凍えそうに寒い日ばかり続く今年の冬。どこもかしこもヒーターがフル稼動し、ちょっと加湿したくらいではどうにもならないほど空気が乾燥している。 筆者のオフィスも乾燥がひどく「このままじゃお肌がカサカサ……。」と危機感は募る一方。そこで、資生堂とのコラボレーション商品と聞いて気になっていたパナソニック「ハンディミストEH-SM39」を、デスクワークのお供に使ってみることにした。今回はその使用感をレポートする。

カラーバリエーション

「ハンディミスト」ってどんなアイテム?

パナソニック初の携帯型ミスト発生器

「ハンディミスト EH-SM30」(以下ハンディミスト)は、微細なミスト状の化粧水を30秒間浴びることで、顔やデコルテにうるおいを補給できるという美容機器。コンパクトな乾電池式で、外出先でも気軽に使える“モバ美”アイテムだ。実は、こうした携帯型のミスト発生器がパナソニックから発売されるのは、今回が初めて。「ナノケア」シリーズで多くの女性の心をわしづかみにしたパナソニックのアイテムとあって、期待が高まる!

タンクをセットして銀色のスイッチ部分を引き下げると、超音波振動によってミスト化した化粧水が吹き出てくる。タンクの容量は3ml。満水にすると、3~4回連続で使用できる

資生堂「アクアレーベル」とのコラボレーション商品

一番の特徴は、資生堂「アクアレーベル」ブランドとのコラボレーション商品であること。美白ライン、保湿ライン、エイジングケアという3つのラインがある「アクアレーベル」ブランドのうち、保湿ラインの化粧水「モイスチャーローションS(さっぱりタイプ)」を専用化粧水とする。ちなみにこの化粧水、ほんのりローズミントの香り。使うたびにいい香りに包まれてリラックスできそう。

高さ14.2cm、直径2.9cm、重さ約80g(電池含む)。スリムでかわいいデザイン。専用化粧水のミニボトル(30ml)と、タンクに化粧水を注入しやすい移し替えボトルが付属する

さっそく使ってみた「ハンディミスト」 その実力は?

お手軽なのに、しっかり保湿!

ハンディミストは、使用できる化粧水が「さっぱりタイプ」限定で、噴射時間も30秒間と比較的短い。お肌のひどい乾燥に悩んでいた筆者は、使用するまで「しっとりタイプで1分くらい噴射してくれてもいいのに」と思っていた。しかしいざ使ってみると、この“さっぱり×30秒”が絶妙! 使用中は肌あたりがやわらかくて気持ちがいいし、使用後は化粧がくずれずベタつかない。、なのに、お肌はちゃんとうるおうのだ。実際、使用前後に肌の水分率(※)を測ってみると、部位によっては3%以上も水分率がアップしていた!

※水分率の測定にはLOZENSTARの「肌湿度計SR-101」を使用。数値の目安は40%前後が標準肌、それ未満になると乾燥肌、それより上になるとウエット肌となる。測定値は化粧や周辺環境の影響を受けて上下することもあるので、参考値として見ていただきたい。

おでこの肌湿度が、36.9%から39.5%に回復!
「肌湿度計 SR-101」で、頬、おでこ、口元の3か所の水分量を計測し、ハンディミストを顔全体に使用した後、1分おいて再び測定。すると、頬38.7%→38.7%、おでこ36.2%→39.5%、口元37.6%→38.7%という結果になった。あまり乾燥していなかった頬には効果がなかったものの、乾燥していたおでこと口元には効果てきめん!

「Hi」と「Lo」選べる2モード

ミストの量は、「Hi(強)」と「Lo(弱)」の2モードから選ぶことができる。購入時は「Hi」に設定されているため、使ってみて「肌あたりが強すぎる」と感じた人や、化粧水を少しずつ使いたいという人は「Lo」に切り替えよう。逆に「これじゃ物足りない」と感じる人は、設定を「Hi」にしたまま繰り返し使用すれば満足できるかも。ただし、説明書では1日5回程度の使用を推奨しているので、やりすぎはNG。

「Hi」モード使用時。いきおいよくミストが吹き出して、お肌にしっかりうるおいを与えてくれる

「Lo」モード使用時。使用する化粧水は「Hi」の約半分。部分使いやこまめな使用にぴったり

電池を入れる底の部分に、「Hi」と「Lo」を切り替える黒いスイッチがある。小さいので、爪や先のとがったもので切り替える

使い方はちょっぴり慣れが必要

操作方法はいたってシンプル。本体後ろのロック解除ボタンを押しながら銀色のスイッチ部分を引き下げると、すぐにミストがシューッと出てくる。ただし、ロック部分がしっかりしているため、両手を使わないとスタートできない。最初に使った時は「ここをこうして……」と触っているうちに、あらぬ方向にミストが噴射され始めて、少々びっくりしてしまった。初めて使う時は、うっかり衣服などに吹き付けないように注意しよう。

ひっかかりが強いため、片手では銀色のスイッチ部分を引き下ろせない

両手を使うと難なくスタート。ミストが出始めれば、あとは片手でもOKだ

専用化粧水は、コストパフォーマンスもいいし入手しやすい!

ハンディミストは資生堂「モイスチャーローションS」を専用化粧水としており、ほかの化粧水や精製水は目詰まりの原因となるため使用が禁止されている。この点に関しては当初「専用って、何店舗も探しまわらなきゃいけなかったり、高かったりするのでは……。」と不安に感じていた。しかし、実際に購入を試みたところ、ドラッグストア1店目にしてアッサリ購入完了。資生堂の手掛けるブランドだけあって、広く流通しているようだ。そのうえ価格も200mlで1,500円前後となかなかお手頃。「専用化粧水も悪くないなぁ」と考えを改めることになった。

本体と並べると、200mlボトルはとても大きい。3mlのタンク1杯で3~4回ミストを吹き出すことができるので、少なくとも1本で200回以上は使用可能

ただし、お肌の質は人それぞれ。専用化粧水が肌に合わなかったり、化粧水に付いているローズミントの香りが苦手だったりといったこともありえる。購入する前に店頭でチェックしておこう。

持ち運び時は、タンクに要注意

お手軽にしっかり保湿できて、コンパクトでかわいいハンディミスト。外出先に持ち歩くのにぴったりなのだが、1つだけ気を付けなければいけないことがある。それは、タンクに化粧水を入れたまま持ち歩かないということ。ハンディミストのタンクは、接合部にキュッと押しこむようにして簡単に取り付けられる反面、化粧水が漏れやすいのだ。実際、タンクに3分の1ほど化粧水が残った状態で、「立てておけば大丈夫かな」と思ってバッグのポケットに入れて持ち運んだところ、次の日少しだけ化粧水が漏れて、本体がベタッとしてしまった。構造上仕方がないとはいえ、外出先でスポイト片手に給水するのは少し面倒と感じてしまうかも。

パッキンにタンクをはめ込むようにして装着する。携帯時はタンクを空にしておき、移し替えボトルを一緒に持ち歩く必要がある

ハンディミスト with カカクコム女子

ハンディミストを継続して使っていたら、乾燥するたびに「ミスト浴びなきゃ!」と思うようになり、肌の水分量とともに女子力まで上がった気がしてきた筆者。この喜びを独り占めしていたらバチが当たってしまいそうなので、ほかのカカクコム女子にも使ってみてもらうことにした。すると、女子ならではの意見が続々。ここではその一部を紹介する。

カカクコム女子の「ここがいいね!」

・肌の水分量が上がった! こんなに効果があるなら欲しい、常備したい
 

・ミストがきめ細かくて、メイクの上から使えるのがいい
 

・化粧水がいい香りで癒される。女子っぽい~
 

・色もデザインもかわいい!
 

・プレゼントでもらったらすごくうれしいと思う
 

・旅行先に持っていくのもよさそう

カカクコム女子の「ここがもうちょっと」

・肌の水分量が上がらなくて、効果が実感できなかった……
 

・いきなりミストが出てきてびっくりしちゃう
 

・化粧水の香りがけっこう強い
 

・ほかのメーカーの化粧水も使えたら買いたい
 

・鏡が付いてたらきっと便利!
 

・自分で購入するには、ちょっと高いなぁ

肌の水分量は、まったく変わらない人もいれば、28.3%→36.2%と大幅に上がった人もいた。みんな、お肌の乾燥についてはかなり気になる様子で、肌湿度計で測っては一喜一憂! ミストを何回も浴びる人が続出した

今回使ってもらったカカクコム女子は計10人。印象的だったのは、使ってすぐ「わ~、いいにおい」「女子っぽい」と、喜ぶ女子が多かったところだ。さすがパナソニックと資生堂のコラボレーション、しっかり女子の心をつかんだ様子! 逆に、少し気になったのは、何名かが「これ、いくらなの?」と値段を聞いた後で「う~ん」と悩む様子を見せたところ。2012年2月7日現在、価格.com最安価格で7,305円と、美容機器としてはかなりのお買い得価格なのだが、どうも“外出先でのちょっとした保湿”という用途のためにすぐ払おうとは思えないらしい。「プレゼントで貰ったらうれしい」が女子的な本音と言えそう。