暑い季節になると、とめどなく流れて来る汗。体中ベトベトになってとても不快ですよね。そんな中で、周りの人に臭っていないかも気になるものです。
夏の体臭対策には、デオドラントスプレーや、ボディシートなど外側のケアに目を向けたものがたくさんあります。でも汗のにおいは、自分が食べたものがそのまま体臭となって現れているとも言えます。体臭が気になる場合は、食べ物が原因かもしれません。
ニオイの原因は腸にあり!
体臭が気になると、汗のケアなどに目が行きがちですが、汗のにおい=食事の内容と言っても過言ではありません。
一見体臭と関係のなさそうな腸ですが、実はイヤなニオイのモトは腸でつくられている可能性があります。
汗が臭いのは腸内の腐敗が原因かも
食べ物を食べると、食物は体内でアミノ酸に分解されます。しかし過剰に食べられたものや、不必要な成分はアミノ酸以外のものに分解されます。このアミノ酸以外のものが体臭の原因になっていることがあります。
塩分の摂りすぎ
塩分を取りすぎると、体内に吸収されなかった塩分が、汗の中に溶けだします。この溶けだした塩分がニオイの原因になってしまします。
糖分の摂りすぎ
糖分を分解するためには、ビタミンやミネラルが大量に消費されます。ビタミン・ミネラルが不足すると、内臓の働きが悪くなります。
内臓の働きが低下すると、体や腸が冷えます。腸が冷えると、腸内環境が悪化し、便秘に繋がります。しかし、便を出さないことには、体中に毒素が回って生命の危機にもかかわります。そうすると、体は本来は便として出すべき毒素を、汗などとして体外に排出しようとするのです。
便が皮膚上に押し出されてくるのですから、イヤ~なニオイの元になってしまうのです。
肉類はニオイの元になりやすい
肉類に含まれる脂肪やタンパク質は大腸で腐敗すると、いろいろなニオイ物質をつくりだします。
腸内環境が悪い=悪玉菌が多い腸内環境ということです。悪玉菌のウェルシュ菌や大腸菌がタンパク質を分解すると、アンモニアや、アミンといったニオイ成分が作られます。
ちなみにアンモニアは尿のニオイとして知られていますね。アミンは魚の生臭いニオイに似ています。
内側からのケアで臭いの元を断つ
腸内環境が良い時には、食べ物は腸内で発酵し、栄養となって体中にいきわたります。しかし、腸内環境が悪いと、食べ物は腸内で腐敗し、毒素となって悪さをします。
つまり、腸内環境を整えると、嫌な臭いの原因成分を抑えることができるのです。
体調が悪いと体臭がきつくなるということも
これは内臓機能が低下し、本来は尿や便として排出されるべきものが、汗腺から出てきてしまうことが原因です。体の免疫機能の7割は腸にあると言われています。腸の状態をよく保つことは、体調管理とも密接な関係があり、「腸を制すものは健康を制す」といわれるほど重要な器官なのです。
体臭を悪化させる食べ物
食べ物も体臭の原因になるものがあります。とくに大量に汗をかく夏には避けたいものです。
インスタント食品
インスタント食品やジャンクフードには、過酸化脂質という物質が含まれていて、これが腸内環境を悪化させ、結果的に悪玉菌を増やします。またインスタント食品は酸化しやすく、油臭いにおいの原因にもなります。
ニンニク、ニラ、カレー、キムチ
汗にも食べ物の成分が含まれますので、これらのニオイの強いものを食べると、当然汗も臭います。発汗作用もありますので、ニオイのキツイ汗が大量に噴き出されたら、不快度も倍増です。
アルコール
代謝されると、アセトアルデヒドや酢酸といった強い刺激臭を発する成分に変わります。大部分は尿として排出されますが、消化できなかったアルコール分は、汗や息から体外に出てきます。
暑い時期のアルコールはとっても美味しいですが、体臭が気になるときは控えたほうがよさそうです。
腸内環境を整える食べ物
ニオイ物質を作り出す食べ物を控えて、腸内環境を整える食べ物を取り入れ、体臭をクリーンにしましょう。腸内環境を整えると、体調も良くなりますので、一石二鳥です。
食物繊維で便秘解消
食物繊維は腸内のお掃除をしてくれる成分です。腸内にとどまっている宿便も排出してくれます。
食物繊維が豊富な食べ物はは、わかめやもずくといった海藻類。インゲン豆や大豆などの豆類に多く含まれます。そのなかでも、めかぶに多く含まれるフコダインという食物繊維の一種がニオイ対策にはお勧めです。
フコダインはメカブやワカメにあるヌルヌルの正体なんですが、このフコダインがアンモニアや硫化水素といった臭い成分を包み込んで便として排出してくれます。体臭が気になるときには強い味方になってくれる成分です。
大豆イソフラボンで汗を抑える
大豆に含まれる大豆イソフラボンは汗を抑える働きがあります。手汗に悩んでいる方にも効果があるそうです。大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをしてくれることでも有名ですね。
男性ホルモンが過剰に分泌されると、体臭がきつくなるということもあるそうなので、そういった点からも期待できます。
納豆には、水溶性食物繊維と、不溶性食物繊維がバランスよく含まれています。水溶性食物繊維は便を柔らかくし、不溶性食物繊維は腸の働きを活発にするという働きがあります。このダブルの効果で、便秘解消効果が期待できます。
納豆は他にもオリゴ糖が含まれています。オリゴ糖は善玉菌のエサになりますので、腸内環境を良くするためには持って来いの食材なのです。
緑黄色野菜で腸の腐敗を防ぐ
嫌な臭いの原因になりやすいお肉ですが、緑黄色野菜に含まれる酵素がタンパク質を分解し、腸内で腐敗するのを防いでくれます。お肉を食べるときには、積極的に緑黄色野菜も食べましょう。
汗を抑えることも大事
汗や皮脂を放置してしまうと、皮膚で菌が繁殖します。これが、ニオイや肌荒れの原因にもなります。また臭う汗の原因は、皮脂に含まれる脂質やタンパク質、アミノ酸などが酸化することです。
汗や皮脂が分泌されるのは仕方のないことですが、できるだけ分泌される量を少なくすることは可能です。汗をかいたらしっかりふき取ることも、ニオイ対策につながります。では、どのようにして汗を抑えたらよいのか見ていきましょう。
クールベジで体を冷やす
クールベジというのは、体を冷やす作用のある、主に夏野菜のことです。代表的なものですと、トマトやキュウリ、ゴーヤがあげられます。この野菜に共通していることはカリウムを多く含んでいるということです。
カリウムは体の余分な熱を逃がし、体温を下げてくれます。汗は体温を下げるために分泌されますので、体温が下がれば必然的に汗の量も減ります。また、パイナップルやマンゴーなどトロピカルフルーツでも同じ効果があるそうです。
グリーンスムージーで消臭
スムージーと聞くと、美容や健康に詳しいセレブや美魔女の飲み物といったイメージが強いですが、体臭の悩みから解消されたという声がたくさんあります。
汗臭いニオイはもちろん、頭皮の脂ぎった臭いや加齢臭、口臭にも効果があるというので驚きです。
なぜグリーンスムージーが臭いを消してくれるのか
肉が体臭の原因になりやすいということは、もうお分かりですね。しかし、肉食よりの生活というのは、なかなか変えがたい部分でもあります。
野菜を多く取り入れたらいいことなのですが、野菜をたくさん食べるのもなかなか難しいですよね。でも、スムージーにしてしまえば、いろいろな野菜を無理なく取り入れやすくなります。
消臭に効果のある酵素は、熱に弱いのですが、スムージーにしてしまうと、生の酵素が生きた状態でしっかり体内に取り入れることができます。また、野菜には食物繊維を含んでいるものも多く、腸内環境を良くする条件も揃っています。高い抗酸化作用もあるので、油が酸化したイヤな臭いを防いでくれる効果もあります。
グリーンスムージーの作り方
【材料】
・好きな葉野菜
・好きな果物
・水200ccほど
<作り方>
全部まとめてミキサーに入れる。
とくに体臭が気になる場合は、パセリを入れると効果的です。キャベツは消化が悪く、ガスがたまりやすくなってしまうので、避けた方が良いです。飲みにくい場合は、リンゴやバナナといった果物を多めに入れると飲みやすくなります。
まとめ
いかがでしたか?夏の暑さはどうしようもありませんが、それに伴う嫌な臭いは、食事に気を付けることで解消することができます。
体臭が体調の悪さと比例していることもあります。ニオイ対策は、体調管理と重なる部分が多いので、体調のことも考えつつ、気持ちよく暑い夏を乗り切りましょう。