顔そりの効果!女性のシェービングが「最高のエステ」のワケ
Relax & Treatment salon cocoの木 新谷 友紀 先生
「キレイの先生」編集部です。
「シェービングは最高のエステといえると思いますよ」
シェービングは、顔そりです。顔の産毛を処理することが目的のはずです。
それがどうして、美肌につながるのでしょうか?
ただ、新谷 先生の話をお聞きすると、「なるほど」と納得できるようになりました。
たしかに、シェービング(女性の顔そり)は、美肌効果も期待できそうなのです。
今回、新谷 先生には、「シェービング」について取材させていただきました。
こちらはその前編で、シェービングの効果を中心に取り上げていきたいと思います(後編では、自宅で顔の産毛を処理する方法についてまとめます)。
シェービングがどうして、最高のエステといえるのでしょうか?
目次
顔の産毛について
毛は本来、身体を守ったり体温を調整したりするのに必要なもので、手の平と足裏、唇を除いた全身に生えています(手や足の裏は、毛がない代わりに汗をかきやすくなっています)
例えば顔では、まつ毛や眉毛がないと、ほこり・ゴミなどが目に入ってきてしまいます。
また、毛根の中にある皮脂腺(ひしせん)からは、皮脂が分泌されていて、毛を伝って外に出るようになっています。
そのため、一般的に毛が多い部分には、皮脂腺もたくさんあるので皮脂の分泌が盛んです
編集部のコメント
下の図は、毛穴のイメージ図です。
皮脂腺から分泌された皮脂(油分)は、皮膚の表面で汗(水分)と混ざり合って、天然の保護膜(皮脂膜・ひしまく)を作ります。
皮脂膜は、皮膚の水分が蒸発しないように防いだり、外部の刺激から皮膚を守ったりする役割があり、皮膚のうるおいや健康を保つのに欠かせません。
毛は身体を防御しているもののひとつですが、顔の産毛が増えたり目立ったりするようになると、(黒い産毛が一面に生えることによって)顔全体がくすんで見えるようになります。
また、特に眉が整っていないと野暮ったくなり、老けたような印象が強くなってしまいます。
そして、化粧ノリも悪くなります。
それは、顔を果物でイメージすると、お分かりになると思います。
産毛のある顔が、「桃」です(桃の表面には、薄い産毛がたくさん生えていると思います)。
そして、産毛のない顔が「りんご」です。
この両方の果物に、化粧を乗せたらどうなるでしょうか? スキンケア化粧品を付けたらどうなるでしょうか?
りんごの方が、化粧ノリが良く、スキンケア化粧品も弾かないと思います。
■ 産毛の「ある」顔 → 桃
化粧を乗せても、乗りが悪い。
スキンケア化粧水を付けても、(毛で)弾いてしまう。
■ 産毛の「ない」顔 → りんご
化粧を乗せると、乗りが良い。
スキンケア化粧水を付けても、弾かれにくい。
このように、顔に産毛があると、化粧ノリやスキンケア化粧品の浸透も悪くなってしまいます。
顔の産毛が生えやすい場所
顔では、下のような部分に産毛が生えやすいです。
・口周り
・眉毛の周辺
・もみあげ
・目の下
・頬
など
シェービング(女性の顔そり)の効果
「シェービング」というと、床屋で男性がひげをそるイメージが強いと思います。
ただ最近では、女性の顔そりも認知されてくるようになりました。
シェービングは、普段のお手入れから、(成人式や結婚式などの)イベントなどの事前の準備としてもおすすめです。
また、きれいなうなじを見せたい着物や、露出部位の多いドレスなどを着られる方には、欠かせないものになってきているように感じます。
肌の透明感など
シェービングは、顔の産毛をきれいに剃ります。
それによって、お肌の表面がツルツルになり、顔のくすみが取れて透明感が出ます。肌本来の色がみえるようになるので、顔色がワントーン明るくなります。
これらのことは、シェービング後すぐに実感いただけると思います。
特に、顔の産毛を剃った後の洗顔では、卵の殻がむけたようなツルッとした質感が得られます。
そして、化粧ノリやスキンケア化粧品の浸透も良くなります。
シェービングは、見た目も手触りも大きく変わり、いちどで違いが分かるエステだと思います。
美肌
皮膚は、新しく出来たものが下から上に上がってきて、最後は表皮(ひょうひ)の表面で垢になって剥がれ落ち、奥の皮膚が上がってきます。
それを「ターンオーバー」といい、基本的には28日の周期で回っています。
編集部のコメント
皮膚は、「表皮」・「真皮(しんぴ)」・「皮下組織(ひかそしき)」の3層構造となっています。
「皮膚の生まれ変わり」ともいえるターンオーバーは、この中の表皮で行われていることです。
ターンオーバーの周期が乱れて長くなると、垢(角質)が剥がれ落ちずにたまっていき、「角質肥厚(かくしつひこう)」になります。
すると、お肌がごわついて乾燥しやすくなります。
そして、お肌が乾燥すると、お肌からは「もっとうるおいを」といったような信号が出て、皮脂の分泌増加の原因になります。
それによって、毛穴の中に皮脂がたまると、毛穴の開きや、炎症を起こしてニキビなどにつながってしまいます。
つまり、ターンオーバーの乱れによる角質肥厚が、そこから枝分かれするように、色々な肌トラブルにつながってしまうのです。
編集部のコメント
皮脂膜には、皮膚の水分を防ぐ役割があります。
そのため、皮膚が乾燥していると、「これ以上、中の水分が蒸発しないよう」に、皮脂の分泌が増えるのです。
本当に、人の身体はよく出来ていますよね。
それによって、皮膚の表面がオイリーで、中が乾燥している、といった状態が起こります。
それが、「インナードライ」です。
シェービングは、産毛と一緒に、古い角質も取り除きます。「ピーリング*」といっても良いかもしれません。
シェービングを定期的に行うことで、角質が蓄積されにくくなり、ターンオーバーが促されて整う効果が期待できます。
それによって、健康的な美肌に導くことができます。
* 編集部:ピーリングとは、余分な角質を取り除く方法のことをいいます。細かな粒子の入ったジェルなどで物理的に除去する方法、化学的な溶剤を使う方法などがあります。
シミの改善
ターンオーバーが乱れると、お肌の表面に古い角質がたまって、ごわついて乾燥しやすくなります。
乾燥したお肌は、紫外線のダメージを受けやすくなるので、シミが出来やすくなってしまいます。
シェービングで余分な角質を取ることで、ターンオーバーが促進され、シミの改善にもつながります。
編集部のコメント
シミはいちど出来ると、簡単に消えるものではありません。
シミは、紫外線などを浴びて発生したメラニン色素が、ターンオーバーで排出されずに蓄積されたものです。ターンオーバーで剥がれ落ちることによって、自然と消えていきます。
シェービングは、ターンオーバーを整える効果が期待できます。そのため、シミにも良いです。
ニキビの予防
ニキビの原因であるアクネ菌は、まず毛に付着するといわれています。
そのため、シェービングで定期的に産毛を取ることで、毛穴のトラブルを最小限に抑えることができます。
シェービングは、肌トラブルを抱えている方にもおすすめしたいスキンケアのひとつです。
リンパを流す
サロンでは、「レザーワーク」というシェービングを行っています。
レザーワークは、リンパ*の流れに沿って、かみそりを優しく走らせる施術のことをいいます。
マッサージのようになでられる感じで、痛みはまったくありません。
かみそりで行うリンパマッサージのイメージで、施術中は眠られるお客様がほとんどです。
それによって、老廃物を流す効果もあります。
* 編集部:リンパは、体内の老廃物を回収して排出する役割があります。リンパの流れが滞ると、老廃物がたまって、むくみなどの原因になります。
まとめ
「キレイの先生」編集部です。
「シェービング(女性の顔そり)は最高のエステ」
新谷 先生のおっしゃっていた意味が分かりました。
顔の産毛を剃ることで、お肌は透明感が出ます。顔色がワントーン明るくなります。
角質も一緒に取り除くことで、ターンオーバーが整えられ、美肌効果も期待できます。肌トラブルにも良いです。
シェービングには、たくさんの効果がありますね。
新谷 先生には、自宅で顔の産毛を処理する方法についても教えていただきました。
それには、かみそりが良いのでしょうか? それとも、シェーバーが良いのでしょうか?
それは、後編の記事でまとめさせていただきます。
是非、こちらとセットでご覧ください。
* 新谷 先生の前編の記事は、下からご覧ください。
(取材:「キレイの先生」編集部 文:Relax & Treatment salon cocoの木 新谷 友紀 先生、「キレイの先生」編集部)