表面を保湿してごまかしているに過ぎず、再び翌日には粉ふきが発生してしまい、メイクでごまかす、という悪循環に陥ってしまいます。
大事なのは最初に述べたように、必ず治るということを知っておくこと、そしてごまかしの対処法は症状を悪化させるだけなので行わない、ということです。
①なぜ角質が粉ふきになってしまうのか
粉ふきという症状は、角質がうまく剥がれ落ちることができずに、白い粉のように見えてしまう現象だということは先に述べましたが、それならばまずは角質を剥がれやすくしてあげる、ということが先決です。
角質が残ってしまう原因は、これまた空気の乾燥による乾燥肌が原因となっています。本来代謝によって古くなって溜まった角質は剥がれ落ちてしまうものなのですが、肌の乾燥によってそれが剥がれずに残ってしまうのです。
同時に乾燥肌になった場合、肌細胞の機能が衰えていますので、健康な角層を作るという作業もうまく行われなくなってしまいます。すると肌の表面は柔軟性を失ってしまい、角層に亀裂が入るという症状が起こりますので、前述の古い角質が残ってしまうという現象と合わせて、白い粉のように見えてしまうのです。
特に口元やあごなどは、この粉ふきが起こりやすい部位ですので気をつけましょう。
②角質を剥がれやすくしてあげよう
角質を剥がれやすくしてあげるためには、まず皮膚を柔らかくしてあげることが大事です。皮膚の柔軟性を取り戻せば角層の亀裂も予防することができますので、それによる粉ふきを防ぐことができます。
そのためにはマッサージクリームと蒸しタオルを使ったケアが効果的です。入浴後などの肌が柔らかく温まっている状態の時に、マッサージクリームを塗ってから優しく顔全体をマッサージしてあげましょう。粉ふきが気になる部分は少し意識して念入りにマッサージをします。
ただしあくまでも優しく、ということを忘れないで下さい。過剰なマッサージ肌を傷めてしまう原因になりますので、よく判らない場合は控えめのマッサージにしておく程度で十分です。
その後蒸しタオルで顔を覆うように置いてから、数分間そのまま放置します。後はマッサージクリームを拭きとって終了です。
これだけでもかなり肌が柔らかく、水分が補給されたことを実感できるでしょう。軽い粉ふきの症状であれば、これだけでも十分に対処可能です。
③保湿のためのケアもしっかりと
通常のスキンケアも、粉ふき対策のためのものへとちょっとだけ一工夫しなければなりません。
特に入浴剤を保湿成分配合のものに変えてあげると、粉ふきには非常に高い効果が期待できます。この場合できるだけ着色料などの成分が入っていないもの、あるいは使用量が少ないものを選ぶようにしましょう。
また洗顔後のケアは最も重要なポイントです。粉ふきが出るような状態の時は、乾燥がかなり進んでしまっている状態ですので、洗顔後はスピーディーに保湿ケアをすることが重要になってきます。
洗顔後の肌が水分を失い始めるのは、10秒経過後とも言われていますので、入浴中に洗顔をする場合はタオルと化粧水などのケア用品をお風呂に持ち込んでおき、洗顔終了と同時にケアをしてあげるのが理想です。もちろんシャンプーやトリートメント等は先に済ませておき、洗顔は最後に済ませて即ケアに移れるようにしましょう。
また朝の洗顔は乾燥肌の方にとっては、ぬるま湯のみで行うのがベストです。乾燥肌でなくても、よほど脂症の方でなければ、朝の洗顔は洗顔料を使う必要はありません。皮脂等を過剰に失ってしまう原因になりますので気をつけて下さい。
④食生活でも粉ふき改善を補助
乾燥肌になりにくい体質へと改善するためには、食生活による補助も不可欠です。特に粉ふき等への症状を改善したい場合は、ビタミンCやβカロチンを豊富に含んでいる菜の花やブロッコリーなどが非常に効果的です。また納豆も化粧品に使われたりもするように、保湿成分が高いことで知られる食物です。これらのものを積極的に摂るようにすることで、より効果的に粉ふきへの予防対策を行うことができます。
さらに角質などの排出をスムーズに行うためには、血流や代謝の改善も考えていかなければなりません。そのためにはニンニクやショウガ、タマネギなどの食物が有効ですので、こちらも合わせて取り入れていきましょう。
全てを日常的に摂取するのは大変ですので、サプリメントで代用できるものはそちらで賄うようにすると、無理をすることなく続けやすくなります。
粉ふきは乾燥肌によって引き起こされるものですが、単純に一般的な乾燥肌への対策だけを行えば良いという訳ではない、ということが判って頂けたのではないでしょうか。
しかしいずれの方法も実際にやってみれば実感できますが、特別大変だと感じるようなものはありません。強いて言えばマッサージが少々手間だと感じるかもしれませんが、蒸しタオルを使った保湿はとても気持ちよく、快適でもありますのでぜひ積極的にやって頂きたいケア方法のひとつです。
バランスよくスキンケアをしてあげることで、綺麗なしっとりお肌を手に入れましょう。